2010/06/16 11:13 | マーケット | コメント(5)
SFCG問題
ここを民事再生するのはルール違反だろう、というツッコミにこたえた形にはなる訳ですが、通常こういう事件はうやむやにされることが多かったので、今回はよくできました、ということになるのかもしれませんね。
いずれにせよ、信用第一の金融の世界においては、こういう信用モラルを直撃した企業は一発退場させる度胸が必要で(サラ金、商工ローンは関係ないもん、などという声が聞こえてくるのですが)、理想的には民事再生の段階で弾き飛ばしておくのが元来の姿なんだろうと思います。
ただ、皆様よくご存じのここ数年の強引なファイナンス(特に株を使用したそれ)については業界でも批判が多い訳で、そこまでやっちゃった企業でも民事再生という手が残されているのか・・・というご批判があるのも確かなんでしょう。
池に落ちた犬はあまりたたかない主義なので必要以上には取り上げておりませんが、金融市場の信用性維持ということから考えるとしかるべし態度が要求されるということになるのかと思います。
歯切れが悪いのですが要するに東証を筆頭にきちんとした資金の流れを確保するのが筋であって、もし、そこに手をいれないまま通過するなら、
あ、東証は金融市場じゃない訳ね・・・・と認識されるまたは開き直ることになり、結局いつまでたっても「鉄火場」の域を出ず、証券会社というとあ、カブヤね、という見下され方を未来永劫される、ということですよ。
だから、鉄火場で金を失ってもそれは競輪で吹っ飛ばすのとあまり違いがなく、お前が悪いといわれ続けるってな話になって、それでは元来はいかんだろう、と私は思うんですけどね。
証券市場という重要な金融における資金調達機能が機能しない日本の弱点がまあ、こういう所にある訳です。
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5 comments on “SFCG問題”
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あれ!
前口上から・・デュチューン・・!!
公道を走る為には・・仕方ないにしても・・
ニトロを注入か・・期待は裏切られ・・
大観覧車に・・一緒に・・
朝まで・・乗りましょう・・クルクル回りましょう・・・
ぐっちー先生
今日の経済ZAP!!の特別号に関してですが,「レバレッジドローンに対して強気である」という部分のみ意味が分かりません。
2012年に大量の償還期限が来るので,
http://www.nytimes.com/2010/03/16/business/16debt.html
その時に「債券市場は阿鼻叫喚地獄に落ちるだろう」ということをおっしゃっているのだろうと思うのですが,
・「レバレッジドローン」を受けている会社への投資が有利なのですか?
・それとも「レバレッジドローン」自体への投資が有利なのですか?
そしてその理由は何なのでしょう?
美しい方に囲まれてお忙しいとは思いますが,ご説明をお願いしたいと思います。
ギリシャ、スペイン、ポルトガル・・。経済が厳しいところはサッカーでも苦戦しているようですが・・。ところで岡田監督、民主党みたいに急に支持率が上がってしまって・・。
「一面がみなホンダなら日本の未来は危うい」とオシムさんもおっしゃっていたようですが・・。なにかあったら皆手のひらを返したように反動的になりそうで心配です・・。
あと三原先生がおっしゃっていた最小不幸の件なのですが、あれは幸○実×党を意識しているのではないでしょうか?選挙対策なのでは・・。
日本振興銀行の検査で、泣く子も黙る金融庁は、一体何を検査してたんだ?
隠されたら分からないじゃあ、素人でも出来るんではないか。まともな銀行を虐めまくるのは、得意のようだが、政治家がらみだと手抜きかい。
それとSFCG、あまりにも酷すぎるね。
確か・・確か・・少し前・・日銀を褒めた方が・・居た・?・・
友愛は崩壊し・・強さを・・弱小首相か絶叫する・・所為なのか・?・・
お堅い日銀が・・腰を使ったのか・・奥方のふてぶてしさを・・ぐっちーは普遍的に・・感じ取るのか・??・・
あちらのテレビでは・・毎日・・吹き出る原油を・・深海現場から中継している・・
地球の大動脈が切れ・・止血は困難極め・・血液が無くなるまで・・としたら・・
間違いなく・・海は死亡する・・二年で海流は地球を一巡する・・
BPの命運よりも・・我等の命が気になる・・月の別荘で様子見とはいかない・・・