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2017/10/17 05:00  | 中東 |  コメント(2)

トランプ政権の新イラン戦略


トランプ氏がイランの合意順守認めず、議会に制裁判断要請(10月13日付ロイター)

トランプ大統領が新たなイラン戦略を発表。イランは核合意を遵守しているとは「認めない」という考えを示しました。

※イラン核合意については「イラン核協議:枠組み合意の成立①/」を参照。

イラン核合意については、米国内法上、政府がイランの遵守状況を90日ごとに判断し、議会に報告することが義務付けられています。トランプ政権は過去に2回、イランの合意遵守を認める報告を行ってきました。

しかし、10月15日に3回目の期限を迎えるにあたり、おそらく今回は合意順守を認めないのではないか・・と推測されていました。今回の発表は、その大方の予想に沿った内容で、サプライズはありません。

議会は、政権の報告を受け、60日以内に制裁を再発動するか判断することになります。

また、今回の発表に先立ち、報道によれば、トランプはイラン革命防衛隊をテロ組織に指定することを検討していました。今回の発表では、制裁の強化を宣言し、これを受けて、米財務省が同日に制裁対象の拡大を発表。イランに強いプレッシャーをかける行動に出ています。

このトランプ政権の対応は、非常に複雑で微妙なニュアンスを含んでいます。イランに対する強硬姿勢を示していることは明らかです。しかし、核合意については、やろうと思えば、政権は自ら制裁を再発動して合意を破棄することができるのに、あえてそれはせず、議会に対応を預けました。革命防衛隊への制裁も、やるやると言われていたテロ組織指定はいったん見送りました。

これら一連の対応が意味するところは何か。米・イラン関係はどうなるのか。

また、トランプは、イランとの核合意以外にも、オバマケアの骨抜き、クリーン・パワー・プランの撤廃など、オバマ政権の政策の否定に熱心に取り組んでいます。

これらもあわせて、トランプの政策の背景と展望を解説します。

※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。

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トランプ政権の新イラン戦略
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●トランプの思惑
●核合意の行方
●米・イラン関係の今後
●オバマのレガシーの否定

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あとがき
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とにかく寒かったですね。コートを着ている人も見かけました。

そろそろ冬でしょうか。近いうち、私は暑い地域である南アジアに長期間滞在することになるので、ちょうど良いかもしれません・・(笑)。

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2 comments on “トランプ政権の新イラン戦略
  1. Kosei より
    トランプ分析

    最後のコメントが秀逸でした。水も漏らさぬというのか、
    批判的な立場を取りつつ、一方で冷静に出来事を見ることもできるものなのですね、、。

  2. ペルドン より
    冷静なる観察

    トランプ効果・・
    トランプは・・混沌を政権のエネルギーにしている様子ですね・・
    基礎石はマティス達・・
    とあれ・・イランと北帝国との地下通路・・
    見過ごしに出来ないのでしょう・・

    お暑い処に長期間・?・・お熱い方と・?!・・・良いなぁ・・
    ( ^ω^)・・・(笑

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