2015/04/30 09:57 | 物申す! | コメント(14)
安倍首相演説
櫻田先生インスパイアーの記事
上下両院会議における安倍首相の演説はとても良かったと思う。
ただし、例によってメディアのフォーカスは全く外れている・・・というか、英語のわかるやつは本当にいないのか・・・・
ほぼすべてのメディアが 先の大戦に対する痛切な反省 として
deep remorse over the war
を抜き出している。まあ、間違ってはいないのだが、用語としてこれぞキモだ!! というのがあるとすると痛切な反省にあたる部分は
deep repentance
しかない。
例えばBBCの見出し、及び出だしはこうだ。
Japan PM Abe offers ‘deep repentance’ over war with US
Japanese Prime Minister Shinzo Abe has expressed “deep repentance” over Japan’s role in World War Two, during an historic address to the US Congress.
全文→http://www.bbc.com/news/32522234?SThisFB&fb_ref=Default
この用語はとても重要。
先の大戦に対するほぼすべての日本人の気持ちをこれほどうまく表現している用語(英語)はないだろうと思う。キリスト教的な背景のある人なら痛切に感ずるはずである。
どういう意味かは辞書を引いてみて欲しい。
しかし、最も良くわかるのはこれかもしれない・・・・
https://www.google.co.jp/search?q=repentance&rlz=1C1GGGE_jaJP485JP506&espv=2&biw=1024&bih=559&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=7oBBVZy1KMTUmgXj_4HgDw&ved=0CCwQsAQ
要するにそういうことだ。
もちろん、remorse, repentance という両方の表現が演説中には実際に使われているので、メディアによっては 「使い分けている」と書いているものもある。正直、わかってないなー、と思う。
次元が全く違うのだ。
使い分けている訳ではない。専門家であればこちらに主眼が置かれていることはすぐわかる筈だ。
いずれにせよ、このスピーチは今後、先の大戦に対する一つのモニュメントのような役割を果たすのではないだろうか。
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14 comments on “安倍首相演説”
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素材は良いのを選れましたが、アメリカ人ごのみの
演説展開としては、少し不満で優にはあと一歩
円陣の丸焼き東京大空襲、原爆蒸発も、沖縄洞窟の火炎むじな焼き
も我慢したのは戦争だったからしょうがないと思っているのは
多くの投稿のあるところですよね。 それに、戦後生まれや、
戦争時に10歳以下だった人達にどうしろというのか。
リーダーも庶民もいしょくたの話の展開でした
中国と韓国は当然のことながら、謝罪がないと批判している。これは予定調和で当然であろう(何を言ったってケチと悪口しか言わないのだから、そんなもん相手にする必要があるまい)。米議会とか副大統領、まともな米メディアは概ね評価していてよかったのではないか。安倍首相のたどたどしい英語はご愛嬌というものだろうが、原稿は有能なスピーチライターによるものであり、辛口グッチー氏が評価するくらいだから良かったのではないかな。
いつまでも過去に拘るのは悪意に満ちた偏狭で、品格のない国であり、日本は何を言われようが未来志向で進めばいいのではないか。今でも平然と侵略を繰り返しているのは何処の国か、世界は皆知っている。こういう国に対して世界は辟易としている。
この演説・・
まだ・・やってなかった・・
この事の方が・・大きい驚き・・
歴代の・・渡米した首相・・何をしてたんだろう・?
大統領と握手して・・シードルで乾杯しただけだったのか・?
沈黙は金だったのか・・??
しかし・・晩餐会のワイン・・何が出たのか・・
ぐっちー・・記載せず・・ヌーボーが出たのじゃ・・
首相の乾杯写真・・
紙コップのように・・視えたが・・間違いでしょうねぇ・・・(笑
米国に行っての大演説なのだから、今後の日本・米国を中心とした、世界への関わりについてビジョンを語るのが、日本国首相に期待されるメッセージです。
それを第一の議論対象としないマスメディアに、マスメディアたる存在意義はない。
以上、感情論的なコメントでした~
どちらも聖書が好きな言葉。
聖書の詩人レナードコーエンもREMORSEは、The Window, Amenで使っています。
強烈なのは、The Futureの中のREPENTです。
11時前後からの日本のテレビニュースだけ見てると
「恥さらしな内容で、完全な失敗。現地メディアも批判の嵐」
という感じで報道されていますね。
英語が出来ないと思って好き勝手言ってやがるわけです。
僕は安倍首相の施政方針については、是々非々なんですが
マスコミの腐りっぷりには、なんか義憤を感じちゃうなあ。
今宵、ぐっちーさんとかんべえさんのページを読んで、心に来るものがあります。日本外交がここまでできるのかと。
アメリカのイメージメーカー広告代理店を使ってる。アメリカ人の喜びそうな単語をたっぷり使ってる。最初に立って拍手も仕込み。ロビーイング。
安保条約…序文と6条で「極東」というしばりが。それが条約改正もせず、地球の裏まで行けるように。それが外務省の悲願だった。自衛隊を戦場に送りたいと。湾岸戦争の「金だけ出して」というトラウマから。しかし、かつての条約局長、歩く陰険・竹内行夫は反対。
ここまで米国議会で言ってその舌の根乾かぬうちに
国内有力政治家から 自衛のためのやむを得なかった戦争とか
東京裁判の正当性云々とかの発言が出ないことを祈る
佐藤優氏のラジオの発言からですが
日本が戦った相手は連合国 United Nations
国際連合も英語では United Nations
日本が国際復帰するときに さすがに連合国へ加盟では具合が悪いので
政府外務省が 国際連合という言葉を考え出したと言っていた
淘汰の時代に入っていると思います。インターネットの影響が大きいですよね。出来事や事件に対して、どのように分析・報道するか。
情報が氾濫している中で、私たち視聴者は、最も正確かつ有益な情報を求めていますので、それを提供できないメディアは、当然のことながら衰退していくと思います。それがハッキリと表われたのが「311」だったんじゃないでしょうか。
日本とアメリカの関係という視点から見てどうだったのか?これからの日米関係はどうなっていくのか?ということに、国内メディアはもっとフォーカスして欲しかったです。
一口にWW2と言っても、それぞれの国で意味合いは違うのですから、アメリカでの演説が中国や韓国まで満足させるものでなければならないというのは、最初からおかしな主張です。
外交というもののベースには「1国と1国との関係をどう取り扱うか?」というものがまずあるはずですから、「日本と世界」とか「日本と連合国」とか「日本と西洋」とか「日本とアジア」とか漠然としたイメージから、「日本とアメリカ」「日本と中国」「日本とフランス」「日本とインドネシア」というように個別・具体のものとして取り扱われるようになって欲しいなと思います。
小泉首相の時代、2005年衆院選での自民圧勝を評して
「この国の民主主義は死んだ」と1面見開き(!)見出しを打った
日刊ゲンダイさん。
今回も気を吐いています!!!
「安倍首相の演説が笑いモノに「8割の米議員わからず」の声も」
練られた内容にはケチがつけにくいから、英語の発音悪いだの、
アンチョコから顔を上げないだの、演説聞く前から用意できる類の
イチャモン全開です。
まあ、「民主主義は死んだ」に比べれば、だいぶん小粒ないいぐさ
ですけどね。
歴代大統領のなかでオバマ大統領2期目になって初めてそういうおかしな主張が公式にでました(モンデール駐日大使が日米安保は発動されないと言ったことはありましたが)。中韓ロビー活動の成果ですが、オバマの頭脳はそれを自分の合理的思考の結果だとおもっている。だとすれば戦後秩序を乱す中国に対する日本の核武装という選択肢をオバマの頭脳に入力すればOKと出力するかもしれない。原爆投下に対し、また理想主義的欺瞞をいうかもしれない。世界にとって本当はテロリストより危険な大統領かもしれない。とても奥の院の意向だとは思えないのですが。
全文を聞くと明らかに過去より現在・未来の話に重きを置かれてますよね。
何度も繰り返し使われている「希望」だったり「希望の同盟」と書けない新聞社は相当にひねくれている。
ましてや発音の悪さを指摘するマスコミや野党議員にはいかがなものかと思います。
各国のPidgin EnglishやDialectを聞いても同じことが言えるのでしょうかね?
英語を話すのは何もイギリス人、アメリカ人、オーストラリア人だけではないし、日本は公用語が英語ではないのにあれだけ喋られるのは相当でしょうに。