2011/04/19 09:51 | マーケット | コメント(9)
アメリカを格下げ、 だそうだ。
心より感謝申し上げます。
さて、今週のメルマガでは久々にクルーグマンを多く取り上げました。だっておもしろいんだもん。
12年で4兆ドルの財政支出削減を飲みこんだオバマ大統領に対してかみついた、ということかもしれませんが、一番論理的に「噛みついた」のはやはりクルーグマンだと思います。
日本もそうですが、財政支出を削減、増税しつつそれでどうやって消費を拡大しようというのか、支離滅裂な人が多すぎる。
財政支出削減を目の前にしながら信用供与枠や与信基準を緩和できるなんてのは中国の銀行しかないぜ(実際に中国ではそうなっている・・・)。
点滴をしながらフルマラソンを走れ、とか煙草を10本まとめて吸いながら100メートルを全力疾走しろとかそういう要求に近い訳ね、これ。
そういう意味ではクルーグマンの言っていることは極めて正しい。
メルマガでは訳をつけましたがまあ、原文はこちら・・・っつーか、あちこちで書いているから代表的なのがこちら。
http://krugman.blogs.nytimes.com/2011/04/15/the-heritage-heritage/
で、アメリカを格下げするだって??
Bwahahahaha!
だってさ、世界中の外貨準備はドルだからね。要するに世界中格下げ、ってことだよね、論理的には。南極でも格上げするんだろか。
S&Pにしても何にしても格付け会社の役割はもうないから。気にしないことです。
日本相撲協会みたいなもんだよ(笑)
ということで格下げされまくっている日本の場合をクルーグマンは例に挙げています。もう、いちいち説明するのも面倒なのでグラフでもはっとこ。
欧州・・・復興基金に日本がお金を出さないかもしれないので(多分震災で)お金が足りないって騒いでます。人騒がせなのは君たちだろ、まったく・・・・
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9 comments on “アメリカを格下げ、 だそうだ。”
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通貨、債券を持たずゴールドなどコモディティを持てってことですかね〜
また円高ドル安になるのかな。
マネーの行き場はどこへやら…
米国債が・・
格下げなら・・我が国の国債は・・実質・・格上げ・?・
にしても・・
野党と・・一致して・・復興の為に・・国債を・・使いまくれる日本・・原発事故が・・痛い・・
いよいよ・・
公務員人件費の削減・・せざるを得ない・・
大和魂を・!・・
一日も早く・・お腹を・・詰め腹を・・上様・・・
南極じゃなくて、商品(金など)を格上げという方が現実に沿っていると思います。
というか、単にアメリカ国債の格下げは、『アメリカドルの通貨価値が相対的に他の通貨に対して下落する』という効果だけですね。(基軸通貨格下げ⇒全世界格下げと同じだから無意味、というのが本来のぐっちーさんの意見ですが、市場は皆の場所ですからね)
経済が崩壊して、通貨の信用が落ちて、紙屑になった時、『政府(中央銀行)が大丈夫だって言ったから、紙切れに価値があると信じてたのに、裏切られた』と世界中の市民が思うかもしれません。
原発の安全も、通貨の価値も、信じるも信じないも、自己責任です。
経済が崩壊しなかったら、『信じる者は救われる』のでしょう。お金はあるが、農業も軍事力も土地も、何も持っていない私としては、『信じて救われたい』と思っています。物々交換の時代に戻りたくないですからね。
インフレターゲット論みたいな机上の空論かもしれないが、為替的には財政債務残高をゼロにすることは可能、外国債権を二兆ドルにしておいて、円を一ドル五百円に切り下げれば、一千兆円の財政債務残高はドル換算で二兆ドルになって財政債務残高はゼロになる、究極的にはこの伝家の宝刀を抜けると高を括っているのかも、通貨の価値が下がっても国が崩壊するなんてあり得ないから鷹揚に構えていればいいのかも、原発で国や東電を見ていると「何か事が起こった時に考えればいい」「遣ってみないと分からない」と言った日本文化がまだ色濃く残っているんだなあと感じます、表面を変えてみても中身は変わるもんじゃない、改善して原発を使用して行く事になる、これが日本文化だから仕方ない。
言ってることはさておき
なんかだんだん性格悪なってきてない?
その路線で売っていきますの?
どうぞ、そのまんまでいかれて下さい。
性格悪いのではありません、正しいことをズバリといっているだけだと思います。
みんな身勝手な人達が多いということです。
韓国とか中国、欧州なんて、この際だから日本を徹底的に叩いて、足を引っ張ってやろうという魂胆がアリアリです。
日本を見ても、菅首相もこの大災害にかこつけて、身勝手なことを言っているではないですか。自分は一生懸命やってる、ずーっとやるだと?
がんばれ、ぐっちー!頑張れ東北!
コモディティが最高値圏、震災による供給余力の喪失、復興国債の大量発行、中国のインフレ予想と揃っても、自粛ムードのせいか、なかなかインフレに火がつきませんね。ただ、フロー課税すれば大不況、あからさまな資産課税は政治的に不可能、となると、国債のマネタイズでもやって、いわば裏口からストックの削り取りを図るしかないわけで、インフレ相に相転移するのも時間の問題かと。
こうなると、アメリカには何とか持ちこたえてもらわないと、日本は大変なことに。
東海・東南海・南海のトリプル地震が来ても、浜岡が吹っ飛ぶなんてことがない限り、日本は何とか持ちこたえると思います。しかし、世界中の地殻が動き始めたという説があり、カナリア諸島発の高さ50メートルのメガ津波が東海岸を襲ったり、イエローストーンの巨大噴火で北米の農地が全滅したら、日本はお終いです。
先週からGSが、オプションで売りスタンスだったのは、S&Pの格下げを知っていたからなのでしょうか?
良くある話だと思いますが。。。。
商品価格含めて、すべての金融商品の評価に使われる割引率は無リスク金利+リスクプレミアムで、現在は一般的な市場慣行として米国債金利が無リスク金利の指標になっているわけですから、
ぐっちさんのおっしゃるニュアンスで正しいです。