2005/03/31 15:07 | 社会 | コメント(4)
技術ない医師「トレーニングのため手術」 東京医大調査
この記事、今朝の朝日新聞でご覧になられて愕然とされた方が多いのではないでしょうか?
http://www.asahi.com/national/update/0331/TKY200503300370.html
すごいです。経験の無い医師に経験を積ませるために手術をさせるんです。しかもこれが「常識」ということですよ。まあ、我々は実験台ということなんですね?。
でも、驚いてはいけないんだそうです。実名は出せませんが私の同期の外科医によればこれはごく普通の見解で、東京医大が特別ではないんだそうです。しかも、すごいのは、若くて元気な奴ほど犠牲になりやすい、ということ。そのほうが回復力が強く、手術の成功確率が高いからだそうであります。
特に早期がんはねらい目で、多少失敗してもがんだったから、ごめんなさい、というとほぼ裁判にならんというのが実情だそうです。え”?、って感じですよね。
「友人として大学病院には近寄るなといっておくよ」
とのことでした。なんという・・・・・
えー、自分はもちろん、親兄弟が手術といわれたときの心得を聞きました。これってアメリカでは結構当たり前の線なんですけどね。
1.手術と言われたら本当に必要なのか、納得いくまで他の病院をまわる。いわゆるセカンドオピニオンですね。特にがんの場合は要注意。セカンドオピニオンを取りに行くからカルテを貸してください、と頼んで難色を示す場合、その医者からは即刻はなれるべし。
2.手術を行う場合、専門家の同伴もしくはビデオカメラの設置を申し出ること。アメリカではビデオは既に「必須」条件なんですが、日本でも最近は腕の良い医者であればあるほど歓迎されるようです。断る人はもちろん、「やばい」から。即刻その医師から離れましょう。
3.インターネットでその病気の最新の論文を10程度検索して、出来ればちゃんとしたドクターに説明をしてもらった上で主治医にみせ、コメントを求めること。その論文を知らなかったらその場でその病院をでましょう。
以上だそうです。「白い巨塔」って1970年代の小説なんですけどね、全く変わらん業界なんだそうです。金融界もまっさお、でした。
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4 comments on “技術ない医師「トレーニングのため手術」 東京医大調査”
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ro-rupannnaさんのブログから来ました。
こういう記事を書くのは、なかなか勇気のいることで、私もブログにいろいろ書いていましたら、突っ込まれた経験があります。(笑)
その結果、ブログの中で争っても、時間と労力の無駄だと思いましたので、半年分の記事を全部削除したのです。
勇気のあるブログに出会って嬉しいです。
今後ともよろしく御願い致します。
お褒めに預かり光栄です(笑)確かに私の友人であの店はまずい、とブログに書いてえらい剣幕で突っ込まれた経験のあるものがいまして、医療関係も結構きついだろーなー、とは思うのですが、ブログの性格を最大限利用して書く物は書く、文句があれば出ようじゃないかなどといきまいておる次第です。医療関係は特に酷い事が多く、本当はもっと書きたいんですが、ちょっとマーケット寄りになってしまいまして、すみません。今後ともご愛読くださいませ。ありがとうございました。
きょう、ランキングを見ていましたら、ぐっちさんのランキングを見つけてびっくり!
すごいランクの方だったのですねー、失礼致しました。
私の知人(友人みたいなものですが、先輩ですので)が、私のブログに「経済学を寄稿してくれているので、その記事を読みながら少しずつ経済を勉強して(させられて)いると考えていたのですが、ぐっちさんの記事は、鋭い指摘が入っているので、読んでいても、ドキドキします。
でも、マーケットに参入できる知識も経験も勇気もありません。(笑)
●玉●学大学