2023/12/18 00:00 | 今週の動き | コメント(0)
今週の動き(12/17~23)ゼレンスキーの訪米、米国のウクライナ支援、ウクライナのEU加盟交渉、欧州のウクライナ支援、アルゼンチン新政権
さて今週水曜はオンラインセミナーです。イスラエル・パレスチナ情勢から台湾総統選、米大統領選、ウクライナなど、今年と来年の注目すべきテーマをぎっしり詰め込んでお話しする予定です。
もう直前ですが、編集部によればまだ数名であれば間に合うとのことですので、少しでも関心がありましたらぜひ上記案内をご覧下さい。常連の方から初めての方まで、気楽な雰囲気で楽しく懇談できる場にするつもりです!
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先週の動き
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12/10(日)
・イスラエルのネタニヤフ首相がビデオ声明でハマスの多数の戦闘員が投降したとして「ハマスの終わりの始まり」と発言
・イスラエル・ロシア首脳電話会談
・香港区議会選挙
・エジプト大統領選挙(~12日)
・ウクライナ・カーボベルデ首脳会談(カーボベルデ)
・アルゼンチンでミレイ新大統領が就任(ウクライナのゼレンスキー大統領も就任式に参加)
12/11(月)
・ウクライナのゼレンスキー大統領が米国の国防大学で講演(ワシントンDC)
・中国の中央経済工作会議(~12日)
・中・イラン外相電話会談
・イスラエル軍がガザとイスラエルの境界にあるケレム・シャローム検問所で安全検査を行うと発表
・ポーランド下院がトゥスク元首相(元欧州理事会議長)を首相に選出
12/12(火)
・米・ウクライナ首脳会談(ワシントンDC)
・ウクライナのゼレンスキー大統領とジョンソン下院議長が会談(同)
・バイデン大統領がイスラエルは無差別爆撃によって支持を失い始めていると発言(同)
・FOMC(~13日)
・イスラエルのネタニヤフ首相がビデオ声明でガザの統治について米国と見解の相違があると発言
・国連総会緊急特別会合(エジプト提案のガザでの戦闘の「人道的な即時停戦」を求める決議を採択)
・イエメンの武装勢力フーシ派が紅海でノルウェー船籍の商用タンカーを攻撃
・中国の習近平国家主席とベトナム共産党のチョン書記長が会談(ハノイ)
・国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)最終日(ドバイ)
12/13(水)
・サリバン大統領補佐官とサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が会談(リヤド)
・米下院がバイデン大統領の弾劾調査の開始を決定する決議案を可決
・米上院が24会計年度(23年10月~24年9月)の国防授権法(NDAA)案を可決
・米連邦最高裁が経口妊娠中絶薬「ミフェプリストン」の流通規制を審理すると発表
・FOMC最終日(FF金利の誘導目標を据え置き(5.25~5.5%))
・台湾の国民党の夏立言・副主席が訪中
12/14(木)
・サリバン大統領補佐官とイスラエルのネタニヤフ首相が会談(エルサレム)
・イエレン財務長官が米中ビジネス協議会のイベントで講演(ワシントンDC)
・ロシアのプーチン大統領の年次記者会見と国民との直接対話(モスクワ)
・EU首脳会議(ウクライナ、モルドバ、ボスニア・ヘルツェゴビナの加盟交渉開始、ジョージアの加盟国候補認定で合意)(ブリュッセル、~15日)
・ウクライナのゼレンスキー大統領が米欧州軍司令部を電撃訪問(フランクフルト)
・ECB定例理事会(フランクフルト)
・フーシ派がイエメン沖のバベルマンデブ海峡でリデンマークの海運大手マースクの船舶を攻撃
・ミャンマーの軍政とシャン州の3つの少数民族武装勢力が中国の仲介で一時停戦に合意したと中国外交部が発表
・ベネズエラ・ガイアナ首脳会談(セントビンセント・グレナディーン)
12/15(金)
・サリバン大統領補佐官とパレスチナ自治政府のアッバス議長が会談(ラマラ)
・米下院が休会
・中国・サウジ・イラン三者合同委員会の初会合(王毅外相、サウジのクレイジ副外相、イランのバゲリ外務次官が出席)(北京)
・中国商務部が台湾の輸入規制が貿易障壁に該当するとの調査結果を発表
・台湾総統選告示
・ロシア中銀が政策金利を引き上げ(15→16%)
・イスラエル軍がハマスに拘束されていたイスラエル人の人質3人を誤って射殺したと発表
・イスラエル軍がケレム・シャローム検問所からの人道支援物資の搬入を一時的に認めると発表
・フーシ派がイエメン沖のバベルマンデブ海峡でリベリア船籍の2隻を攻撃
12/16(土)
・米駆逐艦カーニーが紅海でフーシ派の支配地域から飛来した無人機14機を撃墜
・英駆逐艦ダイヤモンドが紅海で無人機1機を撃墜
・ロシア軍がキーウをドローンで攻撃
・クウェートのナワーフ首長が死去
・日・ASEAN特別首脳会議(東京、~18日)
●ゼレンスキーの訪米と米国のウクライナ支援
ウクライナのゼレンスキー大統領が米国を訪問し、バイデン大統領とジョンソン下院議長ら議会指導部と会談しました。ゼレンスキーの訪米はロシアのウクライナ侵攻以降3回目で(1回目は22年12月、2回目は23年9月、以下の記事参照)、アルゼンチンの大統領就任式に出席した後に続いての訪問でした。
・「ロシアのウクライナ侵攻」(22/12/26)
・「ゼレンスキーの訪米」(9/25)
米議会がウクライナ支援法案の採決を進められない状況の中で行われた訪問であり(以下の記事参照)、ゼレンスキーはバイデンらとの会談に加え、国防大学の講演においてもウクライナ支援の継続を訴えました。
・「米国のウクライナ支援法案」(12/11)
ウクライナ支援法案については、上記記事で先週が一つの山場になるとお伝えしましたが、上院で合意に達することはなく、下院はクリスマス休会に入りました。しかし上院は会期を延長し、審議を続けています。ゼレンスキーの訪米の意義とウクライナ支援の展望について解説します(※メルマガで解説)。
●ウクライナのEU加盟交渉開始と欧州のウクライナ支援
EU首脳会議が開催され、ウクライナのEU加盟交渉を始めることが合意されました(ボスニア・ヘルツェゴビナとの加盟交渉の開始、ジョージアの加盟候補国認定も合意)。ハンガリーのオルバン首相はかねてからウクライナ加盟への反対を訴えていましたが、採決のときに議場から退出し、拒否権の発動は控えました。
しかしウクライナに対する500億ユーロの財政支援パッケージの採決に対しては、オルバンは拒否権を発動し、否決されました。オルバンの思惑、それにウクライナのEU加盟と欧州のウクライナ支援の展望、さらにEUの外交政策の将来について解説します(※メルマガで解説)。
●アルゼンチンのミレイ新政権
アルゼンチンでハビエル・ミレイ大統領が就任しました。大統領就任式にはウクライナのゼレンスキー大統領やブラジルのボルソナロ前大統領も参加しました。
ミレイ新政権の展望については大統領選直後に以下の記事で解説しましたが、政権発足を含む最新の動きを踏まえ、今後の展望を解説します(※メルマガで解説)。
・「アルゼンチン大統領選挙」(11/27)
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今週の動き
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(※メルマガで解説。)
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あとがき
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■ ネットフリックス、視聴時間データを初公開 上半期トップのドラマは8億時間超(12月13日付BBC)
>今年上半期に最も視聴されたのは、政治スリラードラマ「ナイト・エージェント」
>2位は米コメディードラマ「ジニー&ジョージア」
>3位は韓国のスリラードラマ「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」
>映画「アダムス・ファミリー」のスピンオフドラマ「ウェンズデー」、時代劇ドラマ「ブリジャートン家」のスピンオフ作品「クイーン・シャーロット」が続いた。
何かしら常にNetflixの海外ドラマを見ている私ですが、どれも見ていなかったですね・・最近、『ザ・クラウン』を見終わり(先週からの最終シーズンの後半の配信が始まったので、また見始めましたが、6エピソードだけなので、あっという間に見終わりそうです)、その後、『ペーパーハウス』を見るようになったところでした。
『ペーパーハウス』もかなり面白いですが(スペインのドラマというのも新鮮でした)、ここで紹介されているドラマはすぐにでも見たくなります。特に『ナイト・エージェント』と『ブリジャートン家』は、『ハウス・オブ・カード』『ホームランド』『ダウントン・アビー』を楽しんできた者には見逃せない内容のようです。年末年始に片っ端から見るかもしれません。
次の日曜はもうクリスマスですね。少し早いですが、読者の皆さんが素敵な時間をお過ごしすることを願っています。
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