2012/04/08 10:28 | マーケット | コメント(17)
今週のぐっちー
まず、アメリカの失業率の分析から。
前からお伝えしている通り、根本的に雇用は改善しておらず、すでにピークアウトしてしまった感すら漂っています。何とかしたい、オバマ大統領ですが、こればっかりは思うようにならないでしょうね。
製造業が一時よくなりかけましたが、まさにスティーブ・ジョブズが言った通りアメリカにアップルの生産が戻ることはない・・・・のです。
へろへろだった金融機関は立ち直りつつありますが、ご存じのとおりいまだにリストラの嵐。唯一マイクロソフトなどの特殊な個別企業で元気な所が頼みの綱ですが、こういった会社のいわゆる開発部門もすでにコストの安いインド人、中国人などが大量に雇用されており、アメリカ人の雇用にとっては必ずしもプラスとはなっていませんね。
結局大半のアメリカ人がレストランの従業員などのどちらかというと「低給料」の職種に押し込まれ、肝心の高給部門は外人ばかりになってしまうのではないか、ということを本気で心配しているエコノミストもいます。
まあ、このあたりはいずれメルマガでも特集したいと思います。
それからユーロについてもなんだか忘れちゃている感じですが、4月は結構大変ですよ、という話。最後におまけを少々、といったような構成になっております。
アカデミー賞を例にとり、統計の偏りを指摘しておりまして、経済統計は本当に取扱い要注意です。
アエラでは・・・・・
先週メルマガで書いた内容、野田首相は本当にどじょうだった!!
です。
「消費税を一番公平な税だと思っている」
という発言はどう見ても頭が変なのか勉強不足です。
しかも格差社会は良くない、と言いながら消費税を推し進めるというのはブレーキとアクセルを同時に踏んでいるようなもんです。
あのアメリカでさえ、国民にたとえば75%もの所得税を取りつつほぼ完ぺきな社会保障をつけているスウェーデンなどの「スウェーデンモデル」が取りざたされているのにその議論すらなく、勝手にマニフェストを変えてて消費税を導入するのはどうみても「強盗行為」です。
国民が累進性の高い課税体制を選ぶのか、平等に高税率を払うのか、逆進性が強くとも小さな政府を目指して消費税を選ぶのか、10年国債の金利がまだ1%でしかない日本にはそれらを議論し、選択する十二分な時間があるのであり、前のめりになるべき時ではありません。今はすべての国民が議論する十分な時間をかけて、その間に無駄を省く努力をするときです。
日本はギリシアではないのですから。
経常収益が赤字化するとか書いているばか新聞もたくさんありますが、先ほど発表があったように、財政収支だけで月に1兆円寝ててもお金が入ってくる日本がその状態になるにはあと50年くらいかかるでしょう。
それまでに時間をかけてどういう国づくりをしたいのか、きちんと税金の議論をするべきなのです。それもこれも消費税は上げないといいつつ政権を取りながらいつの間にかマニフェストなんてたいしたことありません、と言い始めたあほ政党があるからいけない。まったく!!
いずれにせよ、今は前のめりになるべき時ではありません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
八重洲通り(八重洲中央通り??)の桜は満開でした。
何も気づかず、なんだかずいぶんにぎやかだな、と思いふと見上げると満開の桜でございました。
散るのも早いのですが、今年は昨年とは全く違う気分でこの季節を迎えていることに感謝しつつ、東北復興に向けてさらに前へ進みたいと思った次第です。
この後高島屋へ行き、大好きな野田岩のウナギ弁当を買ってきました。
たまの贅沢・・・・・です。
では!
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17 comments on “今週のぐっちー”
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無党派層がみんなの党維新の会に投票すれば民主党も自民党も潰れますし明治以来続けて来た官僚政治も終焉します、日本が抱えて来たいろいろな問題が嘘の様に無くなって行く事に驚くだろうと思います、無党派層が日本の進む方向をはっきりと次の選挙で示してやればいいんですよ、維新八策の方向に進む様に促してやればいいんですよ、無党派層の胸三寸ですべてが決まっていきます、これが国民国家です。
思い出深くなるし、大病の人が来年の桜は見れるかしらと人生の意義を考えるし、無事に退院できた人がああ生きていて良かったとあらためて花を見て言葉をはく。日本の桜ならではなんだけど。
軍国明治から、自由の蕾が少し開きかけた大正ロマンの変化の中で、春入学としたのに、外国に併せるために秋入学に戻すなんて。 半期にして、何年に講座とってもいいように融通性を高めるだけで、コンピュータ時代だから学籍簿の国際交流ができるでしょうに。
文藝春秋4月号が、大新聞競演で各誌に船中八策を出してもらってるのはとても良いと思いますが、特集タイトルが”日本をギリシャにせぬために”は不遜ですね。 日本が近代文明発祥の地のギリシャになれるものならなりたいですね。どれだけ恩恵を蒙っているか。勿論、経済での意味でしょうが、文化人はどうあっても、敬意は忘れないでほしいですね。 お金がすべてでない事は、たしかなんですから。
アエラは、もしかして、”どうじようもない”首相の駄洒落ですか? 松下幸之助さんも、社員に国会へ行って金勘定をしてくれと、政治塾を作ったわけではないのでしょうが。 政経塾という名称が思想のない生徒達に誤解を与えたのでしょうか?
米国経済事情等・・
痒い処・・
痛い処・・
手が届く解説・・撫ぜ擦り・・
毎回・・
カップラーメン並の価格・・サービス・・
野田岩のウナギ弁当・・たまの贅沢・・に思える・・意味深淵・・(笑)
フランチャイズで・・販売の許可を・・(笑)
アエラ・・
出目金になりたかった・・泥鰌か・・鯰・・巷の噂では・・天罰が下るとか・・
天罰を当てにするよりも・・消費税を始めた・・いっちゃんに・・後は任せましょう・・
俎板の上のウナギになるかも知れない・・・
ECBの元理事ユルゲンスタッフ・・
BBCインタビュー・・
ユーロ参加国が多すぎた・・
単一通貨ユーロにすると・・
どんな問題が起きるか・・トップ達は・・分かっていなかった・・(今も分かっていないのでは・?)
ギリシャが・・ユーロに留まると言う限り・・追い出せない・・
二回目のチャンスを与えられたのだから・・結果を待ちましょう・・
市場の猜疑心は・・目下スペインに視点・・フィリップ二世・・四回デフォルト・・・
4月に入り、散りゆく桜の如く日本株が下がり始めています。円高、ユーロ高も戻り始めているようで、何だかなぁであります。
3月決算の企業にとっては、3月末に株が上がるということは、結構なことのようです。特に、確定給付型年金制度を導入している企業は、一時的にしろ補填額が減り、ほっと一息いれることができるのです。見かけ上、業績が上がったように見えますからね。
八重洲の桜は、あのビル群に囲まれて気づく人もいないのでしょうか、それとも忙しい人ばかりなのでしょうか、寂しい限りです。
こちら福岡も今桜が満開で何とも言えないいい気分になりそうです…、と言いたかったんですが、先週の金曜日ごろから鼻風邪が悪化して酷い鼻炎になり昨日の日曜日は天気がいいにもかかわらず家の中で閉門蟄居せざるをえませんでした…。何と言うかこういう時期に外に出れないのはつらい物がありますね…。こっちなら福岡城近辺の桜は見事でとてもおススメなんです。北九州なら門司港近辺のめかり公園周辺も桜が綺麗なんですけどね…。何で見にいけないんだろ…。早く治って欲しいなあ…。
写真は八重洲さくら通りのものですね。私も職場が近いのでこの時期になると必ず出かけますよ。それと遅ればせながら朝日新聞の記事も日経同様批判すべきとのコメントを入れさせていただいたら本当に朝日の一面記事を叩いて頂きまして本当にありがとうございました。アエラの絡みがあるのでぐっちー氏でも無理かと思っていましたら一刀両断にナンセンスな記事を切り捨てて読んでいて本当に気持ちよかったです。JGBが日本の少子高齢化で大暴落するとブログで盛んに言っている自称経済学者のメルマガを読むよりぐっちー氏のメルマガのほうが本当にためになりますね。財務省の飼い犬に成り下がっている大手新聞社の記事を読んでも財務省の策略にはまるだけなので今後も市民の経済リテラシー系者ために頑張ってブログを更新してください。
写真を見て、思わず「懐かしい!」と叫びそうになりました。
十年ほど前にこの道を通って通勤していたのでした。この季節にはオフィスに着くと、桜の花びらを背広の肩から払い落としてから仕事を始めたものです。
日本には至る所にこんな豊かさが溢れている事を忘れないようにしたいですね。
皆からあれだけ指摘されていたのに、振り切ってイランにノコノコと行った鳩山元総理。
案の定、イランに都合よく利用され、慌てて反論しているが、こんなことは分かっていたことだろう。
誰もがそれ見たことかの心境であろう。どこまでも懲りないアホなおっさんである。
この男、政治家としての価値も、社会人としての存在意義もないと思うな。
スペインは外で稼ぐしかないでしょうが、又、南米インカで銀を分捕って来る訳にいかないし、イギリスの真似してアフガンで芥子栽培して、中国でアヘンで荒稼ぎもできないでしょうし。 ジパングも失われた20年で金も底をついてるし。
アメリカ金融でイチカバチカの大勝負、アップルの大空売りくらいしか思いつきません。 地味に暮らしてる日本は見逃してほしいですね。
この人のキャラはなんというか、ちょっと面白い。
ぬらりひょんのような風貌なんだけど、キラリ目が鋭い。
いままでは、まったく無視されてきた日銀金融決定会合ですが、そう思ってたのは国内メディアだけでしょ?
最近はようやく注目を集めるようになりましたが・・・
相場みてると前からこのタイミングで動くことが多かったし。
しかし白川さん、日経が低迷するとお前のせいだと言わんばかりにメデイアに叩かれますなw
ここのところ下げ基調だったからちと可哀想でしたな。
そも、2月の時、チョコ緩和なんて言われて、さも具体的金融緩和に舵切ったとか・・・
勝手に相場上げたい筋が持ち上げただけでしょ?
案の定マネタリーベース変わってないしw
経済音痴の政治家センセイが、日銀が金融緩和しないから景気が上向かないとかねw
国会まで引っ張り出され槍玉w
かたやバーナンキも、QE3なんてひと言も言わないけど、メディアと市場が勝手に動いてくれますわ。
このへん2人ともうまいですな、白川さんなかなか骨のある人物と見ました。
私などは何故春入学か、秋入学かどちらかに統一せねばならないのか分かりません。何故その二者択一なのか。
極論かもしれませんが、両方やったらいいんです。もともと大学のカリュキュラムは2期制です。一部の私立などにも取り入れられていますが、小学校にも2期制の導入の動きがあります。ならば小学校も2期制を基本にして、小学校のうちから前期入学と、後期入学を始めてしまえばいいのです。
もちろんコストもかかるし、人員や教室等にも問題が生じるでしょう。しかし小学生の最大1年の発達の差やハンデを、半年に縮小できることは、受益者の学生に最大の恩恵になるでしょう。また橋下市長は義務教育であっても留年させるべきだと過激な主張をされていますが、留年も半期であれば大きな不利にはなりませんし、それが学習到達不足が原因であるならば、1年後に同じ事を学ばせるのか、半年後に学ばせるのか、どちらに学生にとってよりメリットがあるのかも考えてみてください。半期であれば飛び級も現実味を帯びますし、さらに進めて単位制のような形に移行していくことも考えられますし、例えばいじめの遠因が「体格の差や発達の差、また学習到達度の差やそれに伴う意欲の低下である」とするなら、それを出来るだけ少なくするためにできることはやるべきです。
そもそもサービスの受益者である、学生のメリットという視点が全く抜け落ちて、大人の都合だけで話をしているようでそれも甚だ疑問なわけでありますが。
野田岩いいですね。麻布店、パリ店ときて、なんと大森(大田区)にもあります。最近のうなぎ高騰で足が遠のいてますが。
みんなの党は自民の清和会の別働隊だと言われてるし、維新はベーシックインカムとか、アメポチTPP参加とか言ってるし、確かに公務員削減とか、原発とかではうなずけるんだけど、どこの馬の骨とかわからん人々。
何で一生懸命になってるの?
震災から一年が経過しぐっちーさん同様例年とは違う気分で桜をみました。東北の早期の復旧・復興が進むことを願っています。
一つお願いです。長野県の栄村のことも忘れないでください。豪雪地域で被害の実態がはっきりしたのも昨年の春でした。復旧もあまり進まず冬になり大雪となりました。地震で被害を受け通行止めになっていた橋が雪の重みで落下する事態も起きています。募金などできることを続けていきたいと思っています。被災した多くの地域ができるだけ早く復旧・復興することを願い続けます。
消費税の逆進性が社会的弱者を直撃する。
何よりも津波で何もかも失った人達に何の応援にもならないではありませんか。
口では復興と言い、やる事は真逆の政策。
この人は終わっている。
マスゴミの報道は嘘ばかりと判ったはず・・・
なぜ、鳩・北朝鮮などのニュースを信じる?
嘘ばかりのマスゴミの報道など真に受けていたら、判断誤る。
自分で検証が大事。