2012/07/23 10:39 | マーケット | コメント(17)
今週のぐっちー
え、もうメルマガの原稿か、とはっとして書いたのですが、振り返ってみるといろいろなことが起きている。というか、起こるに足る時間が十分にあった、ということなんですね。
今週はギリシアへのEU査察団入りなどイベントが目白押し。
切り離す準備が整ったとの向きもあるようだが、最初からここを着陸点にしておけばこの無駄な2年間も、スペイン、イタリアへの延焼懸念も防げたのに、今からしてみるとほんともったいない。
まあ、ユーロが11年ぶりの安値、ってのはいいニュースだけどね。
海外M&Aはまさに真っ盛り。
ここで大胆な戦略を立てた企業が今後30年くらい世界を制するような気がしています。まあ、私のようなものにとっては商売繁盛で、いや、うれしい悲鳴(笑)。
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メルマガでは いつものようにアメリカ経済分析、今回は特にQE3について解説をしています。
欧州については現況の分析と共にいよいよエマージングと言われる国に影響が出始めていることも解説しています。
ブラジル、ロシアとこのところ成長予測を下方修正してきており、第一四半期で実質ベースとはいえ年率プラス4.2%のGDPをたたき出した日本は下手をすると世界のトップランナーの集団に入ってしまっています。
円高で日本が壊滅するとか言っていたエコノミスト。
名前は挙げないけど全員坊主!!
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このところ過激さを増しているアエラ。
よく載せて頂いていまして感謝しています。
さすがに「必殺仕事人の出番である」の一文はカットされました(爆)。
内容的には至極まっとうで、欧州のアングラ経済について。
おそらくイタリア、スペインが破たんしてもイタリア人やスペイン人はアングラ経済の蓄積でそれほど困らない。一番困るのは彼らの国債を買い支えていたドイツやフランスの銀行、そして何よりこのところ大いに買い向かったECBそのもの、という話。 アングラ経済が発達すると税金が取れなくなるので、国の財政は破たんが近くなる傾向にあります。
実はOECDの統計では中国のアングラ経済の規模がすごく小さくなっている。
それは当然で、共産党一党独裁なので、かれらの脱税資金など元来アングラになって隠れなきゃいけないものが、堂々と表に流通しているから。
そして本当のアングラはすでに華僑などを通じた送金システムの確立などを通じて西側金融機関では捕捉できなきくなっているのです。
アングラがもはや見えないレベルまでアングラ化している、という意味では中国は「先進国」ですね。
上海から1万ドルをいかに早くニューヨークの指定銀行に着金させ引き出せるか、というテストをゴールドマンがやったことがあり、華僑経由の地下銀行経由だと二日で着金、口座から出金ができた、という結果が出た。
因みに香港経由で2週間(様々な送金手続き、アメリカでの引出するための証明手続きなどに忙殺される)、正規の中国銀行経由ではなんと2か月かかっても引き出せなかった、という結末。
チャイニーズマフィアルートはすごいのです。
因みに日本はアメリカと並びアングラ経済の比率が低くガラス張り、となっていますね。 いいのか悪いのか・・・・・
では今週もよろしくお願い致します!
マキネスティー
今日は工事が入りましてお休みです。
で、こんなサインボードが付きました。
これは店内正面に掲げてあり、なんだか飲まないとまずい・・・
という雰囲気が出ていてうれしいです(笑)。
あと、エスプレッソ、とワインというサインボードが設置されますので
そちらも改めてご覧頂こうかと思っております、はい。
何はともあれ順調なスタートでよかったです。
(ワインの在庫がなくなりつつあり結構焦ってますけどね…爆)
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17 comments on “今週のぐっちー”
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ご了承のうえ、ご利用ください。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M7JG8B6JTSE801.html
ECB:ギリシャ国債は担保として不適格に
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE86J00H20120720
ギリシャ国債が担保対象外に
とのニュースが流れてますが、よくわかりません。
通貨同盟の加盟国の国債が担保に取れないというのは、どういう風に正当化できるのでしょうか。
Beer・・
の続きに・・goggles・・が見えない・・
ワインストック・・薄くなった・・
試飲と称し・・
仕事熱心の振りで・・
熱心に・・飲んだ奴がいる・・花見酒・・
真夏の西班牙・・希臘・・
いずれも・・暑い・・なんてもんじゃない・・
米国では・・不動産ローン・・鍵を渡せば・・チャラになる・・
チャラにならない・・スペイン・・せめてチャラに・・切実な要望から・・暑いデモが起きるな・・
三日前には・・
賃金カットと増税に・・抗議・・消防士が・・ヘルメットとブーツ姿で・・並んだお尻を見せてくれた・・希臘の消防士も・・負けていないだろう・・今に・・ユーロ圏名物・・フル・モンティが始まる・・
公務員削減している筈のギリシャ・・
実は・・増えている・・とドイツ週刊誌すっぱ抜き・・
多分・・二度の総選挙があり・・希臘慣例によって・・勝利した与党の運動員が公務員に・・これだと思う・・
更に・・選挙の年は・・税務署が冬眠に入る慣例もある・・
パパンドレス前首相・・ユーロから蹴り出されたら・・希臘は地獄を見る・・
希臘正教とカトリック・・プロテスタント・・恐らく地獄は共通で・・別個には存在しないと思うが・・違うのかも知れない・・希臘正教は・・甘いのかも知れない・・
今月二十五日までは・・希臘国債担保になるのだから・・しこたま・・ギリシャ中銀は・・ユーロをかき集めているのだろう・・
未知のゾーンの先駆者・・日本・・
異次元の世界で・・米国と手を握り合い・・
涅槃の境地に・・埋没するか・・
最近・・円と元の直接取引・・あちらでは・・やっと・・世界銀行とIMFのラインを崩す・・と懸念し始めた・・遅いんだよ・・もぅ・・・
今週のメルマガのQE3に関する記事は、本当に勉強になりました。
ありがとうございました。
>上海から1万ドルをいかに早くニューヨークの指定銀行に着金させ引き出せるか
確かマカオのカジノルートもあるんですよね。上海の地下銀行経由とどっちが安全で早いんでしょうか。
海外M&Aは確かにチャンスなんでしょうけど、日本企業はM&Aしてもお金と技術だけとられるようなイメージがあって、せっかく投資したのにたいして成果が上がらず撤退とかお決まりのパターンにならないようにして欲しいですね。海外企業にM&Aされたら成功した例は多いのになんでなんでしょうね。
いっそのこと「オールジャパン」という会社を作って世界に進出して、この一社でトヨタでもホンダでもソニーでも日本の企業の製品なら何でも買えるようにしたほうがいいんじゃないですかね。韓国なんかに負けてる理由は企業合併が進んでない点も大きいと思いますよ。(ソニーが三洋を吸収合併する程度で大騒ぎして、肝心の三洋の電池事業を切り離させたり、独禁委は意図的に日本の企業の競争力を削ごうとしてるとしか思えない。海外に競合メーカーや製品があり市場が開かれているかなど、潜在的な市場独占力まで考慮しないから、独禁委のせいでいつまでたってもガラパゴスだという…)
うちのご近所の金型工場だって、似たようなことができたんだから出来ないはずがない。http://www.j-cast.com/2011/09/10106634.html?p=all
思わずビールを飲みたくなる写真ですね。シアトルのワインも飲んでみたい!!
またまたスペインですか。ほんとウンザリですわ。こういう騒ぎで誰が儲けているんだろうなあ。きっとHFあたりがここぞとばかり売り浴びせてぼろ儲けなんだろう。一般の投資家とか金融機関はいい食い物だろう。
損する奴がいれば儲ける人もいる。これが経済の原理、原則である。ぐっちー氏なぞは抜け目なさそうだから、きっと危機を煽る蔭で上手に立ち回っているんだろうなあ。うらやましか!
大手企業は、円高はもちろん外的要因から引き起こされるリスクを、最小限に抑えるだけのノウハウは持っているのだろう。
大手企業の経営者の言っている円高不況を、鵜呑みにしてはいけない。
以下、ファナックの記事。
ファナックは、無借金経営のうえ、すべての海外取引を円建てで行っているという。今回の急激な円高の影響について同社は、「影響はありません」(広報部)と、さらりと言う。
海外取引はすべて円建て取引なので、円安になったときには、そのメリットを享受できないことはある。しかし、円高のときは他の輸出企業が四苦八苦していてもビクともしない。
マキネのワインが在庫切れですか。これはマズイではないですか。実はまだ飲んでいないんです。読者にタダでサービスし過ぎたのかな。その代りbeerならいくらでもありまっせ、ということを言いたいのか。うーん、お盆までには間に合わないだろうなあ。
最近読んでいる本の中身なんですが、砂粒一つが雪崩を引き起こして、どこまで広がり、いつ終息するかはわからないらしい。
これから起こるかもしれないことも、起こらないかもしれないし、何かのきっかけで、あっという間にすべてをなぎ倒すかもしれない逆二乗の法則。
何が起きても逃げません。
ずっと前から旅行資金で貯めているユーロ貯金を、何があっても円に換金しないままでいます。この先どうなるのか見届けたいという恐いもの見たさ。
エマージングは、投資信託全然だめなので、ずいぶん前に損切りしました。7割くらいでした。
ほんとに何もしないで郵便局の普通預金が一番安全?
暑くて・・忘れていた・・
ロイター・・
「世界の富裕層と親族・・
租税回避地に貯蓄・・隠れ金融資産・・最大32兆ドル(約2500兆円)、所得税収の損失は・・最大2800億ドル」とか・・
税収低下に・・各国政府・・この埋蔵金・・地下水流に・・ヨダレ・・鉄のダムを造り・・阻むか・?阻めるか・?
英団体「タックス・ジャスティス・ネットワーク」報告書・・
1970年代から2010年まで、韓国から租税回避地に流れた資産・・計7790億ドル(約61兆円)・・
世界に冠たる韓国脱税巨人・・凄い・・!!
日銀は裏書の返金を・!
中国が1兆1890億ドル・・グランプリ・・2位・・ロシアの7980億ドル・・
中国・・地下水流ではなく・・もう一つの揚子江・・ドルの奔流が・・世界に繋がっている・・
サハラのオアシス・・地下水脈・・掘り当てた政府は・・オアシスを作れる・・
欧州委員会のバローゾ委員長・・25日、アテネで・・ギリシャのサマラス首相と会談・・
塗油の秘跡か・?
西班牙までが・・
ラホイ首相周辺によると・・ユーロ離脱も視野・・
検討とか・・
脅しと思えない・・怖さ・・離脱で・・救われると・・信じている・・
これは・・ユーロを・・潰しかねない・・
一層・・売りこまれるな・・
ウチの首相・・最近・・人相が悪化・・目つき・・更に悪し・・
頭のカット・・トンスラ・・
トンスラ・・頭の真ん中だけをカット・・
ローマ奴隷のカット・・逃亡しても・・すぐ分かるように・・修道士は・・キリストの奴隷として・・このカットをした・・
我等の首相のトンスラ・・
自民党の奴隷の証か・・・???
グッチが貴重な債権、為替解説者として現れて日本でも始めて景気の中期的な予測が成り立つようになり、投資家にも、経営者にも大変な恩恵をもたらしていると思います。 もしアメリカがリーマンでコケテいる中を問題はヨーロッパと指摘してくれていなければ、いつものように日経に従い日本のお金は大挙してヨーロッパに逃げて、その後、ヨーロッパのバブルのツケを払わされていたでしょう。 丁度、福島周辺の人が風で放射能が強く飛散している方向に避難をしてしまったように。新聞の科学担当者は政府の同心円状の放射能拡散(弁護士)モデルを唯々諾々として報道しました。 海外移転(新興国投資)も新聞を鵜呑みにせず、経団連もグッチの注意を守ってしてほしいものです。
ただ株式については、グッチと意見を異にします。株価が上がると担保価値が上がり中小企業の動きは大きく変わりますし、クレジットの与信も何故か拡大されます。 消費の占める役割の大きい国ほど、中小企業の役割の大きい国ほど、短期経済、景気への影響は債権よりもはるかに大きいです。株式について債権為替分野におけるグッチのように、明快な説明をできる人がいるはずですので、グッチポストで募集すれば現れるのではないでしょうか? 両輪そろえば、日本は鬼に金棒
鳩山G
「政権公約を実現する会」
にて驚くべき戦後史の真実を解説。
(84分)
講師:孫崎享氏
http://www.ustream.tv/recorded/24211731
いま、報道ステーションでみました。
「このままではダメだ」って
袋小路を突き破るのが女性だと、絵になるなあ。
オリンピックの日本代表選手は女性が多い?とか、なでしこジャパンとか、テレビみてると、どこまで女ががんばんないといけない世の中なんだ・・・とも思ってもいたですが、それでもこういう話をきくと、やっぱり気分が明るくなりますね。
私もがんばらねば。
おじさま方も、ムズカシイ言葉で話をムズカシクばかりしてないで、元気だして、まわりを元気にしてね。
(でも、やっぱり、民主党とか電力会社とかのエライおじさま方はサイテーだと、テレビ見て思うのでした)
日本版CIA長官だった孫崎さんの真剣な主張です。
少し遅れましたが十分に間に合うとおもいます。 ファイト!
こういう話題になると食い付きが悪いようですな。みんなEU危機には飽きたということか、それともなすスベがないのか、更には諦めということでしょうか。
今度はオスプレーに関するコメントでも載せたらどうでしょうか。そしたら入れ食い状態になりますよ。安全、安全・・・こんなことで日本の防衛はどうなるのだろうか?
ところで、イチローがいなくなったら、マリナーズには誰も興味がなくなるんだろうね。シアトル危うしでしょうか?
オスプレイについて、私は「飛ばしてみて落っこちたら『そら見たことか』と追い出す派」に転向しました。戦っても結果が何か変わるわけがないという腰抜けなわけですが、今なお「強大なアメリカの権威」と戦おうという国士が多数おられるようです。
と、いうことでそのような方々のために例の「オスプレイの事故率」のどこに欺瞞があるのかお伝えしておこうと思います。
単刀直入に言うと、何故オスプレイの事故率を語るときにだけ「飛行時間あたりの事故率」なのかということなのです。普通事故率といえば「飛行回数あたりの事故率」のはずです。そこに米軍の触れられたくない問題の本質が隠れています。まあ危ないのは離着陸だけで、飛んでしまえば安全な機体であるということなのですが、飛行時間が圧倒的に長いので、離着陸の短い時間の事故をごまかせる数字のマジックなのであります。
ただそれだけなら良いのですが、実際の過酷事故を「原因は機体によるものではなく、パイロットの操縦ミスによるものだ」として事故率に加算していないという指摘もあります。最近の3ヶ月に2回事故を起こしていますが、機種が違うなどいろいろ理屈をつけて結局事故率に加算しないわけですね。このへんを参考に。http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/b6ebb6f896c3fcde47c421c7db0b36e4
(中道の北日本新聞が、明確な批判記事を載せていて、ちょっと転向が早すぎたかなという後悔が若干あるのです。こわいこわい。)
少なくとも人が住んでるところを避けるなど、何らかの運用改善はあるかもしれませんので、抗議する意義はあると思います。
オウム幹部の逮捕〜パンダ死亡〜大津の自殺〜オスプレイ。。。
ここ1ヶ月、夜のニュースで「一定期間トップ扱いだったネタ」一覧です(笑
どれもこれも8月10日前後という、微妙に盆休み的なズルい時期に、ひっそりと決まってしまいそうな「消費増税法案」の目くらまし。
そうとしか思えませんっ!
そんなに何日も引張るネタかよ。
そう思いませんか???