2012/12/08 11:18 | アメリカ通信 | コメント(25)
寒いんだろうな、シアトルは・・・
ということで夢のカリフォルニアを離れシアトルへ移動中。
ロスあたりでもこの時期の気温は摂氏で軽く20度はあり、今日なんかは24度くらいまで行くわけでありまして、空気も乾燥しており、まあ、東京で言えば初夏、のごく短い期間しかこういう気候はないんであります。
ほんの1時間程度南下するだけで、俗にいう南カリフォルニア(パサディナなどの高級住宅地で知られますな)になりますが、そうするとさらに1-2度上がり、サンディエゴに行くともっと暖かくなる。
正直藤川投手はこういう気候の所でプレーした方が寿命が長かったんじゃないか、と思います。
日本人にとって、特に一緒に行く家族にとって気候は大事です。
シアトルなんかだと冬になると天気が悪くてほんと気が滅入りますし(だから楽しむためにカフェが発達したという説があるくらい)、シカゴなんて、正直、別名「冷蔵庫」というあだ名があるくらいですから、ほんとに大丈夫かな、と心配になります。
やはり「夢のカリフォルニア」というのはアメリカ人にとっても同じことで、あ~、早く稼いでカリフォルニアに住みたいなー、なんて金融マンはニューヨークにたくさんいたりします。まあ、オペラやアートが好きな人はなかなか離れられないですけどね。
隣の席のおばさんもシアトルには帰りたくないわ・・・とずーっと愚痴っている所です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
JALでネットが繋がって喜んでいましたが、アラスカ航空の国内線でもこうしてかる~く繋がっています・・・・日本の国内線はいい加減にしてくれよ、と言いたい。
携帯電話もすぐ使えなくなるし。
WIFIなんて世界に先駆けて導入しなさいって。
いつも書いているようにお役所のナンセンスな規制の数々がこうやって日本を「東洋のド田舎」にしていくんですよ。。。。
まさか、同じ電波が航空機の運航に対し、アメリカでは安全でも日本では安全ではない・・とか言うんでしょうか?
でも薬の世界ではそういう話がまかり通っているんです。
アメリカのFDAで認められている抗がん剤が日本では「がんとして」認められず困っている患者さんがたくさんいるのです。
アメリカ人での安全性が日本人にも当てはまるかどうか、わからない、と真顔でエクスキューズするんですよ、厚生労働省は。
アメリカ人は人間じゃないのか?
アメリカにいるに日系人はどうなんだ?
という、まるでお話にならない議論をかざしてくる。
そうこうしているうちに救える命も救えなくなる訳です。
そしてパードゥンさんにいろいろ書いていただいているように、あれだけ万全だといって
建設業者を締め出して限定している高速道路であの事故が起きる・・・・
役所のやっている規制がまったく無意味だという良い証拠ですよ、まったく・・・・
あんまり怒るとまたシアトルでもERのお世話になりそうなので、この辺にします(笑)。
ではまた!
なんだか食べ過ぎを心配されている方も多いようですがご心配なく。
カリフォルニアのおいしい野菜を食べて元気です。
え、アメリカの野菜は危ないんじゃないかって!?
言っときますけど日本の農薬基準の方が相当甘い、って知ってました?
むしろ日本でサラダを食べる場合にはご注意を、と申し上げておきますが、この話はTPPの話でもまた取り上げますので、別の機会に!
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
25 comments on “寒いんだろうな、シアトルは・・・”
コメントを書く
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。
飛行機内の携帯電話って「計器に異常を来す為」じゃあ無かったんだ・・・信じてたのに・・・。
古い携帯電話(カバン位の大きさの)を使っていた人が「あれ、使ってたら頭痛くなってた」って言ってたから、その頃の基準がそのまま残っているのかも?古いものは捨てて、新しくしない事が全ての原因かぁ・・・。
「日本人の歯が最初に抜けて生え換わるのは上顎の前歯だけど、白人は下顎の前歯」って情報を過去に聞いた事があって、医学界では「それ位、同じ人間でも違う」って。(まぁ、蒙古斑は有名だけどね)「それ位」は「どの位?」なのか良く判らないけど、それが本当で厚生省が二の足を踏むのは理解出来ない事もない。(ぐっちーさん、アメリカ人に確認してみて下さい。)
あんまり怒るとまたシアトルでもERのお世話になりそうなので・・・”φ(・ェ・o)~メモメモ
テレビで放送していた、癌ワクチンも、
早く病院で使えるようにして欲しいですね。
まさに、こういう議論も政治家にやって欲しいです。
話は変わりますが、大阪の生活保護受給者は、
医療費を払わなくていいことから、やたら薬を処方して貰って、
道で販売しているのは有名ですが、
もっとひどいのになると、どこも悪くないのに心臓の手術を受けているものもいるようです。
税金にたかっているのは、生活保護受給者だけでなく、
病院もそうなんですね。
そうか夢のシアトルとは言わないのか。
>シアトルなんかだと冬になると天気が悪くてほんと気が滅入ります。
まるで日本海側の冬景色ではないですか。今日も爆弾低気圧の影響でビュンビュン風が吹き雨アラレ状態、何とかしてくれです。
そんなシアトルでは、イチロー君はどうしていたんでしょうか。
シアトルのERも、この際だから見学してみてはいかがでしょうか。何事も経験ですよ(笑)
今度カリフォルニアに行くときは、誰も語らない、お米の話をお願いします。
日本の薬漬けのお米。
多湿でカビが旺盛だから仕方ないけど。
広告で、安いお米、9Kgで$9.69でした。
昔は$1.99、10年くらい前は$2.99だったから、ずいぶん上がりました。
それでも、日本は安いお米でも5Kgで2800円。
薬代?
80代から本格的に進んだ米国行政改革のキーワードです。
「規制緩和」が訳語として定着していますが、これは誤訳。正しい訳は「脱・規制」です。
何が違うか?
規制緩和では、規制の程度が問題になりますが、政府が規制する事自体は自明の前提です。
脱・規制では、政府が規制する根拠そのものが問題になります。
例えば、大学。規制緩和で作り過ぎたのではないか、というのが田中大臣が提起した問題です。
脱・規制という発想から考えると、そもそも、大学の設置を政府が認可する必要があるのか、という問題が提供されます。
このように、脱・規制は大きな改革を産む可能性を孕んでおり、霞が関の頭の良い誰かが、規制緩和という誤訳を作ったのではないか、と疑っています。
はい・・
知っております・・
農林水産省・農業委員の友人・・
怒らしたければ・・農薬・・
専門委員・・口角泡を飛ばす・・
友人・・信じたい・・板挟み・・
泡を食う・・日々・・・(笑)
マリナーズイチローですかあ
おっと今はヤンキースでしたなw
いや正確にはまだですが、なんか来季は微妙ですな。
黒田は決まりましたが・・・
本人は恐らくタダでも良いくらいでしょうが、代理人もいることだしそうもいかないのでしょうけど。
イチローがいるとNHKが中継してくれるんだよねえw
マリナーズが毎年最下位独走しててもしつこく中継してたし。
そのマリナーズハミルトンを取るとか?
マジですかあ~
ホントこの球団はナニを考えてるのかわからない球団でして。
若手主体でチーム再建中ではなかったのですかな?
ハミルトンに大枚払うなら、若手の有望選手何人でも引っ張って来れるでしょうが。
そうそう、去年ヤンキースにいたジョーンズを楽天が獲得したそうだけど。
この球団もよくわかりませんねえ。
あなた、大砲って言うけど、昔の名前で出てますぐらいの選手ですよ!
DeNAとかほんと本業ではうまく言ってるのがどうかしりませんが、球団経営はまったくダメですわな。
藤川、カブスですか~
あの真っ直ぐは通用しませんぜ、せいぜいフォークでしょうけど・・・
中継ぎでパカパカ打たれるの目に見えてます。
クローザーなんて絶対無理!
大魔神は特別だったんですわ、それでも途中で帰って来ましたがw
向うにもセンスないスカウトいるんですな~
まあ、上原並みくらいにはなって欲しいですわ。
お体だいじょーぶですか。過労気味なのでは??
アメリカの食品に関する基準が厳しくランク分けされていると聞きましたが、私の英語力ではなんだか理解不能でありました。医学、薬品、総じてメディカル関連の英語ってマジ難しくありませんか??
笹子トンネルは点検が杜撰だったという一言ですね。今は人が減って、帳簿しか見たことのない事務屋さんがいきなり点検に行かされるらしいですよ。
本屋には、あの本は一回並んだだけで、とんと見かけなくなりましたとさ。
あの名作?は何処へ消えたのでしょうか?本人も、もうどうでもいいという感じなのか、あまり書かなくなりました。次の本に取り掛かって、それどころではないのでしょうか?
次のは新潮社の新書ですか?を期待していますぜ、早く出して下さい。
「政治家がばかだから」発言のぐっちー氏を真似たのか?(笑)
「将来の日本を担う~自民党にはそんな人はいません。」
敵を作るを恐れず、か…
それとも選挙中の発言はなんでもありのプロレスごっこで、国民がバカにされているのか…
敵を作るを恐れず、国民もバカにする、か…
あの高速道路の事故は悲惨でしたね。
しかし、我々のような技術者が驚くのは、
「接着剤の劣化で、抜け落ちた・・」というニュース。
高温から低音、乾燥から高湿にさらされる環境下で、
30年間という信頼性を保つ接着剤など無いはずで・・。
おそらくですが、打音検査云々というより、落ちて始めて
そんな材料が使われていたことに気づいたんでしょうな~。
なめていたんでしょう。
体質的には東電に近いでしょうから、おそらく誰も責任
とらないで終わるのでしょうが。
打音点検が無かったのは、乗っかると危険という認識があったからじゃないのか…
合掌
安倍の傲慢な経済公約は何から来ているんだろうか、通貨は政府紙幣だと官僚に教え込まれたのではないか、「政府の金なんだからどうのこうの言われる筋合いはない、好きに遣らせて貰う、日銀が通貨の番人だっておこがましいしチャンチャラ可笑しい、政府の言う事をはいはいと聞いていればいいんだ」と考えれば整合する、安倍は幼稚だから経済だけではなく外交も国防も社会保障も原発も全てこの類じゃないか、安倍はデフレ脱却だとか円高不況だとか青筋立てて言っているが、大した問題ではない、問題は社会の閉塞感、なぜ社会が澱んで活性化されて行かないのか、それは既得権益や世襲制や固定観念が原因だ、因果応報だ、財政出動だと言ってもその金が回り回って全て政治家に流れて行くシステムが出来上がっていると言う、それで財政債務が1000兆円だとなれば、こんな澱んだ既得権益の社会システム構造を叩き潰さないと社会は活性化されないじゃないか、その上自民党の政治家は世襲制と来ている、泣き面に蜂だ、安倍デフレや円高よりよっぽどこれの方が問題じゃないのか、経済を立て直したいのであれば小手先の買いオペではなく政治行政の構造改革だろうが、自民党には絶対こんな事は出来ない、だから自民党と民主党を叩き潰して政治行政の構造をみんなの党日本維新の会の政権で変えてしまわないといけません。
風も冷たくて、12月下旬並気候状態というのもありますが、文化レベルもお寒くなってきて、新聞はキングメーカーになって、消費税逃れ、再販制度確保を狙ってるのか、誰がみたって選ぶ政党がないのに勝利政党決定のような世論調査とか、公団民営化でろくな結果も出さず、笹子トンネル事故の社風も残した人が、都知事で”圧倒的”支持とか、寒風吹き荒れてます。 基準の違う国で文句を言って荒れてたほうが、自国で荒れるよりは無難ですから、シアトルを楽しんでください。
牧神の午後さんの誤訳というよりは、というご意見は正しくて、ジャンクボンドって特別債権と訳してバブル壊れたとか、事例は沢山ありますよ。
オバマ対ロムニーは、既製メディア対、インターネットとも言われましたが、日本は、まだまだ時間がかかりそうですね。 グッチーも2足の草鞋でなく、本格的にインターネット・メディアを考える時かも知れませんよ。
”貧乏まっしぐら”に、なるでしょうが。
抗癌剤は癌を治す薬では無く、「細胞にダメージを与える薬」である事に注意が必要ですね。放射能と同様に、活発に分裂を繰り返す細胞のDNAにダメージが蓄積するので、毛根細胞や表皮細胞、ツメの生成細胞などの影響が出ます。これは放射線の効果と似たものがあります。だから、アメリカの医師達は、自分が癌になっても抗癌剤治療を拒否する人が沢山居ます。
抗癌剤治療は人体の免疫力をごっそりとそぎ落としますから、結局は健康を奪われてしまいます。年齢がある程度高い場合は、癌の成長速度も遅いので、転移していても進行は緩慢です。ですから、抗癌剤治療を行わない方が健康な余生を送る事が出来ます。逆に抗癌剤治療の後は多少延命しても、健康が損なわれた状態になる事が多い様です。どちらの選択が正しいのかは、その人の人生の哲学なのでしょう。
そもそも癌が「病気」かどうかも疑問が残るところで、老齢での発癌は、「正常な細胞の老化」とも言えます。人間のDNAがコピーを繰り返す内にエラーが蓄積した状態ですから、これを「病気」と呼べるのか疑問な所が多々あります。(若年性の癌は遺伝的な原因が多いのでしょう。これも生物学的には血統的エラーという事になりますが・・)
農薬に関しても、モンサントの遺伝子組み換え作物で、癌の発生率が急増するという研究結果がフランスで発表されています。メスのラットで子宮がんが、オスのラットで肝ガンが増加します。遺伝子組み換えは作物に「農薬耐性」の遺伝子を組み込んだものですが、この農薬をFDA(アメリカ食品薬品局)の基準値で与え、遺伝子組み換えで無いトウモロコシを与えたラットでも癌の発生は有意に上昇しました。結局、モンサントが遺伝子組み換えと抱き合わせで販売する農薬に発癌性がある疑いが濃厚です。
最近では、三環系の抗鬱薬の副作用が問題になっています。「パキ○○ル」などという製品名で日本でも大量に処方されていましたが、依存性が強く減薬が難しいために一時的な症状の緩和は見られても、むしろ長期的には症状が悪化する事が指摘されています。セロトニン再結合阻害の効果だと思われていた抗鬱作用は、実はドーパミン誘導の効果(麻薬でラリッタ状態)であった事が判明してきています。その結果、減薬時に自殺願望が発生したりしますが、自殺衝動が外部に向けられると銃の乱射などの事件となります。三環系の抗鬱薬は、欧米では処方に注意勧告がされてだんだんと使われなくなってきていますが、日本では厚生労働省の動きが鈍い様です。
医薬品は、所詮は「毒」として体に作用します。その程度によって「薬」にも「毒」にもなり得るのですが、新薬の副作用は時間が経過してから社会問題化します。ですから、私達はアメリカ人の貴重な人体実験の結果を見てから、問題の無い薬を導入した方が良いのではないでしょうか?薬事行政に関しては、「臆病過ぎる」くらいの方が丁度良いのではないでしょうか?
これは、金融革命の副作用に苦しむ欧米を尻目に、臆病だった故に被害が少なかった日本の金融界の状況に良く似ています。しかし、金融はトップランナーは逃げ切って巨万の富を得ますから、仕掛けた者勝ちとも言えますね。
いずれにしてもTPPは日本の許認可制度を狙い撃ちしてきますから、私達は自分の身は自分で守る事になります。危険な薬や食品、金融商品への防御は個人に委ねられる事になるのです。
>>自民党には絶対こんな事は出来ない、だから自民党と民主党を叩き潰して政治行政の構造をみんなの党日本維新の会の政権で変えてしまわないといけません。
選挙期間中にこういう発言をしていいのだろうか?当事者でないならOKなのか?どうせなら嘘くさい未来の党のことも書いてくれ。蔓延するポピュリズム惑わされず、冷静かつ慎重に考える必要がある。
申し訳ない。わたくし嘘を言ってしまいました。
http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/symptom/eruption/permanent.html
永久歯は下から生えてくるのは日本人も一緒の様ですね・・・。
失礼致しました・・・m(o・ω・o)mゴメンヨ
ERにお世話になったのはTIAが原因ではなかったかと、ぞっとしています。
睡眠不足はいけません。ナポレオンは3時間睡眠だったといいますが、馬上で仮眠していたそうです。
脂肪分も血管に張り付くと血液の流れを阻害するので、要注意とされています。
つまり、ご馳走を食べ過ぎる国の人々はどちらかというと短命です。
ブログを楽しみにしていますが、睡眠を削って書いてくださっているのでしたら、間隔をあけてくださって構いませんから、お身体を大事になさってくださいますように。優先順位というものがあります。
省庁の規制や査察制度、許認可制度等々は天下りを増やすための民間いじめでしょう。そのために自国の人々が甚大な不利益を受けても我関せずです。困ったことです。
ぐっちーさんの論を見るにつけ、激しく疑問に思うのは責任の所在の片務性です。
薬事行政について改正案を出すと、責任逃れとの批判を出し新薬の承認を阻害した勢力を批判なさるのならわかりますが、承認を得られなかった当時の政権・官僚が悪いというのは、馬鹿馬鹿しいかぎりです。米国での試験結果を認める事に反対したのがどこの党・勢力だったかお忘れですか?
ぐっちーさんは新自由主義的な国家を否定し市場を上位に置くポリシーなのは判りますが、否定するためだけに道理を捨て去るのなら残念です。
車好きの暇人さん
いつもコメントありがとうございます。
厳しい意見も頂きますが、参考にさせて頂いています。
しかし、私は特定の政党などを批判しているわけではありません。
実際に新薬の承認なんぞ、厚生労働省は局長決済でできることです。
それを常に政治のせいにする役人根性はどうかと思いますよ。
責任逃れと新薬の承認を阻害した勢力は厚生労働省そのものです。
これまで私自身、彼らの責任逃れで、優秀な新薬開発をした日本ベンチャー企業が死屍累々となってきたのを目の当たりにしました。
それをアメリカに売り飛ばすのが私の仕事なんですよ(笑)。
でも、それでも従業員の給料が確保されるなら・・・という方がほとんどなので、マジで頭に来ています。
これでも道理を捨てていますか??
TPPも同じなんですよ。・
外務省の局長レベルで決裁すれば済む話なんですよ、そもそも。
日本の航空各社がWI-FIを導入しないのには理由があるんです。
機内で受発信している電波をネットに結ぶためには、衛星を使うか、地上回線を使うか二社択一、ちなみに現在、衛星を使ったサービスを日本向けに行っている会社はありません。じゃあ、地上回線なんですが。
現在、3G回線が主流ですが、4G、すなわちLTEだとかプラチナモバイルだとかWIMAX2だとかの置き換えが導入されつつあります。この状況下で、現在唯一使い物になるが、数年で時代遅れになる3G回線機器への投資は誰でも躊躇してしまいます。
グッチーさんに反対するのではなくて、考え方の相違ですから敢えて申しますと、
TPPについては反対の立場です。
格差社会が出現して貧しさが大勢の人達を苦しめている現状を見れば、選択の余地はなくなります。他国が何かの主張をするについては、それなりの理由があります。外交は戦争のようなものではないでしょうか。
省庁もそうですけど、お役所は、先輩や上司がやったことを否定してはいけないカルチャーですよね。だから、「改善」や「効率」なんて期待しない方がいいし、原発ふくめて実は「危ない」と考えて生きていた方がいいですよね。また、選挙で政治家はきれいごとを言ってますが、経済や教育を変えるっていっても、省庁ではできませんね。だって、担当者を全否定するわけですから(笑)しかも、誰も責任をとらないという、すごい仕組みですよね〜。それに何もしない私たちもアタマおかしいよね。
生物関係の発言はお控えになった方がよろしかろうと存じます。
金融に関する洞察をいつも楽しく拝見しております。しかし、それ以外のこと、今回については生物関係の部分ですが、これは頂けない。
まず薬というのは基本的に毒。自分は大して被害を蒙らないけど黴菌などの「敵」に甚大な被害を及ぼすような使い方をするように工夫した毒なんですよ。
このとき、特定の酵素やレセプタ(生体の情報伝達に使うセンサーだと思ってください)、他には特定の代謝経路狙い撃ちにするような方法があります。濃度というさじ加減で行う方法などもありますが、基本的に自分と敵の遺伝的な違いを探してそこを狙い撃ちます。
ところで、こういった遺伝的な違いというのは個人個人で違うことも当然ですが、遺伝子プールとしての集団、例えば人種によってもおおきく異なることもままあります。一番有名なのがアルコールに対する反応です。日本人は赤くなり「酔う」が白人は赤くならないし「酔わない」なんてことが言われます。この言い方自体に誤解もあるのですが、おおむねこういう傾向があり、原因は代謝酵素の発現です。
もちろん俺は日本人だけど赤くもならないし、酔わないという方もいらっしゃるでしょうし、フランス人あたりでも赤くなるし酔う方もいらっしゃるでしょう。
これが、個人としての遺伝子発現と集団としての遺伝子発現の違いです。(高校生物Ⅱ)
その他にも特定の国に多い病気とか、逆に少ない病気とかもご存知でしょう。男女による差や年齢や発達段階によっても違いがでることもよくあります。
鎌形赤血球症というは生物Ⅰの範囲だったと思うのでご存知でしょうね。
さて、アメリカで認可された薬というのはアメリカで「安全性が確認された」薬であるので日本に持ってきても大丈夫という趣旨の発言かと思いますが、一体何人に対して試験が行われて確認された安全性なのか、その中に日本人はどの程度いたのか、百歩譲ってモンゴロイドはどの程度いたのか。
日本人に特異的に発現しやすい遺伝情報があったとして、アメリカでは大丈夫だったからといって日本で大丈夫とは言い切れません。そんな事言ってたら薬なんか作れないし売れないというのは御尤も。ですが、アメリカのような多様性に富んだ国でなら、特定の集団に特異的に発現する遺伝子を偶々攻撃する薬であっても、その他の大勢に利益があるなら認可しましょうという理屈になりますが、偶々日本で発現頻度の高い形質を攻撃をする薬だったらどうなるでしょうか。アメリカほどの多様性に乏しい日本では投与された人の多くが抗癌剤という毒で死んでゆくことになります。
この辺のことは最近ホットなオーダーメイド医療という話にも繋がるのですが、ここではパス。
つづく
我々の生まれる前後にアザラシ症という「病気」がありました。場合によっては私もぐっちーさんも時期的に発症していてもおかしくありません。
サリドマイドという薬は睡眠薬として世に出て特段副作用も無く、大変優秀だということで世界中で用いられました。
副作用がないだと!ふざけるんじゃない! という声が聞こえてきますね。
薬が上市されるまでの各段階では全て成人男性を使ってデータが取られます。女性や子供、ましてや妊婦への投与試験は基本的にありません。なので「安全だから使っていいよ」と厚生省が言ったと理解されている全ての薬は女性や子供、ましてや妊婦に使用するときにはそれは人体実験を行っているのといっしょ。しかもデータを取るためのギチギチの実験計画も経過観察も無いまま目の前の症状と製薬会社の書いた適応症状とが一致しているかどうかだけ見て投薬されているんです。勿論副作用情報とか飲み合わせの注意喚起情報とかも昔に比べれば充実してきていますが、その情報自体が上記を含む「人体実験」の賜物です。
現在の副作用情報とか、安全性の検証手続きとかはサリドマイド事件の教訓によるものと言ってもいいと思います。裏返すとそれ以前の薬の許認可の笊さ加減は目を覆うばかりです。アメリカにおいてもです。
サリドマイドはアメリカを除く世界中でアザラシ症を惹き起こし、唯一アメリカだけがその災禍を逃れたのは当時がらFDAの許認可事務が優秀だったからだ、よって現在もFDAの許認可の厳正さは絶対だというような論理展開を耳にすることがありますが、なにをか言わん、許認可事務をやっていた女性が申請に来た人間が気に入らなかったから窓口で嫌がらせをしていただけ。当人の手記を読むかぎりそうですね。
表向きは「アレはおかしいと思って私が書類を止めたからアメリカでは売られなかった。私の手柄だ」とアメリカ人特有の手柄話をしていて、後にそのことで表彰までされていますけど。
抗癌剤の話に戻します。
いい薬が存在するなら使えば宜しい。現在の日本で使えない薬はヘロインと麻(製剤含む)だけです。それとて東京タワーより高く書類を積めば使えると思いますが、別の方法があるのが普通ですのでだれもあえてそんなものは使いません。それだけです。
昔保険適用になっているかどうかと使えるかどうかを混同している厚生大臣がいましたが、混合診療だとか、自由診療だとかの次元で金が続かないというのであれば、それは流行の癌保険がカバーすべき問題でしょう。これなら金融というぐっちーさんの土俵ですから簡単に解決の糸口が見えるのではないですか。
少なくとも全く知識がない生物系の問題に対して的外れな要求をしているよりは余程実りある道が探せるはずです。