2010/09/20 11:02 | マーケット | コメント(12)
メルマガ関連 アメリカ製造業の現実
アメリカは輸出復活のためにドル安を望んでいる・・・と普通に言われるますけどね。
オバマ大統領は関税などを引き下げて輸入部品の原価を下げて製造業を伸ばしたい、とはっきり言ってるんですが・・・ということを書きました。
だったら、ドル安、逆だろ!
で、このグラフ。
結構トリッキーな数字ではあります。もしかしたらすごくラインが効率化されたので人がいらなくなったのかもしれない。
でも戦後40%以上もあったのが10%ってことは製造業そのものが衰退しているとしか思えない。
ですからオバマ大統領は正しくて、製造業そのものを復活させなきゃいけない、と言っている(8月の輸出強化法案のときの演説)
製造業がしかるべき増えてからドル安にするならわからなくもない。
しかし、輸入原価を下げるとはっきり言っているのだから、そのためのドル安容認はないだろう、ということですね。
円安によって輸出企業が儲かってもわずか17%の人にしか効果がないのですよ・・・
実際個人所得のピークはバブル期ではありません。2003−7年に到達している地域がほとんどですぞ。
なぜか。
というあたりがここしばらくの有料メルマガのテーマではあるのです。
ところで今日は休日だと知らずにいつものように会社に向かった人いませんか?
そうですか・・・・さみしすぎる・・・・
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12 comments on “メルマガ関連 アメリカ製造業の現実”
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ちょっと難解になってきましたね。
円高傾向がアタマに刷り込まれているので、混乱状態です。
あほでも分かるように、次週、整理してご説明をお願いします。
淋しすぎる?
ということは、自分も休日と知りつつ仕事をしているということかな?
アメリカは、どうなるんだろうね。日本の後追いで、失われた20年にならなきゃいいけれど。
ここへの質問は適切でないかもしれませんが、AERAのHPでも一切触れていないようなので、もしご存じでしたら教えて下さい。 ぐっちーさん、AERAの取材で6月頃CAに行かれたかと思いますが、てっきり「AERA Business」の取材かと思い込み、次号ではまたぐっちーさん監修記事が読めるものと勝手に期待していましたが、違うのでしょうか。。。 最近のAERA Business(滝クリ表紙)は、「世界経済の新常識」(2009年3月20号)、「日本経済の新常識」(2009年9月20号)、「世界経済の超常識」(2010年3月25日号)と続いていて、次の臨時増刊号は間もなくこの9月中だろうと期待していますが、インターネットでは近刊の有無等一切解りません。 もしご存じでしたら是非。 出版社を差し置いてのコメントはNGでしょうかね。。。
いつも読ませていただいて大変勉強になります。 ただ、最近思うことがひとつあります。
輸出企業が17%ということですが、ここには、下請けなどの関連企業は入っているのでしょうか?
関連企業と取引のある銀行は?
お弁当屋さんは?
近くの居酒屋さんは?
奥さんがよく行くスーパーは?
輸出企業に入っているのでしょうか?
輸出企業が儲かれば、その波及効果で広がって行くような気がしますが・・・
素人考えですみません
行き過ぎた円高になれば、協調介入ということではないのでしょうか?
さて、行き過ぎた円高とは?
経済が好調だからと、図に乗る中国。
尖閣列島事件で気に食わないからと、無理難題を突き付けている。
他人のものは自分の物、自分の物は自分のもの。パクリ、特許侵害など中国企業には当たり前、無法国家。
調子に乗って嫌がらせをやっているが、それが全部自分に返っていくことを知らせないとい菅ね。
1万人も日本旅行を中止したという健康食品メーカーがあるそうだが、実はそれが口実でカネを使いたくなかっただけではないか?そんな奴には来て貰わんでええよ。
民主党よ、毅然と対応せよ。
調べたら日本の場合1975年も1985年も25%です。先進国で3次産業が伸びるのはある意味あたりまえ。よって、空洞化したから、さほど円高が関係ないというわけでもないという気がします。そんなことより、40兆近くの玉を打ち尽くしたあとがおもしろそうですね。40兆全部打っても、あと10円の押し上げが限界ですかね。打ち尽くしたあと、アメリカが引き締めるという幸運にも、今回は恵まれそうにありませんし。
日銀は、嫌がるでしょうね、量的緩和だけは。総裁人事であれだけ、嫌がらせをしてくれた民主党相手ですから。
円高阻止の理想作戦は、量的緩和して沢山、国債を日銀が買って円券をばらまくことでしょう。でも、今の民主党を見ていると、それが叶うのも、まだまだ2年くらい先のような気がしますが。
税金使って、米国債支えてどうするんでしょうね。自民が好きなわけでもありませんが、現政権の経済音痴ぶりには素人の私もあきれます。
15年ぶりのドル安値・・・
オバマ政権が輸入関税の引き下げを検討していたとは意外でした。
過去の教訓、自国製品購入奨励など対外競争力を確保するのであれば、為替操作(政策)より立法の方が手っ取り早い気がします。
自動車、コンピュータからソフトウェア、通信、そして金融へと産業構造を大きく変えたアメリカ経済。
今さら再度、輸出製造業の復興が上手く行くか個人的に疑問です。
つまり、それだけ高付加価値の製品を米国内で低価に造れるのかと?
日本も然りでサムスン、BYD(ダイムラー)などの猛追は深刻で、雇用の第3次産業へのシフト(逃避)は止められぬ流れとなっている気がします。
翻って待望の連休(といっても僅か3日)、高速道路は大渋滞、ショッピングモールやパーラーは大繁盛、所在不明の高齢者は大増加と、
為替レートと睨めっこ、さみしすぎます。。
ぐっちーさん、かんべさんの分析には脱帽です。良い記事をありがとうございます。
今の状況で輸出で稼いでいる企業は、競争相手がほとんどいない製品、一次製品を作っているメーカーが多いですね。
実際、世界シェアの50%を握る某社が、ある製品をモデルチェンジしたら、聞いたこともない会社から、それも1年くらいを経て、部品を作ってくれと頼まれて閉口したそうです。
アメリカが製造業の輸出で復活を望むのなら、極端なドル安よりトヨタや新日鉄をアメリカに吸収しちゃうこと思います。それをパッシングしちゃうんだからねぇ〜
製造業従事者の比率…
世界と比較したシェアや、売り上げ高の比較とかならわかりやすかったんですけどね〜
製造業従事者の比率で言えば、先進国は全て減少してる気がするし、
その分逆に途上国が伸びてる気がする。
やっぱし他国との比較がないと、なんとも言えないデータな気がしますね。
タダで見てるだけなのに文句を言って申し訳ないですが・・・笑
良いアイディア・・
日本政府御用達中小企業・・
補助金付き・・
ついでに・・
政府御用達金融イタコ・・
THE GUCCI
補助金なし・・美人社員多ければ・・懇切丁寧・・手を取る・・足を取る・・
中国政府御用達経済ブレイン・・
円高に・・
と大号令・・
漁船の話・・大きくなるか・・
仕組まれたか・・乗ったか・・カン政府・・五体投地・・・
いつも楽しく拝読しています。
日本が世界で利益を出して、伍していける産業はやはり自動車産業と一部の製造業だけではないでしょうか?その2つ産業が日本を支えていると思います。その2つの産業にとってやはり国内で一定の生産を維持するだけの円安が必要だと思います。