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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2021/08/09 00:00  | 今週の動き |  コメント(1)

今週の動き(8/8~14)中国のゲーム規制、米インフラと債務上限、イラン新大統領


東京五輪、日本のメダルラッシュもあり、大いに盛り上がりましたね。私も仕事をしながら、PCの画面にネットのライブ中継を映して常にフォローしました。複数のウィンドウを開いて同時にいくつもの競技を見たりしていました(笑)。

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先週の動き
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8/1(日)
・米国、英国、イスラエルが7月29日にオマーン湾で起きたイスラエル系企業運航のタンカーへの攻撃はイランの犯行とする声明を発表
・米連邦債務上限が復活
・ミャンマーのミン・アウン・フライン国軍司令官が暫定首相に就任

8/2(月)
・アフガンのガニ大統領が米軍の撤退を非難
・ASEAN外相会議(オンライン)

8/3(火)
・米CDCが新型コロナウイルス対策として感染率が高い地域を対象に10月3日を期限とする新たな住宅立ち退き猶予措置を導入すると発表
・NY市のデブラジオ市長が屋内施設でのワクチン接種証明の義務付けを発表(バイデン大統領はクオモ知事は辞任すべきと発言)
・NY州の司法長官がクオモ知事のセクハラを認定する調査結果を発表
・中国の国営新華社通信系の経済参考報がテンセントのゲームを例に挙げゲームを批判する論評を掲載
・中・ASEAN外相会議(オンライン)
・日・ASEAN外相会議(同)
・イランでライーシ新大統領が就任

8/4(水)
・バイデン政権が7億5000万ドルの台湾への武器売却を決め議会に伝えたと発表
・東アジアサミット外相会議(オンライン)
・米・ASEAN外相会議(同)

8/5(木)
・バイデン大統領が米国に住む香港人の滞在許可の一時的な延長を認めるとの声明を発表
・バイデン大統領が2030年までに米国の新車販売に占める電動車(EV、FCV、PHV)の比率を5割に引き上げる大統領令に署名
・習近平国家主席が20年中に新型コロナウイルスのワクチン20億回分を途上国等に提供すると表明
・イランのライーシ大統領が議会で就任の宣誓

8/6(金)
・米労働省が7月の雇用統計を発表(非農業部門雇用者数前月比+94.3万人)(バイデン大統領が演説)
・ASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会合(オンライン)

8/7(土)
・米上院が超党派の1.2兆ドル規模のインフラ投資法案の審議を進める動議を可決
・秋葉NSS局長が訪米(~11日)

●中国のゲーム規制強化の動き

中国の国営新華社通信系の経済紙・経済参考報が、ゲームによる子どもへの害について長文の論評を掲載。テンセントの人気ゲーム「王者栄耀」を例に挙げ、「精神的アヘンが数十億ドル規模の業界に発展している」と批判しました。

テンセントは、未成年者に対する時間制限を平日1時間まで、休日は2時間までとする(当局が示したガイドラインをさらに厳格化する)方針を発表。12歳未満の子どもに対してはゲーム内課金の支払いを禁止することを検討し、業界全体でゲームを全面的に禁止する措置も提案すると表明しまた。香港株式市場では、テンセントの株価が一時10%も下落しました。

以下の記事で、今後、テンセントが規制のターゲットになる可能性が高いことを指摘しましたが、具体的な規制は現実化していないものの、早くもそのリスクが現実化した形です。マーケットでは、他の企業や分野でも規制が導入される可能性があるとみて、ゲーム、VAPE、酒などのメーカーの株価も急落しています。

「中国共産党政治局会議と米国での中国企業の上場規制の厳格化」(8/3)

主なポイントは上記記事で述べましたが、あらためてコメントします(※メルマガで解説)。

●米国の超党派のインフラ法案と債務上限の復活

米上院が超党派の1.2兆ドル規模(新規支出は5,500億ドル)のインフラ投資法案の審議を進める動議を可決しました。18人の共和党議員を含む67人が賛成し、60票の可決要件をクリアしました。

法案の最終的な可決スケジュールは決まっていませんが、民主党のシューマー院内総務は、本日(8月8日)にも上院を招集すると述べています。

一方、7月末に米連邦政府の債務上限を定める法律の2年間の適用停止の期限が到来し、8月1日から債務上限が復活しました。これにどのように対処するかは、インフラ法案の手続きと絡む問題になっています。

今後の動きのポイントを述べます(※メルマガで解説)。

●イランのライーシ大統領の就任

イランでライーシ新大統領が就任しました。ポイントは以下の記事で述べたとおりですが、最近の動きを踏まえてコメントします(※メルマガで解説)。

・「イラン大統領選挙」(6/21)
 
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今週の動き
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(※メルマガで解説。)

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あとがき
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トヨタ「あるまじき行為」、金メダルかんだ名古屋市長を批判(8月5日付ロイター)

先週の記事の「あとがき」で金メダルをかじる件について書いたところですが、ちょうどこんな珍事が起こりました。

金メダルが特別なものである以前に、他人の物を勝手に口に入れるという行為がそもそも非常識ですよね。後藤選手はそのあとメダルを首にかけていましたが、これも嫌だったでしょう。

河村市長には、国会議員でおられた当時、私は外務省の官僚として何度か接したことがあります。初対面のとき、いきなり「お、なんか若い兄ちゃんがきたな、うれしいわ!」と満面の笑顔で迎えられ、単純な私はそれだけで好印象をもったものでした(笑)。

実際、人柄は良く、面白い人でした。根っからサービス精神が旺盛なのでしょう。あまり面倒なことを押し付けられることもなかったように思います。まあでも、権力者が人の迷惑をかえりみないお調子者では困りますね。

コロナ、無観客、運営の不祥事や混乱・・と受難続きの五輪でしたが、個人的には大いに楽しませてもらった2週間でした。この機会に東京を訪れた外国人選手や記者たちも東京の魅力(コンビニアイス)を味わってくれたようです(マンガも)。

プレスセンターの食事に不満があったとか、放射能のジョークなど心ないコメントなども見かけました。しかし、おそらくこういう話はごく一部でしょう(私なんかは外務省の仕事でプレス対応を何度も経験したこともあり、プレスには食事などサービスが提供されているだけで十分だろうと思ってしまいましたが)。

批判や不満に比べ、感謝や満足の気持ちは表に現れにくいものです。コロナの中で五輪を開催してくれたへの謝意の言葉もありました。こういうメッセージを大切にしたいものです。

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One comment on “今週の動き(8/8~14)中国のゲーム規制、米インフラと債務上限、イラン新大統領
  1. 健太 より:
    評価

    困難の中でオリンピックをしたわけだから、外国は日本を評価していると思う。本当によくしたと思うが、これは我が国の中間組織が優れているからでしょう。以前ビル建築の中に製品を入れる仕事をした予定通りに進んでいないので、掃除婦のおばちゃんに尋ねたところ、ぐるっと周りを見渡して、予定通り完成すると思うとの返事、そこで無理して入れた。建築現場はコンクリート屋が一番で内装屋が一番後でどんどん遅れていく、こんな状態でできるのかと思って、電気工事屋にきくと、いつもそうなんだ。その上やり切ってしまう。これが問題だがしかたがない、徹夜徹夜となる。なぜと聞くと、支払いがあるからだよとの返事で、ようやく納得した。どうやって内装をしたのだろうかというような場所もあった。
     今回のその人々の活躍で成功したと思う、国内のiocのメンバーなど焼く多タヅに過ぎないと思う。確か元大蔵事務次官がいたと思うが、役には立っていなかったでしょうね。

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