2017/06/26 00:00 | 今週の動き | コメント(2)
今週の動き(6/26~7/2)
梅雨の季節らしからぬ快晴の日が続いていましたが、このところ、ようやく雨の日が多くなってきましたね。
先週の動きです。
6/19(月)
・英国がBREXIT交渉を開始
・ロンドンでモスク近くの歩行者に車が突っ込む事件
・パリで憲兵車両に車が突っ込む事件
6/20(火)
・米下院補選(ジョージア州、サウスカロライナ州)
→いずれも共和党が勝利
6/21(水)
・米中外交・安保対話(ワシントンDC)
・英議会で女王が新政権の施政方針演説
6/22(木)
・EU首脳会議(ブリュッセル)
6/23(金)
・BREXITから1年
●欧州のテロ
ロンドンとパリで同日に車両を使ったテロ。
爆弾ではなく車両を使ったテロは、誰でも容易に実行できるため、防ぐのに限界があります。とはいえ、破壊力も限定されており、今回のように被害を食い止めることは十分可能です。
もはや欧州でこうした事件が起こることは日常茶飯事という状況になりつつあります。国家も市民も常日頃からできる限りの対策を打つしかないでしょう。
●BREXIT
BREXIT交渉開始、EU首脳会議とプロセスが動き出しましたが、英国政治がガタガタで、見通しは依然として不確定な部分が多いです。
英国政治については、後述のとおり、今週、注目すべきイベントがあります。
●米国政治
ジョージア州、サウスカロライナ州の補選でともに共和党が勝利。
特にジョージア州での共和党の勝利はトランプ大統領にとって大きな追い風となります。これは今週解説します。
今週の動きです。
6/26(月)
・米印首脳会談(ワシントンDC)
6/29
・米韓首脳会談(〜30日、ワシントンDC)
・英女王演説の最終採決
7/1(土)
・香港返還20周年と行政長官就任式
・インドでGST実施
●英国政治
英女王演説の最終採決は、実質的にはメイ新政権に対する信任投票であり、これが否決されると、政権が倒れ、再解散総選挙またはいきなり労働党首班の連立政権が成立する可能性が出てきます。
鍵を握るのはDUPの協力ですが、これがまだ不確定という極めて厳しい状況。
これまで起こってきた英国政治の混乱を見れば、今週も、何が起こるか分かりません。
●トランプ外交
インドのモディ首相、韓国の文在寅大統領がいずれもトランプ大統領と初の首脳会談。
モディは大きな波乱なく親密な関係をアピールして終わるでしょうが、文在寅は何が起こるかちょっと不安があります。
アジアに関しては、トランプは比較的安定した外交姿勢を見せており、また、文在寅もなかなかの熟練した政治家なので、個人的には豪州のターンブル首相に対する電話会談での激怒のような大きな波乱は起こらないような予感がしています(ターンブルについても、その後のNYでの初会談は無難に終わりました)。
それでも今の北朝鮮情勢とTHAAD問題を考えれば、予断を許しません。
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2 comments on “今週の動き(6/26~7/2)”
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トランプ政権に対する、リアルな今の声等も、楽しみにしています。
どちらでしょうね・?
日本に対しては・・居直り猫・・
トランプに対しては・・借りて来た猫・・
いずれにせよ・・
時間はない・・・( ^ω^)・・・(笑