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2024/12/23 00:00  | 今週の動き |  コメント(0)

今週の動き(12/22~28)トランプ・マスクと議会、次期駐日大使


先週のオンラインセミナーは大盛況でした。沢山の方々にご参加いただき、質問やコメントも尽きず、いつものことですが、1時間半では終わりませんでした。次回からは最初から2時間と設定した方が良さそうですね(笑)。ご参加くださった方々に厚くお礼申し上げます。

さて今週は久しぶりに米国にフォーカスします。トランプとマスク、共和党・民主党との間で興味深い動きがあったので、そこから次期政権での見通しを考察します。次期駐日大使についてもコメントします。年末ということでいつもよりコンパクトになっています。今週はこの後、「2024年の回顧」をお届けし、それをもって今年の締めくくりとさせていただきます。

【目次】

1.先週の動き
(1)トランプ・マスクと議会の駆け引き
(2)次期駐日大使の指名
2.今週の動き
3.今週のドラマ
4.近況報告
5.あとがき

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先週の動き
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12/15(日)
・トランプ次期大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が電話会談
・トランプ次期大統領と安倍昭恵元首相夫人が面会(フロリダ州パームビーチ)
・バイデン大統領と韓国の韓ドクス首相が電話会談
・英国の先進的環太平洋経済連携協定(CPTPP)加盟が発効
・シリアのシャーム解放機構(HTS)のジャウラニ指導者と国連のペデルセン特使(シリア和平担当)が会談(ダマスカス)
・イスラエルがゴラン高原の人口を倍増させる計画を承認

12/16(月)
・トランプ次期大統領が大統領選後初の記者会見(フロリダ州パームビーチ)
・トランプ次期大統領とソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が会談(ソフトバンクグループは1,000億ドルの対米投資を発表)(同)
・トランプ次期大統領がジョージ・グラス元駐ポルトガル大使を駐日大使に任命すると発表
・トランプ次期大統領がアイオワ州都デモインの地元紙デモイン・レジスターと親会社ガネットに対しアイオワ州の消費者詐欺法の違反を理由に提訴
・米連邦議会の共和党と民主党指導部が25年3月14日までのつなぎ予算案で合意
・中国衛星網絡集団(星網)が低軌道通信衛星の打ち上げに初めて成功
・カナダのフリーランド副首相兼財務相が辞任
・ドイツ連邦議会がショルツ首相の信任投票を否決(ショルツ首相はシュタインマイヤー大統領に議会の解散を提案)
・EU外相会合(ブリュッセル)
・シリアのアサド前大統領がモスクワから声明を発表

12/17(火)
・米大統領選挙の選挙人投票(トランプ次期大統領が過半数を獲得)
・FOMC(~18日)
・モスクワで爆発、ロシア軍のイーゴリ・キリロフ放射線化学生物学防護部隊長が死亡(ウズベキスタン国籍の男が拘束されウクライナの特務機関に雇われて犯行を実行したと供述)

12/18(水)
・イーロン・マスクとトランプ次期大統領がつなぎ予算案への反対を表明
・トランプ次期大統領と英国のスターマー首相が電話会談
・米国防総省が中国の軍事力に関する年次報告書を公表
・FOMC最終日(FF金利の誘導目標を0.25%引き下げ(4.25~4.5%))
・中国の王毅外相とインドのドバル国家安全保障補佐官が会談(北京)
・台湾の馬英九元総統と中国国務院台湾事務弁公室の宋濤主任が会談(ハルビン)

12/19(木)
・米下院が25年3月14日までのつなぎ予算案を否決
・ロシアのプーチン大統領の年次記者会見(モスクワ)
・EU首脳会議(ブリュッセル)

12/20(金)
・米下院が25年3月14日までのつなぎ予算案を可決
・リーフ国務次官補とシリアのシャーム解放機構(HTS)のジャウラニ指導者が会談(ダマスカス)
・マカオの返還25周年記念式典(習近平国家主席が出席)(マカオ)

12/21(土)
・米上院が25年3月14日までのつなぎ予算案を可決

●トランプ・マスクと議会の駆け引き

米国では、つなぎ予算の期限が12月20日に迫る中、共和党と民主党の指導部の間で交渉が行われ、その3日前の17日に来年3月14日まで延長する新たなつなぎ予算案で合意に達しました。ギリギリのタイミングで政府閉鎖を回避するという、ここまではよくある話でした。

ところがイーロン・マスクが突然この予算案への反対を表明しました。議員給与の引き上げなど政府支出を拡大する条項が入っていることが反対の理由です。続いてトランプ次期大統領も反対すると表明し、(現在停止されているが、来年1月2日から再び有効となる)債務上限の引き上げを求めました(その後のインタビューでは廃止した方が良いと発言)。

これを受け、下院共和党は当初の案を大幅に簡素化、債務上限の2年間の停止を含めた新たな案を策定し、ジョンソン下院議長が採決にかけました。しかし3分の2の賛成を得られず否決(賛成174、反対235)。民主党議員のみならず、共和党議員38人が反対票を投じました。

その後、共和党と民主党はあらためて交渉し、債務上限の停止を外した修正案を策定。再び採決をとり、今度は無事可決しました(賛成366、反対34)。民主党議員は全員が賛成し、反対票はすべて共和党議員でした。上院でも可決され、政府閉鎖は土壇場で回避されることになりました。

予算案をめぐる攻防と政府閉鎖の土壇場での回避は、米議会の年中行事であり、見慣れた光景です。しかし今回は、議員でもないマスクとまだ大統領になっていないトランプの介入という異例の事態が起こり、共和党と民主党はそれぞれ非常に興味深い対応を見せました。トランプ政権発足後の権力のダイナミクスを占う上で示唆に富むイベントになったといえます。その意味を解説します(※メルマガで解説)。

●次期駐日大使の指名

トランプ大統領が駐日大使に実業家で第1期トランプ政権で駐ポルトガル大使を務めたジョージ・グラスを指名しました。

グラスはオレゴン州出身で、投資銀行や不動産会社の経営者であり、16年大統領選のときからトランプを支持し、大口の献金者でした。今回の人事のポイントを解説します(※メルマガで解説)。

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今週の動き
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今週のドラマ
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最近読んだお勧めの本や印象に残った映画、ドラマなどをご紹介します。

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近況報告
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最近の仕事やプライベートについて、徒然なるままに書きます。

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あとがき
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The 50 best Christmas songs of all time(11月28日付Time Out)
The best Christmas movies of all time, updated for 2024(12月20日付Time Out)
【特集】僕らの心に残る定番クリスマスソング 名曲24選(12月7日付HMV)

クリスマスの時期になると気になるクリスマスソングとクリスマス映画。昨年はメルマガ第741号(23/12/25)でソング、一昨年は同第683号(22/12/26)で映画を紹介しましたが、今年は両方をチェックしてみます・・・(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。

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