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2020/10/27 05:00  | 米国 |  コメント(4)

米大統領選まで1週間


【米大統領選2020】 パンデミック対策や差別、汚職などで論戦 最後の討論会(10月23日付BBC)
【米大統領選2020】 最後の討論会をファクトチェック(10月23日付BBC)

大統領選まで残すところあと1週間になりました。11月3日の投開票日では決まらない可能性も高いですが、ともかくも米国民の審判は下されます。

トランプ大統領とバイデン前副大統領は先週も激戦州を連日訪問。トランプはネバダ、アリゾナ、ペンシルバニア、ノースカロライナ、フロリダ、オハイオ、ウィスコンシン、バイデンはノースカロライナ、デラウェア、ペンシルバニアを訪問しました。トランプは土曜にフロリダで期日前投票を行った後、その日のうちに3州(NC、OH、WI)で選挙集会を開催しています。恐るべきバイタリティです。

そして、第2回にして最後のテレビ討論会がテネシー州ナッシュビルのベルモント大学で行われました。司会はNBCのクリステン・ウェルカー。第1回の混乱を踏まえ、司会が最初の2分間はミュートにできる設定にしたこともあり、はるかに「まともな」討論会になりました。

また、NYポストが報じたハンター・バイデンのスキャンダル疑惑は、その後も広がりを見せており、Foxなど保守メディアがさかんに取り上げています。

討論会の直前には、ハンターの元ビジネスパートナーであるトニー・ボブリンスキが記者会見を開催。NYポストの報道にあったハンターのラップトップにあったというメールの受取人は自分である、自分はバイデンの大統領選出馬前にはバイデンに会っていた、ハンターの中国企業との投資ベンチャー計画に関する協議にはバイデンも関与していたと発言しました。

大統領選当日までの大きなイベントとしては、上院本会議によるエイミー・コニー・バレット判事の連邦最高裁判事指名の承認採決が予定されています。

こうした動きを踏まえ、最新の展望をお伝えします。

※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。

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米大統領選まで1週間
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●第2回テレビ討論会
●世論調査の動向
●ハンター・バイデン問題
●投票手続きの混沌
●上院選の展望

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あとがき
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【図解】米大統領官邸「ホワイトハウス」(10月6日付AFP)

記事には書かれていませんが、真ん中の建物は「アイゼンハワー・エグゼクティブ・オフィス・ビルディング(EEOB)」といって、NSCやOMBなどのホワイトハウスのスタッフはここに詰めています。

私はかつてワシントンDCの大使館で勤務していましたが、私のような事務レベルの人間が会うのはNSCなどの担当官なので、ホワイトハウスに行く場合には、十中八九EEOBに行くことになります。国務省と並んで、かなりの頻度で訪問するオフィスでした。

「記者会見室」と「ローズ・ガーデン」にもよく行きました。たとえば総理の訪米のときは、共同記者会見があるので、必ず行きます。地図で見てわかるとおり、ホワイトハウスの敷地は広く、入り口も沢山あります。公用車ではなく借り上げの車両を使うと、間違った入り口に行くことがあり、タイトなスケジュールなときには大事故になります。このため要人が来るときには、入り口の位置からスクリーニングの場所に至るまで自分の目と足で確認し、徹底的にロジを詰めたものでした。

ウェスト・ウィング」は、かつて同じ名前のテレビドラマ(『The West Wing』、邦題は『ザ・ホワイトハウス』)がありました。ホワイトハウスのスタッフたちの仕事ぶりを描いた作品で、大統領はマーチン・シーンが演じていました。

今では『ハウス・オブ・カード』など政治を主題にした作品も珍しくありませんが、当時は、これだけ真正面からリアリティで勝負する本格的な政治ドラマは稀でした(同時期に『That’s My Bush!』というブッシュ大統領を主役にしたドラマがありましたが、これは完全なコメディ(シットコム)でした。私は好きでしたが)。そのクオリティは極めて高く、今見ても十分に楽しめます。私はDVDボックスをもっています(残念ながら、現在のところ動画配信はない模様)。

それにしても、このドラマで描かれる、ホワイトハウスのチームの一体感、大統領をはじめとする登場人物の党派を超えた気高さは、何やら遠い昔、古き良き時代の風景に見えます。2000年代のドラマですから、それほど昔ではないはずなのですが・・。

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4 comments on “米大統領選まで1週間
  1. KB より:
    2ちゃん

    なるほど、日本人の「英語コンプレックス」と、情報リテラシーの低さが引き起こした弊害でしょうか。目の前のキャッチーで面白い情報についつい飛びついて、それで「分かったフリ」をしてしまう、己の良くない思考回路を反省しました(苦笑)。
    そんなわけで、「ハンター・バイデン問題」については問題そのものも、ですが、これを取り巻く事情や「情報」への向き合い方についても認識を新たにしたところです。
    それにしても、バイデンの息子は兄弟でだいぶ趣が違いますね。

  2. リコママ より:
    AI脳を打破

    今まではJDさんのメルマガは難しいからと、あと書きしか読んでいなかったのですが、(主人はJDさんのファンです)ぐっちーさんの親友、新井紀子さんの「AIに負けない子供を育てる」を最近読んで、JDさんにメルマガの本文を読もう!と決意しました よろしくおねがいします。今回のブログと関係がない内容で恐縮です

  3. JD より:
    リコママさん

    ありがとうございます。リコパパさんからもコメントをいただいていますね。
    あとがきだけでも読んでいただけるのであれば嬉しいですが、本文についてもご感想お聞かせいただけるとなお嬉しいですね。
    映画のカテゴリー整理も検討していますので、今しばらくお待ち下さい。

  4. リコママ より:
    映画のカテゴリー整理

    楽しみにしています♡8月頃、ツイッターでJDさんがRBGのことをツイートしてすぐ、家族で映画を見ました。彼女のことを夫婦共に知らなかったですし、亡くなった今となっては、こんなに有名で重要な方を知らなかった事実に唖然としました。JDさんのメルマガ(「あとがき」だけでも)を通して様々見識を得て豊かになっています。

    賢いぐっちーさんでさえ、時には山川の教科書を開きながら、頭に叩き込んでいらしたので、私もいつか実のある感想を送れるようになりたいと思います!

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