2018/09/10 11:08 | 物申す! | コメント(25)
大坂なおみ選手のインタビューに見る日本の報道レベルの低さ
大坂選手が日本人から一番遠いと言われていた全米オープンを制した。まあ、彼女は自分自身でもハイチ人の誇りを持っている、と常日頃から言っているので、その点を日本のメディアがちゃんと伝えないのにはすごく違和感がある。
そして、いつも指摘している通り、日本のメディアの英語力のレベルの低さだ。
どのメディアにも大阪さんが
「勝ってごめんなさい」
といった、とあるのだが、彼女はそんなこと一言も言っていない。
I’m sorry it had to end like this…
といった訳で、日本語で言うなら
「こんな終わり方になって残念だったわ」
が正解で、別にごめんなさい、と謝った訳ではない。
Sorry が謝罪と受験勉強で詰め込まれた輩がこういう訳し方をすると思われるが、こういう英語表現は日常的に使われている。
と思っていたら同じようなことを指摘されているブログを見つけたのでご紹介しておきます。テニスにおける黒人差別の問題も根深く、トランプ大統領を熱烈に支持する人たちがいるのは、まあこれの対極にあると言えましょう。
このブログはいろいろな意味で良く書けてますね。
スポーツ記事でこのレベルの誤訳が頻出する訳ですから、グッチーポストがやっているようなアメリカに関する経済問題や政治問題の日本語訳はどうなっているんだろう、というこのブログのオーナーの指摘は正しい。
いつも申し上げているように、まじで、ひどいです。誤訳というか、もう意味の分からない訳をニューヨーク駐在員だったりが書いている訳で、本当ミスリードです。
まあ、だから儲ける隙もある、という言い方もできるんですが・・・(笑)
是非ご参考に!
https://mariyoshihara.blogspot.com/2018/09/us.html?m=1
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25 comments on “大坂なおみ選手のインタビューに見る日本の報道レベルの低さ”
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名前だけでなく・・
顔も初めて見た・・
オマケに優勝・!
仰天の至りはぐっちーと同じ・・
紹介のブログを覗いた。
本文よりも・・コメントの方が大層興味深く・面白かった・参考になった・・
いずれにせよ・・
我々は世界に誇るべき大和撫子を得てしまったわけだ。
BBCの解説者が言っていたけれど・・
以前にも彼女はセレーナを破っているそうだって・!
分水嶺で二人は出会ったのだろうか・?!・・・( ^ω^)
同様の記事をこちらでも見かけました。勉強になります。
http://blogos.com/article/323928/
やまさんの貼られたURLはコメントがないので元ブログを見た方がよろしいかと。
http://mariyoshihara.blogspot.com/2018/09/us.html
私もリアルタイムで見ていたのですが、英語圏のTwitterアカウントの方も謝罪として受け取っていた方が結構いましたね。
もちろんリアルタイムでは文字に起こされていないので、正確な文言ではなくスピーチの印象で「なぜ謝るのだ」と感じてツイートされたのかなとは思いますけど。
ちなみに上記ブログには人種差別が-性別差別が-と書かれていますが、個人的にはアメリカ人は「U.S.A! U.S.A!!」したかっただけに感じましたけどね(笑
ママになって復帰して地元全米で優勝!なんてわかりやすい英雄の勝利を求めていたが、不公平なジャッジで破れた悲劇のヒロイン(セレナもそれを演じていたように見えました)を作り出してブーイングすることで溜飲を下げたかった・・・みたいな。
いずれにせよ、表彰式になってもブーイングを続ける観衆は(ブーイングが大坂なおみではなく主審に向けられていたとはいえ)「紳士」とは程遠いですね。
Google翻訳の回答
このように終わらなければならなかったのは残念です…
日本語としてこなれてない。けれど、誤訳はしてない。
マッケンロー、ナブラチロワが出て来たあたりから、プロテニスに優雅さがなくなってきた。ナブラチロワはまだ品が良かったが、ウイリアムス姉妹の筋肉には新時代の到来を感じた。そして少女っぽい選手が金切り声をあげるようになり幻滅する。女子はクリス・エバート以後、あまり見なくなった。
昔の選手を懐かしむようになってしまった。レーバー、ニューカム、アッシュ、ナスターゼ、ボルグ、コナーズ、レンドル、アガシ、フェデラー、ナダルの系統がいいな。ビッグサーバーは大味だ。最近プロレス風のセレブ用個人戦がないな。トーナメントばかりではつまらない。
全米の観客は質が落ちるな。会場もよくない。全英、全仏、全豪の雰囲気とは違う。なにかテニスは米国の観衆には似合わない気がするな。
酷かったですね。
問題の本質を伝えず、視聴者向けに心地よい解説で終わっている。
NHKのニュースで信用できるのは、天気予報だけだと思う。
これでは、メディアの責任を果たしているとは言えないでしょう。
ツイッターにも劣ります。
日テレの「行ってQ」出川イングリッシュの方がよっぽど伝わるよ。
あれはAIにはできないよ。分からない事を何とか伝えようと試行錯誤できるのが人間であってAIにはできない。
もちろん演出でわざと馬鹿演じてるはずですが・・・。伝えようと食らいつくのはまねすべきだなと思う。
ナブロチロワの試合を見ていたとき、<あなたやるわね>と言う表情をみせていた。大阪さんは若いからそれがないが、逆の意味でよかった。かの女の表情がじつにいい。
プロ競技は。余裕がなくなった。たぶん1984年のロセンゼルスオリンピクが分水嶺だったと思う。この大会だったと思うが体操の具志堅氏がマットにおける最後の跳躍演技の直前にすっと立ったときの表情も印象深い。
世界は大きく動き始めたがプロの業界もでしょう。
いよいよ電力空襲が北海道を襲い始めました。電力は安定供給が肝腎で節電では対応できない。短期は良いが。太陽光なんて、少しでもエネルギーを勉強した人なら、ベース電源などにしない。管直人氏は東京工大を出ていると言うが本当かな? 亡くなった父親が敬意をこめて、蔵前の高等工業といっていた。また物理学校ともいっていた。物理学校は1500人はいって、卒業したのは15人くらいだともいっていた。
今週の経済ZAP!!に
「日本の銀行のドル口座は意味がありませんからご注意を。」と有りますが、
当方、ソニー銀行のドル預金なんですが、やっぱり意味がありませんか?
なんででしょう?
あっ、それとすばらしいブログの紹介、感謝!です。
大坂なおみさんのコメント、「勝ってごめんなさい」はさすがに誤訳ですが「こんな結果になってごめんなさい」と、ごめんなさいと言っているように聞こえましたよ。
下記URLはタリーズの松田さんのブログエントリですが、私の印象はこっちに近いです。
https://ameblo.jp/koutamatsuda/entry-12403884682.html
セレーナを応援しているような場の雰囲気から、申し訳なかったというような感情も聞き取れましたが、「勝ってごめんなさい」ではないなと思いました。
よく海外のドラマとかでも、人がなくなって、お悔やみに、「I’m sorry」と言っていますが、あれも「ごめんなさい」ではないですもんね!
文字数の制約とかあるかもしれませんが、この際、英文と訳文の両方を記事に書いたらどうかなと思いました。
とか考えていたら、ぐっちーさんのメルマガはそうなっている!と気が付きました。
陳 黒斉 さんへ
ソニー銀行に万一の事態があっても預金保護機構の対象外
であり、しかも日本経済が大混乱に陥るような状況では
引き出すこともままならなくなる可能性が大きいと言う
ことではないかと思っています。
では、外貨預金の替わりに証券会社で外貨建てMMFなんかはどうだろう
と思うのですが、メルマガでは海外の金融機関が推奨されていましたね。
厳しく分別管理されている筈ですが、国内に置いておく限りリスク回避
は難しいと言うことでしょうか。
黒人,女性,アメリカ人,口が悪い,というプレイヤーを
白人,男性,ヨーロッパ人,堅物,の審判がいじめただけです.
どこの世界でもある,マイルールの押しつけ.
(押し付ける側はだいたいヨーロッパ)
改めてみると,アメリカのスポーツはきっちりと
ヨーロッパ勢と一線を画していることが分かりますね.
野球,アメフト,バスケ,アイホ.
同じ土俵で戦う事の無意味さを知っているのでしょう.
自分らのスポーツ.
(逆に野茂なんかは最初相当ひどい扱いをされたかも知れないですね)
自分はぐっちー様の言いつけに従い,在米時の
アメリカの口座をそのまま残してきています.
クレジットスコアもメンテナンス中.
(ただ,米銀行のあまりのいい加減さに
危険を感じて,当初予定してたダウ連動商品
なんかの契約は止めました.)
このリスク分散が現実に役に立たない事を祈るばかりです.
さて,前々回健太様が仰っていた石油ショックですが,
今回北海道の製紙工場が止まっており,
少なくとも10月以降まで稼働がずれ込みますので
意外と同じ混乱が起きたりして…と個人的には備えております.
タリーズコーヒージャパン創業者の松田公太さんのブログを見ましたが、この人経営者なのにプロスポーツのお金の側面に無頓着なのでビックリしました。
スポーツ専門チャンネルのESPNが主催したトロフィーセレモニーの場で、USTA会長のカトリーナ アダムスが、セリーナ寄りの発言及び態度をとった事について
「公平な立場であるべき貴方がそれを言ってはおしまいでしょう。」
と、コメントしているのでビックリ。
ビジネスに対する貢献度を比べれば、セリーナ対ナオミは100対1以上の開きがあるはずで、それに見合う扱いを受けるのは当然でしょう。公平とか対等というのは、コートの中の話。
大坂なおみ選手が「謝罪する」とすれば、女子テニスファンに対して全米オープン決勝に相応しい内容のゲームにならなかった事、つまり入場チケット代金に見合うものにならなかった事でしょう。
でも、それは彼女の立場で言う事ではない、と思います。大会運営責任者が言うべき事でしょう。
多くの日本人が忘れてしまっているが、われわれは竹やりでB29に立ち向かえると考えていた民族です。その一方で水素エンジンを開発した確か早川といっと思うが、その人々が高度15000メートルまで飛ぶ高射砲を開発して、八月に配備して、b29を攻撃して撃墜している。
この奇妙な二重性はなんだろうかと考えたことがある。
大臣は節電の言葉を使うのではなく、原発を作動しないと北海道は機能しないと言うべきではないか。電力の安定性が我が国の経済力のひとつですが之が安定しないと怖くて製品など作れない、即座に製品の品質に及ぶからです。
知人が北海道へ行ったとき日高山脈以東の水害のひどさを知らせてくれた。その上、今度は中枢が打撃を受けたから、半端ではないと見ている。
今回は節電で対応できないと思う、あくまで産業用の電力が必要で、家庭に必要な電力ではない。
この戦争は負けるとはっきり言わずにずるずるとして軍事力を消耗したことと同じになると思うと恐怖感を感じる。
大体トリチウム水など捨ててもいいものをタンクにためている、あれは誰の指示だ?調べてもわからないと思う、あの無駄は専門家はみな知っていたと思う。
一大事が先に迫っていると見て用心はしている。
ブロードウェイ周辺の直裁的に言えば汚い街並みを見ていると、都市価値はソフトウェアに有り、を実感…。
東京オリンピックはビンボーくじを引かされたのでは…。
全国の墓標造り、言葉の遊びではなく、文字どおり、そのものですね…。
試合も観てないし、記事をチラ見した程度でごわすが、言語の意味はいきさつや前後の文脈で探索するほかないと思ってますだ。
大坂なおみが帰国してるんやさけー、直接聞いたらヨカでっしょうもん(笑)。
「私とアメリカ」
とか適当なテーマでGUCCI vs なおみ対談を朝日にセッティングしてもらいまひょ。
ワタクシ的には、….観客席からのコーチがばれたセリーナ。小娘にテニスでバカにされ、暴言で試合を負けたことにでけて観客まで味方にして大成功のセリーナ。
そやねー、「こんな試合にしやがってBBA、いいかげんにすろ〜」ちゅう意味やないですか。
日米の二重国籍を持つが、「日本人」を選択してきた大坂なおみ
「日本人として、この先も試合に出続けてたい」
昔の彼女の名前と同じでスマソ(笑)
大坂なおみ「GT-R欲しいなあ」
ニッサン「はいはいどうぞ!」
日産自動車の星野朝子専務執行役員がその場で「贈呈する」と回答。
全米優勝で言えばなんでももらえる状態に
最たるものは国境。
これを今のように守ってると、それで良いのですが、日本での報道は未来永劫このレベルかも。
これも視聴者、読者から声を挙げないと変わらないかも。
――One of the most poignant things I think happened during the trophy ceremony, you sort of APOLOGIZED for doing what you had set out to do in a way.Tell us about that moment.
I don’t know. I just felt like everyone was sort of unhappy up there.
I know that it wasn’t really like the ending wasn’t how people wanted it to be.
I know that in my dreams I won like in a very tough competitive match, so
I don’t know. I just felt very emotional.
And I felt like I had to APOLOGIZE.
女王の代わりに・・
APOLOGIZEしたのさ・・
GT-Rはその御褒美さ・・・
( ^ω^)
“たまには反論”した者です。
コメントを書こうかどうか何日か逡巡しましたが、こちらで普段読ませて頂いているコメントには得心する事も多く、好きなウェブサイトなのでやっぱり書かせていただく事にします。
I’m sorryについての解釈は、受け取る側の印象もそれぞれ違うし、もしかするとなおみさんご本人にもはっきりと分らない事かもしれないと思いますので殊更には触れません。
>ビジネスに対する貢献度を比べれば、セリーナ対ナオミは100対1以上の開きがあるはずで、それに見合う扱いを受けるのは当然でしょう。公平とか対等というのは、コートの中の話。
牧神の午後さんのこのご意見に反対意見を記しておきたいと思います。
ATPランキング上位陣に対するホテルの用意や会場送迎といった試合前の「待遇」の差については、実績を加味して認めるべきだと思います。でも、大会主催者は「試合のジャッジおよび結果」に対しては常に公正であるべきです。セリーナが勝つことを期待していた、なんて解釈されかねない発言(Perhaps it’s not the finish we were looking for today…)は、主催者が言っていい事ではないです。
上手い例えではないかもしれないですが、「日本野球界に対する貢献度を比べれば巨人対広島は開きがあるはずで、それに見合う扱いを受けるのは当然。巨人が優勝しなかったのは残念だった」と”NPB会長”が発言したら、カープファンが黙って納得すると思いますか? ナベツネさんが読売新聞で大言壮語するのとは訳が違います。巨人が絶大な人気を誇った王・長島時代にだってNPB関係者には許されない発言でしょう。
こちらはビジネスで成功された方が多いと思うのですが、そういった方はこういう考えをされる方が多いのかなと思うと悲しくなってしまいました。
長々とすみません。
誰の点数?笑
NYで感じること。
1)どうせ墓標造るなら、タイムズスクェアの実物大コピーをどこかで造って、世界中から観客来るかどうか試してみてはいかがでしょう?
ダメ元です…笑。
2)これから年老いていく日本国は世界人類皆兄弟、どこの国とも仲良くする必要があるでしょうね。
カネ落とさないから、じゃなくて、目先のそれは置いといて、今のうちに恩売って、媚び売って、なんて日本はいい国なんだと思ってもらってちょうどでは。10人に1人は覚えてくれているでしょう…笑。
勝利の興行的価値は、倒した相手の強さに比例する。
ですから、大坂選手の勝利を祝う場で主催が
Perhaps it’s not the finish we were looking for today…(みんな、ビックリだよね!)
という発言は、大坂選手の勝利への賛辞か、その前振りでしょう?
私みたいなあざとい人間は、この発言の瞬間にガッツポーズを決めますね。
主催者側の誤算は、「女王を倒した!」という喜びを大坂選手が爆発させてくれなかった事でしょう。
そうしてくれていれば、審判の拙さもウイリアムズ選手の眉をひそめる振る舞いも、当座、忘れた事にして「なおみ、おめでとう!」と皆でお祝いムードになったはず。
繰り返しになりますが、公平とか平等とかはコートの中だけの話。
そこから一歩出れば、興行というビジネスの世界。今回の試合結果を少しでも高く売るためには、「強い女王が敗けた」というストーリーは必須でしょう。
そもそもわが国にはスポーツと言う考えはなかった。それが入ったのは明治以降で、たぶん軍隊教練からきたのではと思う。それ以前の普通の人から見れば、何かは理解できず結局、競技と翻訳した。つまり腕比べと見たわけです。カルタとりの腕比べ、大工の腕比べ、と言った見方のひとつとして、勝つということがあったでしょう。
ところがそれが野球を通じて興業と言う、芸能の分野へとはいった。全国中等学校野球選手権(朝日新聞後援)がもよされた。
するとそれは我が国では川原乞食といって差別されて、まともな人はなるものではない世界へといったことになる。しかしそこは明治と言う時代でしょう。
日本人が見るとその無意識の見方に左右されて、そのおおくは口では色々言うが実際の行動は川原乞食扱いでしょう。
ここが日本の難しいところです。(日銀の金利政策にも同じようものがある)
戦前芸人は鑑札をもってした。その時の政府の鑑札の出し方は驚くべき合理性があるものだった。つまり申請すれば誰にでも出したようです。
またその鑑札を持つ人から税金は取らなかった、もってきてもとらなかったようです。このあたりの仕組みはきちんと知っていないからこれ以上書きませんが、その世界に住む人は大阪選手(oosaka player)の賞金など目もくれなかったでしょう。
ところがアメリカはたぶん違う。
戦争に負けることの意味をわれわれ日本人は今も考えることだと私は思っている。あと100年は絶えず考えないと、日本は滅ぶ。
石油ゆえの戦争だったから、現在の電力問題はとてもではないが戦争の結果を基にして行動をしている、また生活をしているとは思えない。
大阪選手の笑顔は実にいい。