2016/07/06 09:40 | 野球 | コメント(16)
ゴーゴーカープ!! 胃が痛い毎日・・・
いや~、カープ強いじゃないですか・・・
というメールをたくさん頂くようにになりました。広島ローカルの放送局からも東京にいるくせに年間指定券まで買っているばか、という位置づけでたくさん取材が来るようになりまして、そのうち広島ローカルのエコノミストで売り出そうか、などと言っている次第です。
こういう記事を書くと急に負け始めたりするので、ちょっと躊躇するのですが、今日は黒田さんの200勝もかかっているので書いておきましょう。
今日現在、カープは48勝31敗、2位DENAに10.5ゲーム差を付けてまさに独走であります。
正直落ち着かないです。ジャイアンツファンなら慣れっこでしょうが、こんなことがあっていいのか??と多くのカープファンは逆に不安になる訳です。こんなにカープが強いのはうれしいが、
おい。仕事でなんか問題が起きるんじゃないか、とか
息子の受験が失敗するんじゃないか??
などという心配事をおっしゃる方が私の周りにはたくさんいます(笑)。慣れてない、ってことでしょうかね。
そして、何よりトラウマがあるのはあの憎っき長嶋ジャイアンツが既に日本語としても定着したあの「メークミラクル」、「メークドラマ」をやった1996年を思い出してしまうからであります。あの年もカープは2位のジャイアンツに11.5ゲーム差をつけてぶっちぎりで首位を快走していました。
ほぼすべてのカープファンが優勝を確信し、日本シリーズの為にホテルまで手配していたワタクシばこの悪夢を昨日のことのように思い出すのでありますよ。
ターニングポイントはまさに7月9日。多くのカープファンはこの試合を忘れていないはず。
ぶっちぎりで迎えた札幌シリーズ。ジャイアンツは2回二死走者なし、からなんと9連続安打、一気に7点を奪ってカープをねじ伏せてしまった。そしてここからジャイアンツの快進撃が始まり、あの10.5メークミラクルにつながっていく訳であります。
しかも1996年当時と言えばまだ130試合制でありまして、現在は144試合もある。考えようによっては当時よりまだ大チャンスがある、と各球団が思っても全く不思議ではない。唯一の違いは長嶋茂雄がいいるかいないかだけ。うう、考えただけでも恐ろしい。え、当時は巨人が強かったんでしょ、というなかれ。
この9連続安打のメンバーはウィキによるとこんな感じだ。
後藤孝志 – 左翼線二塁打
村田真一 – 左前安打(打点1)
斎藤雅樹 – 右前安打
仁志敏久 – 中前安打
川相昌弘 – 左翼席満塁本塁打(打点4)
松井秀喜 – 右前安打
落合博満 – 右中間二塁打(打点1)
シェーン・マック – 中前安打(打点1)
清水隆行 – 右前安打
確かに松井、落合が続くのはちょっとすごい気がするが、今のジャイアンツ打線だって坂本、長野、外人のギャレットなどがそろっており長打力は健在。うーむ、やっぱり怖いのだ・・・・
敢えて今のカープが強い理由を探すなら・・
1.選手が圧倒的に若い。主力選手はすべて20代・・・夏場にバテナイ。
2.クリス・ジョンソンという絶対エースがいる・
3.黒田・新井という若者の手本になるような精神的支柱がいる(ただし、過去にも前田だったり、石井琢郎などそれなりのキーになるベテランが常にいたのがカープなのだ。まあ、黒田はレジェンドだから別格かもしれないが・・・・)
4.阪神が優勝した時のまさにJFKとでもいうべき強力なリリーフ陣が奇跡的にそろった。
特にヘーゲンス、ジャクソンの両外人はすさまじい活躍で・・・・
ヘーゲンス:昇格したあとの55試合でなんと33試合に登板、防御率2.06
ジャクソン:40試合登板、防御率1.70 57奪三振
というすごいことになっています。(カープの中継ぎは昔から酷使されても黙々と投げるのが伝統で、因みに登板回数日本記録はカープの菊地原が持っている2001年の78試合というのが最高だ。ただし、このペースで投げ続けるとヘーゲンスは間違いなく日本記録を更新することになる)」。
5.それからどこのチームでも優勝するときには必ず当初考えてもいないようなラッキーボーイが出てくる傾向があり、1996年のジャイアンツにおいてはまさに清水、後藤があっと驚く活躍をする訳ですが、今のカープには鈴木誠也(3試合連続逆てrンホームラン、うち2本はサヨナラ)、」安倍、下水流など、ジョーカーっぽい選手がたくさん出てて来ている。
などなど、ポジティブなことを考えられなくもない状況ではあるのですが、うーん。大丈夫か!!
広島で前代未聞の大地震でもあるんじゃないか、などと気をもんでいるのがカープファン。という訳です。
ただし、データ的な裏付けも十分で、
打撃成績(チーム打率)は12球団中2位、ベスト5には
3 エルドレッド 319
4 新井 313
5 鈴木誠也 3122
が並んでおり、投手陣に至っては
防御率
2 ジョンソン 2.18
3 野村 2.36
4 黒田 2.71
というすさまじさ。いや、これで負ける・・・・・筈がない!! と言いながらまだまだ不安なカープファンなのです。慣れてない・・・・
敢えて今年のカープは何がすごいか・・・・
とわたくしなりに解説させて頂くと、ちょうど7月1日のベイスターズ戦がすべてを物語っていたような気がします。
カープの選手はとにかく全力疾走、そして足が速いのです。
まあ、39歳の新井、キャッチャーの石原を除く、という事になりますが、他のメンバーは他球団でいえばすべて韋駄天級の走力をもっている。で、この1日の試合はベイのエラーから得点をする訳ですが、要するにみんな足が速いので、ちょっとまごまごしていると1塁がセーフになってしまう。内野手はとんでもない素早い、サーカス的な送球を要求され悪送球を繰り返し。それを見た投手は内野ゴロを打たせてもこりゃもしかするとセーフになるかもしれん・・・とひやひやしながら投げる羽目になる。まして、ランナーでも出ようものならいつ走られるかわからんので。ついつい変化球を投げづらくなり、カープのバッターがそのストレートを狙い打ちにしてくる・・・というシーンが連続なわけですよ。ジャイアンツだと安部や村田が塁に出ても全く怖くない。坂本、長野クラスでもめったに走るっことはない。これはピッチャーは楽ですぜ。
今のカープでいうと1番から
田中
菊池
丸
ルナ
鈴木誠也
新井
安部(下水流)
まではすべて盗塁の可能性を考えざるを得ない。新井も時々走るけんの。
そら、新井も石原も足は速くないですが、もう壊れてもいいとばかりに、全力疾走して1塁に突っ込んでくるので敵の守備陣としては実に手強い。凡ゴロ・・と思って軽~く処理していたら、うわ、ぎりぎりアウト、というシーン連続するのがカープの攻撃の特徴なのです。ファンにしてみればスリリングで実に楽しいわけですが、相手の守備陣にしてみるとたまったもんではないというのが正直なところでしょう。
私も高校まで投手でしたからわかりますが、これはたまりません。セーフにしたくないので、どうしても守備陣に前に守ってもらいたくなるし、ランナーが出ればストレートが多くなる。当然内野を抜かれるリスクや外野の頭を越されリスクと引き換えになるので、究極的には常に三振狙い、というピッチングを余儀なくされて疲れ切って7回あたりで力尽きる・・・という感じになる訳ですな。
しかしながら考えてみればこれぞ野球のだいご味でありまして、カープの試合は毎試合そういう緊張感がほとばしっている訳で、そりゃ、見に行きたくなりますよね(笑)。
ということで、91年以来のリーグ制覇なるか、オバマ大統領まで広島に来てくれましたからもう、これは優勝するしかない!! とワタクシは思っておりますよ。
因みに
8月に広電の市電を借り切ってパーティーをやって前祝をする計画を立てておりますので。、みなさまぜひ参加してください。広島以外の方も大歓迎ですぞ!
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16 comments on “ゴーゴーカープ!! 胃が痛い毎日・・・”
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ご了承のうえ、ご利用ください。
ローカルのエコノミスト・・
新タイトル・・
もう・・「様」になり始めた・・
こんなことがあっていいのか??・・
そんな時には・・
健全な鋤鼻器・・働かせ・・
思いもよらぬAFFAIR・・起り得るな・・・(笑
ここまで前のめりで書かれると自分の書くことがありませんが、浮かれすぎるとかえって不安になるのが人間の心理。
あえて言うと問題はクライマックスシリーズ。相手はDeNAかヤクルトか?GとTは問題外。
こうして長々と優勝への根拠を挙げては自分を落ち着かそうとしているカープファン(ニヤニヤ)
これだけのゲーム差でも安心しきれないファンの気持ちとは裏腹に、カープの選手たちは浮足立つこともなく、堂々とプレイしているように見えます。
これも黒田選手や新井選手のおかげでしょうか?
優勝すると思いますよ!日本シリーズで会いましょう(笑)
今年は周囲がだらしないのでリーグ優勝は間違いないでしょう。
心配しなくいいのでは・・
ドイツ銀行のせいなんですかね、荒れてるのは。
メークドラマ、ローマ字読みすれば「負けドラマ」やからそんな気にすることはありまへん。そらそうと阪神のおかげで巨人が息を吹き返しましたで。
若干。長すぎて読み飛ばしちゃいました。。。でも、特に熱さは伝わりましたよ!
分析、とはこういうことを言うんですね。私情も混じるあたりがニクい。普段のメルマガと同じですね!
あれは96年でしたね。今年は16年ですから、ちょうど20年ですね。
しかし、あの時の巨人と今の巨人は違いますよ。
打線ではなく投手陣です。あの時は、斎藤・槙原、桑田の3本柱が健在でした。
今は、エースの菅野が調子を落とすと、連敗が続いて… 彼が勝利から遠ざかった現在は、
勝利の計算が出来るのは内海のみ、 リリーフ陣も昨年までの酷使のツケで
ぱっとしません。今年は、カープで決まりなんじゃないですか。
因みに私は長嶋ファンです。
日本はお金も無くなり、中流階級も首の皮1枚ですが”中の下”に踏みとどまっていて、世界の状況から言えば、まだましなんですね
イギリスもアメリカも”怒れる民”が沢山いる
海外はアメリカを含めて市街が野戦状態のところが沢山あるし、災害のスケールも凄いですね。 東北や九州の方は大変でしょうが、とりあえず、野球を楽しめる状況にはなったようですね
日本も何かはしなければいけないでしょうが、憲法改正による軍事強化で
アメリカ支援よりは、国連強化の原点かえりのほうがいいと思いますが
理想主義者でチェンジの殆どできなかった、オバマは大統領より、国連事務総長向きです。 韓国のような偏りがあり、従軍慰安婦はじめ被害者救済を立替でもしようとしなかったケチな政府をバックにしてては無理だから
こん回は小国でなくて、大国それも
アメリカのような強国から事務総長を出すのがいいのでは?
米大統領選に隠れて話題になりませんが、国連事務総長は大切なので
オバマは理想的と思いますが、出馬しませんかね?
優勝することだけを考え、選手は後悔のないプレーをし、ファンは精一杯の応援をすれば良いだけだと思います。今のカープなら必ず優勝できます!集中していきましょう!
阪神…。
金本監督が怒りまくってるようで…。
あれだけ怒られたら萎縮するのでは…。
詳しくないが、ダイエー王監督の初期に通じるものがある?
HANSHINの改革は道半ばですね…。
ご無沙汰してます。
カープの強さもですが、巨人のひ弱さに寂しさを感じながら日々過ごしている今日この頃の巨人ファンの一人です。
カープファンの方々は今の居心地に違和感があるのでしょうが、星野タイガースの優勝の年も、星野監督自身「何ゲーム差があっても不安で堪らなかった」旨を後日談として語っており、優勝慣れしてないチームの関係者やファンというのは、そういうものなのでしょう。
ちなみに、「メークドラマ」は長嶋さんの呪文であり、若いチームに自己暗示を掛けた結果、それが奏功した、というのが真相のようで、当時落合さんは、だからといってまさか優勝するとは思ってなかったそうですし、長嶋さん自身も星野タイガースが独走している最中、「原巨人にメークドラマの再現が出来るか?」とのマスコミの問いに、「あのような事はめったに無い」というコメントを残しました。(それに奮起したのか、第二次原巨人に、メークドラマを越えるメークレジェンドを完成させたのですが。)
もっとも、今の巨人ファンは今年の優勝よりも今年の負けを踏まえ、今後どういうチーム作りをするか?という方が大事ではないか、と考え始めてます。
特に交流戦ソフトバンクに二年続けての惨敗は、戦術云々のレベルではなく、チーム作りの差をヒシヒシと感じた惨敗でしたから。
また日本シリーズを視野に入れても、二年続けてソフトバンクと唯一互角に戦ったカープの方が、面白いシリーズにしてくれる予感があります。(現に巨人ファンの間でも、そういう話が出始めました。)
という訳で、今年を捨てるということではありませんが、優勝はカープにしてもらう一方、由伸監督の元、未来の巨人を作る意味で、課題をさらけ出し、フロント、現場共に危機感が醸成されるシーズンになれば、と思います。
追伸:昔の話なので、記憶違いがあるようなので、少し修正を。
後藤があっと驚く活躍、とありますが、恐らく仁志では?後藤はこの年59試合しか出てなくて、仁志は新人王を獲った年です。あと96年は、斎藤ガルベスの二本柱に中継ぎは川口、阿波野、河野のレフティーズの時代で、桑田は残念ながら肘の故障で一試合も投げてませんね。斎藤槇原桑田の三本柱は、94年の10.8.名古屋決戦、所謂「国民的行事」の年ですね。
メークミラクル・メークドラマは定着してるとは思えません。
巨人は昔の方が見ていて面白かった。特にクロマティーがいたころね。
広島は取りあえず黒田投手には十分な間隔をあけて投げてもらいたいです。
私は横浜ファンなのでラミチャンにぜひクライマックスに残って日本シリーズに出てほしいな。
営業上の都合で今年から阪神に鞍替えした広島人です
昨年まで一生懸命応援しましたが・・・でした
勝利の美酒を味わいたいの一念もあり
営業上の事情も鑑みて阪神に鞍替えしたとたん このような有様です
どうかメイクドラマの再会をと思いつつも 複雑な気持ちで状況を俯瞰しておりますが 心中は穏やかでありません。どうかグッチ-様におかれましては広島で浪費を繰り返していただき地元経済に寄与して頂くとともに 健全なお金の使い方を流布して頂くよう 伏してお願い申し上げまする。
グッチーさん、いつも有難うございます。
8月のお盆過ぎて、10ゲームくらい離れていれば優勝の文字も頭に浮かびますが。。。まだ7月の段階では全然考えられませんね~。
何しろ数年前、9月の9連戦のあの惨敗を観たファンからすれば、今のゲーム差なんて無いに等しいですよね、これから後半戦、選手が自分で自分にストレスとプレッシャーをかけて自滅しつつベンチの首脳陣もわかっちゃいるけど笛を吹いても踊りたくても踊れない状況が続く!!と思っています。
せめて連勝が9月の頭だったら、もっと気楽に観戦できたのになぁ~と、そして勢いも9月の後半まで持ったんじゃないかな~と考えつつ。。。
嬉しいのにちょっとビビりながら観戦してる今日この頃です。
8月のイベントは是非是非、大阪から行けたら最高です^^)
しょっちゅう帰省してても、気分は別ですね
若手の勢いとベテランの経験が融合して最高のシーズンになりますように!!
ぐっちーさん、マツダスタジアムで見てたんだろうなあ。
ファンとともに黒田さんも、序盤に力を入れすぎたのかなあ。
胃が痛い毎日って、たぶん常習飲酒が原因ですよ。
飲み過ぎには注意してくださいね。
休肝日を設けましよう。