2021/01/26 05:00 | 米国 | コメント(1)
バイデン政権の始動
■ バイデン氏、大統領令に次々署名 「パリ協定」復帰など(1月21日付BBC)
■ バイデン氏、感染対策に「戦時下」の権限発動へ 10件の大統領令に署名(1月22日付BBC)
以下の記事で述べたとおり、バイデン新大統領は、就任から数日間で、30にも上る大統領令などの行政命令に署名し、法案を提出するなど、活発な動きを見せています。
・「バイデン新大統領の就任式、バイデン政権の始動、バイデン政権閣僚の指名承認公聴会、米上院の民主党議員の就任」(1/25)
もっとも、就任式で「結束」を呼びかけながら、その直後にトランプ政権からの大転換を一気に進めることにはどうなのか・・というツッコミも聞かれます。これは、共和党側からすれば当然の反発でしょうが。
また、上院では閣僚候補の承認プロセスが進み、経済対策法案の審議も行われようとしています。こうした最新の状況を踏まえ、バイデン政権の当面の課題について解説します。
※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。
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バイデン政権の始動
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●政権のアジェンダ
●経済対策の展望
●上院の展望
●外交の展望
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あとがき
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■ ホワイトハウスの住人が交代する時 スタッフの引っ越しに徹底清掃(1月20日付BBC)
■ バイデン米大統領の執務室、トランプ氏との違いは?(1月23日付BBC)
ホワイトハウスの模様替えです。バノンが勧めたアンドリュー・ジャクソンの肖像画の交換(ベンジャミン・フランクリンに)は当然として、マーティン・ルーサー・キング、ロバート・ケネディ、フランクリン・ルーズベルトらの胸像や肖像画が持ち込まれたとのことです。
ジョージ・ワシントンやトマス・ジェファーソンについては、歴史の再評価の論争もあったので、どのように扱うのかな・・と思っていたら、ハミルトンやリンカーンと並べて、「意見の違いがあることも民主主義」というメッセージにしたそうです。よく考えていますね。
なお、ホワイトハウスの「ウェスト・ウィング」や「アイゼンハワー・エグゼクティブ・オフィス・ビルディング(EEOB)」については、こちらの記事のあとがきで私の思い出を書いたので、ご関心のある方はご覧下さい。
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One comment on “バイデン政権の始動”
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JDさんのメルマガでは、個々の人物が丁寧に描かれているので読んでいて楽しいだけでなく、よりリアルに状況がとらえられるのでとても面白いです。
私の中では「ジョー・マンチン」がアツイですが・・・(笑)。
議席数ギリギリの今の状況をどう乗り切っていくのか、エキサイティングですね。
また、各閣僚がそれぞれの分野での対中スタンスが分かりやすく有益でした。それにしても、政権内の足並みがそろっている印象を強く受けています。