2005/12/28 18:34 | 金融全般 | コメント(8)
ディープインパクトの敗因
日頃の悪事がたたり、年末最後になって、すさまじい忙しさ・・・であります。ホリエモンもマッツアオの分刻みのスケジュール、いったいどうなってしまったのだろうか。今年最後の晩餐と早くから決めていたラーメン二郎もついに食えず、このまま年末を迎える訳です。それも日本でむかえられるのやら、どうなのやら、微妙であります。
有馬記念の悪夢もさめやらぬ・・・・
展開か?? 豊の乗りそこないなのか・・・・
なんども競馬新聞を見返して、はっ・・・としてグッド・・・じゃない! そうかわかったぞ。
ディープインパクトは女に躓いたんですよ・・・・
春頃に牝馬と走ったらわからんよ、というあほなはなしをしていたんです。
もちろん過去に走った事はあるんです。しかし、隣合ったのは!!!!
今回がはじめて! なんでお前が隣にいたんだよ??・・・いたんです。
ヘブンリーロマンス嬢がお隣にいたんですよ・・・
そうか、お前も女でつまづいたか・・・わしゃー、大きな事はいえんの?。
ということでみなさま許してあげてください。女は怖い、ということであります。
ディープの敗因:隣のねーちゃんに気を取られた。
さて、閑話休題。
マーケットでは高値更新の日経平均をよそに、アメリカではいよいよ転換点とも言うべき現象が生まれました。長短金利の逆転という現象で、通常ではなかなか見られない現象であります。
つまり金利は借金のレートですから、長く貸せば当然高い金利を要求される訳ですね。明日返してくれるなら1%でもいいけど10年も貸すなら5%くらい金利をつけてよ、となるわけであります。これを経済学では将来に対する期待成長率とお金を借りる主体のクレジットの合成と考えるわけですが、要は、長く貸すなら不確定要素がふえるので沢山金利を払ってよ、というのが基本線です。にもかかわらず、アメリカという国にお金を貸すのに長く貸す方が金利が安くて済む、という訳ですから、資金を借りる方からすればこれはめったに無いチャンスですから、今のうちに長期借り入れに切り替えてしまいましょう、という事になります。長期の借り入れニーズが増える事により、長期金利が上昇(需要と供給の関係ですね)、いずれまた長期金利が高くなると経済学では教えますが事はそれほど単純ではありません。
このあたりは話し始めると3時間くらいかかりますので、このあたりに留置きますが基本的にはアメリカの成長率が下がると言う見通しに基づいて長期金利が下がりましたので、株式にとってはあまりよい事はありません。足下の短期金利を引き締めた結果こういう現象が起きるわけですが、短い金利が高いわけですから我々円資金を持っている立場からすると外貨建て資産を保有するチャンスと言えるわけです。短期金利差は大きくなるため円高になるリスクは当面低く、流動性の高いドル建ての短期の運用資産を活用する事ができる訳ですね。為替の売り買いのスプレッドが優遇されているMMFあたりが新年のお年玉の運用先ということになりましょうか。一度ご検討される価値はあろうかと存じます。
先日の有馬記念の罪滅ぼしの一環としてまずはこのあたりから、お話を・・・正し、長短金利の逆転はいろいろな意味でエポックメーキングですので、引き続き周辺状況のウォッチを怠らずに進んでくださいませ。
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8 comments on “ディープインパクトの敗因”
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ご了承のうえ、ご利用ください。
そうか。「女」ですか。
かんべえ殿の友人であられる上海馬券王殿によれば、その「女」というのは、「田舎者の下層階級の女」だそううな。貴公子DeepImpactの心を乱したのは「純朴な田舎娘」だったようです。終わってみれば、何ということもない「オチ」だったようです。
さて、拙者も、気をつけようと思います。
逆イールドといえばITバブルを思い出します。
あの頃はよくわかってなかったんですが、
あれが株価崩壊のシグナルだったんですね。
ただあの頃はFFレートが30年金利を
上回るとかいう異常自体でしたが、
今回は2年債と10年債の間だけですよね。
ここのとこ金利のフラット化が言われてましたし、
一時的な現象かもしれません。
注意してみてみたいと思います。
有馬記念ですが、小生の負けなどはかわいいもので、ぐっちーさん以上に注ぎ込んだ人はあんまりいないはずです。もう忘れて来年のことを考えましょう。
ううむ、長短金利が逆転したのですか。
経済学の素養皆無の当方は、この事の意味がさっぱり分かっておりませんで、あら不思議、とぐっちー様の解説を口をぽかんと開けて聞くのみですが、
バブル経験者としてただ一つ肝に銘じているのは、石が浮いて木が沈んだら、「どう考えても狂っている」なら逃げろ。全てを捨てて逃げろ。
その時が来たのでしょうか?
ITバブルのピーク時、当方が敬愛するボスは「どう考えても連中の投資は回収できない」と悩み、最終的には、我がボスとも思えぬ怪しい解釈をひねり出したものだった、、、
オトコの本能直撃ブログをやってます。
これから株もやってみたいですが。
ぜひぜひ遊びに来てください。
http://blog.goo.ne.jp/kenken0807/
に釣られました(笑)。
そういえば、私はM(マンデル)資金を投入する任にあったんでしたっけ。すいません、すっかり忘れていました。
でも、今回は結果オーライのようなので、次回会合のプール金として使うことにしましょう。
GMの本体債券が下げるのはよくわかります。
そしてGMACの債券も若干下がる(80以下)のも解ります。
フォードの債券が同年数のGMAC債券より下がっている場合があり、何か他の理由があるのかと思っているのですが。 秘密でしょうがチョビットだけヒント下さい。
ぐっちーさん
お世話になります、前向 一歩です。
いつも鋭い情報、有難うございます。
前向ブログで、優良情報サイトとして、
推奨させて頂いております。
⇒◎【前向一歩の?珈琲たいむ?】
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今後とも、宜しくお願い致します。
良い年をお迎え下さいませ。 前向 一歩