2008/05/22 13:45 | Weblog | コメント(5)
上昇気流
かんべえ先生に誉めて頂いたので・・・・と言う訳ではありませんが(笑)
http://tameike.net/pdfs8/tame391.PDF
プロが書くとこういうことになりますね。私がちんたら書くとわかんなくなりますが論点はこの通りです。
まあ、バーナンキの超ファインプレーになるか否か、ですが、私は昨日書いたとおりで、「どこかで炸裂」派です(笑)。
かんべえさんご指摘の通り、市場が大丈夫、と何をもって判断するかはなぞです。日本は公的資金だったわけですがこれはさすが、「お上」がでてきたのでもう安心だ、という極めて日本人的な安心感だったのかもしれませんね。
日本だとこれ、政府がやってます、とか政府の承認を得てますから、っていうとじゃ、大丈夫かという話になりますが、中国人の私の悪友たちはマッタク逆。
何、政府がやってる?? じゃその話は危ねーぜ、という事になる(笑)。更に更に本当はそのリスクを知っているのに、国に弱い日本人を相手に、これ、中国政府がやってるからゼッタイダイジョーブ、とかこれは上海市長がお墨付きを与えているプロジェクトだからゼッタイダイジョーブだよ、とかいってお金を巻き上げていくのだから手に負えません(爆)。
因みにワンさんはそんな悪いことはしませんから大丈夫ですが、みなさん、気をつけてください。国がやっている(ビジネス)ほど危ないものはないんですぜ。だから国鉄も潰れたし、年金だってあてにならんのですよ。
ということで関係ない話になってしまいましたが、アメリカでもおおむねそういう傾向があり、公的資金てな話がどれだけ受け入れられるかは疑問ですし、何より金融機関そのもののビジネスサイズが国の許容範囲を超えてしまっている可能性は十分にあります。
だって、これだけデリバティブ使ったら、実態は不明です。昨日書いた二つ目のリスクですね。最終的に国の手に負えないとなれば国債そのものの信用リスクに直結なのでやっぱりこれも一つ目のリスクになってしまう。
うーん、やっぱり何かに衝突しないと気がすまない感じですね。
所で昨日書き直すかも・・・、といったのはCDSの残高をどうしよう、と思ったのと貧困ビジネスって書いてなんかもっといい用語はないのかな、と思ったのが理由でそれほど深い意味はありません。
CDSの本当の残高は実はだれも解かりません。いろいろな取り方があるので。まあ、標準物の5年だけを取り出すのが解かりやすいかな、と思ったくらいですが、みなさんご指摘のようにすべてを総ざらい足しあげると5000兆円とかになってしまう可能性もございます。もーしりません、ってなけたですね。では!
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5 comments on “上昇気流”
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ご了承のうえ、ご利用ください。
しかし、デフォルト率が今後一年で前年度の5倍近く行くことがレポートされている
http://research.stlouisfed.org/fred2/series/DISCBORR?rid=19
オマケ ABX-HE-AA 06-2が南を向きだした。
http://www.markit.com/cache/curves/8fb4eb545711de4e38c990d5547.png
資本主義改訂版になる可能性が・・・
まさか
過去の日本をお手本とする・・・
実は
少し前の日本が一番進んでいたなんて・・・?!
日本と比べ格段に優秀と言われている米国の金融機関が、最悪の前提で証券化商品の評価損を試算すれば、妥当な数字が出てくるだろう。
但し影響力の大きい彼らは、拙速に公表することはできないだろう。
GSがそれなりの数字を出したことは、時期を吟味した結果と思えるが。
彼らや著名投資家がなすすべはないと公言した時が、金融危機のタイムリミットだろうが、頭脳明晰な米国ならもう少しマシな対策が出てくるかもしれない。
で記事に出しちゃうくらいだから公然の秘密なんでしょうね。
何せ直後からあまりにも段取りがうますぎると作られたシナリオ説が出てましたからね。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=aTnzwCDEnnmY&refer=commentary
アメリカ経済は守られるはず…
しかしそれを支えて来た 新興国は超悲惨ですね。
やっぱり基軸国家には勝てません。(爆
調子に乗っていた かの国大丈夫でしょうか?