2017/12/20 05:00 | 中東 | コメント(1)
米国のエルサレム首都認定(補足):クシュナーとサウジ皇太子
米国のエルサレム首都認定宣言については、以下3点の記事で詳しく解説しました。
・「米国のエルサレム首都認定(1):背景」
・「米国のエルサレム首都認定(2):意図」
・「米国のエルサレム首都認定(3):影響」
また、この件のキーパーソンであるジャレッド・クシュナー大統領上級顧問の状況を以下の記事で解説しました。
さらに、この件にはもう一人のキーパーソンがいます。サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン(MbS)皇太子です。MbSは、以下の記事などで何度も取り上げてきましたが、中東の秩序を根本から変える可能性がある、巨大な力をもったリーダーです。
今回は、エルサレム首都認定宣言が出された後の動きをふまえ、その補足説明をしつつ、クシュナーとMbSという二人のキーパーソンについて留意すべきポイントを解説します。
※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。
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米国のエルサレム首都認定(補足):クシュナーとサウジ皇太子
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●クシュナーとMbS
●MbSの1強体制
●大使館の移転
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あとがき
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昨日のアラバマ州上院補選で、ロイ・ムーアが「頑迷な小児愛好者」という最悪のレッテルを貼られたと書きましたが、補足すると、米国においてこうしたイメージをもたれることは致命的な傷になります。
年少者・児童の性的保護については、米国人は非常に敏感で、日本人の感覚からすると驚くほど厳格な面があります。たとえば私が米国に住んでいた2000年代初め頃から、日本のアニメが米国でも人気を博し、テレビでもよく見かけるようになりましたが、ガンダムのセイラさんの入浴シーンがカットされていました。ドラえもんのしずかちゃんの入浴シーンやトトロのお父さんが娘二人と一緒に入浴するシーンも確実にアウトでしょう。このへんの事情はまた別稿で述べたいと思います。
米国のエンタメといえば、スターウォーズ最新作『最後のジェダイ』がついに始まりましたね。私は根っこが80年代カルチャーの人間なので、最初の3部作(エピソード4~6)が一番思い出深いのですが、そういうオールドタイプの心にも刺さる作品になっているようです。楽しみです。
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One comment on “米国のエルサレム首都認定(補足):クシュナーとサウジ皇太子”
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まだ危ない橋を・・
渡り切ったとは思えないでしょうね・・
( ^ω^)・・・(笑