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2023/10/16 00:00  | 今週の動き |  コメント(0)

今週の動き(10/15~21)イスラエルとハマスの戦争、米下院議長、ポーランド総選挙


暑くも寒くもなく、ちょうど良い秋の日々が続いていると思っていたら、朝はかなり冷えるようになってきました。先週から羽毛布団を出しています。

秋といえば、今年もぐっちーさんが愛した枝豆「小糸在来(R)」のシーズンがやってきました!編集部から気合の入った現地レポートが配信されています。

ぜひご覧になって、よろしければ秋の夜長のお供にしてみて下さい。私もビールと一緒に食べるのが楽しみです!

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先週の動き
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10/8(日)
・米・イスラエル首脳電話会談
・米国防総省が原子力空母ジェラルド・フォードの東地中海への展開を発表
・ヒズボラがイスラエル北部を攻撃
・イランのライーシ大統領とハマスのハニーヤ指導者が電話会談
・中国の全国宣伝思想文化工作会議(7~8日、北京)
・ドイツ・バイエルン州、ヘッセン州議会選挙(CSUとCDUが第1党維持、SPDら国政与党3党は議席減、AfDは議席増)

10/9(月)
・コロンブス・デー(米市場一部休場)
・米英独仏伊首脳のイスラエル情勢に関する電話協議
・日米韓の海上共同訓練(済州島近くの海上、~10日)
・米民主党のシューマー上院院内総務率いる超党派の上院議員団と中国の習近平国家主席が会談(北京)
・ロバート・F・ケネディ・ジュニアが24年大統領選への無所属候補としての出馬を表明
・イスラエルのガラント国防相がガザの全面的な封鎖を発表
・イスラエル軍がハマスの幹部2人の殺害を発表
・イスラエル軍がレバノン南部を攻撃
・ロシアのラブロフ外相とアラブ連盟のアブルゲイト事務局長が会談(モスクワ)
・イランとスーダンが外交関係の再開で合意
・IMF・世銀年次総会(マラケシュ、~15日)
・ノーベル経済学賞発表(クラウディア・ゴールディン)

10/10(火)
・バイデン大統領がハマスのイスラエル攻撃に関する演説
・イスラエルのガラント国防相がハマスとの戦闘について「総攻撃に移行する」と発言
・シリアからイスラエルへ砲撃
・ハマスがレバノン南部からイスラエルを攻撃したとの声明
・サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子とパレスチナ自治政府のアッバス議長が電話会談
・EU緊急外相会議(オンライン)
・ロシア・イラク首脳会談(モスクワ)
・朝鮮労働党創立記念日
・フィンランドとエストニアを結ぶガス輸送海底パイプラインと通信ケーブルが損傷したとフィンランドのニーニスト大統領が発表

10/11(水)
・NATO国防相理事会(ウクライナのゼレンスキー大統領も参加)(ブリュッセル)
・米国防総省がウクライナへの2億ドルの追加軍事支援を発表
・米民主党のシューマー上院院内総務率いる超党派の上院議員団と韓国の尹錫悦大統領が会談(ソウル)
・米共和党が下院議長候補にスカリス院内総務を選出
・トランプ前大統領がイスラエルのネタニヤフ首相とガラント国防相を中傷、ヒズボラを「賢い」と称賛
・イスラエルのネタニヤフ首相と野党「国民連合」を率いるガンツ前国防相が挙国一致政府の樹立で合意
・英国のクレバリー外相とイスラエルのヘルツォグ大統領が会談(エルサレム)
・サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子とイランのライーシ大統領が電話会談
・中国で20年8月から拘束されていた豪国籍のジャーナリストのチェン・レイが帰国したとアルバニージー首相が発表

10/12(木)
・ブリンケン国務長官とイスラエルのネタニヤフ首相、コーエン外相が会談(テルアビブ)
・米政府が9月に凍結を解除した60億ドルのイラン資産を再び凍結する方針とワシントン・ポストが報道
・G7と豪州がロシア産原油に課している価格上限措置の順守を海運業界等に勧告
・米財務省がUAEとトルコを拠点とする企業2社をロシア産原油の価格上限措置の不順守を理由に制裁対象に追加
・米NY州の連邦検察がメネンデス上院外交委員長を外国人登録法違反の容疑で追起訴
・米共和党のスカリス院内総務が下院議選からの撤退を表明
・イスラエル軍がシリアのダマスカスとアレッポの空港をミサイルで攻撃
・独・カタール首脳会談(ベルリン)
・ロシア・キルギス首脳会談(ビシュケク)
・G20財務相・中銀総裁会議(マラケシュ、~13日)

10/13(金)
・オースティン国防長官とイスラエルのネタニヤフ首相、ガラント国防相が会談(テルアビブ)
・ブリンケン国務長官がカタールのタミーム首長と会談(ドーハ)
・イエレン財務長官と中国人民銀行の潘功勝総裁が会談(マラケシュ)
・米共和党が下院議長候補にジョーダン議員を選出
・イスラエルのネタニヤフ首相がテレビ演説(これまでのハマスへの攻撃は始まりに過ぎないと発言)
・イスラエル軍がガザ北部に住む全ての民間人に24時間以内の南部への退避を勧告
・フォンデアライエン欧州委員長とネタニヤフ首相が会談(イスラエル)
・独・イスラエル外相会談(同)
・イランのアブドラヒアン外相とヒズボラのナスラッラー指導者が会談(ベイルート)
・国連安保理の非公開会合(NY)
・中・EU戦略対話(北京)

10/14(土)
・米中外相電話会談
・ブリンケン国務長官がUAEのムハンマド・ビン・ザイド大統領と会談(アブダビ)
・ブリンケン国務長官がサウジのファイサル外相と会談(リヤド)
・イランのアブドラヒアン外相とハマスのハニーヤ指導者が会談(ドーハ)
・イスラエル軍がガザ北部に住む全ての民間人に南部への退避を勧告
・豪州で憲法改正の是非を問う国民投票
・NZ総選挙

●イスラエルとハマスの「戦争」

イスラエル軍とハマスが「戦争」状態に入ってから1週間が経ちました。これまでにガザで少なくとも2,300人、イスラエル側では1,300人が死亡し、双方の死者は3,600人を超えています。

イスラエルはガザに報復の空爆や限定的な地上作戦を実施し、ハマス幹部を数名殺害していますが、同時に、ガザを「完全包囲する」として、水、食料、電気、燃料の供給を遮断しました。これには国際法違反との批判が浴びせられています。

ネタニヤフ首相は野党「国民連合」を率いるガンツ前国防相と挙国一致政府の樹立で合意しました。ネタニヤフ、ガンツ、ガラント国防相の3人が戦時内閣のメンバーとなり、軍事作戦に関する決定を行うことになります。

ネタニヤフはテレビ演説を行い、これまでのハマスへの攻撃は始まりに過ぎない、ハマスを破壊して勝利する、時間はかかるがイスラエルはかつてなく強くなってこの戦争を終わらせると宣言。イスラエル軍は10月13日にガザ北部の110万人の住民に向けて24時間以内に南部に退避するよう呼びかけ、14日には2つの退避ルートを発表し、安全を確保するので10~16時の間に退避するよう要請しました。

そして住民退避の期限は過ぎました。近いうちにイスラエル軍はハマスに対する大規模な攻撃を開始するとみられます。イスラエルのハマスの全面的な「戦争」の展望について、中東地域全体に与える影響や関係国の動き、イスラエル政治の見通しなどを含めて解説します(※メルマガで解説)。

なおイスラエルとパレスチナのこれまでの関係については、19年から20年にかけて配信した「イスラエル現代史」シリーズ(全16回)をご覧下さい。バックナンバー総集編で読むことができます。

「イスラエル現代史(1):ユダヤ人の歴史(古代・中世)」(19/5/29)
「総集編第8号:中東の合従連衡」(20/9/17)
 
●米下院議長選の混沌

マッカーシー下院議長の解任を受け、共和党は後任候補を決めるべく党内で投票を行い、まずスティーブン・スカリス院内総務を選出しました(スカリスは113票、対抗馬のジム・ジョーダン議員は99票を獲得)。

しかしスカリスは下院の過半数(217)の支持を得るメドが立たず、立候補を断念。共和党は再度投票を行い、今度はジョーダンを選出しました(ジョーダンは124票、対抗馬のオースティン・スコット議員は81票を獲得)。

しかしその後、下院議長としてジョーダンを支持するかあらためて投票を行ったところ、ジョーダンは152票の賛成しか得られず(反対は55票)、過半数の支持を得ることの難しさを露呈しました。

この展開は前回の記事(以下のリンク参照)で述べた予想に沿ったものです。今後のシナリオもすでに示していましたが、あらためて解説します(※メルマガで解説)。

「マッカーシー下院議長の解任」(10/9)
 
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今週の動き
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(※ポーランド選挙など。メルマガで解説。)

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あとがき
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【第71期王座戦第四局】<ハイライト>永瀬拓矢王座 対 藤井聡太竜王・名人(10月12日付YouTube・Ameba将棋【公式】)

藤井聡太7冠の8冠制覇。96年の羽生善治九段の7冠制覇を思い出しますね。あのときのフィーバーもすごかったですが、このとき羽生九段は25歳だったのですね。藤井8冠はまだ21歳。しかもAIの評価を一手で激変させた大逆転。すぐに失敗に気づいた永瀬王座のリアクションもドラマチックでした。

いつの時代にも常識を覆すような若きヒーローは現れるものですね。私のような凡人も何か勇気づけられるというか、やる気がわいてきます。世界情勢は苦難に満ちていて、自分の無力も思い知らされて、心がすり減ることもありますが、前を向いて頑張っていこうと思います。

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