2011/01/04 13:09 | マーケット | コメント(5)
フェースブックとゴールドマンの思惑
1月4日(ブルームバーグ):米投資銀行ゴールドマン・サックス・グループが顧客にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)最大手、米フェースブックの株式最大15億ドル(約1200億円)相当を提供する計画を、米当局が調査する可能性がある。証券問題を扱う法曹関係者が明らかにしたもので、フェースブックが情報開示規定を回避しているかどうかを見極めるためだという。
事情に詳しい関係者1人が情報は非公開だとして匿名で語ったところによると、米証券取引委員会(SEC)はフェースブックを含む非上場企業の株式を取引する市場をすでに検証している。SEC規定は、出資者が499を超えるすべての企業に対し財務情報の開示を義務付けている。
フェースブックに4億5000万ドルを出資したゴールドマンは、これとは別に自社の顧客が最大15億ドル相当をフェースブックに投資するための特別目的事業体(SPV)の設立を計画中だ。事情に詳しい関係者2人が、情報が非公開であることを理由に匿名を条件に明らかにした。
のですが、
どうもゴールドマンと言うだけできな臭い感じがするのも正直なところですね。
証券会社としての本職であるIPOの主幹事証券会社などを狙うのであればこれらの投資はいろいろ腹をさぐられ、やりにくいことこの上ない。しかし、それをやるということはそんな主幹事のフィーなど吹っ飛ぶ位のもうけがそこにあるから、と考えるのは自然で、「きな臭い」となる訳です。
このゴールドマンの投資はまあサイズとしては小さいですが、巷で言われてるように会社の価値(時価総額は出せないのでこれまで保有している資産などから類推する)が500億ドルと言われても適正な評価なのかどうかだれも判断できない、という点ですでに相当グレーな投資、ということになります。
でもあのゴールドマンが投資をするとなるとやっぱり「きな臭い」
まあ、ほんとに500億ドルあるのかどうかも含めてこれから大変な騒ぎになるでしょう。
この会社とボーイングが同じ価値と言われる訳ですが、それをやっている限り資本主義に未来はない訳です。実際に工場や従業員を抱えて生産する会社は先進国には一つも無くなってしまうでしょう。それが如何に危ういことか、リーマンショックで一度勉強した筈でしょう。
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5 comments on “フェースブックとゴールドマンの思惑”
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やはり・・
朝立ちは・・昼までも・・無理か・・??・・
ライブドア事件を彷彿とさせますね、GSはホリエモンになるつもりなんでしょうか、この手で儲けようとするには適宜的にどうなんでしょうか、バブルに乗る人がいるかどうか、噂話で終わってしまうかも。
タイミングがタイミングだけに
映画も見てみたい気がします。
ソーシャル・ネットワーク
http://www.socialnetwork-movie.jp/
ゴールドマンサックスが、またまた悪さを仕掛けているようですね。
まったく、懲りていませんね。SNSのフェースブックを買い占めて、
高く売り抜けようとしているんですね。
全く、ゴールドマンなんか自爆してしまえと思いますよ。
それぢゃ、温暖化対応の排出権取引も適正評価が出来るように、何とかして下さいTT
まぁ、某先生が発表した低価格な原油精製する藻に本気になったりして、中国が原油を一切買わなくなれば、話は自然消滅すると思うんですけどね