2018/07/10 06:06 | 物申す! | コメント(7)
どうしてこういう記事になるのかわからない
岩手日報さんの記事。
記事にしてもらったことは有り難いとは思うのですが・・・
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/7/9/18014
この取材のときにいた訳ではないので、なんとも言えないところもあるんだが、岡崎が応対しているので、対応には間違いはないはずだ。
言いたいことはただ一つだ。根本的にメディアとして姿勢が間違っていないか??
何人視察に来たからって、それがどうかしましたか!?
こういう再生物をすると、すぐ集客50万人とか新聞にでて、わーすごいですね~、やりましたね~、的な話で終わる。メディアがそういう取り上げ方をするからだ。年商300万円でいいから自分で商売をやってみてから記事を書いてみた方がいい。
はっきりいうが、100万人来ようが、200万人来ようがそんなものくそだ。要するにそいつらが一体いくら金を使ったのか・・・が問題なのだ。
小学生でもできる計算だが、50万人来て平均客単価が1人1000円だとすると、売り上げ5億円。粗利が20%なら実入りは1億円。
事業としてはコアな10万人に来てもらって、平均客単価を5000円 に引き上げた方がビジネスとしてははるかに価値がある。
5倍の人数をハンドルするのに、その5倍プラスアルファーの人件費、その他経費(トイレの設置、駐車場の整理、迷子の面倒その他もろもろ)が膨大にかかることを忘れている人が多い。それこそ1万人で5万円の客単価が一番優れた商売だ。
1人当たりの消費額だったり、単に面積当たりの売り上げ、利益率だったりそういう数字がない限り、その事業性を評価はできない。
まだ、入場料を取るなら集客イコール・・・という分析は不可能ではないが、広島カープの例でお分かりのように、入場料収入の何倍ものグッズ購入があればこそ年間180億円も売り上げているわけだ。入場料収入はたった40億円(前日全部満席にしても)に過ぎない。
ことほど左様に、お金を稼ぐ、という事を理解していないメディアの記事は全くあてにならない。少なくとも集客、と言い出した時点で、その事業は官民問わず、失敗を糊塗するための言い訳をし始めた、と見て間違いない。広島カープが集客なんて数字、宣伝に使ったの見たことないもん・・・・
で、こういう話をすると、100万人集まれば宣伝効果が云々・・・という話が必ず出るんだが、実際そのうち何人が顧客として根付いて、いくらのお金を落としたか、というデータを取っていないケースがほとんどだ。
子供のお祭り商店、じゃないんだから、いい加減にしてもらいたいもんだ・・・
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7 comments on “どうしてこういう記事になるのかわからない”
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あるところから取る。
オレオレ詐欺、振り込め詐欺、マルチ商法に繰り返し引っかかる人、然り。
カジノで毟り取られる小金持ちが続出する可能性があるそうです…。
最初に・・
こんなストーリーの記事を書くと決めて・・
取材・・
だから・・それに合わない現実は捨てるとそんな記事になる・・
取材する前に記事が出来上がっている・・
その方が楽・・
楽だが・・
上からこんな記事を指示されたのかも知れない・・
提灯記事と俗に呼ぶ・・・
( ^ω^)
一年で(組織が稼ぎだす数字としては読者に僅かという印象を与える)数千万円以下の利益を稼いだというよりも、国内外から数万人が訪れたという方が、読者へのインパクトがあるからぢゅないですか?
真面目に会計するとレアな黒字の地方云々といえばインパクトあるけど、不要な敵が出て来て面倒だし、数字の裏取りも面倒だから、そんなことは書きたくないのかな。
先日、同年が集まり、総合病院の話になった。総合病院は黒字にするには一定の人口が必要だから、わが市ではもう無理だからm廃止にして、別のことをすればいい、というと総合病院は赤字でいいという人が二人でた。そこで赤字では基本武井には無理というより存在できないから、ダメだよというと、総合病院は赤字でいいという。あのねえ赤字とはといいかけたがやめた。
基本的なところでもう狂ってしまって、それにきずいていない。
安倍首相が今回の災害において財政措置を取るというが、金がなければそれはできない。奉加帳方式を大仕掛けでするしかないと思うけれども。
この手の支出は私はすでにあるお金でするものだと思うがそれがあるのか?
どうしてこういう記事になるのかわからない
⇩
>W杯戦士ら、タイ洞窟の13人全員救助に喜び。
喜ぶのは勝手だが、FIFAのお偉いさんが彼らを決勝戦に招くと言ったり、よく分からない。
美談仕立てで何か記事にしたいのかね…?
しかし今回の災害報道への感想を聞いて、原発と同じですかね…。
やはり都心に造れない原発は政治信条抜きにしてフェードアウトさせるべき…。
以前、ベルドンさんがぐっちーさんの危険予測記事を実際に匂いを嗅いでいるようにタイムリーなことからカナリアに例えていましたが、今週のAERAに載せた予測は実現してほしくないなあ。
岩手金ケ崎~宮城大崎~秋田横手と繋がって、進出しつつけているトヨタ系企業群はここ20年ほど、岩手にとって希望の光であり続けてきたのは確かです。
岩手日報の記事、私も他人事ながら記事が出続けてること自体すごいなって喜んだくちです。儲けることを考えるプロの視点と違うことがよくわかりました。
ただ、人が集まる魅力を持っていること自体も大変素晴らしいことだと思います。私が気になったのは、視察された内容がその先でどのように生かされてるかです。議員さんや公務員の視察って、年度予算の中に研修費として組まれてて、民間企業のような最初からの目的があるのではなく、順繰りで割り当てられた人が、希望する行き先に行くものです。正直、報告書だけで終わっていそうな気がします。
オガールプロジェクトを視察して、どのような変化を出せたのかお礼を兼ねた報告事例ってないのかなあ。
私が故郷に作るとしたら、役場、ローソン(AERAに連載があるから応援)、産直にガソリンスタンドを併設したのがいいなあ。そうすれば村のガソリンスタンドでも生き残れると思う。
関係ないけど、カナリア諸島のカナリアが語源だって聞いたけど、野生種でたくさん飛んでいるとしたらなんか可愛いですね。
ちなみに岩手県出身のソングライターでは大瀧詠一さんが最高峰だと思うのですが、その中でもカナリア諸島にては絶品です。ぐっちーさんがお好きな稲垣潤一さんのバーションで。
https://www.youtube.com/watch?v=P-bhFXYJ4j4
ちょっと思いついたことあり。
唐突に最近出てきた移民受け入れ。
人道的観点ではなく、不足労働者補充、経営者側の視点から。
労働者側の視点あるいは受け入れる国民側の視点から議論が必要では。
そもそも語弊あるかもしれないが、バンバン稼げる人材がこの国に住みたいと思う魅力が必要なのでは。
単に勤勉なだけでは国際社会、政治で利用されて終わりでは。
などと…。