2017/11/10 05:00 | 中東 | コメント(1)
クルドの独立問題と内戦の危機
■ ロスネフチが経営権、イラク・クルド人自治区の石油パイプライン(10月20日付ロイター)
■ クルド選挙、来年実施=当初予定より8カ月延期-イラク(10月24日付AFP)
■ イラクのクルディスタン地域政府、独立への動き凍結を提案(10月25日付BBC)
■ クルド自治政府、バルザニ議長が退任表明(10月30日付ロイター)
クルド独立問題については、以下の記事で詳しく解説しました。
ここでは、クルドの独立投票とイラク進軍を受けた後の撤退の背景には、 KDP(クルド民主党)とPUK(クルディスタン愛国同盟)の内紛とイランの特殊部隊の暗躍があったことを説明しました。
今後の展望については、クルドは、イラク政府との交渉に臨み、自治区の存続を認めてもらう他なく、KDPすなわちバルザーニ派は力を失うこと、イラク政府との交渉が期待できるPUKが力を伸ばし、さらにイランが勢力を拡大することを指摘しました。
その後、上記記事のとおり、状況に進展がありました。
おおむね私の予想どおりの展開になっていますが、読者の方から、もっと詳しい説明をして欲しいとのご要望がありました。
そこで、あらためて最新の情勢をふまえて解説します。
※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。
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クルドの独立問題と内戦の危機
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●独立投票の背景
●バルザーニの思惑
●内戦の危機?
●ロシア、トルコ、米国の思惑
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あとがき
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バージニア州知事選は、民主党のラルフ・ノーザムが勝利。
まずは民主党は最悪の事態を免れました。結果については来週解説します。
ケヴィン・スペイシーのセクハラ・スキャンダルは拡大している模様。これでは『ハウス・オブ・カード』は絶望的ですね。
このへんは米国は本当に厳しい。息苦しいくらい・・その息苦しさを破って支持を得てしまったのがトランプでしたが。
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One comment on “クルドの独立問題と内戦の危機”
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おさらいを交えつつ、わかりやすい解説ありがとうございます。
歴史や政治は「人」が作っているので、表面的な事象だけでなく、今回の記事のように、”KDP党首のバルザーニが何を考えて、そういう行動をとったのか?” という視点を加えていただくと、とてもわかりやすく、リアリティをもって現状を見ることができますね。
関係国の利害もコメントしていただいているので、その点もとても勉強になりました。