2010/10/05 15:11 | マーケット | コメント(19)
ボストン・ティー・パーティー
その他コメントも頂きましたが、そもそもはボストン・ティーパーティーを
「ボストン御茶会事件」
などとふざけた訳をつけたやつが一番悪いんだと思います。
呑気にお茶を飲んで話し合っているような印象だ、というご指摘はその通りだと思います。
このTea Partyもその代表例でしてもともとは
Taxed Enough Already
もう税金はたくさんだ!!
をもじってTEA PARTY となっていたものを誰かが「お茶」と訳してしまった。
コーヒーではなく紅茶だったので「御茶会」になってしまったというのが真相ですね。
最近ではわが母校慶応義塾大学教授、金子君による恐怖の誤訳、HFTを「高周波トレード」(High Frequency Trade)と訳したことなども挙げられると思います。
しかし結構怖いものも出てきています。
中国政府によって発表された英文の尖閣問題に関するコメントの中の「Core Interest」を正確に伝えた新聞は日本にはまったくありませんでしたね。これはアメリカでは非常に話題になっています。
外務省などの公式文書において、英語で
Core Interest
という言葉を使った場合、それは
「次は戦争も辞さない」
という意味になります。
中国は尖閣問題を「Core Interest」と表現しました。つまり、これが通らなければ戦争をしてもよい、ということを正式に外交文書として残したことになります・・・・
これなぜ、日本では報道されないのかとても不思議ですね。
因みに中国がこの用語を使ったのは例のチベット問題の時です。
チベットは中国の一部なのだから口をだすな、これは中国にとっての「Core Inerest」であると言った訳です。
つまりこれ以上口を出す奴とは戦争をするぞ、というのが外交におけるこの単語の「定義」です。
おそらく外務官僚は面倒くさいのでこれを政治家に説明していないのだと思いますが、とんでもないミステークです。
第二次世界大戦の黙殺する、をIgnoreとした「世紀の誤訳」を思い出させる事件で、当然アメリカはそれなりに対応した訳です。
まさかと思いますがよく注意して監視する必要があろうかと存じます。
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19 comments on “ボストン・ティー・パーティー”
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このトピックを読んで背筋が寒くなりました。
中国に対してというより、日本の政治(またはそれを監視するはずのマスコミ)が機能してない事にです。
ところで中国がなぜ突然ここまで強行手段に出てきたんでしょうね。
日本の出方を伺ってるだけなのか、アメリカの出方を伺ってるだけなのか、本気で縄張り争い(領土的な、というより国力的な)を仕掛けてきたのか…
ユーロには擦り寄ろうとしてるような感じもあるし、
日米に対して攻勢に転じたのなら恐ろしいですね。
あと、軍部の暴走とかじゃなきゃいいけど。
そして一番恐ろしいのは、政府もマスコミも機能不全なために、危機を知らないままのほほんとすごしてしまう事です。。。
今回の対応の中で、日本政府よりアメリカのほうが遥かに頼りがいがあるように見えてしまった自分が悲しい・・・
>ふざけた語訳
ぐっちーさん粋じゃないな。
憂き世だからこそ浮き世にするくらいのユーモアが欲しいですぜ。
おれらは「ボストンティーパーティ事件」として習ったけどねえ〜
この間NHKでも引き合いに出してたけどさ
関税上げるのを反対した連中が、ボストンの港で積み荷の紅茶を海にぶちまけたのが由来だと・・・
海が赤く染まったなんて注まで付いていたけど、その略のほうが怪しいと思うのは俺だけ?
中国は戦争も辞さないと考えているのですか。それだったら日本もアメリカに頼らず、自分で自国を守る対抗手段を考えないといけませんね。平和ボケした国民にもっと現実を突き付けないといけません。
朝日新聞を筆頭に、中国の応援団を自認するアホなマスコミにも強力に警鐘を鳴らさないとダメですね。
小沢一郎と中国に行って握手した議員達は、その過ちをどの程度自覚しているのでしょうか。
偽りの事業仕分けで、軍事費を削減しようとしている軟弱な政権にカツを入れないとダメです。
民主党の後に、焼け野原が広がっている悪夢を見るようです。
言葉の壁はデカイですね。
中国の恫喝モード全開ぶりは異様ですが、明かりの灯らないマンジョンやビジネス街の摩天楼を見るにつけ、最悪のバブル崩壊がやってきているとしか思えません。
統計データが信頼できない・・中国様の深層を・・ぐっちーさんの経験からどう判断すべきか・・お教えください。
私のBLOGにリンクを希望したいのですが。
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(編集部)
“Core interest”
戦争をも辞さない最も懸念される事案、
とでも言うのでしょうか。。。
例の船長の取った行動は、
当局の意図を実行した確信犯なのでは?
と一人ニヤニヤ妄想しています(笑
金持ち喧嘩せず、のはずなのですが。
まして、本国は最強の核の傘を持つ経済大国でして、
チベットと同列に扱うのは軽薄かと。
頼りない内閣に命運を託しているのと、
侮れない隣人が居る事だけは確かの様です!
「Core Interest」を説明できないというよりも、報道したくなかったんでしょう。
渋谷で行われた尖閣問題のデモも、日本の大手メディアは黙殺です。
海外のメディアが報じたのをネットで知るという、ここは中国かと思わせるような不思議な日本になってきました。
まぁ以前から同じ状態なのをネットの発達で気づくようになっただけかも知れませんけどね。
報道する側には取捨選択の権利があるのは承知してますけど、その結果として見向きもされなくなっていくとは思わないのでしょうかね。
ちゃんと載ってましたよ。
チベット、台湾、ウイグルと等しく核心的利益であると。
7月のASEANでの中国の暴言・態度も
日本のマスコミは報道していないのでは
ないでしょうか。ただ単に声明を
発表している程度で。
(私が知らないだけかもしれません)
最近も国内デモの報道はしませんでしたね
なぜか海外メディアはやっていましたが。
ヘソクリを・・見つけられ・・
Core Interest・・
三白眼・・
女房様も・・Core Interest・・三白眼・・
ヘソクリなら・・折半と・・泣いて・・泣いて・・終わる・・
が・・
アソコを折半とは・・無理がある・・
チベット・・
あの時は・・毛沢東さま・・ド迫力・・ド凄み・・歴史上の大人物・・
拗れに拗れば・・一郎様に・・御出馬・・超法規・・
法官僚の・・小細工では・・歴史は動かない・・・
TEA PARTYのTEAはTaxed Enough Alreadyのこと。好きなんですよね、アメリカ人は頭文字をつなぐことが。
お茶会と掛け合わせたところがアメリカ人のユーモアなんだというのが私の解釈でしたがどうなんでしょうね。
ちなみに、こちらのマスコミはティーパーティーを過激な抗議行動だというレッテルを貼るためにがんばっています。選挙が近いのでなおさらです。
もうグッチーさんが書かれているのかもしれませんが、ティーパーティーの目的を要約すると、小さな政府を求める運動、とのことです。
それで、オバマ政権と真っ向からぶつかっているわけです。
ティーパーティーの話で銃規制が争点になっている、というのは知りませんでした。英語力の問題もありますが、あまりCNNは見ないからかも...
ジョークじゃないでしょうね?
「ボストンティーパーティ事件」はちゃんと歴史の教科書にも載ってる史実ですよ!
ウイキペディア抜粋
ボストン茶会事件(ボストンちゃかいじけん、Boston Tea Party)は、1773年12月16日に、アメリカ・マサチューセッツ州ボストンで、イギリス本国議会の植民地政策に憤慨した植民地人の組織が、アメリカ・インディアンに扮装して、港に停泊中のイギリス船に侵入、イギリス東インド会社の船荷の紅茶箱をボストン湾に投棄した事件。アメリカ独立革命の象徴的事件である。
これが文字合わせの取り違いの誤訳ってそれはないでしょう?
もしそうなら新説ですがねえ〜
taxed enough alreadyは最近話題の方の話では? 古い方は違うっぽい。
http://en.wikipedia.org/wiki/Tea_Party_protests
在米邦人さんのコメントが正しいのではないかな。要するに歴史的蘊蓄を絡めた気の利いた当て字ですよね。
間違いを、間違いだと認めない奴は最低である。いつまでも言い訳したり、強弁していることは、みっともない。これは民主党のことである。
口だけは達者で、中身はカラッポである奴らに限って、自分の間違いを認めようとしない。日本はどうしてこんなふうになったんだろうか。
誰が見たって間違っていると思うのだが、常識が政治家には通じないからか。
問題の「東シナ海のコアインタレスト」ですが、そう伝えているのは香港の新聞一紙だけで、おまけにそのソースは中国外交筋とのこと。いまのところ、中国政府は正式には何も言っていないので、「正式な外交文書」云々という議論ではないと思いますが、如何なんでしょう?
外交は軍事力を背景とした脅し合いだってつくづく思います。中国側はどうしても領土問題に発展させたくて仕方ないみたいですね。
ティーパーティーは原則的には小さな政府をもとめる動きですが、言動は様々ですよね。妊娠中絶もレイプだろうが絶対許さないとか、NYCのモスクの件も反対してますが、自分が信じる宗教以外の信教の自由は制限してはばからない様子です。
それらは本来そんなとんがった政党ではない共和党そのものの在り方を揺るがしている団体です。共和党員がみんな支持しているとは思えません。
まあ、民主主義ですから。個人的にはサラ・ペイリンが大統領になって、どんな風になるか見てみたい気もします。