2019/03/29 23:31 | 野球 | コメント(6)
開幕戦 観戦記 取り扱い注意・・・相当ディープ(改訂版)
といってもカープとジャイアンツの話しか書いてません。ですから正確には開幕戦観戦記ではないんですが、いいや、勢いで(笑)。
野球、特にカープには全く興味がない、という方、何が書いてあるのか、多分意味不明なので、遠慮なくこの記事は飛ばしてください、お願いします(笑)・・・・書籍になったら脚注付けますが(笑)。
開幕戦。
マツダで巨人戦というのはかなり前からわかっていたのだが、その後丸(2年連続MVP)のジャイアンツへのFA移籍が決まったために因縁の対決と相成った。
多くのカープファンは去って行ってしまった丸はマツダでカープ相手に打ちまくるのだろうか、と不安に思ったに違いありません。私がそうでしたから・・・・
今日の相手は球界の大エース菅野。
広島のエース大瀬良が一体どこまでやれるのか。
前半を3失点くらいで折り返せば、菅野君が降りたあとにチャンスがあるだろうから(菅野は多分打てない)、そこまで粘ってくれ・・・・という思いで見ておりました。
結果的に何と安部君がHRを打ち、その1点を8回まで大瀬良が守り切る、という全く予想もしていなかった展開に
。
そして、問題の丸選手を、なんと4打席4三振!!! に切って取る、という荒業を披露。
さすがのカープファンもここまで出来過ぎたシナリオは考えていなかったのでは??
一つうれしかったのは、移籍した丸選手に対するブーイングが一切聞こえなかったこと。
確かに、丸頑張れ、もあまり聞かなかったが(そりゃ、今やジャイアンツの選手なんだから!)、そのたびに「大瀬良、がんばれ~~」の大絶叫。これを4奪三振で締めて見せたのだから、溜飲が下がるというのはこのことなんじゃないでしょうかね。特に4打席目はバット降らせず、見逃しの三振に切って取って、マルちゃんが一歩も動けなかったのが印象に残ります。
しかも、1対0から8回に一気に5点を奪う訳ですが(もちろん菅野の降板後)、この時のダメ押しの2点を打った曾澤の打球はこのセンター丸の頭上を越えて行った・・・・・というのですから、もう悶絶もの。多くのファンは「昇天」したに違いありません(笑)。
結果的に5対0で勝つわけですが、ポイントがいくつかあろうか、と思います。
1)基本的に巨人は昨年と変わり映えがしない。丸が打ち始めると別なチームになり得るが、それまでは全く同じレベルのチームでしかないですね。補強は何だったんでしょうか・・・・・
2)特に、菅野の後の継投が、いくら1点差で負けているとはいえ、大江ー宮國で抑えきれるほどカープ打線は甘くない。あそこで早々に菅野を下した時点でこのゲームは巨人の「負け」が決まってしまった。実際あっという間に4点取って、試合を決めてしまった。
要するにジャイアンツは先発はこの他の山口俊、田口君、畠君(いずれも広島の子じゃよ・・・)、外国人のヤングマン、メルセデス、と決して他球団に見劣りしない。しかし、先発が下りた後に、がっくり落ちる事態は今日を見る限り去年と全くかわっていませんね。
これは他球団から見ても同じことで、とにかく先発さえ引き摺り下ろせばその試合は何とかなる、と考えて「待球作戦」でも何でもありで、先発を引きずり下ろす、ことに専念するでしょうね。そうすると先発陣も堪ったもんではなく、疲労ばかりが蓄積する。
つまりジャイアンツが本当に補強するべきは「菅野君」の後の二人、クローザー(今は病気で出遅れているが様要するにマシソン・・・)にまでつなぐ人だったのだ。
他にも人材はいるけれど、沢村にしても、野上にしても去年と同じメンバーで、決して大成功したとは言い難く、このまま行くと元来の先発メンバーである大竹や山口俊に至るまで、中継ぎに回さないと、あまりにも菅野との差がありすぎて、試合にならない可能性すらあります。
つまり巨人は補強点を完全に間違えて、昨年と変わり映えのしないチームを作ってしまった・・・丸が打たなければ・・・ということがたった一つの試合でわかってしまった訳です。
3)明日はカープ床田君、ジャイアンツは恐らく田口君(ヤングマンでした!!)。カープは床田君のあと、フランスア、今年加入のレグナルト、中田廉などなど、今村君を2軍で調整させられる余裕がある上に、昨年60試合も中継ぎで投げている勝ちパターンのアドゥワまで、先発にまわす、という大余裕の布陣。今年の新人、島内にも十分力があり、場合によっては先発は5回まででも余裕。この中継ぎの層の厚さが、140試合戦うとやっぱり出て来るでしょうね・・・・
4)丸は明日次第ですが、どうも昨年の日本シリーズでホークスに完全に裸にされたっぽい、です。
打率1割台で、ホークスは自信をもって丸に向かってきましたから、何らかの決定的なデータを持っていた可能性はあり。達川に聞くしかありませんが、これを丸がまだ対策しきれていないのなら・・・・カープにとっては大チャンスだろう、と思います。
個人的には、丸は中距離型と言いながら、HRを20本以上打つので、緩い球は投げたくないんだと思うんだが、今日もその緩い球に引っかかって空振り、見逃しが実に多い。大瀬良君のように度胸良く、緩い球が使えるとなると丸もそう簡単に打てないのではないでしょうかね?
5)カープは床田君で勝つともう乗ってくるしかない。3連勝も十分見えてきて、「やっぱマツダじゃ勝てん・・・」と巨人の選手ががっくり来る可能性すらありますね。もちろん、あの応援はやっぱり「10人目の野手」に相当しますね。アメフトでいう「クラウドノイズ」です(笑)。皆さん、ぜひ球場に来て相手のペースをかき乱してやりましょう!!
ということで、明日がキーですね。140試合の中のたった2試合ですが、1勝1敗と2勝(2敗)では全く事情が違う事を理解して頂くとおもしろ~く、野球が見られると思います。
追記
それからカープについてもう一つ。
今日の大瀬良は7回を終わった段階で、何と107球投げていたのに、8回も続投して、8回1死1,2塁のピンチを自ら招いて、先ほどの丸選手と迎え、三振にぶち切る訳です。その後の岡本君も三振!!
既に100球を超えている投手が1対0だマウンド上にいて、1死、1,2塁のピンチを招き、丸を迎えてもなお、マウンド上で仁王立ちしている。左の丸だったし、昨年なら絶対にフランスアに継投していた場面だ。
何が違うのか・・・・
たった一人の投手コーチの存在がそれです。たった一人・・・・
その人は佐々岡真司。昨年までの2軍投手コーチが1軍の投手コーチといて、今日も数回マウンド上に駆け上がっている。佐々岡は現役時代は不遇だった。もちろん、3年連続二けた勝利など、様々な輝かしい戦績もあるが、そのプロ生活はカープの「暗黒時代」とそっくり重なっており、ちょっと調子が悪くなると中継ぎへ落とされ、人数が足りなくなると再び先発へ、とそれこそ、「使いまわされて」現役生活を終わるのだ。
つまり、本当の意味での「苦労」を自ら積み重ねてきた人で、8日のあのピンチにそれこそ大瀬良の投手生命をかけて続投させ、土壇場で踏ん張り切らせる。これがプロなんだ、そんな信念がしっかり伝わってくる8回だったと思う。
もし今年のカープの投手陣が変わるなら、それは佐々岡真司の存在だろうと確信しました。
佐々岡真司
ウィキ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E3%80%85%E5%B2%A1%E7%9C%9F%E5%8F%B8
いずれにせよ、
マー君も良いピッチングをしてくれたしね。
興味のない方、すみません・・・
朝からMLB,選抜高校野球、そしてプロ野球と、このまま行くとグッチーポストは倒産するかもしれません(笑)。社長がこれだもんな~、朝2時からワイン飲んでマー君見てる場合かよ!! と言いたいが、やめられない。明日も頑張ります!!
そうそう、明日は我が岩手県が生み出したもう一人の怪物、雄星がいよいよ先発です。
頑張れ、マリナーズ!! や、やばい・・・・・
なお、呼び捨て、~選手、~君、など呼称はばらばらでありまして、特に深い意味はなく、その時の雰囲気で選んでますので、いちいちひっかからないように。これを直すと面白くもなんともなくなるので、よろしくです!
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6 comments on “開幕戦 観戦記 取り扱い注意・・・相当ディープ(改訂版)”
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ご了承のうえ、ご利用ください。
丸が出ても代わりがいるってことですね(^-^)v
ところで、私の住んでる県の県議会議員選挙で無風の地域がいくつもあります。これから日本は、田舎はどんどん難しくなるだろうに新陳代謝が働かないというのはもう終わってますね┐(‘~`;)┌
丸選手の四三振は今日の主審のストライクゾーンとのズレが大きいと感じましたぜ。最後の三振を除く、前の三つ、特に最初のは丸選手は自信を持って見送ってましたし、2つ目のも三振に取られた球は私からもボールに見えました。
無論、決めるのは審判なので、仕様がないわけですが、選球眼とストライクゾーンに対する感覚は丸選手の方が優れてると思いました。
個人的な順位予想としては関東うさぎ族は千葉のヤンキー丸の加入で一つアップ、仁義なき広島紅鯉会は切り込み隊長丸の脱退、帳尻合わせの長野の加入を差し引きして一つダウン程度ということで予想してます。下手打てばじゃなく下手すれば、出番ほとんどないかもしれませんね。
それでも鯉軍団の関東進出、銀座、歌舞伎町には球界の夜王の手引きが必要となるでしょう。そちらの方での期待には十分応える実力があると思います。
しかし、菅野選手が投げるときに打てないのはなんか含むとこあるんかな?(・∀・)ニヤニヤ
マー君といえば、私個人としてはライバルの斎藤佑樹王子様の復活が嬉しいですぜ。嬉(´;ω;`)
球のキレが今年はなぜかあります。
雄星くんは、投手としての力は間違いなく、二刀流大谷選手より数段上です。熱くならず落ち着いたピッチングが早くできるようになるといいですね。
あと早くメジャーのボールそのものに適応できればいいなあ。大谷くんはあのボールに手や腕が合わなくて苦労してるように見えます。
しかし、巨人は広島出身をよく採るし、広島は関東出身が主力なのは面白いですね。東京は本質的にお上りさんの出稼ぎの街なんでしょうね。
広島の方は都落ちということで(笑)。
昔、審判、主審は巨人びいきと言った監督が居たが、昨日の審判は、今は広島びいき?笑
一年では無かろうが、原監督の命運や如何に?
讀賣御大は…見張ってるらしいので…苦笑
4)昨年、達川がラジオだったか、丸の弱点は完全に掴んでおり、それが日本シリーズの結果の通りとは話してました。
逆に松山の攻略が案外と難しい、と。
丸が残留ならそれは伏せておくが、移籍なら広島にこっそり伝えると言ってましたよ、笑。
実際に伝えたものなのかどうか??
開幕戦は大瀬良がお見事でしたね。
あれだけのピッチングをされたなら負けは仕方がない!
それよりも納得いかないのは、関西地区はまさかの開幕戦巨人戦地上波放送無し(放映権をもってる”よみうりTV”が阪神戦中継)。
負けた事より、そちら(よみうりTV)に強い憤りを感じた開幕日でした。
当方巨人ファンですが、ご容赦を(^^;
開幕戦と真逆の展開。
Gファンの期待(やらかしてくれる。特に春先)に応えてくれた久義。
いみじくも、ぐっちーさんがおっしゃってたように、ファンは勿論、選手も開幕戦を獲ったことで、「結局今年も大して変わらない、Gはカモ」と気がフッと抜けた残り2戦だった気がします。
その証拠に、9回に何個ミスするんですか。
とは言え、王者カープは必ず立て直してくるでしょうから、ファンとしては以降は締まった良い試合を期待します。
なかなか面白いペナントレースでは?
いやー、楽しいですね…笑