2014/03/12 04:13 | 物申す! | コメント(16)
震災から3年・・・
今日はやはりそういう日ですよね。
地震の直後はほとんど被害がなかったのに、そのあとの津波で大きく人命を損失した。
それもまさか、そんなものが来るとは思わずに、普通にしていた人が犠牲になっていることが最近の調査で明らかになっている。
北野武が言うように、これは3万人の死者、行方不明者が出たと言う解釈は間違っていて、1人の命が3万人分失われた、というふうに理解しないと本質はわからないであろう、と思う。
震災前から岩手にかかわっていたものとして、その日を境にすべてが変わってしまった気がする。
前を向いて生きていけ、というのは簡単だ。
しかし、いくら鎮魂だの芸術だの文化だのと言った所で全く意味はないと思う。
震災後に無責任な東京から来たNPOが立ち上げたプロジェクトは尽く赤字を抱えて倒産、閉鎖に追い込まれている。
赤字を出す事業を持ち出して、やれ三陸カフェとか作ってもそんなものは持つはずがない。
こういう時だからこそ、金が儲かる、みんなの給料がバンバン上がる、雇用が増える、という事業を展開せねばならないのだ。
この当たり前の話をすると、東北でさえ非難される。お前は金のことしか考えていないのかと。
答えはYES。
まずは、将来の心配がない、雇用と収入があって初めて人間らしい生活ができるのだ。
人間食えなければ何も出来ない。いつまでも政府の支援に頼っていても、それは税金による負担だという事はみなさん100も承知で、10万円の補助金より、自分で稼げる5万円の方がはるかに人間を元気にして希望をもたせるのだ、ということを何万回もいってきたが、東京のあほどもには全く通じない。
震災復興に名を借りて、テメーの商売の宣伝にしたり、自分はこれだけいい人なのよ、とアピールする輩ばかりだ。本当に10年後の被災地の状況を睨んでサステイナブルな事業を展開しよう、などと言う奴はほとんどいない。ニューヨークで東北フェスティバルを開いた所でもうあと数年もすればみんな忘れてしまう。神戸の時もまさにそうだったのだ。
だからこそ・・・・・
東北のみんなが希望を持って事業をして、雇用を生み、金を儲けるプロジェクトが絶対に必要なのだ。
少なくともおれはそのために体を張っている、という自負はある。
その辺のつまらんNPOと一緒にして欲しくはないし、今後も体を張り続ける覚悟がある。
こちらの読者の皆様から頂いた寄付や買い物して頂いたお金も含めてそういうものに使わせて頂いていますので、今後ともよろしくお願い致します。
本当の復興まで、ぜひよろしくお付き合い頂きたく存じます。
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16 comments on “震災から3年・・・”
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ご了承のうえ、ご利用ください。
ちょうど3年ですね。
瓦礫は片付きましたが、岩手の沿岸部の復興はまだ途に就いたばかりです。
おっしゃるとおり、そこで将来も暮らしていける目途が立たないと、暮らしてはいけません。集団移転よりも、生業の再生に最優先に取り組むべきべきです。
岩手も頑張っています。
皆様の応援をよろしくお願いいたします。
時間は止まらないから、どんどん世間は変わっていきます。
来る来ると言われている、東京直下型地震やら、東南海地震やらが本当に数年のうちに来たなら、間違いなく、東北の被災地は忘れ去られます。
今のうちに、自分のちからで生きていける環境を整える、それ以上の支援が、あるでしょうか。
だいたいが、したり顔できれいごとや常識論を展開する人が上にいると、非常時は乗り切れません。被災地の小学校の生徒が山に逃げられずたくさん亡くなられた学校・・・山に逃げる選択をしなかった先生方もたぶんお亡くなりで酷なことではありますが、やはり、日本人はどこかぼけているのだと思います。
私もあの日、都内の13階のオフィスで働いていて、歩いて階段を下り、外の空き地で1時間くらい待機させられましたが、あれ、津波来てたら、死んでましたね。その間、まっとうな指示も情報もどこからも来ないし、ほかの会社の人らしき集団とも混じるし、自分でどうやってどういう情報を得るかとかも無自覚で、集団になればなるほど受動的な空気になるのだと思うのです。
NPOは非営利団体だから、利益追求に詳しいわけがありません。彼らは金儲けに向いていないから、もしくは金儲けでない方針のことがしたいからNPOなのです。NPOにはNPOだからこその活動があるはずなので、そういう分野は彼らに任せて、住み分けすべきですよね。金儲けのことは、営利追求の実践をする気がある人がやるべきです。
バブルの日本人は、食べていけるのがあたりまえだったと思います。でも、もはや、若年層の庶民は、正社員にもなれない人が多いし、正社員になったところで定年まで働けるか、働いたところで年金もらうまでの生活支える貯金ができるかもわからない時代になったのです。日本全国、そうなのです。地方はもっと、仕事がきびしいのかもしれないです。皆、自分のことで精いっぱいなのです。被災地の記憶がどんどん遠くなっていくことは、仕方がないことです。
お金のことは、大事です。これは、被災地を悼むこととは、まったく別の話です。
しかし? 金儲けばかりといわれてしまうのは、何か原因もあるのかもしれないですよ(苦笑)? お口の悪さが、禍している・・・なんてことないように、なさってくださいね。せっかく、よいことしているのですから!!
賛同します。大したことはできないけれども、できることをしていきたいです。働いてお金を稼ぐということは、社会からその存在を認めてもらってるという証でもあると思うので、一人でも多くの被災者の方がそう思えるように。
メディアがガラパゴスと揶揄しようとも日本の伝統と繊細さがいかされた物つくりで稼ぎたいですね。 新興国向けの販売マーケティング精度は外務省も協力してあげてもらうとして。
薬やカジノはどうも不健全、不安定でいやですね。 ギリシャを見ると観光もメインでなくて副次的でないと世界不況に弱すぎるし、リーマンショックを見ると基軸通貨国でさえ金融も危なそう。
南部鉄瓶を作成している女性なんて、ハンドバックの取っ手がついたみたいとか年寄りに言われようと、伝統の技術力による沸かす湯の良さと、現代デザインの良さを生かして海外からも引き合い3ヶ月待ちで100万とかで売れるのでしょ。
稼げる種を地方は持ちながら、行政が補助金で稼がなくてもよくしてしまって、伝統のままの悪いガラパゴス状態で、せっかくの伝統技術の現代応用を妨げているとしたら残念ですね。
収益は、大多数の技術や製品の評価尺度としては、最もよいものであり、最大の批評家と思います。 グッチーに賛成ですよ。
追悼も大事だが、何か違う気がしていた。実際、身内に被害にあった方がいないとそういう気持ちになかなかなれないし、無理に偽善的に考えるのも礼を失っする気がします。それよりか前に向かせる発展的なビジネス、経世済民が大事だろうな。
末永い、自立の支援
金儲けOK(当たり前)
応援してますよ!
日銀の追加緩和に関して、「遅め、かつ物価の剥落が必須」という、アナリストが多いです。
双日総研の技研副所長の吉崎氏は、「物価が前提、早くて4月(追加緩和)」と言っておられます。
ゴールドマン証券の小川氏は「4月に実際物価が下がり、その結果が出るのが5月、そして、やり方の設計が終わって緩和に乗りだすのが6月」としています。
RBS証券の西岡氏に至っては、「去年の9月以降、物価上昇幅は別として、実際に上昇がみられた対象項目が増えている。従って、この傾向が続けば、物価上昇の期待感は市場に徐々に出てくるので、今後追加緩和をしなくとも、物価が上昇して、2%を達成する可能性もあるため、黒田総裁は追加緩和に拘らない可能性もかなりある」と言っています。
日経新聞はこれらの平均的なところを捉えて、「物価主導、景気に拘らず」とさえ言っています。
黒田総裁の本音が、安倍首相の、円安・株高方向とは一致していない可能性をこれらは、示しており、極端な、円安・株高で大きく経常収支を赤字化することを、最初から意図していなければ、まだ、ましの様な感じを持っています。
我杯を作っている高橋です。ご無沙汰しています。陸前高田市に移住して工場を作り、起業家を作る手伝いとか、色々とやっています。本当に嬉しい記事だなと思ってメッセージさせて頂きました。
確かに非営利団体ですが、海外のNPOは儲けて組織を大きくし、また社会に貢献し、儲けて•••。
金儲けは卑しいですか?
ぐっちーさんの体は1つしかないので、後継者なり
同じ志と能力のある人が複数いないと~
農業にしても漁業にしても企業にしてもですが
がんばれ~
良い物を作って、ちゃんと売る。
これが、基本ですよね。
NHKのサキどりを見て、非常に参考になりました。
http://www.nhk.or.jp/sakidori/backnumber/140309.html
から引用
『そんな千葉さんには、販売に当たっての一貫したポリシーが。それは、あえて”被災地”や”復興支援”というアピールをしないこと。「被災地、関係ないんですよ。自分が欲しいものがあったから買うっていうのと同じ。いつまでも被災地って言ってやっていてもだめだよっていうのを発信しないと。」』
他人から恵んで貰って腹を満たしても、心の充足は得られない。
ぐっちーの養分として、もう少しメルマガを継続して取り続けようと気持ちを新たにしました。
どんなことをしているのか、もう少しあとがきで教えてほしい。
人はそれぞれが、人生や個性に合わせた考えを持つのは自然なことですので、ある程度しょうがないのかもしれませんね。
大震災のときに多くの方々が感じた思いは本物で、それを、少しずつ忘れられていくのはとても人間として自然なことです。
しかし、それを忘れずに、日々努力を続けられているぐっちーさんのような方がいるのも事実で、それを見て元気づけられる方々も多いはず。10年経ったときですよね、勝負は。
がんばれ~、ぐっちーさん!!
被災地の復興が遅々として進まないのは元通りではだめだということ。
地震の前の状態と同じに復興していいんであればとっくに復興しているし、住宅も商店街も元通りになってにぎわっているでしょう。
でもその場所ではダメで、とにかく津波の来ない場所にすべてが移転しなければならないから。
阪神淡路大震災で元の場所に建ててはいけないとしたら、被害にあった場所を開けて、まったく違う場所に移転しなければならない状態だったら。
今でも復興は終わってないでしょう。
しかも、福島は放射能による被害も、減衰期を考えると、10万年は住めない?
気の遠くなる年数です。
放射能除去装置、どっかの星に無いですかね。
カトリーナで被災したニューオリンズ市では資金の流れを作ってどんどん全米から起業する人、就職する人を集めているという話なども聞くのですが・・日本の東北でもそういう魅力的な街づくりをする動きがもっともっとあってもいいんじゃないですかね・・。
頑張ってください。
江戸時代の地震と今の地震は同じ地震でも違う。
我々日本人は天災としてうけいれて、ソレデ終わった。良寛和尚の言葉を見ればいいでしょう。
震災復興といっても頭の中は江戸時代と同じで、<あはああ>で終わっている。
恒産なければ恒心なし。人間万事金の世の中。とにかく銭だ。
これを身にしみて、復興をしないとできない。
震災関連の仕事を初めて、したが、それではできないと思うけれどもといったら、それでいいというので、作った。やはり、できないので変えてくれというので、変えた。所が変えるところができないところがあり、ここは使用し始めるとすぐ壊れるなあと、同僚と話したが黙っていた。
そもそもその部分は、我々から見ると考えられないもので、震災関連でその仕事を請けた人も一応業界の人だったので、逆に訳があると見ていたが、ぜんぜん違っていた。
それは東北のどこかへ行ったはずだが、震災復興予算でつくるものだったという。
いずれにしても、仕事を作る事です。
かさ上げをするというが、津波は確かに怖いが、多少はかさ上げして、津波の時、逃げられる高台を作って、そのまま昔のような位置で復興をすればいいと思うが間違いだろうか。
防潮堤を作る事はいいが、波は回り込むから、その防潮堤に反射して、本来高い津波が来るはずが無いところへ、津波が移動すると思う。
また津波を止めると後から後から水が来るから、さらに波高が高くなる。
防潮堤は簡単ではないと思う、既にその結果が出ているから、同じ方向で高くするということは、大東亜戦争において同じ作戦を何度もしたことと同じではないか。
津波を防潮堤で対応するというやり方は、西洋思想のやり方でそれは原子力発電所も同じで、今回の事故の大元だと思う。
我々は地震津波にどのように対応していたか?精神的、物質的、社会的、歴史的にまず知ることではないか?
わが国に核兵器を持たせないようにして、作ったのが軽水炉だという。
これも事実なら、大きな問題の元でしょう。
大東亜戦争に反対できなかったように、軽水炉に反対できなかったのではないか?
大体30年で廃炉するのをさらに使う了見は何処から来たのか?
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