2010/03/01 18:23 | マーケット | コメント(17)
トヨタ問題の本質
トヨタ問題の本質、本当の報道は少ないですね。
よろしければ是非有料メルマガご購読を!
有料メルマガからの引用
トヨタ問題の本質
トヨタのアメリカ議会における公聴会第一弾(多分)が終わった。
例によって本当に気になる部分は日本の報道機関からはほとんど報道されることはありませんでした。
現地の駐在員は何をやっているんだろー、と本当に思いますよね。
記者クラブ経由の当たり前の記事しか配信されずこちらはいらいらします。
まず、この問題、当然のことながらアメリカですからものすごく地域差があります。
トヨタの工場のあるケンタッキー州の人々やそれにまつわる関係議員などは事態を好意的にとらえています。トヨタはよくやっていると。
一方、トヨタと利害関係をあまりともにしない、あるいは純粋にデトロイト関連の連中などはここぞとばかりに蹴落としにかかり、彼らはワシントンとのパイプが歴史的に深い事もあり、ほとんどワシントン経由でしか情報をとらない日本の新聞はほぼこのオピニオンに集約されてしまいます。
原爆問題も実は同じ理屈ですね。
大阪のデイリースポーツを英訳したら日本中が阪神ファンだ、と思われてしまうでしょう?
日本の新聞はそれをやっているのです。
当然オバマ政権の陰謀だとか策略だとか、民主党は自動車労働組合を票田にしているからトヨタを標的にしたのだとか、そういう議論が多数出ていますがみーんな間違い。
だって「トヨタアメリカ」はアメリカの会社だし、そこに働いている人々もみんな「全米自動車労働組合」に属している。
今やGMやフォードが労働賃金の安いメキシコや南米、カナダで車を作っていて、賃金の高いアメリカ人の雇用を生み出して彼らを養っているのは日本の自動車メーカーだということを忘れてはいけません。
当然アメリカにおける雇用者数はGMよりトヨタの方が断然多いのですよ。
こういう点からしてみても的外れな記事が多いという事がすぐにわかりますね。
更に言うと、今回問題になっているプリウスもカムリも100%アメリカ製の車です。問題のアクセルもブレーキもすべてアメリカ製。
そう、メードインユーエスエー。だからこれで日本製品の信頼性が落ちた、と書いている新聞はほんとにあほ。何も取材していない(笑)。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
17 comments on “トヨタ問題の本質”
コメントを書く
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。
久しぶりにコメントいたします
トヨタの従業員は全米自動車労働組合に加入してはいないのではありませんか?
そう言う事ですか。なるほどよく分かりました。要するに日本のマスコミはロクに取材もせずいい加減なことを書いているってことですか。さもありなん。
ぐっちーさんのコメントは大変参考になります。トヨタの件も日米の温度差を常に心に留めて置かないとならないと感じました。一点だけ、「トヨタアメリカはすべてUAWに加盟している」とありますが、3月末で閉鎖するNUMMI(GMとの合弁工場)だけはUAWに加盟していますが、残りのトヨタ米工場はUAWに参加していなかったのではないでしょうか。
米国トヨタの労働者は全米自動車労組に入っていないとテキサス親父は言ってますが、どうなんでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=oSCcC42G9DA
トヨタアメリカの従業員は、ほとんどが「全米自動車労働組合」には属していないはずだけど…
記者クラブで研鑽した記者は、
自分で考え、自分を磨く・・と言う基本からズレる。
安易に・・通俗的な正義感を売ることに・・違和感を喪失する。
一流紙の署名記者だった友人は、
月給の半分を自分にかけた・・酒や女ではない・・目的があり、実に勉強していた。
『アイツは学者だ』
社内の評価だった・・これは記者失格を意味する・・と教えてくれた。
今彼はフリーの記者として、自費で世界を回っている・・・
そうですかね?
日本車を買わない理由にはなっていると思いますけど
なんだかんだ言って自分の国の車を売りたい。
こっちのい方がてっとり早く国益に反映しますからね
プリウスだけは日本国内生産では?
生産国と設計段階の問題だということで、他の問題よりも深刻と位置付けられているはずです。
ご確認をば!
米国トヨタグループの労働者は基本的にUAW (United Auto Workers)には加盟してないはずです。例外は今月閉鎖¥定のNUMMI(カリフォルニア州に唯一ある乗用車工場。かつてはGMとの合弁、現在はトヨタ単独。)で、GMの古い工場を引き継いでいるのでNUMMIの労働者だけがUAW加盟のはずです。外資系の自動車会社がアメリカ南部各州に多いのは、UAWの影響が弱いのも一因と聞きます。
ちなみに働いている人は大半アメリカ人ですし、日系自動車会社は全般的に現地化が非常に進んでいるので、本社や工場所在地では地元企業として大事にされているように思います。今回LAタイムズは批判の急先鋒にたっていますが、LAタイムズはたたくときはアメリカ企業もかなり手厳しくたたきますので、日系だからたたいている、というわけではないようです。
多少は取材してから書いてよ。有料なんでしょ。
プリウス、組合、オリンピック人気と
間違い情報が多かったみたいですね。
みなさの良識あるコメント、すばらしい日本です。外国で有料情報でここまで違うと裁判沙汰ですよね!? 国内でもこれが金融機関のリポートだったら、金融庁検査で一発アウト。 ほんとうにいい国だ
五輪金メダリスト谷亮子さんが、小沢氏に直談判…。
・企業経営者の要望は受け付けない。
・小沢氏が実権を握っているとイメージ作り。
・五輪開催に時期を合せて注目を集めた?
この伝で行くと、民主党に会わせてもらえる企業は、コカコーラ(北島康介)と、総合警備保障(吉田沙保里)ぐらいか?(爆)
>>例によって本当に気になる部分は日本の報道機関からはほとんど報道されることはありませんでした。
アメリカ国内でも地域によって温度差があるのは当たり前。合衆国なのだから1つの国と考えるのでなく、個々の国の連合体と考えなければならないはず。アメリカに数年行っていれば分かるはずだけど。ところでぐっちーさんは何が言いたいのかが分からない。トヨタがGM救済しなかったから叩かれるという今までの持論は分かるが何が正確に報道されていないのか?そこをきっちり書くべき。
再三批判している日経新聞もアメリカ国内でのトヨタの状況をきっちり報道していますよ。今回ブログは意味不明と思うのは私だけでしょうか?
完全メードインUSAじゃないにしろ、労組に属してないにしろ、日本のメディアには疑問を持ってしまう・・・
取材が不足しているのか?
意図的なのか?
アメリカ政府(議会の一部もしくは、一部の地域?)がトヨタを叩いているという印象を受けやすい記事が目に付くけど、日本のメディアが丸乗っかりするのは、どうなんでしょ?
昔の東芝もそうだったと思いますが、身内なんだから少しはフォローしてもいいんじゃないかと思いますが、なんなんでしょ?
「トヨタ」がテーマでしたし、かんべいさんが出演されるので、大注目して拝見しました。
さすがの内容でした。 取り扱いが かなり難しい話題について、かんべいさんは相変らずスマートにお話され、また、濃い内容がよどみなく進んで すごく充実した30分でした。 とてもタイムリーでしたね。
番組制作の舞台裏は、かなり緊迫感があるんですね。 今回の視聴率、週間視聴率の上位に入ってくるのではないかと そちらにも注目しています。
かんべえさんの溜池通信に書いてあったが、昨日のクロ現について、配偶者の批評はきつかったようですね。曰く、疲れたような顔して声も小さくて、アナタ今日はどうしたのよ、だと。私は落ち着いていいコメントしてたと思ったけどね。
どこもかみさんには頭が上がらないようで納得です。
これを潰したときからアメリカの論調も激しくなったような気がする
トヨタにしては仕方がなかったと思う
この件は
以上