これまで40-40を達成しているのはカンセコ、ボンズ、アレックス・ロドリゲス、ソリアーノ、アクーニャ・ジュニアの5人だけとのこと。日本ではまだ達成されていなかったのですね。ボンズが達成した頃、西武の秋山幸二選手が最も近いと言われていたことをよく覚えています。ソリアーノが広島でプレーを続けていれば、日本で初めての記録達成者になっていたのかもしれませんね。

さて、今週も米大統領選です。選挙戦の大きな山場となった米民主党大会を詳しくフォローします。RFKジュニアの撤退など最新の動きを踏まえ、今後の展望についても解説します。あとがきまで大統領選ネタですので、お楽しみ下さい。

【目次】

１．先週の動き
（１）米民主党大会
（２）RFKジュニアの撤退
２．今週の動き
３．近況報告
４．あとがき

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先週の動き
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8/18（日）
・ハリス副大統領とミネソタ州のウォルズ知事がペンシルベニア州ピッツバーグで選挙集会
・ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアのクルスク州攻撃の目的は緩衝地帯を作ることと表明

8/19（月）
・米民主党全国大会（シカゴ、～22日）
・ブリンケン国務長官とイスラエルのネタニヤフ首相が会談（テルアビブ）
・米韓合同軍事演習「乙支フリーダムシールド」（～29日）
・中越首脳会談（北京）
・ロシア・アゼルバイジャン首脳会談（バクー近郊）

8/20（火）
・ハリス副大統領とミネソタ州のウォルズ知事がウィスコンシン州ミルウォーキーで選挙集会
・ブリンケン国務長官とエジプトのシシ大統領が会談（カイロ）
・イランの革命防衛隊の報道官がイスラエルへの報復攻撃は時間がかかる可能性があると発言
・日印外務・防衛閣僚協議（2＋2）（デリー）

8/21（水）
・米・イスラエル首脳電話会談
・トランプ前大統領がノースカロライナ州アシェボロで選挙集会
・中国の李強首相とロシアのプーチン大統領が会談（モスクワ）

8/22（木）
・米民主党全国大会最終日（ハリス副大統領の大統領候補の指名受諾演説）（シカゴ）
・ジャクソンホール会議（ワイオミング州ジャクソンホール、～24日）
・中国が23年3月に拘束されたアステラス製薬の日本人男性社員を反スパイ法違反容疑で起訴したと表明
・台湾の呉ショウ燮国家安全会議秘書長と林佳竜外交部長が米国を訪問しているとの報道
・ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアのクルスク州攻撃の拠点となっているスムイ州を訪問
・ベネズエラ最高裁がマドゥロ大統領の大統領選の勝利を承認

8/23（金）
・米・ウクライナ首脳電話会談
・米印国防相会談（ペンタゴン）
・トランプ前大統領がアリゾナ州グレンデールで選挙集会
・ロバート・F・ケネディ・ジュニアが大統領選からの撤退を発表（トランプ前大統領への支持を表明）
・中英首脳電話会談
・インド・ウクライナ首脳会談（キーウ）
・ドイツのゾーリンゲンで開かれたイベントで刃物による殺傷事件

8/24（土）
・ロシアとウクライナが230人（ロシア兵115人、ウクライナ兵115人）の捕虜を交換
・ウクライナ独立記念日
・TICAD閣僚会合（東京、～25日）

●米民主党大会

米民主党全国大会（DNC）がシカゴで4日間にわたり開催されました。カマラ・ハリス副大統領とミネソタ州のティム・ウォルズ知事が民主党の正副大統領候補となることが正式に決まりました。

主要なスピーカーと行事は以下のとおりでした。

・初日
テーマ：「人々のために」
ブランドン・ジョンソン、ジェイミー・ハリソン、ブライアン・ウォーラック、ディック・ダービン、カレン・バス、ラフォンザ・バトラー、ジーナ・レモンド、キャシー・ホークル、カマラ・ハリス（サプライズ登壇）、トニー・ゴールドウィン、スティーブ・カー、ショーン・フェイン、アレクサンドリア・オカシオ＝コルテス、ヒラリー・クリントン、ジム・クライバーン、ジェイミー・ラスキン、ジャスミン・クロケット、アンディ・ベシア、ラフェエル・ワーノック、クリス・クーンズ、ジル・バイデン、アシュリー・バイデン、ジョー・バイデン
※トニー・ゴールドウィンが司会。
※党綱領を採択。

・2日目
テーマ：「アメリカの未来に向けた大胆なビジョン」
ジェイソン・カーター、ジャック・シュロスバーグ、ステファニー・グリシャム（共和党）、ナベラ・ヌーア、ゲイリー・ピーターズ、カマラ・ハリス（リモート）、アナ・ナヴァロ（共和党）、チャック・シューマー、バーニー・サンダース、J・B・プリツカー、ケネス・シェノールト、ミシェル・ルーハン＝グリシャム、アンジェラ・アルソーブルックス、ジョン・ジャイルズ（共和党）、タミー・ダックワース、ダグ・エムホフ、ミシェル・オバマ、バラク・オバマ
※アナ・ナヴァロが司会。パティ・ラベルとコモンがパフォーマンス。
※ハリスとウォルズを正副大統領候補に指名。
※ハリスとウォルズはウィスコンシン州ミルウォーキーで選挙集会を開催。

・3日目
テーマ：「自由のための戦い」
コーリー・ブッカー、ジャレッド・ポリス、クリス・マーフィー、オリヴィア・トロイ（共和党）、スティーヴィー・ワンダー、ミンディ・カリング、ハキーム・ジェフリーズ、ビル・クリントン、ナンシー・ペローシ、ラティーファ・サイモン、トニー・ウェスト、キャサリン・コルテス＝マスト、ジョシュ・シャピーロ、アマンダ・ゴーマン、オプラ・ウィンフリー、ウェス・ムーア、ピート・ブティジェッジ、エイミー・クロブシャー、ティム・ウォルズ（副大統領候補の指名受諾演説）
※ミンディ・カリングが司会。スティービー・ワンダー、ジョン・レジェンド、シーラ・E、マレン・モリスがパフォーマンス。

・最終日
テーマ：「私たちの未来のために」
ケリー・ワシントン、アレックス・パディラ、マーシア・ファッジ、タミー・ボールドウィン、キャサリン・クラーク、ボブ・ケーシー、エリザベス・ウォーレン、アル・シャープトン、デブ・ハーランド、ステフィン・カリー、ミーナ・ハリス、エラ・エムホフ、D・L・ヒューリー、ガブリエル・ギフォーズ、マーク・ケリー、レオン・パネッタ、グレッチェン・ウィットマー、エヴァ・ロンゴリア、アダム・キンジンガー（共和党）、マヤ・ハリス、ロイ・クーパー、カマラ・ハリス（大統領候補の指名受諾演説）
※司会はケリー・ワシントン。チックスとピンクがパフォーマンス。

前回の記事（以下のリンク参照）で述べたとおり、クリントンやオバマら古顔からバイデン政権の主要メンバー、主流派からウォーレン、サンダースら左派、アレクサンドリア・オカシオ＝コルテスら若手に至るまで、幅広く多彩な顔ぶれがそろい、民主党オールスターズとも言うべき華やかなイベントになりました。そのポイントを解説します（※メルマガで解説）。

・「米民主党大会」（8/19）

●RFKジュニアの大統領選撤退

ロバート・F・ケネディ・ジュニア（RFKジュニア）が大統領選から撤退し、トランプ前大統領を支持すると発表しました。発表直後にRFKジュニアはアリゾナ州グレンデールで開かれていたトランプの選挙集会に参加しました。

RFKジュニアの動向と影響力については、これまで以下の記事などで詳しくお伝えしてきました。今回の撤退の意義について解説します（※メルマガで解説）。

・「RFKジュニアの影響力」（8/5）
・「トランプ陣営の方針転換」（8/19）

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今週の動き
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近況報告
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最近の仕事やプライベートについて、徒然なるままに書きます。

※メルマガをご覧下さい。

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あとがき
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■ 民主党全国大会　ハリス氏が大統領候補指名を「受諾」、儀式的な票の呼び上げ実施（8月21日付BBC）
■ WATCH: With a DJ spinning, states pledge delegates for Harris at 2024 Democratic National Convention（8月25日付PBS）

民主党大会では、各州の代表団が「ロールコール」と呼ばれる州ごとの票数の読み上げを行います。お祭りのように大いに盛り上がるイベントです。

今回の大会では、DJキャシディがそれぞれの州にゆかりのある音楽をかけ、NY州ではスパイク・リー、インディアナ州ではショーン・アスティン、ルイジアナ州ではウェンデル・ピアース、ジョージア州ではリル・ジョン、テキサス州ではエヴァ・ロンゴリアといったセレブたちが登場しました。

各州でかけられていた音楽は･･･（※ここから先はメルマガをご覧下さい）。