プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2014/04/22 21:35  | マーケット |  コメント(13)

今週のぐっちー 遅刻・・・・


すみません、月曜日に書かねばならなかったのですが、とんでもない事態にはまっており、申し訳ないです・・・TPPとはいいませんが、先週から本業の交渉ごとがもつれにもつれ、収拾がつかなくなっております。まあ、5か国も国籍の違う人が集まって何かを決めよう、なんて話になると、余程みなさんがリスペクトし合わないと何も決まりません。

これは今のウクライナに対する国連の対応を見ても明らかなように、お互い利害関係が複雑に絡むので、結局毒にも薬にもならんような決議しか出来ない訳です。企業レベルの場合、お金が絡んでいますから、玉虫色の決着と言うのは無理で、やるのか、やらんのかを必ず決めねばならないので、こういうガチな勝負になることはよくある訳ですね。企業の皆さん、本当にご苦労様であります。

さて、メルマガの方は今週は麻生発言への批判。
あれだけあからさまに口先介入を株式市場に対してするのは日本の政治家だけです。
これは立場から考えれば完全に相場操縦にあたりますので、財務省は親分に厳重に抗議すべきです。もし、うるせー、それでも株価が上がればいいだろーよ、とおっしゃるなら、東証の70%を占める外人投資家に総スカンを食らう覚悟をしてください。

事実、安倍首相が「私が首相になってから事実株価が上がっているではないですか!!」と国会で絶叫したのをみて、「日本社会主義か」と非難したアメリカの優良投資家は何人もいました。

それがわからんようでは政治家失格です・・・・

と言う話から始めてます。

アメリカ経済分析はいつもの通り淡々と、さらには国債の指標銘柄の値が付かなかった…まあ、私は最初からこれを予測していた訳ですが、この事実について何が起きているのか、今後どうなるのかを解説しています。

私は30年この市場で経験を積んでいる訳ですが、相場が上がったり下がったりしている分には正直どうってことない訳です。やりようはいくらでもある。

最大の危機は流動性の喪失、つまり売りたいときに売れない、という事態であり、今の国債市場はそうなりつつある、と言う点で危機的です(藤巻さんとは根本的に違うのでご注意を!)。

というあたり、メルマガで強調しておりますので、詳細はぜひお読み下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アエラは先週メルマガで書いた内容をまとめてあります。
東洋経済オンラインと共に参考にして頂ければと存じます。

さて、今週はいよいよ首位を突っ走るカープ応援ツアーが敢行されます!!

25日、広島スタジアムでファンの皆様とお会いできるのが楽しみでありますぞ。

天気も回復するとのことなので、気合を入れていきたいと思います。
2次会もありますぞ!

ジャイアンツと激突しますが、この3連戦で1かい沈めてしまいましょう!

あ、そうそう写真はフランス大使館のオークションでのひとこま。
結局違うものを落札したんですが、こんな感じで壮観でありましたぞ。

当日のギ・サヴォワのメニューはメルマガで書いておきましたので、ご参考まで!

ぐっちー

メルマガの申し込みにはご登録のお手続きが必要です。

当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。

13 comments on “今週のぐっちー 遅刻・・・・
  1. ペルドン より
    写真のない題名

    オークションワイン・・
    霊視せよ・・
    と言うのかな・?

    無理でござんす・・・(笑)

  2. 大阪の空の下より より
    みんなの応援で3連勝!!

    グッチーさん、いつも有難うございます。

    連勝したいですね!!
    今の季節は鯉のぼりまじかですので、順位も納得。。。と例年は思うんですが今年は8月後半から栗原も東出も1軍に上がってバランスよく進撃して欲しいな~と切に思っています。小学生時代から40年も(^^;)カープを応援してますと、ちょっと自虐的にいつ落ちるんかとヒヤヒヤします。前田智選手が現役の間に黒田投手が帰ってきて優勝!!って夢を見過ぎて今年はトーンダウンしてましたが。

    今の季節のズームズームスタジアムは最高に気持ち良いですもんね。
    眩しい陽光のなか、ビールとグルメで売り上げに貢献して、スクワットで体力を増強してください。行きたかったんですけど。。。又企画期待してます。

  3. st より
    安倍

    安倍は国会で「政治は結果だ」と偉そうに答弁していたが、そりゃ異次元緩和すりゃ、少しは景気は上向く、こんな事小学生でも分かるぞ、持続的可能でない事も小学生でも分かる、安倍は分かっているんだろうか、六月に成長戦略を発表するそうだが日本の成長戦略は天皇制官僚制を止める事とメタンハイドレートの実用化しかないんだぞ、日本人にこれが出来ないのなら衰退するしかない、理研や企業の資源を集中させて早急に遂行しろよ、戦争と麻薬と原発には絶対に手を出したら駄目だぞ。

  4. kei より
    公的年金を用いた株価対策

    バブル崩壊後の90年代。
    株価対策として自民党が公的年金の資金を用いた結果(通称PKO)、年金に2兆円の損失を出したらしいです。
    (ググっただけなので2兆円という金額は間違ってるかもしれません。)

  5. AAA より
    カッコイイ

     渋いじゃん

  6. 通りすがり より
    なるほど

    本文を拝見して、やっぱり外人は今後も売り越してくのかなと感じました。空売りしてたら誰かさんの口先介入で台無しに…..なんて可能性のある市場は不確実性が高くて長期保有なんて無理ですよね。日本株はBuy&Holdではなくあくまでトレーディングの対象でしか無いのかもしれませんね。

  7. ジーマ より
    広島スタジアム近く

    で働いておりますが、25日は兵庫と大阪でお仕事です。
    広島スタジアム近くには、コストコがあります。
    駐車場は6000円/時間・非会員です。間違いではないです。
    コストコ非会員の方は間違っても駐車なさらないようにしてください。近くにモット安い駐車場は多くあります。
    広島スタジアム対策のようです。
    ここは買い物も楽しいですが、ホットドックやピザが安くて美味しいです。
    野外でしか食べれませんが。。。

  8. 健太 より
    年金

     以前グッチーさんが年金は心配ないと確か書いておられたが、その後仕組みを調べたが、これは普通の人が思っているものとは異なる。
     結論から言うと自動車保険において、強制と任意があり、ソレデ自動車事故に対処しているが、自動車保険の任意は強制保険でもうけているが、この強制保険が掛け金で、任意が政府の財政収入でしょう。
     したがって、遣われているのはそのほとんどが強制だと推測するが、年金も同じのようだがちがう。保険は掛け捨てだが、年金は違う。
     いずれにしても無理なことで、
    結論は年金受給者は国家公務員と同じ扱いを経済的に扱うことで、その国家財政の元である経済が今後縮小すると予測するから、年金も減額されていく。
     何も難しいことではなく、掛け金を貯金していたら、65歳で現金が土管と来るが、年金はそれが無い。
     この落差を考えればいい。
    我国の政治文化は強制をすると機能しなくなる要素が伝統的体質としてあるから、すべての国民という制度はやがては動かなくなるから、制度をつくrことはいいが、それには不参加を当然とすることでしょう。
     ただし国家維持と治安についてはそれは必要です。
    年金も自由参加にすれば、今となってはよかったが、無駄な公共事業もなく、田舎の舗装道路もなかったが、高速道路や下水、上水道も今ほど普及はしていなかったかもしれない。
     しかし年金を何に使ったのだろうかと思うことがある。
    必ず償還する必要があるから、基本的には償還できるものしか使うことができないが、株は償還というものが無いから、年金資金を使うことはその年金の仕組みを維持する経済としてはしてはいけないことでしょう。
     さりとて、国債を購入して、その償還を当てにしてもそれは二重払いになるから、やはり民間の社債が対象でしょう。
     いずれにしても元に無理があるから(これは最初に作った人は知っていたと思う、しらなかったら、栄えある我国の頭大卒が泣く)、それなりに動くでしょう。
     3400万人の特殊な国家公務員を抱えた国家はかってあっただろうか?

  9. パードゥン より
    第2次格差社会へ向けて

     写真を見るとグッチーは、上流安全圏のようですね。  日本には昔から庶民のために尽力してくれる篤志人がでて、中には一族の運命をかけて幕府に直訴してくれた庄屋さんとかいたのですが、貴重なサイトですから、そんなにまで無理をしないように。

     さて、シモン委員会は、格差社会の第2ステップへむけて制度仕込みを始めましたね。 博打場(おしゃれに言うとカジノ)、貸し金の上限の再引き上げ、残業代の無払い承認。  

     最近あった商社の部長クラスの使い込みの理由はこれでないですかね。 教養とかあれば自分の財布の範囲でするから大丈夫なんていかないんですよね。
    そんな不幸な観光の場所をつくらなくてもいいと思うのです。 日本は浮利を求めずが基本の文化だったはず

     緊急に中小オーナーが借りるためとかいってますが、グッチーもいつか書いていますが、信金が無担保緊急に貸し出しする融資枠を普段の事業点検で設定すれば良いだけ  決済の融通のため

     若い人の誠意や無知を利用して、業績反映とかいって日本の給与総支払い額が低下している以上、ごまかし

     国家の品位と実力は、中間層、オートパイロットの厚みによるのであって、他国を頼りにした集団的自衛や、企業優遇で兆円を有する新興オーナー、無借金企業をつくることではないはず。

     シモン委員会の順序の、1に国家、2に企業、そして残りの考えは間違え
    消費増税、復興増税の企業免除、議員の歳費引き上げーーーーで一般庶民の所得は最後ですね

     

  10. mecha より
    やはり年金が危ない?!

    藤巻さんと根本的に違うことは、御意です。
    ただ、要因は違えど、最近国債の動きがおかしい日(一円も動いたり、取引無しだったり)が増えてきたのも事実であり、仰る通り「流動性」に起因したリスクが顕在化した時に、「結果」として、あの曲がり屋の説が「少し」は当たるかもしれないのが、シャクなんです。
    私は一度面白半分に、あの曲がり屋の講演に行ったのですが、誰も質問しないので、私が「負債の話ばかりしますが、日本のBSはどうなのですか。日本は債務超過ですか?」と尋ねたら、最初ははっきりお答えされませんでしたが、何やかんや理屈付けて、「債務超過だと思う」と確信ある回答がありませんでした。まぁ、そんな人です。営業CFで借入金を「完済」させる事の可能性の可否が曲がり屋の説の拠り所の様です。ワーキングキャピタルという意味をご存知ないかもしれません。
    そんな曲がり屋の事はどうでも良くて、流動性という事がリスクなら、既に我々の年金もリスクではないでしょうか?
    GPIFの「株式シフト」派は、国債価値の将来の低下を念頭に、「株式にシフトせよ」と息巻いてる様ですが、いずれも「流動性」と言う観点は無い様です。
    なら何も日本株にこだわる必要も無く、S&P500でも良い気がしますが。

  11. カラオケ好きの政経 より
    人民元/中国の政策変更

    人民元/ドルレートは、強く中国政府当局の政策的意図を反映する。

     このレートは、過去長期に渡って一貫して、人民元高方向に、漸進されてきた。
     これが、中国経済の成長力と相まって、世界中の投資をこの国に呼び込んできたのも事実である。

     中国は当初輸出主導の成長をおこなっていたが、中国国内労働賃金の上昇と世界的な金融不安等に伴って、輸出主導に陰りが見え、国内不動産開発等インフラ整備を主とした成長政策に転換した。

     この政策が、中国国内における環境破壊や、資産価値の内、物件に対する投資など、国内経済に負の問題を齎しつつあるのが現状である。

     こうした中、今年の1月をボトムとして、人民元/ドルレートを、人民元売り方向に、政策転換してきたのが伺える。
    NETでチャートを見つけられればすぐにわかることである。

     目標が、輸出競争力の回復にあり、アベノミクスのパクリかと疑りたくなるが、今後、中国製品の、家電、自動車等の消費財や半導体、鉄鋼等の生産財の競争力がより強まり、日本国内に輸入製品として浸透したり、海外市場で、日本の輸出の競合となるという理由で、また1つ、日本の貿易赤字や経常赤字を悪化させる要因になりそうな感じがする。

     唯一、TPPで妥協できれば、この様な危惧が杞憂となるとは思うのであるが!

  12. 世間知らず より
    年金

    年金ってねずみ講だったの?

  13. じぇいわい より
    アエラも読みました

    甘利氏はどうしてカメラの前で露骨にどんよりした顔するんでしょうか・・・駆け引きの現場なのに・・。反TPP派がそら見たことかと言ってそうですね・・。

    先祖が広島近辺出身なのでカープ地味に応援しています・・。

コメントを書く

* が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。