2018/08/10 05:00 | 東南アジア | コメント(4)
タイの王室・軍と政治経済の構造
■ タイ洞窟から生還の13人、「2キロ痩せたが健康状態は良好」(7月11日付ロイター)
タイでは北部の洞窟で少年らが閉じ込められ、救出される事件があり、国内外で大きな注目を集めました。この事件の解決に際しては、タイのワチラロンコン国王と暫定政権の積極的な発信が目立ちました。
タイの現状と展望については以下の記事で詳しく述べており、一見するとここから大きな変化はないように見えます。
・「タイ政治(1):総選挙の延期」(2/21)
・「タイ政治(2):権力構造と今後の展望」(2/23)
しかし実際には様々な動きが起こっています。それは洞窟の事件からも読み取ることができます。本日はタイの政治経済の構造と展望について、最近の王室と軍の動きを中心に解説します。
※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。
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タイの王室・軍と政治経済の構造
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●タイ経済の発展と課題
●国王、軍・官僚、財閥
●国の分裂のおそれ?
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あとがき
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記事本文でタイの王室と金正恩の関係に言及しましたが、その金正恩は真夏の中、ナマズの養殖を視察していたようです。
■ 金正恩氏、帽子姿でナマズ養殖場を視察 満面の笑み(8月7日付AFP)
相変わらずユニークなセンス・・親しみはわきますが・・(苦笑)。以下の記事で、スイス留学時代のクラスメートの話によれば、金正恩はバスケに熱中し、NBAのファンで、『スラムダンク』など日本のマンガやアニメを好んでいたと書きましたが、現代的なセンスを持ちながら、おそらく計算でやっているのでしょうね。
・「南北首脳会談」(5/2)
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4 comments on “タイの王室・軍と政治経済の構造”
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しかし、あれだけ少年の洞窟救出劇を見ておきながら、政治や経済、さらには独立運動の”火種”など、全く気付いてはいませんでした。
受け身で情報を浴びている、というのがいかに怖いことか・・・
タイの連載では、国内の様々なギャップや閉鎖的かつ独特な国の体制を知るとともに、私自身の『無知の知』を実感しました、苦笑・・・
国王の写真を・・
追いかけましたが・・
国民の評判が良いと聞く・・
シリントーン王女
今は・?!・・・
( ^ω^)
記事にも書きましたが、それは国民に対して熱心にアピールしているからです。特に地方で。王女は元気ですが、色々あります。メルマガで別途書きます。
いよいよ来月総選挙かと思いきや、ワチラロンコン国王の実姉が次期首相に立候補とは、まさかの展開でした。
選挙戦で批判したら、やはり「不敬罪」に問われるのでしょうか?(苦笑)
以前、JDさんの現地レポートなどで、国民が「政治と経済の安定を望んでいる」とお話がありましたが、こういった動きは国内でどのようにとらえられているのでしょうか?
それにしても、お姉様、67歳には見えないお姿・・