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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2011/08/21 12:39  | マーケット |  コメント(5)

今週のワタクシ


えー、メルマガではいつもの定点観測、プラス円高で何が悪いんじゃい!!

という話の総括です。

実際、自国通貨が高くなって文句言ってる国は日本だけなんだよね。

世界中で古今東西通貨安で倒産した国はたくさんあるんだけど通貨高で倒産した国なんてない。

ローマ帝国だって結局通貨に対する信用がなくなって崩壊したんだし、江戸時代も似たようなもんだよね。

なんでだ??

おれは第二の原子力問題だと睨んでます。

実際円高で困ってる奴出てこい、っていったら一回テレビ降ろされたし(笑)。

まあね、メルマガなのでそのあたりをきちんと書きました。データも出してあるので多分ご納得いただけるのではないかと思います。

今週のアエラは欧州関連の最後。
だんだん飽きてきたからもう書きたくない(笑)

マーストリヒト条約なんて知らない奴が金融マンやってるような時代だからね、ちょっと書いといたぜ。金融マンよ、よく勉強しろよ、まったく!

要するに早くギリシアはずしときゃー、よかったのにさ!!

と言う話ですね。

来週は円高の話を原稿にしたんですが、これはボツにされるかもしれん。アエラよ、試されてるぞ!!

ということで私なりにギリギリの所を行っているつもりで、これも皆様に支えられているからできることで改めて感謝申し上げる次第でございます。

本当にありがとうございます。

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5 comments on “今週のワタクシ
  1. ベルドン より
    今週のメルマガ

    『それでも・・円高は国を救う』
    戸口で・・ぐっちーさんは呟く・・
    この頃・・
    急に・・誰かが先陣をきった所為か・・専門家による・・円高肯定論が・・目立ち始めた・・
    蟻の一穴・・既に効果が出ている・・

    「原始的な産業」・・
    シュメールの神殿娼婦が最古だけど・・産業ではなく・・神との交わりであり・・宗教的なものであります・・

    ローマは貨幣で滅亡した・・新鮮であります・・・

  2. うめももさくら より
    為替対策の一石四鳥案

    ぐっちー様
    筆鋒鋭いのが持ち味とはいえ、事実と異なることをお書きになるのはいかがかと存じます。
    > 自国通貨が高くなって文句言ってる国は日本だけ
    とのことですが、ぐっちー様がご存じないはずはありません。スイスです。無数に報道されていますが、幾つか挙げます。

    http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=a2W1D3gDkSBM
    > スイス当局が過去最高値を更新する自国通貨高の抑制に苦慮する中・・・
    http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=a.lCvsJy4LmQ
    > 通貨ペッグ(連動)制を含む「あらゆる」措置を政府は支持すると表明
    http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=aHtSrNIdd3kE
    > 通貨フランの高騰をめぐる戦いに勝つため通貨の独立性で譲歩するという・・・手段を渋々議論・・・

    スイスはフラン高に苦しむあまり、フランをユーロ(?)にペッグするなどという愚策を中央銀行が検討し、政府も賛成しています。
    私はユーロペッグは失敗するのは明らかなので採るべきではないと考えます。
    というか、こんな愚策が議論の対象になるほどスイス当局は通貨高に困り、パニックに近い状況にあるのだと思います。
    また為替介入もほとんど or 全く効果がないばかりか、しばしば投機筋に収入機会を与える結果になるので相当特別の場合以外は行うべきではないと考えます。相当特別というのは、震災直後のような極めて限定された状況です。
    また通貨が安ければ安いほどいいとも思いません。しかし昨今の変動は急激に過ぎます。さらに通貨高が助長するデフレは弱者への打撃が大きすぎます。

    復興対策として債権を数十兆程度増発し、大抵は市場で消化されるでしょうが、万が一余剰感があれば日銀が市場ででも買い入れすれば、復興対策、デフレ対策、為替対策、財政再建の一石四鳥をねらえると思います。
    この策はぐっちーさん賛同のものであることは承知ですが、現在は「円高なにするものぞ」より「この一石四鳥策をなぜ採らないのか」を論点にすべきではないかと考え、つらつら書かせて頂きました。

  3. ぐっちー より
    コメントありがとうございます

    うめももさくらさま

    貴重なご意見賜りました。

    確かにスイスフランはご指摘の通りの動きをしております。

    しかし、ご存知の通り、日本とは理由が全く異なり、これ以上スイスに資金を預金させるな、というスイス独自の事情がございます。これは中央銀行の総裁自らがそう言っている訳で、いくら安全資産としてもこれ以上の資金がスイスに集中するのは、逆の時を考えると危険が多すぎると判断しているからです。

    日本には預金が集中してしまい円高になっている訳でもありませんし、日本国債に買いが集まって円高になっている訳でもない。

    デフレ圧力がかかると言う面ではご指摘にとおりですし、お書きになった政策アイデアがかなり効果があるであろう点については私も賛同致します。

    いずれにせよ、貴重なご意見感謝申し上げます。ありがとうございました。

  4. すっちー より
    円高→その後???

    最近E-mail会員になった者です。毎週鋭い分析を拝見し勉強させて頂いております。日本の相対的なファンダメンタルが強いことから円高の妥当性、更には総体として日本国内への高いメリットについてのぐっちーさんの記述が多いように思いますが、この根本となる円高傾向は今後も続くとお考えでしょうか?円高が行きすぎであるとの意見もよく耳にします。急激な円安(海外に住んでおりますが、例えば周りの日本人生活者(経済専門家ではない)たちの意見から物価水準が肌感覚的にマッチする$1=120円レベルまで跳ね返るような)がどの程度発生しうるか、またそれが発生したときにどういったマクロ現象が起こりうるか、ぐっちーさんの分析を伺いたくコメントさせて頂きました。もう、すでにどこかで記載済みかもしれませんが、何分新参者にてご容赦ください。

  5. 端株株主 より
    輸出ではなく輸入との競争になる?

    この間、NHKを見てたら、国内向けの部品メーカーが、円高で海外からの安い部品に負ける、だから円高は困ると、ニュースじゃなくて特集みたいなので放送してました。
    輸出産業にはカウントされないと思うのですが、これについてどう考えればよいでしょうか?

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