おはようございます。GM,もFordもちょっと一服であります。
GM,トヨタ会談も何も無かったではないか、なんておっしゃらないでください。
影で何してるか、判らんことも沢山あります。今回数名の上院議員が同行してきており、まさかみんなで愛知万博見学ツアーなんてことはありません。政財界を巻き込んだ交渉ごとが進んでいると見るのが妥当でしょう。引き続き情報を探って参ります。

さて、メッキがはがれた、というのはコモティディーと言われる工業原材料のこと。原油の50ドルなんてふざけんなよー、と「地球の中心から」叫び続けていた訳ですが、原油はともかく他の工業原材料はまさにバブル。中国がさー、とか行ってるだけで上がり続けてきた訳ですが、ここに来てついに息切れ、であります。、代表的な銅あたりで先週で６％強下落しておりまして、ついでに工業・資源関連株が売られまして採用銘柄の多いダウ、は下落、一方殆どがハイテクなどのテック関連であるNASDAQは下がらず、と、大変犯人が特定しやすい相場でありました。

コモディティーはただでさえ、「いんちきくさい」のですが、中国特需をあおりすぎで、専門家によると原油にしてもその他の原材料にしてもその気になれば「いくらでも掘れる」という状況でやはりブッシュ政権の裏（スポンサー）にマイニング関連会社が多いことが全体的な高価格の背景にあるのは間違いありません。原油はその代表格であります。

ここでのキーはロシア。技術的にも資金的にも不足しており相応の資源が手付かずになっている訳で、本気で掘り始めるといくらでも出てくる、という冗談みたいな話です。（因みに中国が資源国というのは大いなる誤りだそうで、殆どこれ以上出ないそうです）　日本もあてにならんし（アメリカべったりだし）欧州と距離を縮めようと努力する、プーチン政権の政策もわかるような気がします。

ついでにBricsとひとくくりにしますが、これは間違い（笑）。中国やインドはそれなりに工業製品などの輸出品があり、それを支える工業も育ってきており急成長を遂げている訳です。まあ、経済発展しているわけですが、ロシアの輸出は９０％がエネルギー。つまりただ掘って売っているだけで資本主義的発展経緯からすれば全く発展していない訳です。まあ、あと100年くらいは掘り続けてもOK、というくらいの埋蔵量はあるらしいですが、その大半はシベリアでありまして、一体だれがここに手を貸すか、というのは当面かなり大きな問題との認識、だそうであります。（このあたりの話はテキサス工科大学の鉱物科　T.シモンズ先生の受け売りです）。

元の切り上げもまだまだ先みたいだし当面円をロングひとはさようなら、であります。
国内債券は明日、GDP、これがまたエコノミストはクビ！！　などと私ごときに言われないようにお願いしたいところであります。およそ前期比０．５アップくらいのところでしょうか、１％とか出ないように祈ります。では！！