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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2011/01/21 17:12  | マーケット |  コメント(10)

危ない思い込み ラブホテルと葬式


かんべえ先生インスパイア。

ちょうどリーマンショックの前くらいになります。

ラブホテルは無くならないとか思っているとトンデモナイですよ、ラブホテルファンドとか出回っているけれど絶対投資してはだめですよ、と書いていました。

結局ラブホテルの稼働率は激減してそれらの投資は壊滅的打撃を受けた訳ですね。これはアエラでも特集されました。

で、同じようにこれからは高齢化社会で葬式が増えるので葬儀屋がいい・・・とか叫んでる輩がいたんですよ。

でもこれも怪しい、と言い続けてきました。一見整合性がありそうなんですよね。ラブホも性産業は絶対なくなりません、なんて言われるし、葬式もなんとなくそう思う訳です。

で、結婚式場が次々と葬儀屋(葬式や)に姿を変えた訳ですね。

結局、確かに死ぬ人は増えるにしても、もうあんな葬式をやる人はいないだろうな、と思った訳です。ますます家族葬のようなものが増えるだろうと考えたのは実際に葬式に行って見ればわかりますよね。

故人と一番最後まで一緒にいたい筈の家族が通夜に来た会社関係だとか取引関係の人たちの妙な接待に忙殺される・・・・その葬式ってなんなんだろう、と考えればこれは長く続かないビジネスだ、とすぐ分かる筈ですね。

かんべえ先生も書いておられますが、会社葬なんてのはもうはやらない。そっとしておいてほしい、という家族の気持ちが前面に出てくる訳です。

葬式の参列者や献花者の名前で生前の業績を競い合うなんて時代もあった訳ですが、馬鹿げているといえば馬鹿げていますよね。

それに坊主丸儲け、と言われる不透明なお寺の料金もあります。そもそも仏教では葬式に御経を上げるなんてことは一切規定されていないんですから。まだカトリックの方が論拠がある訳ですが、あちらはせいぜい5万円程度ですからね。

ということでこれは絶対になくならない、と言われるものも冷静に考えてみる必要がありまして、原油もどうなんだろう、と最近考えています。

実は農業も同じで、ある一定以上価格が上がってくれば絶対国内生産が上昇する筈だと思っています。中国が強烈な需要を叩き出せばそれこそ日本の農業は大チャンスなんだろう、と実は思ってたりします。

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10 comments on “危ない思い込み ラブホテルと葬式
  1. ぺルドン より
    思い込み・・

    この方を・・
    親分に・・と・・なったのは・・
    夜とはいえ・・銀座の路地で・・立ちながら・・親分は・・情を通じ・・
    『通行人は・??・』
    引きつったぼくの声・・
    『居た』
    この愛の行為が・・ばれれば・・当然・・学長の椅子は・・なかった・・影で尊敬されても・・
    だから・・親分にした・・
    勿論
    路上での表現は・・この業界に・・貢献しない・・
    ホテルがいる・・
    あちらでは・・ラブホテルがない・・安ホテルが代用する・・
    ある首都
    『女を買った事は・?・』
    『ありません』
    『今から行こう・・いい経験になる』
    いい経験になるか・・経験がないから・・分からなかった・・
    親分は・・怪しい・・そんな酒場で・・飛び切りの・・美人を・・
    安ホテルに・・豊富な経験に・・裏打ちされた・・裏コースらしい・・
    『最初に行け』
    と親分は突く。多分好意なのだろう・・
    彼女と・・
    ぼくは震える手で・・彼女に紙幣を渡し・・なにもしなくていい・・と身振り・・
    しかし・・男のアリバイが・・要るのだ・・
    十五分ばかり・・ベットのスプリングを・・足で鳴らす・・彼女の謎めいた笑いは・・固い決心を・・溶かしそうになったが・・
    汗塗れの顔を・・わざとらしく・・ハンカチで拭きながら・・咳払いして・・選手交替・・親分は皮肉な目つき・・
    部屋付き婆さんが・・僕を引っ張って・・隣の部屋に・・ドァに覗き穴・・見ろとジェスチャー・・覗くと・・
    オォオォ・・親分が・・彼女も・・こんだばかりは・・汗塗れに・・
    婆さんにチップを渡し・・分かった。
    親分は・・僕がベットで飛び跳ねて・・スプリングを鳴らし・・汗をかいているのを・・観察したはずだと・・
    頭が上らない・・親分になった・・・

  2. 需要と供給、ですね。

     初めて書き込みさせていただきます。よろしくお願いいたします。

     かんべえ先生の記事を見て、「ああ〜」と思いました。「需要」は確かに増えるだろうが、要求される質はどんどん変化していくのだなあ、と。
     しかし、以前は葬式の規模を競うようなことがあったのですか…。ポストバブル世代のの私にはつくづく信じがたいことです。一体何の意味があるのでしょう?空しいと思わなかったのでしょうか?遺族がそれで慰められたのでしょうか?

     私も自分が死んだときに大きな葬儀というのは望みませんね。恥ずかしいじゃないですか(笑)。
     質素に送り出してくれればそれが一番供養になるからそうしてくれ、と今から嫁に言っておきます。

  3. ボス より
    確かに

    確かに高齢化の進展で、葬儀屋はこれから繁盛するでしょうね。ただし、料金制度が不透明で高すぎますね。
    かんべえさんが指摘するように、これから価格競争が起きますね。それと、最近のお葬式は参列者が少なくて、寂しい式が多いですけど、これも長生きが原因かもしれません。長生きすると会社関係とか、友達がいなくなってしまうんですよ。
    ラブホの衰弱は草食男子のせいですかね。日本も淋しくなってくるなあ。

  4. たか より
    つまり感覚が重要ということですね

    いつもブログとメール配信楽しみにさせていただいております。

     なるほど、グッチーさんのおっしゃっていることは、自分の感覚というものが重要だと・・・いうことですね。
     ついつい数値とかにだまされてしまいそうですが、なるほど。

     しかし、冠婚葬祭はこれまでの金ぴか行事から、家族や親族・友人が本当に心を込めて行うものになりつつありますね。
     このような流れは、オプションを細分化し、不明朗な料金体系に安住してきた業界の責任もあります。

     そこに特化し、スポットを当てた健全な冠婚葬祭業者が出てきてほしいものです。

  5. 俺もぐっちー より
    求むベンチャー挑戦者

    あーやっぱり喪主になるほど親しい身内がいない「孤人向け」の生前喪主代行予約サービスや、生前にプランナーしておく予約サービスは需要がありそうだ。でも積立方式でも互助会と同じでトラブルの塊になりそうで、やっぱり起業は大変そうだ。ホントに必要なサービスは、葬式やお墓ではなく生前にお世話になった人への故人からのお別れ状だったりするのだが。

  6. かんべえ より
    毎度です。

    ごぶさたしてます。
    ところで互助会というシステム、実は戦後の産物だって知ってました? 調べれば調べるほど、この世界は深いです。そのうちまたお話しましょう。

  7. あっちー&こっちー より
    二つはムダ…蓮舫氏、消費者庁大臣室を仕分け

    迷言「2番じゃ、ダメなんですうかあ〜〜〜」
    アンタが2番(=落選)を目指せ!!!

  8. 千林豆ゴハン。 より
    Re; 思い込み・・

    > あちらでは・・ラブホテルがない・・

    いや、ありますよ。ただし庶民は客になれないんです。

    党の関係者として宿泊すればですが外国人にだって使わせてもらえます。

    あちらだってちゃんと風呂はもちろん透け透けです :)

  9. ぺルドン より
    今週のメルマガ

    大統領晩餐・・返礼の・・国家主席晩餐・・知りたい・・

    ワインを極めてやる・・
    あちらの有名ワイン店に・・入った途端・・野心は潰えた・・膨大な知識が・・積み重なっている・・
    『アル中になる』
    ナダイナダも看破した・・医者の職上の反応だが・・人間の肝臓は・・アル中にならず・・こなせる妙がある・・
    しかし・・
    肝臓は破綻しなくても・・財布は・・確実に破産する・・
    ワイン伝説の終わりである・・
    食事に関して・・それ以上のカネが・・かかる・・
    共和国ローマでも・・料理が出来る奴隷は・・普通の奴隷より・・安かった・・料理が出来る奴隷が・・高騰したのは・・ローマに・・カネがあふれ出してからだ・・

    料理が出来る奴隷が・・安かった時代は・・理性の時代だ・・・

  10. NN より
    TDBも将来予測?

    特別企画 :葬儀業者の経営実態調査

    葬儀業者の9割が黒字

    〜 需要は安定推移も、葬儀の小型化により減収業者は増加 〜

    はじめに近年、葬儀業に注目が集まっている。高齢化が進む中で、死亡者数と葬儀件数はともに増加しており、今後も市場は右肩上がりで推移することが予想される。この有望な市場に対して小売などの異業種が相次いで参入し、明瞭な料金体系と低価格を打ち出してシェアを広げている。

    一方で、葬儀の形は変化の波にさらされている。価値観やライフスタイルが変化し、「家族葬」や「直葬(通夜・告別式を行わない葬法)」に代表される葬儀の小型化・簡素化が進み、従来のような盛大な葬儀へのこだわりは薄くなりつつある。また、核家族化・少子化による親族数の減少や、「無縁社会」の中での参列者減少などにより、1件あたりの葬儀費用は低下傾向にある。

    帝国データバンクでは、2010年12月末時点の企業概要データベース「COSMOS2」から、2009年度(2009年4月〜2010年3月までの決算期)の売上高が判明した葬儀業者(互助会等を含む)2190社を対象に、売上高総額の推移、規模・地域・業歴、損益等について分析した。

    なお、葬儀業に関する経営実態調査は今回が初めてとなる。今回の対象2190社には葬儀関連ビジネス業者(仏壇仏具、供花等)は入っていないが、動向については3頁で取り上げた。

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