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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2007/02/16 09:27  | 国際問題 |  コメント(21)

インド人、大活躍!


インドの衝撃、というNHKの番組でそれこそ衝撃を受けた方が多いようですね。町中で牛が歩いているとか思ってた人もいるようで、いや、それに近いものはあるんですが、経済成長のすさまじさは中国を上回る、って話を前にもここでしました。


実際、インド経済の実力を見ると、世界規模の会社を買収した中国企業はまだありませんが、インドは既にアセロール、スコールと立て続けに買収しているくらいですから、既に世界レベルに達しているともいえます。


そして実際に仕事をしてみると、中国の場合はいつも問題になる戦争責任、てな話がこの国の場合全く出てこないので日本にとっては大変友好的かつ有益なパートナーなんであります。


そこで、これはかなりディープなノウハウですが、ご紹介しておきましょう。ぐっちーの会社のような零細企業ですと、さすがにインドの会社とM&Aを依頼されるなどということはめったに無い訳ですが、中国本土とは大変多くの取引を依頼されることになります。


しかし、契約した後に平気で値切ってくる、更に難癖をつけては金を払わない、最後は日本人には払う金はない(実際サムライ債(円建て外債で、その殆どは日本人が買う)だけ不払いにして、ユーロ債だけ払った渤海湾なんて地方自治体まであります)、などという連中と商売するのは大変なことです。日本人ですとやられっぱなしになる事が多いので、ぐっちーの会社では中国本土との交渉の窓口に台湾の人々とエージェント契約を結んでいます。


ところで・・・
世界中にはびこる(失礼!!)中国人ですが、所謂チャイナタウンが存在しない(しょぼいのはあります)国はどこだかご存知でしょうか? そう、そのインドなのです。ぐっちーの見るところ、さすがの中国人がかなわないのが・・・インド人という訳ですね。


で、最近これを応用しているのがわたくし。 うるさい中国人との交渉ごとにインド人を担当させる訳ですね。インドのみなさまはぐっちーのエージェントという事で契約を結んでいます。基本、成功報酬な訳です。で、例えば支払いを渋る中国人に対し、彼が交渉に行く。この2億円を回収してくれたら一割あげるよ、ってな話ですな。


これが凄い訳です。わしがしょぼしょぼ交渉しても一向にラチがあかんような話が一発で決まってきます。萬田銀次郎もびっくり・・・です(笑)。交渉過程を見ていると、日本人ならもう面倒くさくなって諦めるような局面でも彼らは絶対に諦めません。そして、切り札の・・・日本人相手なら払わなくてもいいいや、という文言がインド人相手には全く通用しません。同じ被害者サイドに立っているので・・・


「戦争にいいも悪いもあるものか。いつまでそんな事をいっているのか。そんなに日本人がいやならそもそも商売をしなければいいだろう!!」と平気で言い放ちます。「ネバルマインド!!」とばかりにまさに粘る粘る、最後はあの中国人があきらめるということになります。


中国人もインドには行きたくないからチャイナタウンがないのか、インド人がそれを潰してしまうのかしりませんが、とにかく効果てきめんであります。 さらによろしい事にはインドでは「日本のお陰で独立できた」、という方もたくさんおられるもので、日本人にはいい印象をもっている方が多い。端からやれ、靖国だ、戦争責任だと言われる中国人と商売するよりよっぽどやりやすい、と思うのですがなぜか皆さん中国に向くんですな。K社長、そろそろ上海よりインドでしょうがね!


因みに今インドでは共稼ぎが増えて、レトルトカレー(もちろん日本製)が大人気。今年はインド、日本両国でそれぞれ、Year of India、 Year of Japan が開かれます。この機会にインドを見直して見るのもよろしいのではないでしょうか? 何せ仏教という共通の”Knowledge Based Industry” があるのですから。

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21 comments on “インド人、大活躍!
  1. カレー食べたくなってきたww より:
    Unknown

    メキシコではマルちゃんが人気らしいですね。

    フィリピンでもインスタント麺が重宝されてるようですし・・・

    チャイナタウンですが、

    韓国にもないと聞いたことがあります。

    いい意味でも悪い意味でも、

    中国人にまけない商売しているところにはできないんでしょうね。

  2. ちょろ より:
    2回目コメ

    いつも勉強になります。

    結構ぐっちーさんに影響受けてる私です。

    中国ってほんとにしょぼいと思ってしまいます。

    中国と日本の合資会社に勤めていますので、

    少しは中国のことを理解してますが、納得はいきません(笑)。

    私の尊敬する方とぐっちーさんの考え方は似ています。

    もしかして同一人物なのかなと思います。

    私もお二人みたいになりたいです(はぁと)

  3. durian より:
    Unknown

    「ネバルマインド!!」

    うちの会社のインド人たちは、本当にそういう発音でしゃべってますよ。

  4. suzuk より:
    Unknown

    インド人ってGreedyなイメージがどうしてもあるな・・・

  5. ペルドン より:
    インド人・・・

    ちょいとぐっちーさん、

    インド人スタッフの助言で、インド投資を止めて良かったなんて、ちょい先に言ってたんじゃありませんか?

    段々中国人的言動になってきたなんて、言いっこナシ。

    レトルトカレー、あれ日本製?

    健康食の為・・嘘、作ってもらえん時の、非常用にしてるのに、インドから取り寄せてるのに、嘘でござんしょ。

    インドじゃ共稼ぎ夫婦が多くなり、一食百円のレトロカレー等が増えているのは確かでござるが・・・

    漢方の源はインドのアユールヴェーダーだし、日本の有名な神社の多くは、源を辿ればヒンズーの神様であります。

  6. カミヤ より:
    そう言えば

    昔、たしか中学の社会の授業だったと思いますが、

    「日本人は商売を中国人に習い、中国人はインド人に

    習い、インド人はアラブ人に習い、アラブ人は

    フェニキア人に習ったのだ。だから、この上流に

    行けば行くほど商売上手なので、下流の人たちは

    かなわないんだよ」と、教えてくれた先生がいました。結構あてはまるのかもしれませんね。

  7. uno2 より:
    インド人、大活躍!

    ぐっちさま始めまして。いつも楽しく拝見させていただいています。私はシステム屋です。ご他聞にもれず私の会社も中国に開発センターを持っています。で、そこでリーダーやっているのがインド人なんです。1年ほど彼らと一緒にオフショアー開発したのですが、インド人の押しの強さには助かりました。私が直接行ってもだめな場合でも、インド人のリーダーを納得させれば(結構大変だけどロジックで納得させればOKなので)ちゃんと物事が進むことを何度も経験しました。「あるある」という感じでコメントしました。

  8. 名無之直人 より:
    インドの成長を糧に

    日本もその果実を享受する、というのが今後の姿でしょう。

    私が住んでる西葛西にインド人は多く、インターナショナルスクールもあるみたいです。

    レストランに家族連れで来ている姿も良く見かけます。

    アジア方面はインド、ヨーロッパ方面はイギリス、あとはアメリカとうまくやってけば、中国ともソツなくつきあっていけると思います。

  9. st より:
    Unknown

    中国人が靖国だ戦争責任だと言ったら「俺は民間人でビジネスマンだ。靖国や戦争責任やへったくれは国に言えよ。俺やお前には関係ないだろうが。お前まさかインド人と交渉してる時ダライラマ返せなんて言ってるのか。」と言ってやればいい。インド人と仲良くする方が何ぼかいい。

  10. ゆうか より:
    Unknown

    インドには仏教徒はほとんどいません。ガンジーが大の仏教嫌いでしたから。

  11. しましま より:
    中国とインド

    インド人の友人に聞きましたが、インド人は中国嫌いがかなり多いそうです。チャイナタウンがないのもそのせいではないでしょうか。

    日本人は忘れがち(自分もすっかり忘れていた)ようですが、理由としては、両国間の国境紛争やら、パキスタンに中国が肩入れしたりとかで、かなり揉めて来た歴史があるそうです。言われてみると、なるほど、という感じです。

  12. Unknown より:
    Unknown

    もう1個チャイナタウンがない所がありますよ。

    すぐ近くの半島に。

  13. Unknown より:
    Unknown

    インドの高いランクのカーストは日本人を見下してるとの話もありますがそこらへんはどうなんでしょうか?

  14. ルパンアルカリ性 より:
    Unknown

    ぐっちーさんこんにちは。ぐっちーさんのブログはいつも見ていますが、コメントするのは初めてです。

    さて、チャイナタウンがない国はインドだけではありません。中国との地理的文化的距離の近さを考えると実に不思議なことですが、韓国にもチャイナタウンがありません。

    韓国が日本領だった頃には存在していたチャイナタウンが独立後に絶滅してしまったいきさつはhttp://www.meijigakuin.ac.jp/‾gengo/bulletin/pdf/21ito.pdfをどうぞ。

  15. しがないサラリーマン より:
    インド人と中国人

     はじめまして。いつもこっそり拝見しています。

     ぐっちーさんの仰るとおり、中国人対策としてインド人に担当してもらうことを商社マンから聞いたことがあります(さすが、数学王国。論理的なのでしょうか)。

     その商社マンいわく、

    (1)インド人の知識層は中国人が嫌い、中国人の知識層はインド人が嫌い。

    (2)最大の理由はカシミールの問題で、カシミール北東部を事実上中国が領有していること、インドの犬猿の仲であるパキスタンと中国が仲が良いから。

    (3)ぐっちーさんのご指摘の通り、少なくともインドは反日ではなく、親日も多い(スバス・チャンドラ・ボースの影響か)

    (4)インド人と商談中に、コブラがこちらに牙を向けていたら、棒があれば先ずインド人を殴れ。つまり、インドの商売人はそれくらい油断できないとのこと。

    (5)日本人がインドに行くと、「二度と行きたくない」or「はまる」のどちらかだそうです。

     学生時代、インド人の留学生から言われたことです。

    (1)昔のインドカレーは辛くなかった。辛くなったのは、インドに唐辛子が入ってきてから。

    (2)キーマカレー、タンドリーチキンはパキスタン料理とアピールしていました。

     世界の工場から、世界の消費地として中国に目が行ってしまいますが、これからは、インドと反日ではなく、反中国で反韓国であるベトナムを大事にした方がいいと思います。

     これからも鋭い意見を楽しみにしています。

  16. かもめ より:
    Unknown

    数学のゼロを 発見したのがインド人なら

    社会組織にゼロの場を 作ったのが 日本人ではないかと 思っています。(「石の民俗」野本寛一を読んで)

    そのような共通点があって インド人と日本人は 互いに 相手の良さを認め易いのではないでしょうか。

    (ムチャクチャ飛躍してますが)

    日本人の交渉下手は 小学校から 民法や刑法や訴訟法を習うようにすればどうでしょう?外国語や憲法や株よりも。

  17. おおみや%4月から期限付き君 より:
    なるほどねぇ

    インド人の粘り強さ、は聞いたことがあったので

    すがここまでとは。適度に遠い距離のある両国

    ですから、これからも良好な関係を保っていきた

    いものです。

  18. やまさん より:
    Unknown

    朝鮮半島は半島自体がチャイナタウン以下じゃないですか。(笑)

    なのでそんなの必要ないと思うのですがどうでしょう?(笑)

  19. インドーー より:
    Unknown

    >インドには仏教徒はほとんどいません。ガンジーが大の仏教嫌いでしたから。

    一億人突破したらしいですよ。

    まあ、宗教がらみだから割り引いて考えても急増してる事は事実らしいです。

    元日本人(現在インドに帰化)の笹井さんが、トップで、頑張っておられるようです。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E3%80%85%E4%BA%95%E7%A7%80%E5%B6%BA

  20. 名無し より:
    インドにもチャイナタウンがあります

    カルカッタのチョーリンギー通りにあるインド博物館に200年以上前の市の地図が展示してあります。そこにチャイニーズコロニーという表示が小さくあります。タングラというムスリム居住区の中なのですが。ときおり起る宗教暴動でも最後までカーフューが解かれない地域の、道がかたつむりの様な渦巻き状の真ん中辺がチャイナタウンです。しかし中国人は末裔っぽい感じで住民の殆ど9割はインド人です。数軒の中華屋と鉄工場、わずかな漢字の表記で一応チャイナタウンと分かる程度ですが。日本大使館の連中が以前ハマっていたようです。

  21. じょる より:
    毒を以て毒を制する。

    ヒンドゥ教徒は仏教徒を兄弟と見てくれている。中国 韓国が日本に文化を伝えたのは我々だ!などと偉そうに言っているがお釈迦さまの仏教も達磨大姉の禅も七福神の大黒様はシバ神。帝釈天は梵天。毘沙門天 金比羅様も元々インドの神様だぜ。その他空手 将棋やチェスも漢方薬だってインドのスパイスがシルクロードから伝わったんだ。かつての中国だってインドやアラブの文化を取り入れたくせに偉そうに言うな!という話し。毒を以て毒を制する。華僑に対抗できるのはユダヤ商人と印僑だけだ。歴史だって中国に負けてはいない。インド人の強かさは中国人と互角でやりあえる。日印友好。

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