2021/08/17 06:30 | 中国 | コメント(0)
中国の規制強化の統治方針
■ 法治政府建設実施綱要(2021-2025年)(21年8月11日付中華人民共和国中央人民政府)
先週、中国共産党中央委員会と国務院が共同で「法治政府建設実施綱要(2021-2025年)」を発表しました。習近平党総書記のリーダーシップに基づく党主導の国家の統治方針を示した文書です。
以下の記事で述べてきたとおり、最近、中国は立て続けに様々な事業分野で規制を強化していますが、そうした一連の動きを長期の統治方針の中で位置づけた初めての発表です。
・「中国の教育事業の規制強化(中国恒大集団の債務問題)」(7/30)
・「中国共産党政治局会議と米国での中国企業の上場規制の厳格化」(8/3)
・「中国のゲーム規制強化の動き」(8/9)
この文書は今後の中国のガバナンスと経済政策の根幹を考察する上で示唆に富みます。ポイントを解説します。
※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。
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中国の規制強化の統治方針
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●規制強化の方針
●規制重点分野
●戦略的重点分野
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あとがき
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■ 米俳優マット・デイモン氏、同性愛者への蔑称を最近まで使用と英報道 他人に使わずと本人(8月3日付BBC)
何の言葉を使っていたのかと思いますが、原文記事によると「f-slur」とあります。これは「faggot」ですね。
「faggot」についてはこちらの記事のあとがきで説明しました。このときはジャスティン・トーマスが使っていたことが問題になりました(0:20)。
マット・デイモンの肩をもつわけではありませんが、私のイメージでも、10年くらい前ならこの言葉は普通に使われていたように思います。トーマスもデイモンも他意なくうっかり口に出ていたのでしょう。
クオモ知事のセクハラも、河村市長の金メダルかじりも、「我々の時代であればこんなのは普通だった」という弁解を耳にします。小山田圭吾氏のいじめにもそうした言い方をする人がいましたね。時代の変化の速さはすごいものがありますが、もはや「気づかなかった」では済まされないようになっています。時代への感度をますます上げる必要があるのでしょう。
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