2005/04/05 09:12 | 金融全般 | コメント(3)
ドル高、モルガンスタンレー・・・ GM
モルガンスタンレーをHSBCが買収のニュースがインディペンデントに流れて、あらま!
もともとディーンウィッターという「超」リテール向け消費者金融会社(サラ金にクレジットカード会社がくっついたようなイメージです)とアメリカでも最右翼のWASP,ブルーブラッド(血が青いくらい純潔という意味)の合併だったので当初から問題が多く、株価も分割したとは言え、50?60ドルと低迷、一番のお荷物だったカード部門をまず切り離すことで、もともとの投資銀行としてのモルガンスタンレーに戻り、新たな資本参加を求めたということになります。
アメリカの投資銀行も資本力の勝負になっており、JPモルガン+チェース、ゴールドマン+住友など、各種組み合わせが出来上がっており、ドイツ+バンカースに続く欧州アメリカ連合となるかもしれません。ただこの種の話はとにかく二転三転するので、最終的にはわかりませんが、悪い組み合わせではないように思えます。欧州、アジア(香港資本、華僑ですが)アメリカの3極連合は夢のある組み合わせではあるのですが・・・・
GMがまたおかしい。今度はフォードも連れてスプレッドが拡大中です。500BPなんてスプレッドが付いているんですね。2033年償還の債券が9%の利回りです。もう少ししたら購入します。1000万円投資すると年間90万ずつ利息が来る訳です。でも、つぶれたら?? なんておっしゃらないでください。危なくなったら全米中の車にアメリカの国旗が付けられてGM救済運動が始まります。いざとなればむりやりトヨタに買わせるくらい、なんでもない(爆)自動車はアメリカの魂であります。
今日はほりえもんの話題を書かなくてすみそうです。でもぼろぼろになる前に撤退するのも大事な戦略だとこの場を借りて申し上げておきましょう。では!!
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
3 comments on “ドル高、モルガンスタンレー・・・ GM”
コメントを書く
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。
GMのCBは為替ヘッジ無しでは、ドル安になってはもともこうもなくなってしまいませんか?
2033まで持ち続けたら、為替も変わっているかもしれませんが。
ドル安に(つまり円高)なってしまえばもともこうもないんです。ただ、日本がこれだけの借金を抱えて本当に10年後どうなっているか、訳がわからないこと、及びアメリカのヒトリ勝ち状態はしばらくかわらんだろう、など考えると長期になればなるほど、円は信用しずらいですね。GDPの150%などという借金はあの戦争の時でさえしていないんですよ。最後はハワイでゆっくり老後を暮らそう、なんて考えて頂くと為替の心配は皆無でございますよ!
ハワイも貨幣経済に組み込まれていますからね。
フィジーとか、食料があって原始的な生活が出来る方が安心できるかもーて考えてしまいます。