2010/10/17 22:34 | マーケット | コメント(12)
Foreclosure Gate 加筆あり
早くも表題のとおり Foreclosure Gateと名付けられ、新たなスキャンダルになる様相。
今週のメルマガはこれの特集です。
アメリカ最大のローンカテゴリーがこれであると金融機関はみんな潰れてしまいますね。(続く)
Robosigner ロボザイナー
ロボットのようにどんどん何にも見ずにサインしちゃう人のこと。あなたの上司みたいな人ですね(おっと失礼!!)
アメリカでROBOナントカと言う場合多くの人が実はロボットより例のロボコップをイメージする人が多いです。やられてもやられても立ちあがってくる、しつこいイメージ、かつ疲れをしらないタフネスさ、というニュアンスが残ります。
たとえばRobo Candidate とか使います。ヒラリーあたりがこう呼ばれました。
タフでしぶとくあきらめない、というイメージが込められていますね。フットボールの選手なんかですと Robo Player なんてあだ名がつく選手もいたりします。
日本ではめXX判っていうんだよね、って書いたらそらだめだよ、と言われた。
なんでだよ、英語では Deaf も Blind もOKだぜ、ったく!
ブラインドデートはよくても めXXデートはだめ? わけわかんね。
で、次。
HFS High Frequency Signing
HFTをもじったもんですね。ロボザイナーのようにどんどんノーチェックでサインしちゃう行為のこと。
このHigh Frequency ナニナニというフレーズも結構はやっていて最近多いです。後ろの単語はいろいろ付けられますでしょ、タイガーウッズの場合は もちろん HFSといいます。おっとかぶった(笑)。
Predator プレデター
これはもともとある英語ですが、何かを強引にやっちゃうやつのことをこう呼びます。これも映画のイメージが強いですね。
今回問題になったような強引なローン契約を取りまくる奴のことを Loan Predator とか Predatory Lender 呼びまして、そういう契約のことを Pradetory Contract などと呼んだりします。
んな、いくらなんでも殺生な、あんた!
と言うときに
Oh, You are a Predator!!
というとぴったりです、どうでもいいけど。
Squatter スクワッター
住宅ローンを滞納しているくせに住み続けている奴のこと。
もともとは小難しい法律用語なんだそうですが、実際にはそういう居座る人のことをそう呼びます。
パーティーなんかで早く帰ればいいのになー、あいつ、なんでまだいるんだ、なんて時にも使えます。
He should go home now, so squatter!
なんて言われないようにオジサンはなるべく早くパーティーからは帰るようにしています・・・・
メルマガでは詳細を書きましたが、これはほんとひどい問題に発展するかもしれない。だって、こういうローンを元に証券化しちゃったわけですよ、実際。
デフォルトしても差し押さえられないとなればそのシニア債券て何なんだろう、って話ですよね。
このあたりはベアースターンズという会社にいたときに嫌と言うほど注意したのですが、結局ロボコップ、じゃなかったロボザイナーにやられてしまった・・・
私はただの解雇でしたけど、私の友人なんて抵抗しすぎて懲戒解雇になっちゃっいましたからね。今や訴えたくても会社もう無いし(爆)。
ですから私が手掛けた案件はちゃんと見てますから大丈夫です、ご安心のほどを(笑)。
何せこちらはアナログ野郎ですからね、一枚一枚しぶとく契約書をめくったりなんかしているの。
いいこともあるんですよ、こういうのが。
では!
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12 comments on “Foreclosure Gate 加筆あり”
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リーマンショック以後に盛んにマスコミ報道されたテント村についてです。その後、全くと言っていいほど報道されなくなりましたが、消え去ったのでしょうか?
長期失業者数が高止まりする中でそういった方々がどのように生活しているのか気になります。
もしよければお知らせいただきたい。
中国では上昇する若年者失業率と今回の抗日行動がリンクしている可能性を感じさせます。アメリカでは茶会もあり不穏分子が増えているのは世界共通かもしれませんね。
『なんでもない日おめでとう』
ディズニー「不思議の国のアリス」・・
The Mad Hatter・・誰・??・・
ガイドナーも・・バーナンキも・・バンカーも・・住宅関連のお歴々も・・みんな・・
A Mad Tea-Party・・
そして・・
歌う・・
『なんでもない日・・おめでとう』
日本でも歌うか・!!・・
柳腰内閣は・・閣議の前と後に・・この歌を歌うそうだ・・・
恐らく、この投稿は削除されるのでしょうけど、、、
私自身、このブログを通じてGUCCIさんから様々な情報を頂戴しており非常に感謝しておりますが、時々「えっ、そうだったっけ?」と思わずにいられない記載があり、私の中でこのブログに記載いただいている事項の信憑性が大きく毀損してしまいます、、、
全てを知っている(知っていた)かのような発言は差し控え、「当時は予想も出来なかったのだが」「今になって振りかえるとおかしかったなと思う」と記載していただけばそれで十分だと思います(全てを理解し、予想していたはずはありませんから)。
そこであえて指摘しますが、、、確か、、、ベアにご在籍のころに「ベアのプライトンというMBSの分析ツールが優秀で、とりわけ金利感応度の強い米国MBSに投資するには、最適!!」ということで、ベアのMBSファンドをご紹介いただいたことがあったような気がします、、、その際に主たる問題として意識されていたのは、MBSのデュレーション関してで、少なくともファニーメイやフレディマックの信用リスクが近い将来顕在化する可能性をGUCCIさんからご指摘いただいたことは無かったような気がします、、、
まあ、問題を認識しながら当該問題点を顧客である投資家には指摘せずに、ベアの内輪で問題としていたということかもしれませんけど、、、
ちなみに、当時(2002年ごろ)から「ファニーメイやフレディマックは近い将来、組織形態を含めて大きく変貌させられる」と指摘していた債券セールスも複数いました、、、
まあ、かく言う私も、担保資産の劣化や質的要因で、所謂プライム層を対象としている(と思われた)ファニーメイやフレディマックの信用リスクが顕在化するなどとは思いもしませんでしたが(プライベートレーベルのMBSは当時から怖いと思ってましたけど、、、)
Mortgage-Gate
もしくは
Foreclosure-Fraud
では???
アメリカの経済が傷つき、警官や教師までどんどん解雇されて行く中で、米軍の海外兵力はこの先も維持できるのでしょうか。
中国の尖閣への仕掛けは、このタイミングを見越してのことというのは考えすぎなのか・・・
生めよ・・増やせよ・・地に満ちよ・・
旧約聖書が・・今も・・生き生き・・生きる新世界・・
ぐっちーさんも・・
かの地で・・頑張るか・・・
ロボサイナーの件は、人がろくに中身を見ずに承認してしまうという話と、MERS(Mortgage Electronic Registration System)というforeclosureの自動処理システムを使っていて、そのシステムに問題があったという話もあるんではなかったでしたっけ?
超法規的措置
徳政令
ルールを守ってなかったんだから、そのルールが無かったことにするのでは?
ロイターだったかな?確かに書いてあるような事実があったようですが、バンカメでは差し押さえが復活したみたいですよ。一部だけのようですが。
定かではありませんが、そのような記事を読みました・・・。間違いだったらゴメンナサイ。
アエラBIZようやくgetしました・・。参考になります。もう語学ぐらい勉強しないとだめですね・・。ちょっと関係ないことですが、アエラ(週刊の方)には木皿さんの記事載ってましたね。ドラマが始まったので私のように涙もろい人必見なんですが(せくろぼが好きですけど)・・。
何でも、かんでも、電子化っていうのは、私もあまり好きでないです。
3次元だからこそ、人間の五感にうったえるからこそ、つかめるものもあると思うのですよね。。。
3D? 触れないですし(笑)
そのうち、書籍もレコード盤みたいな存在になるのでしょうか。
すごくさみしいですけど、そういう変化があるから、経済も動くのでしょうか・・・
差し押さえ物件にしろ不良在庫にしろ不良債権にしろ、全体の政治経済社会から見ると、早く処理処分するのが最善策だと思いますね、そうすれば全体から見ると大きなマイナスにはならないような気がします。