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2012/04/24 10:48 | マーケット | コメント(14)
日本の報道の質がいかに低いか
引用
下記のとおり、新聞・テレビ局が 「ワシントンポスト紙が野田総理をべた褒め」なる記事を出しております？
本日のヤフーのトップになっていて、驚きました。
これ本当なんでしょうか。 これも偏向報道・・・な気がします。
○テレビ朝日
ワシントンポストがべた褒め 野田総理の手腕評価
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20120421-00000041-ann-int
○読売新聞
ここ数年で最も賢明なリーダー…米紙が首相評価
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120420-00001016-yom-pol
○元記事 ワシントンポスト
http://www.washingtonpost.com/opinions/can-prime-minister-noda-set-japan-back-on-course/2012/04/19/gIQAGsJxST_story.html
引用終わり
正直、ひどい誤訳といんちき日本語記事です。
まず、記事のスタンスを明らかにせねばいけません。
そして、これはワシントンポストの独占インタビュー記事です。
この背景を書かねば事実を曲げられてしまいます。
裏でいくらお金を払って取材を受けてもらったかわからない状況ですから
こういう記事はワシントンポストにはいくらでも出てきます。
ニューヨークタイムズでは難しいでしょうね。
ワシントンポストのこのコーナーはアメリカ国内の記事でも
オバマは素晴らしい！！
などと平気で書いてくれるいわば「コマーシャル」コラムなのですね。
タイアップ記事といってもいいかもしれません。まずそれに対する言及がないのは詐欺です。
そして何よりもテレビ朝日、読売新聞のこの記者の英語力がなさすぎます。
原文の
The question here is no different than in Europe or the United States: Can democracies still rouse themselves to do hard things? Prime Minister Yoshihiko Noda, the sixth Japanese leader in as many years and by many accounts the most sensible, is trying to provide a novel answer.
本当に最初の部分にある the most sensible という単語に反応して、最も賢明と訳している。この中島さんという読売の記者は過去にも何度も英語の翻訳ミスをしていますが、今回もひどい。どこをどう読めば賢明と訳することができるのか。
牧神の午後様にもコメントを頂きましたがその通りです。
どこがべた褒めなのか？？？？
全文を読んでみて頂きたい。
要するに今までの首相より論点がはっきりしている、という言い方をしているだけですね。本当に賢明、というのであれば
wisemen, the most talented
などという最上級の形容詞を使います。
お金を払ってこの程度、という言い方もできるかもしれませんね。
皆様は原文まではわざわざ見ませんからこういうあほ翻訳で「あら、そうなのか」、と思ってしまう。
読売新聞は本当にひどい。ごたごたは巨人だけで結構です（笑）。
ということで、よいしょ記事においてもこの程度しか書いてもらえないのはどうなのよ、という記事を本当は書かねばならないんですけどね、まじで、やばいですよ。
牧神の午後さん、コメントありがとうございました。
おっしゃる通り、よく読まなきゃいけませんが、普通の人はそんなに暇じゃないですからね。
とにかく読売の米国駐在記者はどうも相当英語が下手なので彼らからの発信記事は要注意！！
と心得てください。
批判もありますが、朝日の船橋さんはすごかったですよ。まじで本当にワシントンに食い込んでた最後の新聞記者だと思います。
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14 comments on “日本の報道の質がいかに低いか”
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ブライトなお答え・・!!!
趣味で江戸時代の文物をあさっておりますと、当時の瓦版に対する批判などに当たり、今と変わらないものだなと笑う事がありました。
日本の大学に報道のなんたるかを問う学科は以前は無かったと記憶しております。
文士崩れの手淫などと腐す状態から、敗戦をへて一向に変わらないものだと悲しくなります。
それにしても４年前に熱く政権交代を叫ばれていたぐっちーさんが、こうも民主党に批判的になられるとは・・・・。
やらせてみて駄目だから批判する。当然の反応ですよね。
だが一部の人にとっては現実を認められないのかも知れません。
昨今の言論界を見るにそのように考えております。
「分別のある」ですね
取り上げていただいてありがとうございます。
やはり、そうでしたか・・・。
ここまでくると犯罪レベルな気がします。
メーカやサービス産業には、ちょっとした齟齬があるだけで、フルボッコ体勢になるのに、これはいくらなんでも・・ですよね。
何をどうやっても、あのようなヘッドラインにはならないわけですし、更に言えば、”べた褒め”では全く無いわけで、誤訳というより、意図的な気がします。
それにしても、なぜにここまで、新聞･テレビは官僚寄りなんでしょうねえ。
字が読めなくて漫画好きの総理のほうが、ずっとまともだったし、懐かしいですね〜。
新聞・・・一様取ってますアホな読売・・・
何でかってですか女房が折込広告が欲しいから取っててよと言うので・・・そんなもんです、後はお悔やみ欄、ぐらいっすかねー
>>牧神の午後さん、コメントありがとうございました。
いいえ、どういたしまして。
>>おっしゃる通り、よく読まなきゃいけませんが、普通の人はそんなに暇じゃないですからね。
私は暇人じゃありませんよ、失礼な！！ IT業界で働くサラリーマンです。
これは貸しです。これに利息がつく前に教えていただきたいことがあります。
先般のG20でIMFの資金基盤増強に日本が協力することになりましたが、その内容がはっきりしません。
IMFのWebを見ると、融資枠を設定することを約束した、と読めます。融資の具体的条件はこれから事務方が詰め、次のIMF総会で承認という運びになるだろうと思っていました。
ところが、日本のメディアを見るとかなり雰囲気が違います。NHKは拠出金という表現を使っていたと思います。５兆円も出すなんて信じられないのですが。。。
本当はどうなっているのか、教えていただけると助かります。
これははっきりしている、原発行政と官僚が切っても切れない関係になってしまっているからだ、いまさら原発を停止しようものなら官僚社会が大ダメージを受け、金銭的にも精神的にも立ち直れなくなってしまうからだろう、いくら政府を脅して再稼動させようとしても徒労に終わる、野田や仙石は消費増税を隠れ蓑にして原発再稼動をやれと政治行政を牛耳っている何人かの官僚から指示を受けているんだろうが、これは野田や仙石の能力を超えている、哀れだ、原発停止と共に民主党と自民党と官僚制を徹底的に叩いて潰してしまわないといけません。
なかなかの指摘ですね。最近、面白い例があったので・・
先般の園遊会で陛下が
「がれきの中には、危険なものも含まれているでしょうね、アスベストとか。十分に気をつけて処理をされるよう願っています。」
と、優しいお言葉をかけられました。しかし、世の中は、瓦礫受け入れの説明で、安全
ろ説明していましたが、天皇陛下は危険なモノも・・・・これをマスコミはどう報道したか！
●日経
陛下は村井知事に「がれきの方はどうですか」と尋ねられ、知事は「全国から受け入れていいという温かい声をいただいており、早く処理できるよう努力したいと思います」と応じた。
●産経ニュース
陛下は、被災地から出席した宮城県の村井嘉浩知事に、「がれきの中には危険なものも含まれてるんでしょうね」とご質問。「十分に気をつけて処理をされるよう願っています」と気遣われた。
●毎日ｊｐ
天皇陛下は宮城県の村井嘉浩知事（５１）に「がれきの方はどうですか」と問いかけ、村井知事は「仮設のプラントが順次稼働し始めており、これから加速度的に処理できると思います」と答えた。
●朝日新聞＝
天皇陛下に「今年は雪深かったが、仮設住宅はどうでした」と聞かれた村井嘉浩宮城県知事は「寒さ対策をしっかりやり、生活改善に努めています」と答えた。「がれきはどうですか」との質問には「仮設プラントが順次稼働し、全国から受け入れの声をいただいており、早く処理できるよう努力したい」と答えた。
●東京新聞
天皇陛下は村井知事との間で、がれき処理が話題となり「危険なものも含まれているんでしょうね。アスベストとか」「十分に気を付けて処理をされるよう願っています」と作業員の健康を思いやった。
●読売新聞
陛下は、宮城県の村井嘉浩知事や岩手県の上野善晴副知事らとの懇談で、東日本大震災の対応に当たる労をねぎらう一方、「がれきの方はどうですか」などと復興の進み具合について尋ねられた。
かなり違いますね。更にワシントンでの白川さんのコメントに関しては、全くというほど報道されていませんね。
欧州金融市場に小康状態をもたらした欧州中央銀行による長期資金供給オペは、あくまで（時間を買う）政策に過ぎず、市場が落ち着き、かえって財政への危機意識が薄れ、財政赤字拡大から金融システム不安が再燃すれば、中央銀行が国債担保の流動性供給、あるいは国債買い入れを通じて、最終的に際限のない流動性供給に追い込まれ、この膨大な通貨供給の帰結は、歴史の教えにしたがえば制御不能なインフレである。
全く報道されていませよね！
いまさら騒いでも遅いですよ。要はゴミですからゴミ。日経、読売、朝日は勉強不足のウソだらけです。もう新聞の時代は終わったのです、期待してはいけませんぞ。
それより、ジャイアンツどうしたんでしょうねえ。さぞかし読売のドンも歯ぎしりしていることでしょう。これもそれも清武のせいだと言い立てるのはないか。ジャイアンツが勝てないと新聞売れないからねえ。
この記事を”読めば”最近ころころ替わった首相の中では”もっともまとも”（つまりようやく普通の人がでてきた）と書いていますが、ほめているわけでない事が一目瞭然です。記事のあちらこちらには日本のリーダーシップに対する軽蔑的、悲観的、懐疑的、そして不安的な目で見ているという事を「示唆する表現」がちりばめられており、米国政府が今の日本のリーダーシップに対しどれだけ長い命綱を投げたら良いのか（支援）迷っているとあります。
なぜ日本の記事が本意を無視するような内容になっているかと言えば、コンピューター内で使える翻訳サービスが原因かも知れません。記事を自分で読まないで先ず自動翻訳を使い、そこで出て来る多くの誤訳やおかしい表現を直す。そんな作業をしているとややもすると今回のような見当違いの訳がでてくる可能性があります。
ちなみにヤフーの翻訳機能を使えば、誤訳と変訳の中に、”最も賢明な”と出て来ます。
このレッスンは自分の能力で文章を理解できる事がいかに大事かと言う事でしょう。
庶民も政治家も、結局は新聞、テレビがたよりなので、分野ごとの状況、質の劣化の原因を解析して、対策を立てて、メディアの質の向上をはからないといけませんね。 グッチポストだって、社長兼主筆兼記者だから質がたもたれてるのは、コーヒー屋さんと同じで規模を求めていないからできる事で、大メディアはそうはいきませんもんね。
・文藝のような分野は、地方紙のほうがはるかに質がいいので、記事を購入するようにしたらばどうでしょうか？
・英語は日本語を話せる現地採用を１次通訳として雇って、日本からの派遣記者は英語だけではだめな部分を担わせたらばどうでしょうか？
・課題の多い経済金融関連は、まず定期購読者の中間層の復活をはかって、政治や企業に遠慮しなくてすむように黒字体質にしないといけないのでしょう。 グッチは自立してるから遠慮のないこと、ないこと、正直に自分の判断を書ける
・消費税は困りましたね。 ヨーロッパは高すぎて、仕事がなくて現金収入がない若者が悲惨な格差社会に。 ワールドスタンダードがお好きな方はそこまで覚悟して増税しろとそうおっしゃってるのですかね。 グッチ流だとイタリアでは不況のたびに事態が悪くなって、家がもてない若者はホテルだったのが、車の中になって、それもだめで公園だけど観光客が多くてという記事になるのでしょうが。持ち家率が下がると人口問題がどうなるのか卓見をご披露ください
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2010/06/post-19e9.html
こういう意見もありますよ
「日本の○○の質がいかに低いか」
報道以外で、当てはまるものを挙げてみよ。
自分の選挙区の票目当てなのでは？
（誰が、とか、どの選挙区か、とか、調べてませんが）
吉崎氏も産経で書いてるように、ＴＰＰは農業問題。
儲かる産業に変えないといけないし、他の問題同様、既得権益（補助金など）が失われるのは宿命。
日本全体が衰退するのは、御免である。