2018/09/30 11:48 | マーケット | コメント(20)
今週のぐっちー@東京
台風が来るというので静かにしている週末。でもメルマガは風が吹こうが何しようが予定通り配信致します。
さて、今週のメルマガではFOMCステートメントの検討、GDP確定値などの統計分析を中心に進めております。特に、FRBの方は4半期に一回の経済見通しの数字が改訂されているので、このあたりは慎重に検討を加えています。
リーマンショックから10年とか言って、危機の芽がある、とか書いている日本経済新聞ですが、今回のステートメントのどこを見てもそんなことは一言も書いてありません。これも何度も指摘してきましたが、もちろん、米中貿易摩擦の文言も一言もありません。
つまり、FRBの考えている経済運営上、そのどちらも課題になっていないからこそFOMCでは触れていない(議題にもならない)訳ですよね。むしろアメリカ経済にとっての問題は他の所にある、とはっきり書いてある。
もし、日経がそれでもアメリカ経済危機の芽があるとか、世界中にあふれるマネーがバブルを作り出しつつあるのだ、などと主張するとするとなると、あなた方はFRBのどの委員も気が付かないリスクを見つける能力がある、ということになりますがね。正直、私はそんなはずないと思います(笑)。
実際リーマンショックは当てられませんでしたよね?
むしろ2006年当時を思い出すと、エコノミスト100人が100人とも鉄板で、アメリカ経済はやばいよ、と言っていたのが私くらいだったので、あちこちからお呼びがかかった、というのが事実です。マーケットでは珍獣扱い、だったんですよ、まじで。
メルマガではブログと違ってかなり客観的にデータを出すので、みなさまご納得いただけるのではないかと存じます。恐らく、再び世の中が、すべてもう世界経済は別次元、とか言い出した時にまた何か来るんだろうな、と思っているんですけどね。
ただ、30年以上この仕事をしていて、ちゃんとマクロ経済データを見ていて経済予測を外すことは逆に難しいな、とつくづく思います。日本経済新聞じゃなくて、本当のデータを見て、じっと考えましょう。株価なんてタダの美人投票ですから、そんなものいくら見たってなんの役にも経たないということは、経済統計で明確に証明されてしまっています。
その「本当の分析」「本当の予測」の手助けをするのが、ワタクシの役割であります。
東洋経済オンライン、もわたくしの順番です。
ちょうど、新井先生といろいろお話をしている中で出てきたようなテーマです。東洋経済オンラインの読者はほとんどがサラリーマンらしいので、まあ、4,5年で失業する覚悟が必要だ、とはっきり書きました(またコメント欄が荒れまくる、と思います。楽しみです・・・笑)。まじ、普通の人は中国人と仕事の奪い合いになるので給料は下がりまくり、本当に有能な人は世界中から採用が殺到し、年収3億円なんて普通の給料になると思います。私の周りは既にそうなってますけどね。
我々が80年代に外資系証券会社は優秀だと思えば平気でそのくらいの給料は払ってましたから、いよいよそういう時代が誰にでも来るのです。
ただし、能力さえあれば・・・・・・
ですし、特に現段階でAIに負けてしまう人が日本人全体の80%という新井先生のデータの前では、大多数の人が失業する、という事を意味していますし、現実的にその歩みはみなさんの想像以上に早い。
なぜなら、その競争から距離を置いていると、世界中の企業との競争から落ちこぼれるので、日本企業は生き残りのためにはそんなことは言ってられません。
次の著作ではこのあたりの対策(サバイバル術)もしっかり書いておきたいと思っていますが、まずは東洋経済オンラインもお読みくださいね。
アエラも同じような内容になりましたが、もう少しコンパクト、プラス多少マイルドです(笑)。読者層が大分違うので、まあ、表現の違いでしょうか。
ワタクシの場合、過激な順番で言うと
ブログ>東洋経済オンライン>アエラ
と言う感じになりますかね。
意識的に客観的に書いているのはメルマガ、ということになりましょうか。
講演会はグッチーポストが主催するもの以外は、結構リップサービスが乗りますので、お聞きになる機会があればご注意ください(笑)。さすがにトヨタがスポンサーの時に、日本の工業生産はもうだめでしょう、なんて言わない訳ですね、そりゃそうです。
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20 comments on “今週のぐっちー@東京”
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ご了承のうえ、ご利用ください。
ぐっちーの売り物・・
その深さで・・探針している。
米経済の子宮にまで達しているだろう。
しかしながら・・
言わせていただいたら・・
減量やり過ぎ・・
先だって京都で出会った時より・・更に痩せている。
体重が軽くなって・・飛ぶように動けるのは間違いないにしても・・
あれだけ効果を上げたら・・
出会う人間は不安に感じる。大丈夫だろうかと。
大宅壮一は減量に失敗して極楽往生・・
そんなの止めましょうね・・・
( ^ω^)
東洋経済を読みました。コメントも読みました。一人だけがまともだと思いました。なまじその方面の知識があるために、一種の恐怖感をもっています。
ここまでできるのかです。
経済恐慌の形は株式の暴落、金融会社の破産、次は電力の停止が元になるのではと思いました。なんとなく未来が見えたなと思った。
人の選別が強力に、お構い無しに進むと思うから、公園で見る子供たちはいかなる手立てで、生きていくのか?
極端な話、親の遺産がない人々はどうしようもないのではと思う。
すでにデータは経済格差は知能格差と出ており、その知能とは知能検査ができるものが知能だと出ている。したがって知能で飯をくっている、その知能がAIに代替ができるものなら、その知能はいらなくなる。
現在の義務教育すら必要なくなる。教師が必要なくなる。直接AIと対話すれば良いから。
近代教育は社会に生きていけられる技術とルールを身につけさせる。道徳や宗教教育は公教育でしないのが政教分離と信仰の自由でなぜそれができたかと言うとそのほうは摩擦が少なく社会がうまく動くからに過ぎない、
われわれが学校でならった様な人類の理想でも成果でもない。思想が発達して人類が進歩したからでもない。実に実利的な理由に過ぎない。
それが逆転する。多くの人は知能レベルが低い人扱いになる。基準が上昇するから。あれこれ想像すると怖いと本当に思った。
アメリカはいいよ。リバタリアンの思想があるから。わが日本はどのような解決をするだろうか?意外と北朝鮮方式をとるのかもしれないと思った。
すると北朝鮮はAI先進国かな?
先日福岡の講演会で拝見したら「どこか悪いのかな?北九州の時より肌に張りがないなぁ」と思ってました。
ダイエットのせいなんですね┐(‘~`;)┌
皮が余って垂れ下がっちゃいますよ(笑)
そっか、読者層で考えてくださってるんですね。
AERAのぐっちーさん、過激というより、わかりやすいですもん。
最近のリーマン・ショックの記事では、そっか、サブプライムって、不良資産を混ぜ込んだ挽き肉だったんだなあ、ぐっちーさんご自身が世の中に華々しく広く認知されたのは、サブプライムショックを半年以上前に叫んでたからだったなあって懐かしく思い出したりしました。
懐かしいといえば、巨人のセカンド、広島の田中選手の弟を見て、アメリカの留学したイカロス小室圭さんをいつも思い出しますし、AERAの企業広告SONPOホールディングスCEOが俳優の石橋凌そっくりでインタビューしている井原圭子編集長さんが漫才の春やすこさんに似てて、同じような人が違う道を歩んでこういうふうに成功するって、人生もあるんだなあなんて思ったりとか。
最近、懐かしさの刺激が多くなってたりします。
関係ないけど、Facebook、私のページですが、なぜか異様に中東や東南アジアのエロエロ女の子ばっかりが、知り合いではみたいに出てきます。Facebookから見てもど底辺に見えるんだろうなあ。分析としてはあたってるんだけど。
こちらのblogが一番過激ではないと思うんですが(笑)
全否定から入るなら筆者やタイトルだけでスルーすればええんでないの(笑)。少なくともワダスはそうしてる。ぐっちー全否定に「執念」を感ずる。某日経新聞記者がコメしてるのではないかと思ったのはワダスだけだろうか。ネットだと色んな人になりすましもでける。
何故、日本でiPhoneが作れなかったか。
ジョブズもintelも日本を参考にしてる。
米のIT産業が今ほどになる前、日本の電気産業がデジタル化を進めようとした。それに待ったをかけたのがカスラック、否JASRACだった。カスラックは風呂場で歌う鼻唄にも金取るぞと言ってなかったか(笑)。今じゃ飲食店で著作権に関わる音楽を聞くことはない。日本の音楽産業の衰退を招いているのではないか。知らないものは買えない。
AIを語るとき、いつも思うのは単なるアプリとどう違うの? いくつかのキーワードを拾ってみると、人間の論理予測とは違う、Big Dataの中から「ある法則」をみつける、電話応答アプリのようにパターン化してない、人間の曖昧な要望に応えられる….
いずれは公演会+講演会+後援会をセットで…(笑)
編集部様を煩わせました(今朝メール済)が、10/17お顔は拝見出来ず…ぜひ購読者の貸し切りでいずれは…(笑)
ウチの末娘の同級生は、来春修士学位取得見込み。某外資系コンサルから、初任給七百万の内定を勝ち得り、週3日はインターンと称して職場に入り込み、残りで論文を頑張っているそうな。
のんびりと育ってきた我が娘も、さすがに目が覚めたらしく新井先生の著作を全部読破し、「社会人最初の三年間で何を身につけるべきか」を高校時代の同級生達と真剣にオンラインで議論してます。
一方、東洋経済オンラインのコメ欄には:
—
結局のところ、「このままでは恐ろしいことになる」としか言っていない記事ですね。 対処方針とか、進むべき道の提示とか、そういった前向きなことは1つも言っていない。
—
呑気な事!
誰かが「対処方針とか、進むべき道の提示とか」をしてくれる、と思ってる。それも無料で!
「生命哲学」だと感じています。ものすごくコワイ時代になっていて、これまでの人類が体験したことのない局面に入ったんじゃないでしょうか。私たちはその「当事者」で、かつ、「目撃者」でもあるというのは、本当にすごい。
巨大IT企業の繁栄にしても、どこまで続くか。。。個人的には、「砂上の楼閣」だと感じています。なぜかというと、前提が間違ってるので。
以前、ちょこっと書きましたが、AIが人間を凌駕することは、「あり得ない」んです。理由はシンプルで、AIは、「人間が創ったもの」だからです。いずれ、AI自身がそのことに気づくでしょう。なので、問題はむしろ、そのときAIが「どう考え、どう行動するか」。。。歴史に学ぶことは、とても大事ですが、今は、どちらかというと「SF」の世界に近づいてるんですよね。
宇宙飛行士が地上に戻ってきた直後は、「紙1枚の重さの違いが分かる」とのこと。重力の違いを体験したことにより、感覚が鋭敏になってるんですが、地球の重力に順応し、その違いもすぐに分からなくなる。人間の適応力、順応力って、ある意味、すごいですよね。添加物の入ってる食品にしても、1口目にすぐそれと分かっても、2口目には慣れます。
すべてに言えるんですが、問題は、順応・適応することにより、大事な何かを犠牲にしていることなんです。慣れることにより、そのことに気づきにくくなってるんですよね。
ひとつだけ確かだと感じているのは、「進化の目指す方向」というのがあって、それに沿ったものであれば、佳いものがもたらされるということです。進化の途中にある人類のターニングポイントに来合せているわけで、ここをどう乗り越えて、次の世代に繋げるか。。。先人たちが繋いでくれたバトンを、次の世代に繋げることが大事だと感じています。
牧神の午後さんが書いてくれたけど、あれで新井先生の本すら読んでない、訳ですよね。それでコメント書く、って便所の壁紙以下ですよね。東洋経済オンラインってもう少し読者がましだと思ってたんですけど、実際はSPA! の読者の方がレベル高い感じがしますね。ほんと、びっくり!
>4,5年で失業する覚悟が必要だ、とはっきり書きました
>まじ、普通の人は中国人と仕事の奪い合いになるので給料は下がりまくり、本当に有能な人は世界中から採用が殺到し、年収3億円なんて普通の給料になると思います。私の周りは既にそうなってますけどね。
この先10年について言えば、仰る通りだと思います。しかし、さらにその先10年では話がまた変わると思います。
その心は、どのような人が「本当に有能な人」と評価されるかが変わるという事です。人間は万能では有りませんし、他人の評価も正確ではありません。
今私は「世界中から採用が殺到し、年収3億円なんて普通の給料になる」企業で働いていて、そう言う人達と一緒に働いていますが、その酷いこと。以前にも書きましたが、PDCAをplan,do,check,actionではなく、plan, do, cosmetics, appealと回してしまう様な人が億単位の年収を得てます。もちろんそうではない人も数多くいますが、こう言うsuperficialな人の割合が余りにも高すぎるのが現実で、メインスキルが殆ど俳優になっています。
機械やAIが実質的な仕事をやってしまうのであれば、人間の差はぐっちーさんの仰るような本質的な分析力等か、あるいは対人的魅力、アピール力になります。そして残念ながら後者が圧倒的に勢力を増しています。
酷すぎて、投資銀行や不動産屋ならまだしも、普通のサービス業や製造業では流石に後20年は持たないと思いますね。次の10年のさらに先の10年では、如何なる時も冷静沈着地道にplan,do,check,actionをできる人達の運営する少数の例外企業と、superficialな人達が主導権を持つ多くの会社との命運が分かれる時期になるでしょう。
最も、今からの10年でも本当に冷静沈着地道に実務をこなし裏方作業を嫌がらず、投げ出すことのない人は、億は貰えませんが失業はありません。superficialな人達はplan, do, cosmetics, appealの後の混乱状態を自分で収拾できないので、常に尻拭い係を必要としているからです。。それはそれは驚くほどです。
億を貰う自信のない人は、尻拭いのプロフェッショナルになれば、そこそこの実入りを確保して生き残れますよ。
「ネイチャー誌、サイエンス誌の9割は嘘」 ノーベル賞の本庶佑氏は説く、常識を疑う大切さを。「ネイチャー、サイエンスに出ているものの9割は嘘で、10年経ったら残って1割」
と博士。
恐らく経済の世界も同じでしょう・・というよりもっと厳しいかと推測します。
だから・・ぐっちーにメガネを変えろと叱責受けるかも知れませんが・・
そんなにAI社会やGAFAに怯えていないのです。
何しろ・・博士は常識を疑えと申されていますしね。良い投稿ですね・・・
( ^ω^)
メルマガの内容ですが、もう締切を過ぎたので書いてもいいかと思いました。
『中小企業 福岡懇話会 筑後地区懇談会』
>【会場】
>ロイヤルパークアルカディア
>福岡県久留米市宮ノ陣
宮の陣のあたりは昔は筑後川が暴れる水害の多いところでした。
西鉄が頑張って開発していますね。
文脈から離れますが西鉄の「宮の陣」の隣の駅は「五郎丸」です。暇だったら行ってみてはいかがですか。
気付かず・・そのままに・・失礼いたしました・!・・・
( ^ω^)
名古屋市在住の小学校2年生の女の子を持つ母です。
現在、公立の小学校へ通わせています。
娘の学年は、1クラス20人の2クラスで40名
外国籍の生徒が多く、ブラジル、インド、中国、タイ、フィリピンと混ざっています。
その子たちは、ほぼ母国語と日本語を使う出来る事が出来るそうです。
親御さん達は、教育熱心な方が多く子供たちも色々な習い事したりして学校の成績が良い子も多いです。(しかも容姿がいい子供達も多い)
私は最近、将来こういう子供達と競争しなくてはいけない娘を思うとに親に何が出来るのかを深く考えてしまう事があります。
このブログとメルマガを読む方が育児書、教育本より多くのヒントが得られるのは確かだなと思いました。
—
「ネイチャー誌、サイエンス誌の9割は嘘」 ノーベル賞の本庶佑氏は説く。
—
これについてネットではあちこちで何だか盛り上がっているようですが、「学術誌に掲載された論文が正しい」なんて誰も言ってない。
まあ、著者は(たぶん)正しいだろう、程度の事は思っているでしょうか、所詮、一つの主観に過ぎない。
もちろん、掲載されるには査読と呼ばれる審査をパスする必要がある。
この査読というのが、広く誤解されているのではないか。
査読は、実業における(業務)監査に似ている。監査では、定められたルールや手順に従って仕事をしているか、とか、きちんと記録を残しているか、といった点がチェックされる。
しかし、監査で百点満点とる事としっかり利益を出す事は別。
査読も、その分野で認められた方法によって実験や観察が行われているか、とかきちんとデータをとっているか、とか、結論を導く推論の妥当性をチェックするのが主眼であって、「正しい」かどうかは判定しない。
それは掲載された後に、読者が自分の頭で考える、あるいは、自分の手を動かして実験や観察をもう一度やってみて確かめる事で顕になってくる。
正しい知識は、こういう集合的努力の積み重ねで生まれる。
それにしても、本庶先生はトローリングもお上手ですね。
横レス失礼します。
40人という人数が気がかりになりました。
来年三年生の4月、市行政によっては、
40人の単学級になるのでは?と思ったのです。
その場合、教室は一つ、担任教師は一人になりますよね?
一人辺りの活躍時間もガクッと減るのが想像されます。
ましてや、文化背景が異なるメンバーがたくさん。
間違いなく、凄腕の先生になるのでしょうけど、大変さが待っていそうで、、、。
学年数が41人なら二クラスなのですが。
ぐっちーさんは、日本人が日本人であることを強みにできなくなってしまうとおっしゃっていますが、
今までなら身につけられた強みすら、危うくなりますよね、多分。
予算の問題があるのは分かるのですが、
40人学級を続けることの危うさもあるのです。
不安を煽るような投稿内容ですみません。
子育てを終えられた方も、80人ギリギリなど、こんなケースもあることを知っていただけたらと思います。
今持って既読ではないとは如何に!
あり得ないですね。
そして、未来の年表。・・・
生命科学の世界はバランスが悪いですね.
X様の仰る通り,生命科学の世界でも
自分の研究が「こんなに役立つよ」と吹聴して巨額を集金し
臨床治験1年でとんずら,という人達がいます.
また本来は意味が無いのに,誰もが納得しそうなデータを
多量に提示してnatureやscienceに載せる人達も大勢います.
自分の専門の分野ですと笑っちゃうくらいの内容だと分かるのですが
雑誌の差読者が必ずしも専門家というわけではないのですし.
一方で,日本ですと研究費の配分を,正確さには厳しいが
患者の事を知りもしないし興味もない,
という人達が行っているので,いわゆる専門バカに
多くの予算が配分されています.
基礎研究と臨床研究は同等の価値ですが,
文科省のみならず厚労省の予算ですら患者を知らない人達が配分し,
また研究費を受け取る研究者はたとえ医学部の研究室に所属していても
臨床に役立たない研究をすることを許され,
結果としてピラミッドの土台だけが量産されています.
前回ノーベル賞の大村智先生も,国からの研究費は当てにしてませんね.
公の研究費が自分の研究の価値を理解できないことを御存じなのでしょう.
混じりっけナシのオリジナルなら・・
専門家にも理解される事は・・非常に少ないのでは・?
まして国では二歩も三歩も遅れる事になる。
基礎か臨床か・?
両者のアクロバット的タイアップが必要なのでは・?
嘘も方便は昔から罷り通っているのでは・????・・・
( ^ω^)
ペルドン様
>混じりっけナシのオリジナルなら・・
>専門家にも理解される事は非常に少ないのでは?
あ…確かに.
御慧眼,流石です.
基礎研究で権威になるような方々は
着実に緻密に研究を進めることをしてきた方々なので
突拍子もないことは例え正しくても理解できないかも知れません.
>両者のアクロバット的タイアップが必要なのでは?
これが難しい所です.
一昔前までは,医者達の発想だけでひょいと大きな仕事が
出来ていたのですが,現在簡単にできる研究はもう乏しく,
基礎研究の高い要求レベルに発想だけでは追いつけません.
研究レベルは低いが患者を治す臨床家たちと,
患者に興味の無い基礎研究者たち….
これは言って見れば,実際にお金を廻す投資家と,
経済哲学を語る大学研究者に似た構図です.
ベルドン様の仰る通り,協力には「アクロバット」が必要です.
厚労省や医学部の研究には「研究者として医者を入れ,
研究のアウトカムを生かす青写真を提示する事」など条件を付けると
良いかも知れません.
お金を儲ける方法を語れる経済学者,というスーパーマンが
大村先生や本庶先生なのだと存じます.