2023/10/02 00:00 | 今週の動き | コメント(2)
今週の動き(10/1~7)政府閉鎖の回避、バイデンとトランプのミシガン州訪問、共和党大統領候補の第2回TV討論会
10月になりましたが、なんだかまだ夏のような気分ですね。早朝は涼しくなってきましたが、太陽が照り始めると暑くなります。とはいえゴルフ場でトンボの群れを見かけたりして、秋の気配を感じるようにもなってきました。
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先週の動き
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9/24(日)
・フランスのマクロン大統領がニジェール駐留軍の撤退を表明
・フランス上院選挙(共和党が第1党を維持)
9/25(月)
・ウクライナ軍が9月22日のクリミア半島のセバストポリにあるロシア海軍黒海艦隊司令部への攻撃でビクトル・ソコロフ艦隊司令官を殺害したと発表
・米・太平洋諸島諸国首脳会議(ワシントンDC、~26日)
・IAEA年次総会(ウィーン、~29日)
・AIIB年次総会(シャルム・エル・シェイク、~26日)
・フィリピンがマルコス大統領の命令により南シナ海のスカボロー礁に中国が設置した浮遊障壁を取り除いたと公表
・トルコ・アゼルバイジャン首脳会談(ナフチバン)
9/26(火)
・バイデン大統領がミシガン州デトロイト近郊の全米自動車労組(UAW)のストの現場を訪問、ストへの支持を表明
・NY州の裁判所がトランプ前大統領とその2人の息子らによる金融詐欺等の法律違反を認定、トランプ・オーガニゼーションの事業認可を取り消し
・ハンター・バイデンがジュリアーニ元ニューヨーク市長らが自身の私的情報を不正に取得したとしてカリフォルニア州の連邦地裁に提訴
・米連邦取引委員会(FTC)がアマゾンのネット通信販売を反トラスト法違反の容疑で提訴
・カナダのロタ下院議長がウクライナのゼレンスキー大統領のカナダ議会での演説にナチス・ドイツの元関係者を招待したことを謝罪、辞任を表明
・日中韓高級事務レベル協議(ソウル)
・北朝鮮の最高人民会議(「核兵器の発展の高度化」の憲法への記載を決定)(平壌、~27日)
・イスラエルのカッツ観光相がサウジを訪問
9/27(水)
・トランプ前大統領がミシガン州デトロイトを訪問、労働者向けに演説
・米共和党の大統領候補者の第2回討論会(カリフォニア州シミバレー)
・米NSA、FBI、サイバーセキュリティー専門機関(CISA)、日本の警察庁、内閣サイバーセキュリティセンターが中国系ハッカー集団「BlackTech」のサイバー攻撃に警戒を呼びかける共同文書を発表
・中国軍が台湾海峡周辺で演習したと中国国務院台湾事務弁公室が発表
・中国最高人民検察院が中国人民銀行の範一飛・元副総裁を収賄罪の容疑で起訴
・北朝鮮が7月に北朝鮮に入った米兵の追放を決定したと国営朝鮮中央通信が報道
・韓国のソウル中央地裁が野党「共に民主党」の李在明代表に対する検察の逮捕状請求を棄却
・ロシア軍がウクライナのオデーサ州の港湾施設をドローンで攻撃
・ロシア黒海艦隊のソコロフ司令官がセバストポリでインタビューに応じる映像をロシア国営テレビが公表
・ワグネルの戦闘員の大部分がベラルーシからウクライナ東部等に移動
・ロシアの反政府活動家ナワリヌイの懲役19年の有罪判決が確定
・カナダのトルドー首相がロタ下院議長によるナチス・ドイツの元関係者の招待についてウクライナに謝罪
・スペインの国会が首相候補の信任投票(国民党のフェイホー党首の信任案が否決)
9/28(木)
・バイデン大統領がジョン・マケイン上院議員の追悼イベントで演説(アリゾナ州テンピ)
・米国務省が中国の情報戦略を分析した報告書を発表
・クリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)と中国の孫衛東外務次官が会談(ワシントンDC)
・米印外相会談(ワシントンDC)
・米下院監視・説明責任委員会がバイデン大統領を対象とした弾劾調査に関する公聴会を開催
・米連邦政府管轄の雇用機会均等委員会(EEOC)がテスラの人種差別を主張してカリフォルニア州の連邦地方裁判所に訴訟を提起
・ダイアン・ファインスタイン上院議員が死去
・中国恒大集団(エバーグランデ・グループ)が香港取引所での株式売買の停止を発表、許家印・董事局主席が「強制措置」を執られたと発表
・NATOのストルテンベルク事務総長と英国のシャップス国防相がキーウを訪問
・ロシアのプーチン大統領がワグネルのアンドレイ・トロシェフ元幹部と面会(モスクワ)
・「ナゴルノ・カラバフ共和国」が24年1月1日までに存続を停止するとの大統領令を発表
・IEA主催の重要鉱物の安定的な確保策に関する国際会議(パリ)
9/29(金)
・米下院がつなぎ予算案を否決
・ミリー統合参謀本部議長が統合参謀本部議長の交代式で演説(独裁者になりたい人に対して宣誓しないと発言)(バージニア州)
・トランプ前大統領ら計19人が20年大統領選の結果を覆そうとしたとしてジョージア州法違反の容疑で起訴された事件の被告人の1人(共和党の投票立会人を務めたスコット・ホール)が司法取引に応じて罪を認める
・ロシアのプーチン大統領が10月から新たに13万人の徴兵を行う大統領令に署名
・ロシアによるウクライナのドネツク、ルハンスク、ザポリージャ、ヘルソンの4州の「編入」1周年を記念するロシアの官製集会(プーチン大統領がビデオ演説)(モスクワ)
・スペインの国会が首相候補の信任投票(国民党のフェイホー党首の信任案が否決)
9/30(土)
・米国で11月17日までのつなぎ予算が成立
・中国共産党と政府が天安門広場で「烈士記念日」の式典(北京)
・ウクライナが国際防衛産業フォーラムを開催(ゼレンスキー大統領が「防衛産業同盟」の設立を表明)(キーウ)
・スロバキア総選挙
・モルディブ大統領選挙決選投票(野党のムイズ・マレ市長が勝利)
●政府閉鎖の回避
米国では9月30日に23会計年度が終了しますが、その前に、24会計年度の歳出法(合計12本)をすべて成立させるか、歳出法が成立するまでの暫定予算を確保するための決議(つなぎ予算(continuing resolution, CR))を成立させなければ連邦政府機関の一部が閉鎖されます(こうした米国の予算制度のポイントについては以下の記事で解説しましたので、ご参照ください)。
・「政府閉鎖の長期化(米国の予算制度)」(19/1/22)
しかし前回の記事で述べたとおり(以下のリンク参照)、議会では歳出法案をめぐる審議が難航し、合意に達することができず、政府閉鎖に陥る可能性は極めて高いと予想されていました。9月29日にはマッカーシー下院議長が提案したつなぎ予算案が下院で否決されたことで、その見通しはほぼ確実になったとみられていました。
・「政府閉鎖の危機」(9/25)
ところが30日、マッカーシーは新たなつなぎ予算案を提案し、下院はこれを可決しました。すぐに上院も可決し、バイデン大統領の署名を経て、ギリギリのタイミングで11月17日までのつなぎ予算が成立しました。これにより政府閉鎖は回避されました。
驚くべき急転直下の展開でした。一体何があったのか。そして今後どうなるのか。ウクライナ支援に与える影響を含め、主に政治面から重要なポイントを解説します(※メルマガで解説)。
●バイデンとトランプのミシガン州訪問
バイデン大統領がミシガン州デトロイト郊外で行われているストライキのピケ現場に登場し、全米自動車労働組合(UAW)の賃上げ要求への支持を表明しました。現職の大統領がピケに加わるのは初めてとのことです。
その翌日、トランプ前大統領もデトロイト近郊の自動車関連企業を訪問し、労働者向けに演説を行いました。同日には共和党の大統領候補の第2回討論会が行われていましたが(次項参照)、第1回討論会に続いて欠席しました。
前職と現職の大統領が相次いでミシガン州を訪問して労働者にアピールする形になりましたが、その意義について解説します。あわせて来年の大統領選の展望について、最近の注目すべき動きをお伝えします(※メルマガで解説)。
●共和党大統領候補の第2回TV討論会
共和党大統領候補の第2回TV討論会がカリフォルニア州シミバレーのレーガン大統領記念図書館で行われました。
参加者は、ロン・デサンティス・フロリダ州知事、ヴィヴェク・ラマスワミ(起業家)、ティム・スコット上院議員、ニッキー・ヘイリー元国連大使、クリス・クリスティ元ニュージャージー州知事、マイク・ペンス前副大統領、ダグ・バーガム・ノースダコタ州知事の7人でした。第1回討論会(以下の記事参照)に参加したエイサ・ハッチンソン元アーカンソー州知事は参加要件を満たせず不参加でした。
・「共和党大統領候補の第1回TV討論会」(8/27)
トランプ前大統領は第1回に続いて今回も欠席し、代わりにミシガン州デトロイトを訪問して労働者向けに演説を行いました(前項参照)。
今回の討論会の感想と今後の展望について述べます(※メルマガで解説)。
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今週の動き
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(※メルマガで解説。)
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あとがき
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■ 筋トレサラリーマン 中山筋太郎(読売テレビ)
なかやまきんに君の主演ドラマ・・ネタかと思ったら本物のドラマだったので驚きました。一気に見てしまいました(笑)・・(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。
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ご了承のうえ、ご利用ください。
マッカーシー解任について解説してください。
驚きましたね・・・もちろんです。少しお待ちください!