2024/09/02 00:00 | 今週の動き | コメント(0)
今週の動き(9/1~7)ハリスのインタビュー、ウクライナのクルスク作戦、バングラのハシナ政権の崩壊
さて、今週もまずは米大統領選です。ハリスの初のインタビュー、最新の世論調査と政策動向、これらを踏まえた最新の展望をお伝えします。ウクライナ情勢と、読者の方のリクエストに応え、バングラ情勢も取り上げます。
【目次】
1.先週の動き
(1)ハリスの初のインタビュー
(2)ウクライナ軍のクルスク作戦
(3)バングラのハシナ政権の崩壊
2.今週の動き
3.近況報告
4.あとがき
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先週の動き
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8/25(日)
・イスラエルがレバノン南部のヒズボラノ拠点を「先制攻撃」したと発表
・ヒズボラがイスラエルの11カ所の軍事施設を320発以上のロケット弾で攻撃
・イスラエルとハマスの停戦協議(カイロ)
・北朝鮮の先軍節
8/26(月)
・米印首脳電話会談
・米民主党がジョージア州の選挙管理委員会の新規則の無効を求める訴えを同州の裁判所に提起
・米司法省のスミス特別検察官が米連邦地裁によるトランプ前大統領の機密文書持ち出し容疑の起訴の却下に対し上訴
・米共和党政権の元高官ら約240人がハリス副大統領を支持する書簡を発表
・トランプ前大統領が米国州兵協会の年次総会で演説(デトロイト)
・太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会合(トンガ・ヌクアロファ、~30日)
・中国軍の「Y9」情報収集機が長崎県男女群島沖の領空を侵犯したと防衛省が発表
8/27(火)
・サリバン大統領補佐官と王毅外相が会談(~28日、北京)
・米司法省のスミス特別検察官がトランプ前大統領の連邦議会襲撃事件への関与について米国を欺く罪等4件の重罪の容疑で新たな起訴状を提出
・印ロ首脳電話会談
・ウクライナのゼレンスキー大統領がバイデン大統領、ハリス副大統領、トランプ前大統領に対し戦争終結案を示すと発言
・日中友好議員連盟の二階会長らメンバーと中国共産党中央対外連絡部の劉建超部長が会談(北京)
8/28(水)
・日中友好議員連盟の二階会長らメンバーと中国の趙楽際・全人代常務委員長、王毅外相が会談(北京)
・パリ・パラリンピック開幕(~9/8)
8/29(木)
・ハリス副大統領とミネソタ州のウォルズ知事に対するCNNのインタビューが放映
・サリバン大統領補佐官と中国の習近平国家主席、張又俠・中央軍事委員会副主席が会談(北京)
・トランプ前大統領がミシガン州ポッタービルとウィスコンシン州ラクロスで選挙集会
・香港の裁判所が民主派ネットメディア「立場新聞」の鍾沛権元編集長と林紹桐元編集長代理に扇動出版物発行の共謀罪で有罪判決
8/30(金)
・トランプ前大統領がペンシルベニア州ジョンズタウンで選挙集会
・ウクライナのゼレンスキー大統領がオレシチュク空軍司令官を解任
・ウクライナ情勢に関する国連安保理会合(NY)
・EU国防相会合(ブリュッセル)
・太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会合最終日(米領サモアとグアムを準メンバーとして承認)(トンガ・ヌクアロファ)
8/31(土)
・台北地方検察署が台湾民衆党の柯文哲党首を汚職の容疑で逮捕
・イスラエルがガザでのポリオの予防接種のためガザでの戦闘の一時休止で合意したとWHOが発表
・ドイツのチューリンゲン州とザクセン州の議会選挙
●ハリスの初のインタビュー
ハリス副大統領とミネソタ州のウォルズ知事がCNNのダナ・バッシュによるインタビューに応じました。以下の記事で述べたとおり、ハリスが大統領候補になってからメディアのインタビューに応じるのはこれが初めてです。
・「米民主党大会」(8/26)
インタビューは18分、ライブではなく事前に収録されたものでした。ハリスは、大統領に当選したら最初に取り組むこととして経済政策を挙げ、最優先事項は中間層を強くすることであるとした上で、スローガンとして掲げている「誰もがチャンスを得られる経済(opportunity economy)」を目指すと述べました。
かつて禁止を主張していたフラッキングへの支持も表明しましたが、方針を転換した理由は説明しませんでした。また、共和党員を閣僚に起用する考えを示しました。ハリスの黒人のアイデンティティーを疑問視するトランプ前大統領の発言には「いつもの古いやり口だ」と一蹴。国境強化策やガザ情勢への立場についても説明しました。
ハリスの支持率は、民主党大会が終わった後も上昇傾向が続いています。党大会の期間中に8,200万ドルの資金を集め、7月に大統領候補になってから集めた資金は5億4,000万ドルに上りました。トランプ陣営も資金調達は好調で、7月に1億3,870万ドルの資金を集めましたが、ハリス陣営はこれを大きく上回りました。
これら最新の動向のポイントを解説した上で、大統領選の最新の展望をお伝えします(※メルマガで解説)。
●ウクライナ軍のクルスク作戦
ウクライナ軍のクルスク州での作戦は続けられています。ゼレンスキー大統領は8月27日の記者会見で、クルスク州での作戦は「勝利の計画」の一環であるとして、この計画をバイデン大統領、ハリス副大統領、トランプ前大統領にこれから説明するつもりだと述べました。
シルスキー司令官はウクライナ軍は1,294平方キロメートルのロシアの領土を制圧し、100の集落を掌握していると述べました。クルスク作戦については以下の記事で作戦が始まった時点での考察を述べましたが、その後の展開を踏まえ、あらためてポイントと今後の展望を解説します(※メルマガで解説)。
・「ウクライナのクルスク作戦」(8/12)
●バングラのハシナ政権の崩壊
8月5日、バングラデシュのハシナ政権が崩壊し、軍のバックアップでムハマド・ユヌス博士率いる暫定政権が発足しました。
米欧や中国、インドは暫定政権の発足を歓迎し、支持する声明を発表しています。しかし、日本政府はここまで明確な立場を示しておらず、ニュアンスのあるメッセージを出しています。
日本ではなかなか詳しく報じられることがありませんが、新興国のリスク、インド太平洋の地政学・安全保障、日本政府の外交の考え方などを知る上で大いに示唆に富む動きでした。読者の方からのリクエストもあったので、ポイントを絞って、本メルマガならではの考察をお伝えします(※メルマガで解説)。
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今週の動き
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近況報告
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最近の仕事やプライベートについて、徒然なるままに書きます。
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あとがき
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トランプ前大統領の選挙集会で、フー・ファイターズなど人気アーチストの曲が無断使用されることが話題になっていますが、こちらに曲の使用を許可しないとするアーチストのリストが出ていました。
しかし、レーナード・スキナードとケニー・ロジャースは意外でした。というのも・・・(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。
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