2012/10/30 21:46 | マーケット | コメント(15)
勝負付けがついた日銀VS政府 (補筆あり)
また詳しく書きますが手短に申し上げましょう。
よく読んで頂ければわかりますが、日銀がいくら緩和してもあんたら真面目にやらなかったら何もおきませんぜ、という証拠を作ったことになります。
前から申し上げているようにいわゆるISLM理論はすでに崩壊しています。
企業経営者で投資をするか否か、金利を見て決めている人はすでに一人もいないのです。
最終需要があるのかないのか、それだけをみて投資をするか否かを決定していることは普通に考えればわかりそうなもんです。もう10年も金利がゼロなんだから。
嘘だと思うなら経営者に聞いてみなさい・・・
で、消費税なんてあげられると最終需要なんて、あるわきゃないわな、と思うので、当然いくら金利がゼロでも設備投資なんて誰もしない。当たり前のこと。
で、いいですよ、言われるようにやりますが、責任取ってくださいね、と政府に匕首を突きつけた形がこちらです。あんたら、わかっとんでしょうね、ということです。
デフレ脱却に向けた取り組みについて
特に重要なのが以下の部分です。
政府は、日本銀行に対して、上記2.の方針にしたがってデフレ脱却が確実と
なるまで強力な金融緩和を継続することを強く期待する。
政府は、デフレからの脱却のためには、適切なマクロ経済政策運営に加え、デ
フレを生みやすい経済構造を変革することが不可欠であると認識している。この
ため、政府としては、足下の景気下押しリスクに対応し経済活性化に向けた取組
を加速すべく、平成24年10月17日の内閣総理大臣指示に基づき、経済対策を速
やかに取りまとめる。また、政府は、「日本再生戦略」(平成24年7月31日閣議
決定)に基づき、平成25年度までを念頭に、「モノ」「人」「お金」をダイナミッ
クに動かすため、規制・制度改革、予算・財政投融資、税制など最適な政策手段
を動員する。
デフレ状況を含めた経済状況及び経済運営については、「デフレ脱却等経済状況
検討会議」において、定期的に点検を行う。
政府に対して完全実行を迫り、それを前原氏が飲んだ、という証拠となった。
前原さんはたぶん何も理解していない・・・・・・
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15 comments on “勝負付けがついた日銀VS政府 (補筆あり)”
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日銀総裁の在任期間に何人総理大臣変わりましたか?
前原さんはもちろん、政府に責任とれる人(自覚ある人)なんていませんよ。
それは日銀はもちろん、世界中わかってますけどね。
だからしっかりやってる日銀はすごいって評価になるんですよね!
本当にデフレ脱却したいのなら、政策的にはむしろ消費税を撤廃ないしは削減すべきなのは、子供でもわかりそうなものです。「デフレ脱却のために消費税上げます」というのは、「エンジンを逆噴射して飛行機の高度を上げます」と言っているのと同じでまったくばかげております。
どうも世界中が勘違いして運用してしまっていて、しかもそれが常識のようになってしまっていますが、そもそも消費税や物品税は財政の手段ではなく、金融の手段として用いてこそ正しく効果の出るものではないかと思いはじめています。私が経済成長よりも消費税率が上回ると、その国の経済は必ず失速するなどといい始めているのはその辺に関わりがあります。
飛行機で言えば、金融緩和や財政出動がエンジン、金利政策がフラップ、そして消費税や物品税が(逆噴射)ブレーキになります。大事なのはそれらが協調して一体になって初めてまともに飛行できるということであり、どれかひとつでもバランスを欠くと必ず墜落するということです。
消費税というのはそもそも財政の手段として用いるべき物ではなく、固定的に、あるいは常に増税の方向で運用されるなどもってのほかのものであり、むしろ日銀が金利政策とのセットで景気をコントロールするため手段として、つまり行き過ぎた景気の過熱に適度なブレーキをかける手段としてのみ用いることが許される手段であり、そのためにも毎年税率を見直し改変できるくらいが適当ではないのかと無責任な問題提起をしておきます。(これは暗に消費税のさまざまな悪癖を正すためにも、最終販売時のみの課税にすべきだとも言っています)。
まあ私は、最初から民主党政権には全く期待などしておりませんでした。懸念したとおり、アリが冬に備えて蓄えた食料を、冬が来る前に腐らせてしまったことを大変不快に思っております。
今後市場が反応するとしたら民主党が政権を投げ出したときだけでしょう。(万歳相場が訪れることでしょう。)実際最近の円安も、ソフトバンクショックの賜物なわけですし。ええ80銭逆行した豪ドルがわずか5日で反転するとは思いもよらなかったので微益しか儲けになりませんでしたが、勝ちは勝ちです。市場の関心は、1.5兆円もの資金をわずか年利1%で調達した孫さんの手腕と、それを提供した日本の銀行シンジケートの底力でしょう。世界に与えたインパクトは、おそらく日本人が考える以上に絶大です。
民主党の閣僚で理解しているものは皆無でしょうね。
維新も維新八策とかをみていると理解しているとは思えない。
自民党は安倍総裁の総裁選挙時の発言からするとまだ理解して
いるとは思うのですが、自民党の中にも竹中平蔵氏に近い
考えのものも多いようですし。
実際現場では、金融機関は貸したいが貸出先がない。
貸したいと思う企業は借りる意思がない。
借入したい企業には金融検査もあるし、リスクを負わず貸せない。
このままでは金融緩和だけではどうもならないのは自明なの
ですがね。
以前にも同様の記述がありました、勉強になります。14:45頃、金融政策決定会合の•••為替と株••ウェ〜〜なんだよこれ!と、声が聞こえましたが、おかげ様で予習済みにて想定通り。アメリカも休みで暇暇です。流動性選好説でも、やはり損するのイヤですもんね。
絵に書いた餅みたいですが
政府として何かやるから協力してねって訳でなし
何か政府が具体的にやる事は決定してましたか?
国営企業作るから日銀さん金貸して下さいと言う事は
法律上、財政上出来ないことかな?
何とか起業して借金して利し付けて返す
雇用を生むとか出来ないものか?
マエバラさん自分の手柄になると思って会合に出席してたはずなのに・・・
お馬鹿さんなんだから・・・
悲劇過ぎる
もし本当に経済対策、構造改革を行うのはそれはそれで結構なんですが、
今の政治化や官僚がやっても、どうせお決まりの
「医療、福祉、環境に、うんぬんかんぬん…」
とか言って、
「その市場、本当に成長するんですか?
投資以上のリターンが経済拡大として戻ってくるんですか?」
って金の使い道ばかりされるような気がしてならない…
個人的には、外国人向けの観光や、富裕層の移住をもっと推し進めてほしい。
日本の「環境」自体が世界に類を見ない、競争力があり、価値があるものだと思うから。
前原さん見てると、ストリップ劇場(日銀さん失礼)に検閲と称して、軍刀を膝前に立てて顎でも乗せて見ている特高警察か将校みたいな感じですね。 頭も胆力もその程度なのは偽メールで実証済ですが、でも怖いんですよ。 判っていないだけに満州始め、ムチャクチャしたのと同じ意味で。 バカにしていた政治家、新聞が権力にひれふしちゃったんですから。 この上の中あたりにいる階層の人達が三越の役員会を演じ、国民新党をのっとり、維新を乗っ取ろうとしたんですよね。 その場では、あがらえない一見、正しそうな事を言って、なんとなくまとめていくのだけはうまい。 国民は誰がどう決めたのか誰に文句を言っていいのかわからないまま、物事が進んでいってしまう。 俺はいただけだから、責任はないとなるでしょう。
神風は強制はしなかった。 諸君の中で意志あるものは、一歩前へでるようにと言われて隊列に残れますか? 苦労を共ににしている朋と並ばず。 そして発案者は大失敗の戦後、ずっと生きていた。 FRBも日銀も投資家を目指すならば、初心者として少しのお金を継続的に投資するのが一番と思います。
CPIを1%上げるには円を96円位まで下げないといけないとテレビ動画で言っていたが、これも眉唾物かも知れないが、まあしかしデフレ脱却は大幅な円安にしないと達成出来ないらしい、しかし為替操作は出来ないもんだから官僚や政治家は頭を抱えているんだろう、官僚や政治家の手に負えないもんだから日銀に「ぼーとせずに、何とかしろよ」と言ってるんだと思う、官僚や政治家はデフレ脱却しないと早晩財政が持たなくなると強迫観念に駆られているようだ、「失われた20年」と言われているのに官僚バブルや政治家バブルや公務員バブルだけは平然と今尚続けられている、デフレ脱却は官僚と政治家と公務員にはいいのかもしれないが、民間人には何もいいことない、官僚や政治家が醜い心からいくらデフレ脱却と獅子吼しても遂行できない、もう国民はあきれ返っている、次の選挙で無党派層とみんなの党日本維新の会で政権をとり維新八策で日本の政治社会の構造を変える、官僚も前向きに時代の変化を捉えてみんなの党日本維新の会と共にデフレ脱却なんてちっぽけな事はほっといて、維新八策で日本の政治社会を根本から変える方が財政再建の早道だと思った方がいい、官僚も日本の為に気概を見せろよ。
30日のグーグル検索で以下の内容を見つけました。
「日銀の米ドル資金供給オペでは、応札が無かった。これは、輸送用機械(自動車)等に関する対中国問題の影響があると思われる。」
対外的な設備投資なり新規雇用、賃上げ、などを行う場合、当然国内企業は米ドル外貨が新規に必要になる。その資金需要が無いため、米ドル資金の供給オペで応札がないこととなっているのであろう。
つまり、いくら日銀が緩和しても、貿易収支、所得収支の改善の理由として、国内経済界は、鼻にも掛けていないということである。直接的にはこれは、円高を想定したもののようだ。
確かに、マンデルフレミングモデルにおける、自国通貨価値の下落による輸出競争力の向上によりGDP上昇というのは、一般論としてある。しかし、現状まで貿易により多くの富を収奪してきた日本国に対する、外国の、「対外関係には公平化を目指すべき」という意識が膨張してきたため、自ずから、青天井という訳にはいかないだろう。
対外的な施策に、経済のすべてを賭ける様な、無理、無策より、むしろ国内の改善の方が可能性がある様に思える。
ただ、今だに、ケインズ理論から公共事業の乱発を行い、将来インフレの温床となる収益性の無い建設物を作り、建設業者・国交省と族政治家を太らせれば良いという意味ではありません。また、「減災」と説いて、災害が来る前に、調整インフレという人災で、国内社会を破壊する案にも乗れません。
技術開発力にしろ労働生産性にしろ、その国の中における国民としての、「充足感」というものは、強調すべきものだと思います。
競争環境の成功者に対価が保障され、また運悪く挫折した者にも、やる気を失を失わない、華美でなく最低限の生活環境が公平に用意されている社会を追求する内政がもとめられているのではないかと思います。
つまり、貿易に全てを頼らずに、国内の財政、福祉、経済活動の効率的な発展のため、政官業組宗学等の癒着による既得権益者の利権を奪う規制緩和、民業化、分権化、民業圧迫を戒める小さな政府を追求すべきだと思います。
ドスを・・
畳に突き立て・・見せた・・唐獅子・・登り龍・・
総裁・・啖呵・・影腹・・
見せられても・・
軟弱・・経済相・・心ここに非ず・・事務所経費問題・・首かかる・・
軟弱・・宰相・・心ここに非ず・・如何に辞任・選挙を逃げるか・・首かかる・・
両者共・・
はかなしや・・心にかけよ・・阿弥陀の称号・・
お国の念仏踊り・・
冬でござんす・・観客・・水洟啜る・・
檄熱ホットワインか・・超熱燗・・飲まなきゃ・・やってはおれぬか・?
AERA・・SPA・・
大きいのより・・小さいのが・・良い・・
ホント・?
刺激次第で・・大きく・・なる・・育つ・・
ぐっちー・・実生活による・・観察・・主張する・・
実証的で・・励ましになる・・
成長し過ぎた・・EC・・ユーロ諸国・・
ビクトル・ユーゴ・・思い出す・・
80越えた大文豪・・古城で・・夜這いに行く途中・・冒険好きの少年と出会い・・しっかり・・モノを・・握らせ・・
『この年で・・これは珍しい事だ・・
坊や・・大きくなったら・・自慢するがいい・・
この手で・・ユーゴを握った事があると』
今の世なら・・セクハラで訴えられる・・
でっかくなった・・EC・・握っているのは・・メルケル・・握っているだけだろうか・?
西に・・EC・・
東に・・中国・・
温家宝の懐中・・出てくる・・
今だ・・中南海・・戦塵収まらず・・
ベルグソン・・時間は情緒の一種・・
外では・・時間は早く・・内では・・遅く・・歩む・・つまり時差がある・・
歴史の時差・・如何せん・・・
米国東岸を襲ったハリケーンの被害は、今日31日の朝のニュースでは、「1兆円以上と見積もられている。」とありました。
日経平均他、海外市場でも平常通りですが、「少しくらい影響があっても良いのではないか」と思い、YAHOO知恵袋で情報収集したところ、「実態が明らかになるにつれて、日米伴、「暴落」らしい。」とのことでした。
それで、今日の午前中は、昨日の「日銀緩和」に関して書いた、「日銀の米ドル資金供給オペに対して、応札が無かった。」という点は、極近い将来、円の急騰やら、金融上のリスクの「超先行情報」だったかもしれません。すいません。
「投資は自己責任でやりましょう。」
要は、
GDPを増やす≒景気回復
は政府の仕事でしょ、と言っているのでしょうか?
日銀では、需給は調整出来ませんからね。
コメント漏れで連投すいません。
で、結局今日の答弁にもあるように、総理が居座る口実を作っちゃった?!
「さすが誠司。良くやった。」と今頃民主党内で称え合ってたりして・・・
先日、購入し拝読しました。オバマ再選によりボルカールールが適用され、それにより投資銀行であるモルガン・スタンレーが秘密結社的投資銀行として君臨した1970年代の姿に戻るとありますが。事業が縮小していくという事でしょうか?三菱UFJ東京銀行を通じて購入したモルガンスタンレーが発行体の投資信託は継続保持していて大丈夫でしょうか?