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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2015/01/07 18:15  | マーケット |  コメント(16)

講演会、まだ席が多少ございます! そして今年の10のリスク


すでにバナー告知でご存じのみなさまが多いと思いますが、有料会員の方を優先してご案内しておりましたが、まだ若干余裕があるようですので、お時間のある方は奮ってご参加くださいませ。

控えめに見ても昨年中盤からは見通しが尽くあたっており、やはりロシアンルートの情報源があったのは実に有用だったと改めて思っている次第。当日はオフレコも出すつもりですので、ぜひご期待ください。

1月30日、大井町きゅりあんにて19時からであります!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして今年も出てきました!。
NHKなどでも取り上げられましたがイアン・プレマーの10のリスクであります。

全文はこちらですので我慢強い方は読んでみてください。 TOP10 RISK2015 

注目はブレマーが今年指摘したリスクのトップは上から・・・・

1 The Politics of Europe (迷走する欧州政治)
2 Russia (ロシア)
3 The Effects of China Slowdown (中国経済減速の影響)
4 Weaponization of Finance  (アメリカが武器とする金融)

ということで、読者の方はお分かりの通り、これ、去年からずっと私が言い続けてきたことばかりです。

だから何なんだよ、と言う話ではありませんで、普通に情報をとって見ている人ならわかる、という事を申し上げたいのです。新聞を読んでいる人には絶対わからない。

要するに正しい情報を集めたらあとは自分の頭で考える・・・ってことになるでしょうね。

特に日本におけるロシア問題の過小評価は目に余りますな。

ロシアは十分な外貨準備もあって破綻しない、と言っている人もいますが、それはしろーとが考えること。
何度も書いて来ましたが、あるとすれば「ロシアの崩壊」ではないのです。

それはプーチンによる意図的な!! 金融自爆テロであって、それに西側諸国が巻き込まれる(特に欧州)ということに過ぎません。

ロシアの国内における困窮によってプーチンが支持基盤を失うと書いている人もいますが、それこそロシア人の事を何もわかっていない。

大多数のロシア人にとって、困窮の原因は西側諸国による経済制裁であって、そもそもウクライナ問題で制裁される筋合いはない、とロシア人は考えている訳です。ですから苦しくなればなるほど、恨みの対象はオバマ大統領であり、さらにはドイツを筆頭とする欧州になる訳で、彼らを巻き込んでデフォルトして多少生活が困窮してもロシアは悪くないので、断固対抗すべし、という強硬論が国内で主流だということです。

ギリシアの離脱だけでも浮き足立ってしまう連中がこれだけ腰の座った「レジスタンス」に対抗できると本気で思っているのでしょうか?。

アメリカは1998年当時と違い今回は巻き込まれる心配がなく、おそらく何があってもこの金融混乱に手を出すことはないでしょう。(このあたりは今出ているアエラにも詳しく書いてあります)。

ということで、改めまして、ロシア、そしてそれによる欧州というのが主軸、補助線に中南米を中心とした経済困窮ということになるでしょうか。そしてこれも実は欧州を直撃します。

ということで、今年はあまり平和な年ではなさそうです。

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16 comments on “講演会、まだ席が多少ございます! そして今年の10のリスク
  1. タケシ より
    ロシア危機はロシア投資の大チャンスです

    最近のロシア株価指数は2007年のサブプライム危機直前に比べると5分の1ぐらいまで落ちて超割安になってます。

    これは絶好の買いの大チャンスです。

    逆に、アメリカの株価指数は史上最高値を調整もせずにどんどん更新してます。

    これは極めて危ない値動きです。

    なので、米国株価市場は近々、クラッシュして大暴落するかもしれません。

    私は1987年のブラックマンデーのような大暴落がアメリカ株式市場で起きてもおかしくないと思ってます。

  2. 素人 より
    金融自爆テロ?

    そうであれば、12月にロシア中銀はなりふり構わず、6.5%の利上げをする必要はなかったのでは?

  3. rimzap より
    露・中・独

    いつも貴重な情報ありがとうございます。確か、ぐっちーさんが降ろされた?朝の番組で、「ドイツは、中国、ロシアと関係が深い」旨のコメンテーターの話が出ていました。すると、新たなる3国同盟?が結成されてしまう・・・
    グッチーさんのお話を聞いていると、まさしくそういう流れではないかと考えられますが、このあたりの解説を是非お願いします。

  4. 大食い太郎 より
    ジャンクフード

    マックが袋叩き状態ですな。ジャンクフードなんだから、まあ何でもありでしょう。例によってマスゴミは何も考えずに大騒ぎだが、こうやって騒ぐから面白がってやらせと思われるのも出てくるのだろう。そもそもジャンクフードは体にいいことないのだから食わない方が賢明である。でも、ジャンクにゴミくらい入っていても死なんよ。それよりも食い過ぎで高脂血症が危ないと思うな。

  5. 山紫水明 より
    なぜロシアと

    ロシアが破たんすると欧州の方が傷が大きいとのことですが、素人としては
    単純な疑問があります。
    なぜ欧州はそこまでロシアとの関係を深めたのか?
    本で読んだだけですが、日ロのサハリン資源開発でもロシア側の事情による
    一方的な変更により日本の商社が損害受けたとのことです。
    一旦合意した事項を強制的に変更するような国と深い関係を持つことは危険ではないでしょうか。欧州はロシアを危険だと思わなかったのでしょうか。
    短期的な国益や内政を重視してすぐ他国と喧嘩腰になる。そんな国は日本の近
    くにもありますが、そうゆう国はそうゆう国として最初から覚悟の上の取引を
    しなければならないのではと思います。
    短く言うと「欧州よ、今の事態を考えてなかったのか」と言うことです。

  6. パードゥン より
    ブルガリ・グッチー対クロコダイル・豪豪の寝技リスクも

     リスクはまだまだありそうですよ:

     まずは、グッチー優勢で日経はGDPリミットの頭打ちで大きく下げましたが、
    助っ人が入ったのか、下げ渋ってきてブルガリ大蛇で縛られていた
    クロコダイルゆっくりと口を開いてきましたようですが。   
    さて、どうなりますやら

     カープが今年は優勝は、これはリスクではなくてーーーー
    まあ球団としては黒田ショックで黒字確実(笑)

     グッチーの旅先で美男撮影開始のリスク、これはありません
    保証します(笑)

  7. dowahaha より
    欧州と米国

    要するに、欧州やばい、米国はシカトして安泰ちゅう事ですな

    ロシア金融自爆テロねえ
    自爆つうからには
    具体的にナニすんですかな?
    米国債はとうに売ってしまってるはず

    ガス売らねえなんて言っても、待ってましたと産油国やらシェールガス会社が出てきますわな

    元々欧州にはグッチー氏は悲観的ですな

  8. パードゥン より
    母校が完全非正規化のリスクは?

     竹中さんが、正規社員の廃止を言われているそうですから、
    慶応が教授会の廃止をしてしまうリスクを忘れてます(笑)
    自分の所で当然、”社会実験”、”特区化”をするのでしょうから、
    良く問題点を整理していただきたい。  

     同一労働、同一賃金とか話は綺麗ですが、小泉政権の時に
    職業訓練によるミスマッチ解消とかいってましたが結局
    企業の人減らしで経済格差が”抜本的”に拡大(笑)
    その第2ステップ。 

     中間層は完全に崩壊し、仕事をくれるアメリカへ出稼ぎに行く人が
    増えるでしょうね。  カープ黒田のように金より日本がいいんだ
    なんて戻って来たくなる日本は亡くなってしまいます。

  9. ペルドン より
    プーチン抱き合い心中

    の前に・・
    スノーデン・・差し出す・・

    プーチン・・何処に・・亡命するのだろう・?
    中国・?
    大切にしてくれるだろう・・
    キューバ―や中南米・・何時・・裏切られるか・・不明・・・(笑)

  10. volcano より
    地方

    倒産数は、横ばい。
    30年以上の老舗の休廃業が3倍に増加。
    大店法の影響は大きかった。

  11. タケシ より
    割安なものを買うのが投資です

    割安なものを買うのが投資です。

    暴落した時に買うのです。

    割高なアメリカ株を買うのは単なるバカな行為です。

  12. 只野主任 より
    なんと完全非正規化とは

    最初は新興国の低賃金に対抗するために非正規労働者を編み出したわけですが、なんと正規社員廃止とはさすが国際金融資本日本支局顧問竹中氏ですね。一見今の非合理な格差はなくなるように思えますが新しい人生賃金体系が間に合わない。本来のアングロサクソンの道を究めればそうなるでしょうしサッチャー、レーガンは他国では出現しない。でもユーロ諸国、日本はついていけないが、いずれ組み込まれてしまうのかも知れない。しかしなんとあのアメリカでまるで身分制復活のためのような富裕層の代理人ライアン共和党議員達が金持の無税化を計画しており、何のためにアメリカを建国したのかわかりません。いつこれが竹中氏の口からも出るのか。確かにあのGM労組の時代遅れのおぞましさはひどいものでしたが、ドイツ労組のような権限は必要だ。よくわかりませんがぐっちーはこの恐ろしいまでの潮流どう思いますか。

  13. じぇいわい より
    物騒な世の中に・・

    夜海外のニュース見てると物騒で・・寝付けなくなってきます。第三次大戦は大げさかもしれませんが・・新冷戦ぐらいのことは覚悟しておいた方が良いのでしょうか・・。確かに欧州はイスラムとのこともありますしギリシャ等も問題ありそうですし・・いずれにしろ前途多難ですね・・。

  14. パードゥン より
    ODA、他国軍への支援解禁 政府、新大綱を閣議決定へ

     これは、リスクそのものです。  日本外務省は、定義が下手で、戦略がない。  これなら、はっきり別枠予算で”他国軍の非武器関連支援枠”を作ったほうがいいですね。   それなら額も限定してこれだけですと説明できるし、首相が変わって中止ときも明確にできる。  これじゃ、全額が戦争支援と言われる事態をまねきます。   いずれくる敵対国からの議論を想定していない。
    岸お爺さんの満州事変の2の舞。  切り分けないと。
    弁護士の多い野党もダラシない。  政策は止められなくても、日本の立場を
    守る論理支援はしないと。

     サブプライムと同じで、ちょことまぜるだけで、良い支援も、嫌われる支援も過去の努力も疑われてしまう。   こういうダラシナイ運用がまずい。
    靖国も戦犯をまぜたところからトラブルが始まった。
     

  15. パードゥン より
    日本外交はリスクだらけかも知れませんね

    ナスカの地上絵にフジテレビの番組で寝そべる ガイド役の考古学者を刑事告発へ

    これって、日本人が海外ルールの厳しさと、それへの対応方法について
    根本的に甘いってことでないですか?
    ガイド役が良いといっても、自分で考えてだめなものはだめとしないと

    そもそも、これって、オーストラリアの環境保護団体が地上絵付近に
    英文の抗議文を書いておこられたばっかですよね

  16. 空の財布 より
    戯言。\(^_^)/

    あのドイツ国民、ヒトラーに好き勝手にさせた。
    余談だが、ヒトラー、普通、呼び捨てにされますね。
    この日本国民、安倍首相に好き勝手にさせてきたし、これからも好き勝手にしてよいと言ったも同然。
    国民はそこまで思ってなくても、安倍首相はそう思っている。
    明るくない。
    私は。
    公明党は明るいだろう。
    オレンジ色だから。
    今でも使っているのかな?

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