2010/07/29 10:42 | マーケット | コメント(18)
今週のアエラ
どこが庇っているのか、書いている本人にはさっぱりわからんのですが(笑)。
要するに日本の中小企業に対する融資体制そのものが破たんしており、このままいくとえらいことになるぞ、と書いている訳であります。
諸悪の根源は信用金庫。
その意味で日本振興銀行のビジネスモデルはとても大事で、やってもないくせに、あんなものは無理だ、とか頭から否定にかかる信用金庫のばか理事長どもが闊歩しているのがわたくし的には断じて許せない。
まず税金返せ、おい、ということだ。
これで融資ができないのならいったい君たちは誰に貸すつもりなのか???
大体、全体の資金をどのくらい融資しているかという預貸率という数字があるのですが、実際半分も貸していない・・・などという信用金庫がごろごろあって、それが日本全国に300以上もあるのですよ!!(京都など、もちろんちゃんとやっている地域もあるんですが)
税金までオマケしてもらった挙句にほんとに必要な資金も融資できないんだから、消費税あげる前に奴らを締めあげろ、というのがアエラの記事の趣旨であります。
こういう話をすると不良債権になったらどうするんだ、とか言ってくる奴がいるんですが、何のために税金の免除まで受けて何年も信用金庫やってんだ、コノヤロー、とういのが正直なところであります。そのための信用金庫だろうと。
で、とにかくこのままいくと日本の中小企業は大変なことになってしまう・・・ということで今週のアエラ、是非お読みください!
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18 comments on “今週のアエラ”
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う〜ん。
不良債権処理の過程で、都銀、地銀が中小企業を見捨てていく中で、最後まで支えてくれたのが信用金庫だったというのが私の実感なのですが・・・。
まあ、地方の地域金融機関として、地元企業を見捨てたくとも見捨てられなかったというだけの話なのですが。
いや、だって彼らの仕事は「晴れてる日に傘を貸しにきて、雨が降ったら傘をとりあげに来るのが仕事」でしょう。雨に備えて傘を借りに行っても貸してくれるわけがありません。
擁護と書いて・・悪かったね(笑)・・
ただ
「予想どおりたくさん頂いて」・・
摩擦を起こし易い・・意識は本人にも・・あったな・・
信用組合もピンキリ・・財務局・・ここに文句を・・言わねば・・アエラ・ぐっちー連合としては・・特集を組みましょう・・・
【とにかくこのままいくと日本の中小企業は大変なことになってしまう】
別に中小企業だけでなく、このままでは日本の企業は、みんなダメになって行くのではないですか?
政治家の皆さんには、しっかりしていただきたいものです。
焦げ付くのが解っているから貸さんだけだと思いますが、それが何か。
銀行、あんなにあっても意味ないのも事実ですので、今時、お金貸してもらえない中小企業と、にもかかわらず貸出先の無い銀行は、共に廃業するのが、よろしいかと。
予め予想していたなら、誤解なきようにとの一文を添えれば良かっただけのことなんだけど、予想が当たったので良かったのでは?
目利きできない金貸しが多いと
ある程度信用力のある借り手に群がるので
金貸し業の収益性が落ちるため
国民経済全体から見たら
資源の無駄だと思います
そんな信用金庫は、間違いなく潰れるでしょう。
それはそれとして、振興銀行も何だか胡散臭いでねーか?報道でしか知りようがないが、SFCGなんかと取引して稼ごうとしていたようで、問題ありと思うけどなあ。
それを擁護するような論調だとすればアンタも問題ありだな。
自分の定期預金を担保に銀行からお金を借り
た事があります。そういう企業も多いですね
信用金庫の預貸率は確かにひどい低水準ですね。でも、営業地域が限られているので仕方のない一面もあるのでは?要はリスク分散を考えて貸し出しを行えないということですよね?
メガバンク、地銀、信金を区分けしている制度を規制緩和して融資を活性化する方法がないもんでしょうか?
ハンガリーは、実質破綻しましたが、ハイパーインフレになっているのでしょうか?
誰か教えて下さい。
日本振興銀行から過度の信用金庫批判に傾き過ぎだと思いますが。
金融のことはうまく書けないが、いったんご破算、一からやり直し、債務も閉じて、そんなやり方がいるのでは?
人口増えない、ジジババ使わない、立ち行くはずも無し?
あらゆることに、見直し、改革!
もちろん、金融会社も。
結局、税金、公務員泥棒という回路に行き着くように感じますが。
「デフレの正体」という本を、かんべえさんが紹介していたので読んでみた。
正に目からウロコでした。デフレの正体は、生産年齢人口(15から64歳)が年々減少していて、購買意欲の無い老人大国に日本が成ったということのようだ。
経済学者とかアナリスト達は、この現実を認めようとしないみたいですが、小生は納得しました。
バラマキの民主党政策では、日本の浮上はなさそうです。菅総理は、この辺を全然理解していないのではないか。
今回のアエラの記事はほんとーによかったですよ。仕事しない学歴馬鹿の奴ほど出世してる金融機関のシステムが日本の足をむちゃくちゃひっぱってるんですよ!いつも思うけど融資案件の資料ぐらいきちんと読めよ!担保で貸すなら小学生でもできるんだよ!使える奴はみんな独立系に移るのはなんでなんだよ!
中学生でもわかる世界経済・・・楽しみです!!
しかし、中学生というのは早起きなんですね。
朝から他局のワイドショー仕立てニュースを見るのは、ちっとキツイ・・・というのは賛成ですが。
「デフレの正体」私も読みました。体感で感じていた気持ち悪さが、ズバッと指摘されていて納得の本でした。でもこれ、(もし気がついていたとしても)アナリストやマスコミ等が指摘しない、できれば隠しておきたいというのもよくわかります。だって夢も希望も何も無いもの。株とか投資は投資先が成長するという夢や希望への投資でしょう?デフレなのは当然、団塊世代が65歳を超えたら今よりもっと悲惨な状態になるかもしれないというビジョンをみせられて、日本企業や日本国債に投資しようとは思えないもの。でもさすがぐっちーさん。この本によると、人口動態的に中国は今後10年くらいは成長が見込めるそうですよ。人口動態的に(極端な一人っ子政策のせいで)10年後から日本以上のデフレの波が襲うかもしれないという注意付きでしたが。
信用金庫の預貸比率はけしからんとか、与信業務に対する無知、誤解、無責任な責任転嫁にも程があるというか、でも世論なんてそんなものという諦めもあります。ぐっちーもいろいろといいことも言うけど、残念ながら本件についてはそのレベルかという感じです。
晴れの日の傘的な恨み節は、その立場になった者の心情をよく表した言葉で、事情のわからない大衆の良心に訴えるには十分な説得力がありますが、結局貸してはいけないところに貸す仕組みが世の中の不幸を再生産しています。
貸出の多いところは、地域の事情で貸せる相手が多い金融機関というだけです。
金融機関一般に国債投資ばかりしているように見えるのは、国ばかりが資金不足になる不活発な経済状況の反映でしかありません。
不真面目な銀行員も真面目な銀行員も、昔も今もそれなりに居ます。そんなことでこの問題は解決しない、というのが日本振興銀行が示したあたりまえの事実です。