天気は悪いですが、湿気があって、暑くなってきましたね。

今週は猛暑になるとか。私は夏が好きなので、基本的に気分はアガるのですが、平日スーツのときはつらいですね･･･

先週の動きです。

6/26（月）
・米印首脳会談（ワシントンDC）
・米最高裁が入国制限の大統領令の差止処分を一部解除

6/27（火）
・欧米でサイバー攻撃

6/29（木）
・米韓首脳会談（〜30日、ワシントンDC）
・英女王演説の最終採決
・米国が北朝鮮制裁の一環で中国の銀行を制裁対象に指定
・米国が台湾への迎撃ミサイルなどの武器供与を表明（15年12月以来）
・トランプ大統領がテレビ番組司会者をツイッターで攻撃
・イラク軍がモスルのヌーリ・モスクの制圧を発表

7/1（土）
・香港返還20周年、行政長官就任式
・インドでGST導入

●トランプ外交

インドのモディ首相、韓国の文在寅大統領との初の会談は、予想どおりまずは無難に終わりました。

モディ首相との熱い抱擁（ベアハッグ）も話題になりました。モディは、これはと思った人（安倍首相、オバマ、プーチン、エルドアン･･･）には抱きつくという独特の外交術（？）をもっていますが、トランプ大統領には記者会見の前後で何と3回も抱きつきました。これには、あのトランプもちょっと引いているようですね･･･笑

一方、トランプ政権は、中国への圧力を急速に強める動きに出ています。「今週の動き」で述べるG20での米中首脳会談への伏線としても注目に値します。

●英国政治

英女王演説の最終採決は、実質的にはメイ新政権に対する信任投票ですが、DUPの支持を何とかとりつけ、紙一重で何とかクリアしました。

しかし、DUPとの連携は英国政治の伝統を破壊するものという批判があり、相変わらずメイ首相への不信感も大きく、BREXIT交渉ではEU側が完全に相手を吞んでいる構え。前途多難な状況は続きます。

一方の労働党は、コービン党首が意気盛んです。本気で政権を獲る構えを見せており、若者の支持を集めていますが、こちらも党内でのコービン批判も相変わらず大きく、混沌とした状況です。

●「イスラム国」

「イスラム国」のイラクでの拠点モスルが陥落し、さらにシリアでの拠点ラッカも最終局面に入っています。

「イスラム国」の壊滅は目前ですが、テロの脅威と特にシリアでの力の空白が問題として残ることは「イスラム国の終焉」で述べたとおりです。

今週の動きです。

​7/3（月）
・習近平国家主席がロシアを訪問、中ロ首脳会談（〜4日）

7/4（火）
・インドのモディ首相がイスラエルを訪問（〜6日）
・シリア和平協議（アスタナ、～5日）

7/5（水）
・トランプ大統領がポーランドを訪問

7/7（金）
・G20首脳会議（ハンブルク）

●G20

G20は、一帯一路サミットのごとく、習近平が新興国を含む世界秩序のリーダーとしての地位をアピールする絶好の機会になるでしょう。

しかし、マルチ以上に注目されるのは、この機会に行われるであろう数々のバイ会談です。

米中、日米韓、日中韓･･･様々な会談が構想されていますが、先週の動きで述べた直近の米国の動きもあり、やはりすべての動きの中心にあるのは中国。また、トランプ大統領とプーチン大統領の初の会談も注目されます。

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