2006/06/14 13:27 | 中央銀行 | コメント(42)
改めて福井総裁へ
福井総裁に大変批判的な記事をここで書きました。
一民間人の時の話だし、日銀総裁といえども、老後を睨んで金儲けもするだろう(年収3000万で退職金が1億円くらいあるそうですけどね)、同じ人間なんだからそこまで言わなくてもいいのでは、法律に違反した訳ではないだろう・・・等など。
擁護論を多数頂きました。
しかし、あえて申し上げますが、フェアを旨とする、しかもG7、世界第2位の経済規模を持つ日本の中央銀行の総裁としてはあえてそういった点に対して清廉であるべきだろう、それでこそ信認を得られるのではないか。
私はこういう時にお話しするのは神父の例です。
神父だって人間ですし性欲もあるわけです。時々妙な事件は起きるのは確かですが、この21世紀の世の中でもいまだに独身を守り女性に接しないという、この決まりは守られています。それは善悪ではなく、ある種の約束ごとに基づいている訳です。、全ての人類の救いに携わるという「公」という意識に基づいた「人間性の犠牲=より神に近いという存在」のレゾンデートルとでも言い得るでしょう。
その意味で日銀総裁はあらゆる経済的行為から「聖域」であるべきだ、というのが私の主張です。
教師も似ています。カトリック系の学校に人気があるのはこの教師が限りなく神父に近い、という考え方があるからでしょう。つまり、教師は自己犠牲の仕事であって、そうでなければ人間一人を育てる事など出来ない。教師は人間ではないのです。だから、女性に興味をもってもいけないし、まして生徒に手を出すなんて事は有り得ない。ここを譲ってしまうから教師が問題を起こす訳です。この職業に手を出した段階で全ての人間的幸福をギブアップする覚悟が必要だと思います。
同じコンテクストで日銀総裁を考えるべきだろう、というのが私の考え方です。
国会議員しかりでしょう。国民のために自己犠牲をしたい人、その覚悟が出来ている人が立候補している筈ですから、人間的欲望(金や女)は捨てて下さい。当然ですよね、山崎先生。
どこまで許されるかはご本人の判断ですが、まあ、酒飲んで酔っ払うくらいまでですね(笑)。
となると、通貨の番人である日銀総裁にお金のスキャンダルは絶対にまずい。せめて女遊びどまり、ではないでしょうかね。鏡で覗いたとか覗かなかったと言う程度でただの民間大学の早稲田大学の教授をやめたエコノミストまでいる訳です。それに比べたら今回の件ははるかに罪が重いと私はやはり思います。
朝日、読売など殆どたたいていませんが、まあ、彼等も同じ穴の狢、という所でしょうか。こういう発言こそが、ブログらしい発言ということであえて申し上げたい所存です。
私がもし日銀総裁を引き受けるとすると、株式、不動産など全ての資産を公開した上で、処分するか、凍結する(人に頼まれなくても)でしょう。だってドル資産をたくさん持った上でドル買い介入をする訳にはいかないでしょう?? それが村上ファンドならOKというのではマッタク筋が通りません。
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42 comments on “改めて福井総裁へ”
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やはり公務員やそれに順ずる人達はお金が大好きで、前にもありましたね日銀の職員が新札のナンバーで一儲けをしようとしたことが、人間が大分せこくなってきたことではないでしょうか、
民間人の時だったから、なんて理由になってないと思うんですけどね。立場ってもんがあるでしょうにね。あんまり斜に構えて物事を見たくないと思いますが、なんとなく皮肉っぽくなってしまいます。潔癖とか潔さとか言うとけつが青いとか思われちゃうんでしょうね。FUKUIさんとかSEIJIKAさんには、きっと。
グッチーさんのおっしゃるとうりです。総裁を引き受ける時にこうした問題はクリアーにすべきだったのです。あらゆる情報が入る立場にいる人がこうしたことをするということは不公平です。一体民間人の誰をインサイダーで罰することができるのでしょう。とても通貨の番人とは言えません。こんなことが許されるとしたら日本は未だ金融に於いて後進国ということでしょう。トップの人に職業意識ならびに責任感が欠けているということが、日本の様々な問題の原点です。まるでなぜ敗戦したのか、忘れたかのように。これでは若人に良い日本を継承させることはできません。
正論ですね。
しかし、正論を改めて言わなければならない処に、我ら日本人の倫理の喪失感があるとも言える。我々は世界の中で生きているのだから、倫理と製品の高さで生きていく以外ない。
日銀総裁には、法王の徳の高さを求められていて、徳の高ささえあれば、世俗の民は安心して、銭勘定をしておれるのです。
古来、大寺院は大銀行を兼ね、最高位神官はその国の中央銀行総裁も兼ねていた歴史があります。片手に金、片手に徳でした。
我が国の日銀総裁が、それに気付いていない。気付いていたら、もっと早く潔い身の振り方で、日本を改めて世界に認識させられた。
一千万で、計り知れない打撃を、金の面でも徳の面でも、日本に与えてしまった。一千万でね。
野党の追及が国会で始まる二日間以内で、腹を切れなければ、総裁としても、人間としても失格でしょう。
後釜にぐっちーさんがなるなら、そのドル資産運用は、当方にお委せ下さい。
ぐっちーさん、並びに ↑ のコメントの通りです。
福井さんは渋くて、発言が中々面白いので応援していたんですけどね。
『瓜田に履を納(い)れず
李下に冠を正さず』
は立場上当然でしょう!
本当にごもっともだと思います。
今回は、村上ファンドに出資していたという事で問題になっていますが、
違法性のないファンドでも問題でしょう。
中央銀行は、独自の金融政策を時には政府に抗しても実施していく
という存在です。
国民の信認を得ていない一機関が、そうした権力を持つ正統性は、
中央銀行が公正で、個々の思惑に対して中立で、日本経済にとっての
最善手を追求しているという信用に依存していると思います。
今回の一千万円は、総裁ご本人がどう否定されようが、日銀総裁が
特定の組織と利害関係を一にする可能性があることを内外に示して
しまいました。
これは、特定の組織のために、日銀が日本経済にとっての最善手を
打たないかもしれない、もしくは日本経済を多少犠牲にしても、
特定団体の利益をはかる行動を取ることもやりかねない事を示して
いると思います。
中央銀行の日銀がストイックに追い求めて行かなくてはならない
信用にキズがついてしまいました。
政府には、ナァナァで済ませてしまって貸しを作っておこう、なんて
いう思惑があるような気がします。しかし、中央政府の信認のため、
ひいては日本経済の信用性の確保のために総裁には是非とも
お辞めいただきたいと思います。
ぐっちーさん、福井さんに引導を渡してくださいっ!
手鏡で覗いた覗かなかったの先生は、
冤罪の可能性もあるみたいですね。。。
断言は出来ませんが。
どうして県警が県をまたいで尾行したのか、とか、
そもそも被害者がいない、とか。
1千万円は庶民にとって「虎の子」になりえますが、総裁になるような人達には「はした金」なのでしょう。
このギャップがもたらす物と言うか・・・。
村上ファンドに名実共にお墨付きを与えていたことも、改めて明確になると、それなりに訴えるものがありますね。
日経朝刊の5面の囲み記事によれば
「総裁就任時に拠出をやめることも考えたが『私だけが抜けるのが適当かどうかという仲間内の意識もあった』」。
本人のみならず資金を出した有志数人であるところの周りの感覚も、どうかしてますね。
御意。ご本人の悪気より投資概念の低さが招いたことかも。庶民的には10万円を貯金するか預金するか、どっちでもいいんじゃない。くらいの感覚なのかも知れません。ただ、ファンドとなればまったく別のハナシ。負けてもニッポン代表ですからネ。前向一歩
まったく、おっしゃるとおりです。しかし、いまの日本では「おっしゃる通り」が通らないか、「だからなんなの」という態度。小泉さんが、その先鞭をつけました。
もう、そろそろ正気に還らないと、ほんとに危ないよ。
量的緩和解除以前に解約申し込み・・・
7月までに換金されるのならば、利上げに
何の支障もなし。
ってことでしょうか?
しかし、日米ともに、このタイミングで
中央銀行トップの信任が崩れてしまうとは。
二人とも、これ以上世論の批判を受けたく
ないばかりに、インフレ抑制だけに専念する
のではないかと心配です。
「市場なんか知るもんか」ってなってんじゃ
ないかなぁ・・・鬱です。
本当に皆様と同感です。
信用が日本でどれだけ軽くなってしまったのでしょう?
悪い事をしても「自分だけは大丈夫」という子供の論理しか持っていない人だったのですね。きっと。
村上さんの会見、福井総裁のコメント、それに伴う自民党面々のコメント。。。
日本はこんな幼児感覚しか持合せていない人が仕切ってるんだと怖くなりました。
中央銀行の総裁というポストに求められる重さについて、まったく同意です。
ていうか、福井擁護のカキコはそんなに多くないんでは?
それより、今回の「リーク」。
なぜこのタイミングか。そこに意味は無いのか。
というところが気になりますね。
総裁の発言力、信用力ともに低下は否めないわけで。
「お咎め無し」となったら、そのお墨付きを与えた人に福井氏は大きな借りを作ったことになります。
こんにちは、
覇権主義とか我田引水とか
ありますが、
いつもどの時代どの世界でも同じですね。
最後は、王道を貫いた人が、
残るドラマの世の中にしたいですね。
タンディングオベーション
MFに拠出したりアドバイザーだったりしたのは総裁就任前だったので、その事の責任は問えないにしても、任期中の今年2月にこっそり解約していたのはマズいでしょ。
自分の判断で金利を上げれる立場の人が、金利を上げる前に換金したらこれは立派なインサイダーだし、村上に捜査の矛先が向かっている事を誰かから聞いての解約なら、二重のインサイダー。
副総裁の時の過剰な接待と言い、本当に脇の甘い人間だね。
同感です。
武士は藩に何かが起こった場合命を賭して町人や百姓を守りました。戦時では兵隊や役人が命を賭して国や国民を守ろうとする。では平時ではどうか当然戦時を想定しながらやって行かないといけない、戦時と同じだと思います。公務員は命を賭して国や国民を守らないといけない。公務員には深く考えて頂きたいと思います。
σ(^_^;も結婚してはダメですか….猫かわい
がろうっと。甲斐性もつきますしね(謎
ところでEUの委員長だったJ・ドロールが「神を信じないドイツ人はいるが、ドイツ連邦銀行を信じないドイツ人はいない」と言ったように、この国の市民がマルクに寄せる信頼感には、信仰にも似たものがある。
この人は、駄目なんじゃないの?
ハニートラップに掛かりすぎ
村上ファンドの一番悪い所は特定の人にはたった1億
とか利害関係者には1000万で参入させ
一般の人間には最低10億とか言って
参入の機会を与えなかったことだと思いますが。
この量的緩和解除するか否かというタイミングで
こんな問題が出てくるのは、邪推すると、量的緩和解除を阻止したい勢力の仕業では?!
ノブレス・オブリジ(高い身分に伴う道義上の義務)を忘れている。即退場を命ずる。
「通貨の番人である日銀総裁にお金のスキャンダルは絶対にまずい。」ほんとにそう思います。解約時期も中途半端な印象を受けるし。。。
福井総裁の件に限らず、これは道徳や良心の問題ではありません。法律と制度、つまり国の運営に関するシステムの不備から出ている問題です。個人に道徳の模範を期待する事=国の運営と考える幼稚さにあきれます。システムとルールを作れば済む問題です。もしルールがあってそれを破ったのであれば問題、それでなければどうしようもありません。価値観の異なる人間に何が道徳で何が道徳でないかを勝手に判断させると大変な社会になってしまいます。悪いことを意識的に又は無意識的にしない人間はいません。宗教社会であっても神父の行動はキチンとルール化されており罰則も設けられています。刑務所まで有する団体もあります。ルールがあるから違反者と判定できるし、それが多発するとシステムとルールが問題視される訳で、どんな宗教だってボランティアー精神に自分たちの組織の存在をまかせるような甘い神様はいませんよ。
福井総裁が、村上ファンドの初期に出資したうちのメンバーの一人ということは、ビル・エモットの『日はまた昇る』に書いてありましたね。数ヶ月前に読んだ時、ずいぶんスキャンダラスな一文がさらっと書かれているのに驚きました。なぜ問題にならないのか不思議に思っていましたが、あの本は思ったほど売れてないということでしょうか。確かに、それ以外には印象に残る部分がない本でしたが。
しかし、脇が甘いでは済まされない軽率な行為ですね。インタビューなどから感じられる福井総裁の人柄からすれば、悪意はないと信じたいですが。ま、悪意があるとかないとかそういうレベル以前の話なのでしょうが。
この国のリスク管理のなさを露呈したことだと思います。米国のように公職に任命された民間人の資質まで議会で議論され、不適任なら、否認されます。これが民主主義。もし福井さんが村上ファンドを天国まで持って行きたいとおっしゃるなら信託することも可能です。これをアドバイスする日銀マンがいないことが悲劇です。もっとも村上ファンドの村上氏の記者会見で、「インサイダー情報」と「インサイダートレード」の区別がつかない、レベルですから仕方がないかも知れません。確か、米国のCFA(チャータード・ファイナンシャル・アナリスト)の試験問題で、こういうのがありました。国内の飛行機である男が山火事を見て、到着した飛行場から山火事を起こした会社を空売りの注文を出した。これがインサイダートレードの典型で禁止行為ということ。残念ながら分からないでしょう。福井さんはやはり辞任すべきでしょう。そして他にも枕を高くして眠れない人もいるはずです。市場経済を考えるなら「ウェア」が担保される必要があるからです。
↓さすがは糸山先生、1ミリほども異論反論はございません。
http://www.itoyama.org/contents/jp/days/2006/0614_2.html
糸山センセといえば、少女買春でしたよねぇ。もみ消そうとして、2ちゃんで思いっきりたたかれていたのも、どこへやら。攻撃は最大の防御なり、とはこのことですな(w
お金は信用があってこそ成立するものですよね。「信用」が無くなってしまえば金融システムの崩壊に繋がります。
日銀総裁は日本国の「お金」の番人の象徴だと思います。決して番人が疑われるようなことはあってはならないはず。
ぐっちーさんのおっしゃるとおりだと私も思います。
credit(名詞) 信用、名誉、名声、称賛、よい評判、名誉になる人、信用貸、 融資、預金
(三省堂提供「EXCEED 英和辞典」より)
私は某巨大企業に勤務していて、既にリタイアしています。その巨大企業は子会社の幾つかも含めて一部に上場しています。私はOBであっても、親会社、幾つかのそれらの子会社の情報が入ってきます。でも、それらの株は買わない。勿論お金は欲しい。でも、インサイダー情報に近い話に基づいて株を売買したら、私のせっかくの今までの人生、なんだったかと思う。お金、欲しいけど「やせ我慢」て大事だと思う。他人に真似せよ、とまでは言わない。でも「やせ我慢」で通したいと思う今日この頃。
「老後の為に運用したい」野は、皆同じ
でも、自分でやっちゃぁダメですよね?
自分の身を守るという事も含めて
要職(=公僕)に就いた時点でブラインド・トラストに資産を移し替えるという発想は彼等に無いのでしょうか?
残念です
<<純粋培養で世間知らず>>メガバンクの人事政策と同様に、日銀は福井氏の入社時から第一選抜者として指定して、ノーリスク・ハイリターンのコースで昇進させていた。(日銀支店長の豪華な社宅を見よ)。従って、彼には選民意識や関西人のがめつさしかない。副総裁時代の接待事件など脇が甘い。福井氏以外の官僚の腐敗もヒド過ぎる。例えば、村上容疑者は、官僚時代は、国民の税金から給料を貰いながら、国益を忘れて、自分の退職後のために種々下準備していた。また、財務省OBのS教授は、天下り時に、K大学に自分の講座をつくるために、国費から10億円を支出させたり、GSからの裏金など嫌なウワサが絶えない。一方、アメリカのグリーンスパン前議長は、在職中は厳しい倫理コードを遵守している。
敢えて擁護論を。
総裁というお立場を考えると特定のファンドや銘柄などへの出資など、言語道断とのご意見に反論の余地はありません。
しかし・・・この国の政策決定にかかわるトップの人たちは、あまりに市場に対する理解が低すぎませんか?企業の役員になるとき、普通は一旦退職金を貰い、自社株を買いますよね。従業員でもストックオプションを貰っている人たちはたくさんいますよね。エージェンシーって言うんでしたっけ、株主の利益と役員・従業員の利害を一致させるための一つの制度でしょう?
敢えて言います。国会議員や官僚組織のトップは株や国債を買い、この国の成長と繁栄に対するコミットメントを示すべきです。
勿論特定の銘柄への投資は厳に戒められ、株式空売りもプット買ってヘッジすることも禁止。個人の意思が及ばないよう、ファイアーウォールみたいなものもきちんと制度化し、運用は透明であるべきでしょう。
昔、(まるで薄汚い遊びのように)「株の売買なんてしたことはございません」さも自慢げに言い放った野党の女性党首がおいでになりませんでしたっけ?
ここ数代の総裁は頑固者の馬鹿、痴呆の無能ときてダーティーなやり手になったわけですが、仕事の評価としてはダーティーなやり手が一番よいわけで、上に聖人君子を求めれば世間体を気にして行動できない無能者が就任するようになります。首相の人事を見てみると中川・額賀・二階そして今回の総裁とスネに傷持つ人ばかり。職務についての倫理性さえあれば後はいらないというのが正直な感想です。田中元外相のような方が次期総裁になったらどうしよう
買って良いのは国債だけもしくは給料が国債、
なんて冗談でもしたらおもしろいのに。
村上ファンドはオリックスに口座持っていたら
初期はかなり低額1000万ぐらい?から投資できた
みたいですね。
それよりもなぜ解約(買取か?)時期が
あの時期になったかが問題でしょう。
わかってやばいと思ったから解約したんじゃ
ないんですか?
完璧にインサイダーでしょう。これ
もし福井総裁がライブドアの株もってたとして同じように売り抜けてたとしても同じ擁護論張れるんですかと擁護派に問うてみたいですね。
福井バッシングの嵐ですなあ?、ひねくれ者のaneとして、こうなると、福井擁護です。
彼の行為の倫理的非難よりも、ルールをしっかり決めていなかった金融界が問題だったんじゃないんですかね。あるいは重い罰則の法文化を怠った立法府の怠慢を。あるいは、彼はインサイダーにならないために、あえて個別銘柄を買ったのではなく、ファンドを選んだとか・・・。
日銀の福井俊彦総裁は15日、参議院予算委員会で村上ファンドに1000万円を拠出していた問題で、日銀総裁に就任する以前、日本みらいキャピタルにアドバイザリーボードとして参加し、村上ファンド以外でも運営の助言業務に関わっていたことを明らかにした。福井氏は「(同ファンドは)企業再生を民間で試みるグループで村上ファンドとは違う。出資していないが、報酬は受け取った」と説明した。
質問に立った共産党の大門実紀史氏は、村上ファンドの「ファンドスキーム」にアドバイザリーボードとして福井氏の名前が記載されていることを挙げ、「ボードには入っていない」などとする福井氏の国会答弁を「虚偽答弁だ」と批判した。これに対し福井氏が「虚偽というのは取り消してほしい」と気色ばむ場面もあった。
審議は大門氏がファンドからの利益を処理する確定申告などの資料を早期に提出するよう求めたのに対し、福井氏は「全体の整合性を精査している」との答弁に終始し、しばしば中断した。〔NQN〕
本文の趣旨には賛成なんですが、細かい点で気になったことが。
>カトリック系の学校に人気があるのはこの教師が限りなく神父に近い、という考え方があるからでしょう。
そんなことはないですよ。ただ単に偏差値や校風(カトリック風でなくても)その他が理由です。
揚げ足取りでスイマセン。
老後をにらんで利殖しました。そしたら、利殖を頼んだ人がインサイダーでつかまりました。だから悪いのは利殖を頼んだ人ですか?よく分かりません。首相だって、神父だって人です。性欲と金儲けを一緒にしか考えられない低能にはわからんでしょう。公の人間でも人間です。どうしたら、公の人間が誤った行動をしないかは道徳ではない。その国のシステムの問題です。
日銀の官僚のシステムに純粋培養された福井俊彦、世間の道理を忘れた、哀れなピエロを見るのがつらい。
金融の世界では余人をもつ手、変えがたき人物であるからこそ、これ以上暴かれさらされるのを見たくない。貴兄はグリン スパーン氏と長年盟友関係にありながら、何も学なばかつたのですか。
道義的に不当な利得を慈善事業に寄付されても、「覆水盆もどらず」です。