2009/11/26 14:28 | マーケット | コメント(36)
ドル円通貨統合への道
そうか、86円の当時から14年も経ったのか、という感慨が深い、というのが我々おっさんの感想でございます。
当時ドルで給料をもらっていたグッチーはもう半泣きだったことを覚えていますが、どうしよう・・・・といいつつ結構明るかった。まあ、当時と今とでは状況が違いすぎます。
こちらの読者はお分かりのように、当時は本当に円高。
圧倒的な円のパワーに世界中がひれ伏した。そりゃー、私の懐はさみしかったですが日本の強さが認められたってことは基本線、明るい訳ですよ、はい。
ドルが弱いんです。
一方的にドルが弱く、こちらでも紹介しておりますように、ブラジルレアルあたりに対して年初来50%近く下落している。だって、半額ですぜ、先生…
アメリカの超低金利政策によるドル売り、って日経がコメントしてきたんだけどさ、もう、あんたばか、の世界。本当にこんな程度の知識しかないのかよ。
今のドル安は金利差と言った表面的な問題ではなく、アメリカ合衆国という国そのものの価値の喪失にあり、金融という魔法の杖で富を生み出せなくなったアメリカに対する信用そのものの下落が原因だというのは世界の常識中の常識だぜ。こんなことも知らないで新聞書くな、まじで。迷惑だよ。
そしてドル円は実は動きが鈍く、実は固定相場の元よりも動いていない。こんな悲しい現実が現在の状況なのです。とても円高とは呼べんです・・・
世界的にドルと円は同じ通貨だと認識されているのでもはやこの通貨間でベットする意味がない訳ですね。それはボラティリティーの低さだけではなく、例えばトレードボリュームなどにも如実に表れています。
もちろん取りっぱぐれる通貨だとは誰も思っていないので乱高下しない、という長所はあるのですが、それでもここまで来ると対ドルでも円高になる訳です。しかし、他通貨に比べればはるかに円安に放置されていると言えます。
一般的な常識とは異なり日本は景気が悪い訳ですから、この円高による購買力の増加だけが成長要因なのですが、それが思うように上がらないとなれば購買力も上がらず、事実上我々の成長余力は奪い取られることになります。
円高で損をするのはトヨタ、キャノンなどの輸出業者ですが、一番得をしているのは我々国民そのものだということを忘れないでください。給料が下がって多少生活は苦しくなっても、例えばこの強い円を持って韓国で買い物すれば昨年比でみれば40%以上の価値上昇ですから、給料が上がったようなもんでしょ。
こういうメカニズムが今後日本でも働いていく、ということが大事なのです。
トヨタやキャノンがいくら儲けた所でわしの給料は上がらんよ、ということ。
それなら、円高のメリットの方がはるかに皆さんには大きなボーナスになるということです。
時価総額その他もドルベースでの数字はでかくなりますよね。
なんだかいんちきみたいですが、そういう価値の総体が信用と言う世界なのですから、それはそれで受け入れるしかない。
年初来、その他の通貨と同じようなドル安になるとなればこんなものではすみませんね。78円なんかちょろいもんです。
ちょっと内緒ですが、ここにきて大量の資金が円に向かっているのも事実で、中国の景気拡大で一番メリットを受ける国としての価値が上がってきているのは事実です。
特に中国に直接投資をしたくないインド、アラブ、シンガポールといった新興マネーは中国の代わりとして円を選好する傾向があります。ある種の安全資産、とみてもいいかもしれませんね。日銀のオペレーションに対する評価が一気に上がったのでそのあたりも影響しているでしょう。(結局バーナンキのおっさんが間違えて、日銀が正しかったではないか、というのが国際金融における共通のコンセンサス。)
さて、今アメリカができることは財政赤字を一気に減らすか、何かアメリカの価値を創造する産業を生み出すか、の二つに一つですよね。
ただ、どう考えてもどっちも急にはできない訳ですが、オバマの言っているグリーン革命と言う意味はこのあたりにつながってくる。この環境問題で新たな産業が生まれることで新たな富の創造ができることになる。しかし、何年かかるでしょうか・・・
一方、財政赤字を減らしにかかって増税などに走ればそれこそ1929年の二の舞になることはバーナンキはよくわかっている筈です。
じゃどうするのか??
財政赤字を減らすウルトラCが一つだけあるのです、増税なしに。
日本が購入している国債をモラトリアムしてしまうこと。
亀井さんも大喜び。日本でもやってるんだからアメリカも助けてくれよと。
こんなこと他の国に対してやったら大変なことになりますが、日本なら大丈夫でしょう。アメリカの財政赤字の大部分を消すことができ、かつ、別に返さないと言っている訳ではなく、当面凍結ですからね。(かめいさん・・・・・)
日本がアメリカを失う訳にはいきません。
もう一蓮托生というのはこういうことをいうのです。理不尽かもしれないけれど、世界経済はドルで支えられているとなればドル暴落で困るのは世界中の国なのです。
ここで日本が一肌脱ぐってのも悪くはないのですよ。世界経済の救世主です。
そうなると来年のノーベル平和賞はきっと鳩山さんです。
もう一つのウルトラCは年末までに1ドル80円!!で日本の通貨を一気にドル化してしまうこと。
これも「抱きつき詐欺」のようなものですが、今なら日銀券の流通量がまだ外貨準備よりも低いので、日本が極度のインフレに襲われるなどの心配もありません。
日本経済がドル化することで、アメリカ経済に今一番失われている部分・・・実質価値の創造、という部分が保管されドルの価格は一気に戻る筈です。
今ドルが売られている本当の理由はこれです。金融によって稼いできた利益が実は蜃気楼だったことがばれた。そうすると将来的にドルを担保する価値は何か?? 軍事力くらいですか? しかしそれもアフガン、イラクとかなり怪しい訳ですよね。
それに比べると日本の価値、つまり円の価値の担保とは常に世界中が欲しがるプロダクツを作り続けるその能力といいますか、才能といいますか、実績と言うものが日本にはある訳です。それが円の将来的な価値を維持している。従って財政赤字なんていくらあってもへいちゃらだよ・・・・どうせあいつらなら返せるだろう、という話なんですね。
うるさい経済理論や金利うんぬんという話より実はこちらが為替の価値を定める本当の理由であることは明らかです。その意味で目に見えない日本の価値・・・、安全だとか清潔だとか殺人が少ないとか、そういう目に見えない社会資本の蓄積みたいなものも今後価値として大きくカウントされる筈。
実際円高で大変だって言ってんだから、経団連が反論するわきゃーないしね。これで円高の悩みからは永久に解放される。
タダみたいな普通預金金利でふうふう言っている国民も明日から5%の金利がもらえるようになる(これはちょっと条件付き)。銀行の手数料も思い切り安い。世界で一流の金融サービスが明日から受けられるようになるんですよ。もう郵便貯金もいらない。
年金問題も一気に解決。だって、今80円ドル化してしまえば円ベースでの資産価値は無茶苦茶大きくなって今までの投資の損は取り返せるはずですし、為替リスクを気にせずに最安値のアメリカの資産を買い占められます。カリフォルニアくらい、軽いですよ。将来は安泰。ついでに日本航空の問題も片付くしな〜、最高ですよね??
これで一番困るのは中国です。
自分の国がせっせためたドルによるバーゲニングパワーが一気に失われます。しかもドルが日本の金融政策によって左右されるようになってしまうので、キンタマを握られたような状態になってしまいます。これはまじで相当困る筈ですよ。
ということで、このアイデア、一部日銀関係者の間でも評判が良くて、このようにあまり反論らしい反論が出てこないんですが、如何でしょうかね。
真剣に検討してみるべきだと思います。
世界経済の救世主に日本がなる最後のチャンス・・・かもです。
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36 comments on “ドル円通貨統合への道”
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どうでもいい瑣末なことですが
ヤです。ャではありません。
キヤノン
それを中国が先にやれば、どうなるのだろう・・??・・
やってくれないだろうか?
日本が先行するとなれば、
阿鼻叫喚の果てに・・ぐっちーは攘夷志士に狙われる。
ただママから月一千五百万の小遣いをもらっている鳩さんは、理解力あるでしょう。いとも簡単にOKを出すかも知れない。
一郎幹事長は釣竿かついで行方不明になるかも知れない・・
私としては、円であろうと弗であろうと、グリーンマネー・・木の葉であろうと、頂戴する小遣いの薄さは同じである・・・
三原先生のアリとキリギリスで例えると、アリがキリギリスの食費を負担して共同生活を始める話でしょうか?
キリギリスだと思っていたら実はトノサマバッタなのかもしれないという疑惑が生じてきていて、腹をすかせたら奴ら飛蝗になって世界中を食い荒らして荒野になるかもしれないというところで、アリが救世主として助けるのですね?いい話です。
相手がキリギリスでもトノサマバッタでもアリを食べたりしませんし、逆にアリはいざとなったら…いい話ですね!
郵政解散から雌伏の亀井の逆襲まで、すべてをチャラにする、玉手箱のようなものですね。
コイズミチルドレンって、なんだったんだろうか?
もう少しわかりやすく書いてもらえれば…
なぐり書きのように書かれてるので^^;
日銀・旧大蔵の、世界のあれだけはやっちゃいけないバカの見本政策のおかげで内需はガタガタで円高の負の影響をもろに受けている様は怒りを超えて泣けてくる。これまでの金融政策を仕分けして貰う方がよほど日本にプラスではないか?仕分け委員にはクー抜きで。
円の為替の価値については別の見方もあるように思いますし、80円で止まらない気がするんですが。
これだけ騒いでいて未だ誰も今回の損失の全容を把握できていない中で、動くのは危険な気がしますが。もっとも何もやらないのがもっと怖いですし、市場の圧力で動くなんて時は最悪の時でしょう。
まさに、金本位制ならぬ
日本本位制ですね。
お金は何かに担保されなければならないと
思っていましたが。
米国債がデフォルトされるよりは良いですね。
本気で考えたほうが良いですね。
しかし、通貨の名前が「ドル」では日本人が納得しないでしょうね。
何か気の利いた名前に変えないと。
久々にバラ色の未来を見せて頂きました。
でも、GS出身者が日銀(東京連銀?)総裁になったりして、悪さしないでしょうか?
ぐっちーさんのそのすばらしいアイディアはいつもここで読むんですがその後を受け継ぐ人がいませんねー。
しかるべき人にもっと強く働き掛けてみてはどうでしょうか。
ぐっちーさんのような有能な方がここでくすぶっているのは実に惜しいことだと思います
難しくて分かったような、分からんような話で、そんなにうまく行くのですかねぇ。民主党政権がもたもたしているうちに、日本がどんどん落ちていく感覚。ほんと何やってんだか。財務大臣は、言わんでもいい時にいらんこと言ったり、肝心な時にまともなことも言わず。専門家面して自信満々だけど、全くの能無しじゃないのかね、ありゃ。それにしても、来春就職できない学生さんが、まだまだ沢山いるとか。何とかならないのかね、鳩山さん。可哀そうで涙が出るよ、ワシは。
オバマは米国にある膨大な無駄を取払おうと考えているんだろうか、チェンジの戦術は無駄を省く事だと気付いていないみたいだ、世界の警察や金融立国なんて政策は無駄だし、宇宙計画も予算を削る位でないと国の再建なんか出来っこないですよ、一度鳩山に相談すればいいと思う、鳩山はすでに日本の再生に道筋を付けた、鳩山は円のドル化を提言するだろうか。
日本のマスコミ様・政治家に出来るわけ無いです。戦争でも起きて、国会議事堂消滅⇒米国軍救済って話にでもなれば、ありうるかもですが。
ちなみに米国化するんだったら、日米野球リーグ合併だけは是非やって欲しい。
政治家の方々(現与党)が変なことを言い出すのではないかと思うと心配でなりません・・。
ftp://ftp.bls.gov/pub/special.requests/cpi/cpiai.txt
によると、アメリカの消費者物価指数は、
1995年4月 151.9
2009年10月 216.177
1ドル80円割れの時と比較して、42.3%の物価上昇。
対して、日本は、
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001015979&cycode=0
によると、
1995年4月 100.8
2009年10月 100.4
で0.4%の物価下落。
結局、1995年当時の$1=79円を現在に換算すると、$1=55円位。
現在の$1=86円は、1995年当時の$1=123円位ですかね。
(計算が間違っていたら、ごめんなさい)
円高と騒いでいるけれども、実は円安。
鳩さんは、ええかっこしいだからなぁ
家計が火の車でも、外面良く常に
ふるまい酒をするよーなおっちゃんだから
日本の政策でアメリカを自由にできるとなったら
一番喜ぶのは中国、韓国じゃないでしょうか。
民主党はマニュフェストで
「政権交代」を打ち出したのだから
次の参院・衆院で、しっかり政権交代
してほしいものです。
ドルと円が通貨統合した場合JGBとTreasuryはどっちに鞘よせされるんでしょう?Treasuryに鞘よせされると日本の機関投資家はJGBの評価損で爆死となってしまいますが、、、、
現在午前2時過ぎですが、為替はぐっちーさんの記事をあざわらうかのような不思議な動きをしています。
現在はドル・円がその他の通貨に対して上がっているので、ドルの全面安が否定されたようです。
結局、この24時間では円がドル・その他の通貨に対して一人勝ちしたことになりますね。
最近の株価指標を見ても他国が上を向いている中で日本だけ下を向いてるし、今日の為替も日本円だけ独特の動きをしているし、気味が悪いです。
どこかの国の偽札作りリも、これでドルに
一本化できて大助かりか・・・
間が抜けているな。
「いつか会えるわ、宇宙人」って。
オレたちは、毎日、嫌と言うほど見てるっつーに(爆!)
昔から良くささやかれている、¥と$の統合話。
アイデアとしては面白いですが、札を受取るたびに偽札判断をしなければいけない現在のドル紙幣の印刷は全部日本の造幣局に移管してくれんかなぁ…。
最近は日本紙幣の精巧な偽札も多いけど、ドルに比べたらまだましのような気が…
ちなみに、コメントに駄目だしして申し訳ないですが、キリギリス(本物)は結構肉食です。アリを食べるかどうかは?ですが、かなり他の虫を捕食します。
完全に人事で、たちの悪い野次馬ですね。
ドル安は確かですが、完全に円高じゃん。
政府の馬鹿大臣と同じですかあなたは。
庶民がいちいち韓国に行って買物できるわけもないし。
こういう、インパクトがある発想が出るところは、毎回驚いています。
流石としか言いようありませんね。
アメロの話が出るたびに、私も考えていたことです。
ドルの信用を担保するのは円しかないと。
将来的にはアメロよりも現実的なのはドルと円の統合、新通貨でしょうね。
名称が悩みどころですね。
総てはアラビアン・ナイト・・
ジンも魔力を失った・・・
砂漠のバベルの塔も崩壊する・・歴史に逆らえない・・
パームアイランドも
その内タイフーンが魚の住処にするだろ・・
今年は来年は
『ソロンょサロンょ』
と叫ぶ王侯や投資家が多いか!?
石油が枯渇した中近東・・が見えるとしたら、貴方も立派な預言者・・
是非
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ヤバイと囁かれてから、
時間はたっぷり・・稼いだアリババは多いでしょう・・・!!
日本産鴨が居ないことを・・いるのは鳩だけか・・
戦後60年以上も経過すれば、むしろこれくらいの変化がないほうが不思議かもしれないですね。サブプライム以降の変化が楽しみでしようがありません。金融核地雷の残りはあと3発くらいですか?
ぐっちーさん、「経済ZAP」の緊急配信ありがとうございます! きょうもなにか続報がないかと探していました。これからもよろしくお願いします!
>(結局バーナンキのおっさんが間違えて、日銀が正しかったではないか、というのが国際金融における共通のコンセンサス。
どこの世界の話?
日銀とその取り巻きの世界の話じゃなくて?
まだ禁酒を続けていらっしゃるのでしょうか
ドバイの債務返済延期要請の影響をどう見ていますでしょうか。昨年のリーマンショックのように世界を揺るがす金融問題に発展してしまうでしょうか。有料メルマガ会員です。11月30日配信分で解説して戴けないでしょうか。よろしくお願いします。
民主党政権に期待して、カブ、信用2階建てしたら、いよいよ追い込まれてきましたワ。
カブなんて、いつから始めても、仕掛け処間違うたら、このザマや。
いよいよ、最後の定期、解約か。
頼むから、追証入らんといてや。
ハトヤマはん、アンタは恵まれた境遇でよろしいなあ、ホント、早よどっかへ逝きなはれ!
月に数冊読む1500円の経済本よりよっぽど読ませてくれます。
これがあるからこのブログは止められません。
いやいやさすがプロですね!
この書きっぷりも大好きです。
これからも貴重な知識の発信、お願い致します。
ドル札に印刷されたフリーメイソンの目
統合の業績で晴れて希求してたメンバーにハトさんは認められ羽が34枚になる
今の円高は、円高ではなく、ドル安であるのが、ちとむなしいことですね。今中国に住んでいますが、現地のメディアの日本報道というのは、2〜3年前と比べてほとんどなくなってしまいました・・・影本当に薄くなりました。
為替ですが、$1/¥80では、中小製造業はやってはいけません。(海外勢にどんな努力しても負けてしまいます。)ドル安が仕方ないならば、中小製造業に海外進出促進させたり、一時的に材料屋支援して、原価下げさせる(やっちゃいけないけど、韓国はやっている)ような、変化に対応させる政策でもやってくれれば、まだましなんですがねぇ・・・
JALなんかに税金使ってる場合じゃないような気がしますがねぇ・・・
14年前も日本は相当悲壮感ただよってましたよ
1995年ですか? もうバブルはじけて5年もたって
いわゆる日本の失われた90年台 真っ只中です
ドバイ問題の緊急配信ありがとうございました☆
日本の借金800兆円とか国民一人当たり670万円って聞くと、
財政破綻する限界点ってなんなのか、
どこまで債務が膨らんでも大丈夫なのかって
心配に思ってたんですけど、
アエラ読んで、ぐっちーさんがなんで
大丈夫って言えるのかの理由がわかりました。
元本自体の返済をできるかどうかは、
日本国債はそのほとんどが国内で消化されているから、
それほど心配せずとも金融機関等が国民の預貯金で買い続けるから、
大きく売られることもない。
問題は、国債の支払い利息でしょうか。
利息を税収で払いきれなくなったら、デフォルト。
国債の残高800兆円よりも、支払い利息がいくらになるのか、
その額と税収の関係なんですね。
税収で足りなければ、利息も国債の発行で支払っていくのでしょうが。
日本はこのまま、ゼロ金利から脱出できないような気がしてきました。。
となると、株式や債券よりも、預貯金の比率が高い日本人にとって、
低利回りの預貯金でも、勝手に資産が増える方法といえば、
「円高」になるのですね。
ぐっちーさんが書いて下さってるいろんな媒体読むと、
話がつながりました♪
ここから先、米国債のモラトリアムをしたら
どんな影響が出るのかとか
円とドルの通貨統合あたりから、理解しきれなくて。。。
しまちゃん、かわいいですね☆
折りたたんだ前足と無防備な足の裏
さわりたくなっちゃいます(笑)
日本の将来にポジティブな考え方を久々に読みました。でも本当に日本は実質価値の創造でまだまだ安泰なのでしょうか。
例えば海外で携帯メーカと言えば今やアップルやらサムスンやらHTCやらで日本企業なんてどこ吹く風だし、家電はサムスンやらLGの成長著しく日本企業はプラズマクラスターや保温庫付き冷蔵庫なんていう海外では売れなさそうな代物ばかり作るし、スパコンの計算速度は日本企業で最高位のNECでも世界で22位だっていうし、PCメーカとしてもdellやhpに勝ててません。堂々と「勝ってる」って言えるメーカはゲーム機とクルマくらい?
ソフトは実質価値に含まれないような仕訳と推測されますが、アメリカはとりあえず現時点でネットのソフト分野においてトップをひた走り世界をリードしていることは間違いないないと思います。マイクロソフトやグーグル、アップルやアマゾン、ツイッターやフェースブックが生み出す将来的な価値は、インターネットを土壌にしている点で不安定な足場なのかもしれれませんが、これまでの経緯を考えれば引き続き莫大な価値を創造する可能性は当然ながら十分に持っているのでは。
この可能性と、日本の従来からの「ものづくり」で得られる収益とを比べて、アメリカの将来の方がリスクが高いということを言うにはもう少し裏付けがほしいと思いました。
日本企業の決算書を、ドルベースで書けば解決しませんかね?
円高になれば、それだけ黒字が増えると。