2009/02/04 11:51 | 金融全般 | コメント(55)
エルピーダ
これもまた何なんだ!
という話なんだけど、この見出しはすでに使ってしまっているしね?、それにしてもだよ。
エルピーダメモリ、公的資金の活用「申請検討したい」
エルピーダメモリは4日、公的資金を使って一般企業に資本注入する新制度の活用申請について「資本増強の選択肢の一つとして検討したい」とのコメントを発表した。政府は一時的な業績不振に陥った企業の財務基盤強化を支援するため、今通常国会で産業再生法改正案の成立を目指している。エルピーダは同法案が成立した場合、日本政策投資銀行などに優先株を発行する形で、今春にも資本を数百億円増強することを検討している。 (12:38)
(日経ネットより)
出たな、妖怪!という感じだね。
僕はJALを指名したのだけれど、経済産業省としてはこちらを先に通してみよう、これが通ればJALは楽勝、って、マージャンかい!あんたらは、の世界は。
こんなものが公的資金で救済できる、というのなら、アメリカはGM一社の救済になんであれだけ汲々としているのか?? 金融機関は世界の経済を脅かすリスクがあるということでやっとお金を入れることにした。
それですらあれだけの議論を尽くしてやっている訳だ。
民主主義、自由主義経済の当然の帰結として、一民間企業は経営に失敗すれば倒産する。不動産会社はだめでエルピーダならOKというのはいったいどういうことか、きちんと説明せよ、経済産業省よ。
第一次バブル崩壊余波でのダイエー(そしてまさにそごうなど)がドサクサ紛れになっていまどうなっているのか。きちんと検証されねばならない。
100歩譲ってもし一時的な大波をかぶってしまった結果での経営不振というなら、株式市場で十分調達できるわけであり、政策投資銀行は主体的判断で融資が可能なはずだ。それを経済産業省の意のままに動かせるような金をつけよ、というのは許される話ではない。それを言い出したらそもそもいったいなんの為の民事再生法なんだ!
こういう一連の動きを見ているとまだ前回バブルの時のほうがましな解決をしようとしていたのかもしれない。まあ、本当に解決する前に中国バブルのおかげで救われちゃったんだけどね。
いづれにせよこんなもんがこんなスキームで救済されるのであればもう資本主義などあったもんでもない。それだけ国の存立を揺るがすほどの企業なのだというならその説明をせよ。
その上でそんな大事な「国策企業」の経営を失敗した放漫経営の罪で経営者を牢屋にぶちこむ、のと引き換えに金を出す、くらいでないとモラルハザードの極地だろう。
先に金をつけてあとから経営監視しますから、って、あんたらあほか。
経済産業省も・・・国民をばかにするのもいい加減にしろ、ということだ。
どなたかが書き込んで下さったが結局これだけの大変な状況のなかで、
役人同士の縄張り争いを繰り返している官僚組織というのはほんとに
どうしようもない、というべきだろう。
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55 comments on “エルピーダ”
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ドイツも間に合わなかったけれど、出す予定だった。台湾も出すようだ。
政府資金をもらった国策企業同士の戦いであるのだろう。
であれば、しょうがないじゃん。
エルピーダメモリは日本DRAM産業の最後の砦なんです。
サムスンに勝つにはこの企業を守るのが重要だと思ってます。
情報系の人間としては、つぶれてほしくない企業の一つです。
ぐっちーの一番槍!!
またしても「抜け駆け」を、と嫉まれるか、商売敵に!
お隣では為政に命がかかっている。
しくじると御本人のみか、一族郎党の命が危ない。したがって根性が違うのであります。
わが日の国は火がつくと変わり身が早い。
政権が野党に移っても、
留置場が自民党大臣等で満員になることはない。厳寒の知床岬で高級官僚が昆布採りをさせられることもない。
カンポのお宿同様、騒がしくなれば「萎える」のであります。
でありますから
誰かが真っ先に警報発令でお騒がしいのであります。
事実なら国ぐるみで資本主義に対するモラルハザードのように思えますが。。。
IR見た限り、相場をリバらせるためのガセのような気も。。。
日経だし。。。
資金注入するとしたら、注入する企業としない企業の違いを説明して欲しい
でなきゃ不公平な気がします。
例えば、パソコンのOSはマイクロソフトの一人勝ちですよね。これも、競争の結果です。で、結果的にwindowsにたかーいお金を出して、しかも定期的にアップグレードしなくちゃならん。
ワープロソフトは、word が一太郎に勝ちましたが、最近になって日本語入力システムのMS-IMEがいい加減になってきたというのが巷での評判です。(開発が中国にいっちゃったから)でも、atokがあるので、別に構いません、と今現在は言えます。
これがエルピーダに該当するかどうかは、別問題ですけど。
米マイクロンも加わりそうですね。
今こそ官僚現役OB問わず一揆や打ち壊しを切られた派遣等非正規労働者はやらねばならんですなぁ
素人なので申し訳なく
また噂程度で聞いたのですが
海外の一部の同業種は、そこ国の政府から何らかの支援を受けていると聞いたことがあります
もしそうなら、日本政府が日本のエルピーダメモリに支援をしてもバランス(平等?)とれていいんじゃないかと思ったんですがどうなんでしょ?
素人の知識で明確な情報も持ってないので、あまり厳しいツッコミは・・・・
(^_^;)
政府バカだからJALよりも某IT企業にいれそうで怖いんですけど
日本人で半導体の経営がもっともできる坂本社長ですらこれですから、そもそも日本が半導体製造はしてはいけないのだと思います。
それにしても、ダイエーは実質的に公共性のある金融機関の救済が目的だったので、仕方がなかったかもしれませんが、今回のはすさまじいですね。自動車のビッグスリーのように、雇用確保も大して関係ないでしょうし。
社会主義にまっしぐらですね。
簡単な救済方法をお教えしましょうか?
中国政府に日本の(瀕死)上場企業を丸ごと買って下さいとお願いする。100兆円でも喜んで出すと思いますヨ?
ま、某所みたいにピーな人達に介入されて、中国に売り渡される、技術を持った企業も既に色々ありますけどね。
政府・警察がやる気無いんで、されるがままッス。マスコミはやる気が無いどころか、逆に後押ししている感じまでするのは相変わらずッス。
>エルピーダ
私としては予想道理の結果と考えています。
表題のとうりDRAM等記憶素子は電子産業の必須な部位であり、又ステッパー等半導体製造装置に繋がる基盤を含め、日本として保護すべき分野だからです。
>経営者の責任
前提として抑えていただきたいのは、90\’から米国、ドイツそして韓国は、税の免除・研究への国費投入等この分野の保護育成を続けていました。特に韓国は今、なりふり構わぬダンピングを仕掛けてきており、今回の措置はむしろ遅いとさえ考えています。
韓国のサムスン・ハイニクスの2社は事実上の国営企業であり寡占を利用した強要や、特許侵害の往行など日本の弱電業界で評判が大変に悪い企業です。
米・独が競争から脱落しつつある今、台湾勢と連絡し市場の寡占を防ぐのは急務と考えます。
役人どもにしても米国の強い牽制下で身動きが取れないなか、エルピーダに集約し技術力の維持を計るなど、相応の対応をしてきたと評価しております。
80年代からパソコンを愛用者であり、業界を観察してきた身としては、今回の措置を全面的に支持する所です。
ぐっちーさんとして自民党・役人=悪では無く、個々の事例についてご確認の上で評価されることをお奨めします。
官僚や政治家の批判はもう聞き飽きた。
批判など、誰でも出来る。
ブログで批判してても変わらないぜ?
どーせ・・・・。
俺がやったところで・・・。
ま、それが日本人なんだろうな
「エルピーダ」も「JAL」並みの政治会社になるわけだね。
笑えます、この情景
日本は、やはり社会主義・共産主義がお似合いかな?
まあ、じつにクダラン国家形態ですな?w
寝てりゃ儲かる金融、土地をころがして儲かる不動産、こちらは売値が2年で1/10になっても歯を食いしばって儲けを出す努力(無理や)をしている。製造業でこれどんだけしんどい話か。それと同業のハイニクスは韓国政府の銀行から過去・今回支援を受けて死なないゾンビ企業、そんなのとしのぎを削っている。一応君のコメントには文句無いし政府の金なんかいらんと思うが、JALや不動産ごときと一緒にすなや!
断固中止するべきでしょう。
モラルハザードも極まれりと言う状況ですね。
これは許される事ではありません。
公的資金はあくまでも銀行のみに限るべきです。
仰る通り、潰れるべき企業は潰すべきなのです。
それが資本主義の鉄則です。
何だって経産省はそんな初歩的な鉄則を破ってしまうんでしょうか?
理解が出来ませんね。
国民は断固ノーを突きつけるべきです。
あんたはわからんだろうな。繊維、車、半導体で通産省が国益かけて戦って勝った時代をさー。だからアメ公は金融しかなかったのよ。
もっと勉強しろよ。
僭越ですが半導体業界に携わるものとして少し反論させてください。
エルピーダは日本の半導体会社各社のかつてのDRAMの部門を集約し、世界でもトップクラスの技術力を持ついわばDRAMの日本代表です。
会社の名前こそ新しいがその中で働いている方々はかつては世界トップのシェアを持ち日本の経済成長にも大きく貢献してきた人たちで、まだまだ世界トップの力を持っています。
狭い日本で過剰にある不動産会社と世界トップの技術力を持つエルピーダを同列にするのはどうでしょうか?不動産がつぶれても土地は無くなりませんが、世界に優位性のある製造業がつぶれればその分確実にMade in Japanのブランドは減っていきますよ。
トヨタですらふらついて総崩れ状態の製造業のなかで世界と戦える戦力をみすみすつぶしていてはどの様にして日本の豊かさを保つのでしょうか?
何も未来永劫助けてくれという訳ではなく、世界規模のDRAM業界再編を乗り切るためのわずかな体力をかして欲しいということです。競合相手の台湾会社との統合が実現すればまた立ち直れるでしょう。
それともうまく金をやりくりした会社だけが残り、いずれイギリスのように空っぽな国になれば良いという事しょうか?みすみす同じ轍を踏む事はないと思います。
いやな言い方をしてしまいましたが、どこの国でも豊かさは製造業の強さがあってこそ、特に日本はそうしないと絶対にやっていけないと思うのでどうかその辺を考慮して欲しいです。
すみません、追記です。
少し半導体業界について話させてください。
半導体業界は今、韓国や東南アジア勢の猛追にあい、苦戦を強いられています。
日本の戦略は技術力の優位性を保ち高付加価値な商品を売ることにあり、一方韓国や東南アジアは多少質の悪いものを安く売るという戦略です。
これは半導体業界に限らず今の日本の製造業全体に言えることではないでしょうか。
そのなかで、エルピーダは日本唯一のDRAM製造企業としてまさに日本半導体の第一関門となっています。
ここでエルピーダが潰れてしまうと、韓国や東南アジア勢にこれを破られたことににより日本の製造業のブランド力の低下や向こうの産業の伸長を許すことになります。
これは会社一つの問題ではなく半導体業界、ひいては電機業界にとって重要な問題ではないでしょうか。
サムスン以外のDRAM業界の会社すべてに言ってるんですね。分かります。
まあ、Qimondは退場しましたが。
本日の予算委員会国会答弁を聞いていても、官僚は自らの利権を生み出しためのあらゆる秘策を作り出す国賊であると感じました。税金泥棒とは正にこのこと。
普通の企業であればクビです。
何故この国は、行政に責任を取るという文化が無いのか。まず、オンブズマンのような第三者の監視団体を設立して、政策実行結果を公正に評価し、国会、及び国民投票で人事考課し、部門責任者の評価点を出し、評価が高ければ高額報酬、悪ければ降格、減俸など民間企業のマネジャークラスのような成果主義を導入できないだろうか、つくづく思う次第です。
天下りせずとも素晴らしい政策を実現した役人は手厚い報酬を得れる、アメもムチと同様に用意すべきですが。
経済産業省の決定に賛成です。
JALとエルピーダでは、まったく異なります。
各国が自国の主要産業を救済する中で
落ちたとはいえ、日本の最先端技術産業である
半導体企業を一時的にでも保護すべきです。
今回の需要急減を予想できた人は多いですか?
インテルの社長もトヨタの社長も牢屋行きですか?
(もちろん税金は投入されていませんが。)
まして、金融業のような水商売とは違い、
何年先も見据えて莫大な資本を投下して工場を
立ち上げるような業態では大変難しいと思います。
それをJALに結び付けるのは、思考回路の短絡では?
エルピダは台湾政府からお金もらうんじゃないんですか?
通りすがりで失礼します。
DRAM業界については韓国・ドイツ・台湾などの各メーカーいずれもが公的資金による救済がなされ競争を続行している状態ですので、
やむをえないところがあるんではないでしょうか。
また、主に韓国系メーカーによる公的資金を使ったダンピングなどに
対抗しなければいけないなどの理由もあります。
はじめから健全なルールがぶっ壊れている面もありますので……。
この急激な円高に政府が何も手を打たないのはどうしてなんでしょう、とても手を打てる状況ではないとしたら、せめて重要な企業は国策として潰れない様に資本注入してやろうと言う事かも、しかしこの円高が何時まで続くのか経産省はどう見てるのでしょうか。
初こめです。
国民をばかにするって以前に日本国民(特に僕らみたいな若い世代)の経済に関する知識不足も影響もあるかと
僕がふーんって思った記事がプロの観点からするととても重大な記事になっているんですから驚きです。
自分が今までいかに勉強さぼっていたかがわかって情けないです。
これからも勉強させていただきます。
これは多分、サムスン潰しですよ。
色々な意味で苦境に陥っているサムスンがギブアップするまでの期間、日本・台湾共同でエルピーダ連合に資本注入して支えるという算段でしょう。
もちろん、だからといって私企業への政府の恣意的な介入の言い訳にはならないでしょうが、「100年に1度」のドサクサで有耶無耶にしてしまうつもりなのでしょう。
政府に限らず、このご時勢にかこつけた姑息な動きが多いなぁとは思いますが。
銀行が資本主義下であるべき役割をはたせていないってのが一番の問題なんじゃないですか?
以前メガバンク屋さん勤務でエラそーに酒席で経済を語っていた知人に、公的資金投入された以上都合のいいときだけ民間ヅラしないで、一般公務員並みの給料で働けって言ったけど、これからは、いろんな業種の社員にそう言わねばならぬ時代になるのだろうか。
まあ もう腹立てる気にもなりませんけどね。
激しく同意賛同致します。
TV出演の際は是非この事について言及されたし。
日本はこのままでは、妖怪と屍に食い潰されてしまいます
挙げ句の果てに政府発行紙幣とか。
もうアホかとバカかと。
・本命のJAL報道ありましたね!
さすがぐっちーさん。
・しかし、JALへの無駄な税金投入止めさせる手だてはないものでしょうか?
GM同様、たちの悪い労働組合がごねているだけなんですがね。バッサリ社員の削減、賃金カットしないことには何も良くならないのですがね。
こういう記事をみて思うのが、
官僚の縄張り意識っていうのは、どこから来るのか?ってことなんですよね。
やはり新卒>官僚って形で省庁にはいって、先輩方に教育という形で既存の「空気」に流され支配されてしまうんでしょうか。指針が間違ってる場合の新人教育ほど害のあるものはないですよね。新人は逆らうことはできない、ならば従うしかない。従えば、自分を正当化する必要があり、次第に空気を作る側になる
同じ形でいけば、リッツなどは徹底的に社風を叩きこむ。(リッツの規則や精神が書かれたカードを彼らはいつも携帯しています、就業前に全員で規則の確認をすることもあります。)空気を叩き込む。
しかし、リッツは最高のホテルの1つである。
やっぱり、指針が正しいかぶれてるかが大事ですね。
日本の官僚、政党にも正しいイデオロギーを据えてもらいたい。
エルピーダのHPに、「本日の一部報道について」というリリースが掲載されていますね。
本日、一部報道機関より、当社が公的資金の申請を検討しているとの報道がなされておりますが、当社から発表したものではありません。
との事です。
日本の半導体産業を左右するからエルピーダ,なのでしょうか.
確かに日本がICの類を作れない状況は,安全保障の面でも怖いです.
JALはどうなんでしょう?飛行機を作らない単なるサービス業ではありますが...
エルピーダといえばNEC、日立という二大電機メーカーのDRAM部門を引き取った会社です。不動産会社ごときに比べればはるかに重要なのは常識です。それでも、今回の施策を活用するのが微妙というのは同意ですが。
ELPIDAはメモリチップを製造する企業なわけですが、今やメモリ産業はチキンレースと化しており、現在ある会社の何割かが倒産すれば、残りの企業が長期利益を上げることができます。ドイツのInfenion系Qimondaが倒産しましたけど、あといくつかまだ生贄が必要です。次はHynixかもしれませんが、韓国にはまだSamsungがあります。日本にはELPIDAしかありません。Hynixより先にELPIDAが倒れる事態は避けるべきです。
メモリ産業の経営が苦しいのは構造的なことです。ウェハのサイズが大きくなり歩留まりと生産量が向上したこと、Windows Vistaがコケてメモリ需要が予想より下回ったこと、密度の向上により1台のマシンに搭載されるメモリチップの数が激減していること、メモリ粒度の関係により、高密度チップの需要がそれほど高まらないことなどがあります。苦しいのはSamsungもMicronも同じで、ELPIDAの経営陣だけの責任ではありません。
不動産企業がすべて倒産してもELPIDAは救済すべきです。技術のない国に未来はありません。JALは救済すべきでないと思いますが。
麻生さん、ヒラリーが来る前に解散してください!!
米国債の購入から逃れるには、それしかない!!!
お願いします!!
なるほど、エルピーダとはそれほど日本にとって重要な会社なのか。でも一般の会社でしょ。
政府は救済する根拠を各省に示させるべき。それと株式市場がある以上、救済対象となる企業なり業種なりあらかじめ全て公表する必要があるよね。
救済の根拠を根掘り葉掘り聞く会見があればおもしろいんだけど…。結果エルピーダが潰れた時の為に誰が責任をとるのかも明確にしてほしい。
救済可否の差別化が公表されば各社の株価は若干変わるね。
だいたい企業という点では、半導体だろうと不動産だろうと一緒じゃないの?
JAL、エルピ共に今日決算発表かっ。
航空業界は半導体とは違い、誰が見ても代替え可能な業種だと思います。ここはグッチーさんの仰るとおり、”一回潰れて給料半分にして年金も無くして”から再出発すべきでしょう。
不動産会社はそれこそ日本だけで大企業が百以上ありそうな業種で、他の方も書かれていますが不動産屋が潰れても土地は残り、例え三菱地所が潰れてもおそらく日本の他の不動産屋の規模が大きくなるだけの話です。
それに比べてエルピーダは日本のハイテク産業たる半導体のDRAM製造では唯一の生き残りです。エルピーダが潰れたら日本にはその分野の会社が絶滅します。そして二度とその分野ではトップ企業は出ず、今後一切外国製に頼るしかありません。
エルピーダの資金供給に比べたらJALは一応、他社にANAがあるので個人的には別に潰れてかまわないと思わないでもないですがフラッグキャリアだからですかね
エルピーダへ装置を納入していた業者でしたが、エルピーダのおかげでどんどん人がやめてました。
理由は、NEC系と日立系で完全に縄張り争いをしていた上に、NECの半導体部門(今はNECエレクトロニクスデバイス)がとんでもなくクソな人材しかいなかったからです。
NEC関連工場で使っていた中古装置を使いまわし、しかも評価で入れたのに1年以上製品を製造しつづけ、エルピーダに入れても評価中とかいって支払いもしなかった装置の「掃除」と「設置」をさせられて、さらにNEC系のメンツでコスト削減を行い、掃除代を払わないクソな会社です。
他の会社も似たようなものだったらしく、業者はどんどんエルピーダから離れ、今のエルピーダがあります。
私はエルピーダは潰れて欲しいです。こういう救済をするから才能もない努力もしないクズがたまってしまうのです。
殆ど国営でジャブジャブな連中相手ですからね。
エルピーダはむしろ健闘してるほうですよ。
リーマンショックが無ければ順当に3社程ご退場だったのに惜しい事です。
JALと一緒にするまえに、もちっと事情を調べたほうがいいですよ。国内の製造機器メーカ救済にもなるんですから(エルピーダの機器メーカイジメは別問題ですが)。
まあDRAM産業は世界的に補助金で支えてチキンレースやっている業界だからねえ。手段はどうであれ、残存者になれば莫大な利益を得られるからジリ貧の航空会社とはちょっと違うと思う。市場主義的には明らかにインチキだけど、やらなきゃ負けるから仕方ないんじゃ。
私も半導体装置業界に従事している者で、基本的な立場としてエルピーダ(を含む日本の半導体デバイスメーカー)の数が少なくなると雇用の状態が危うくなる身分です。
それでも基本的なスタンスとしてはエルピーダの救済には反対です。
主な理由はビジネスモデルからの観点で、規格化されて技術的差別化が出しにくい、要は労働人件費が低い国のDRAMメーカーと価格競争に必然的・継続的に晒されるビジネスモデルが問題だと考えます。
市場は正直で、上場から今回の米国から始まる不景気より以前から株価は下がり続けています。
DRAMだけでなくLogicやファウンダリーにも手を出そうとしていますが、所詮自分達でアプリケーションを持たない、言ってみれば台湾のUMC, TSMCの二番煎じ、そしてSamsungも同じくファウンダリーの市場に進出して直近ではXilinxのビジネスも掻っ攫っていきました。
独自で3x, 2x nmの技術開発をする技術力、資金力もなく、上の方にもありますようにベンダーに金も払わずにイジメ抜いているこのエルピーダが生き残るというのは厳しいかと思います。今回資金注入したところで根本的な事が変わらなければかの国の自動車産業と同じようにすぐにおかわりをしてくることは目に見えるようです。
韓国はそれを理解した上でSamsungを国営企業としてチキンレースさせているのが憎たらしいところですが、考えてみれば日本も米国に対して同じことをしてきたわけで、米国でキラーアプリケーションをもたないDRAMメーカーはどんどんつぶれてきたわけです。Micronは同じことをせずに生き残った会社で、それは立派なものです。エルピーダがMicronのように日本でただ一つのDRAMを製造するメーカーとして生き残っていくならば、Samsungや台湾・中国と同じことをしているだけではきっと市場からは評価されないでしょう、今回資金注入を一時したとしても。
商取引に関してエルピーダが糞味噌言われているようですが、他業界ではよくある事例じゃないですかね。
これから国内でエルピーダ以外で半導体事業を継続できそうな会社がなさそうな状況では、他国に主導権を握られるより支援したほうが良いんじゃないかと思います。
半導体業界も、そのぐらいがめつくないと、生き残れないのでしょう。
エルピーダは救うでしょ。
JAL潰しても。
政府のお金でチキンレース続ける意味があるのでしょうかね? 泥沼にはまりませんか?
DRAMだけ国産を死守してなんかいいことあるんでしょうか?
今回の金融危機においては、各国で大モラルハザード大会になっとりますので、このままエリート同士の結びつきがモノを言う社会になりそうですな。
水野氏のいう「新中世主義」とやらに本当になっていってしまいそうで恐ろしいです。
DRAMろーてく会社が日半導体産業のの橋頭保?
笑わせるんじゃないよ、そんなのいらんぜ。
JAL? ナショナルフラッグなんて20年前の死語でしょ。規制をとっぱずせば外資も入ってくるが、まっとうな日本の民間資本も入ってくるさ。あー、でもそれ以前に高ーい空港使用料と運送需要自体がないかな?
ぐっちーさんの意見はまっとう至極。
私はエルピーダに対して、公正な評価判断は
できませんが
比喩的表現になりますが、DRAMビジネスは
採算の壁に向かってアクセル全開にして突
っ走り、壁に激突する寸前に止まるゲーム
をやっている業界です。
早くブレーキを踏めば「臆病者」、遅いと
壁に激突、チキンレース言われる所以です。
多少専門的ですが、下記の後藤弘茂氏の記
事がDRAMビジネスの現状解かり易く書いて
います。
後藤弘茂のWeekly海外ニュース
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0128/kaigai485.htm
エルピーダに対しては人により、立場により
好悪様々でしょうが、こうした流れ中で今回
の救済、支援を判断していくのでしょうね。
銀行(特にメガバン)に公的資金(税金)注入して、日本を支えている製造業の一角に公的資金(税金)融資がナゼ悪いの?
銀行は公共性が高いから?
日本が成長して来た過去には製造業の成長と競争力が有ったはずです。
日本から製造業が無く成ってしまったら、何が日本を支えて行くのですか?
金融業ですか?不動産業ですか?IT産業ですか?
農業ですか?水産業ですか?
資源の薄い日本を、これからも支えて行くのは製造業しかないと私は思います。
官僚がどうとか、モラルがどうとか、政治家がどうとか、それぞれ意見は有ると思いますが、この世界的危機状況の今こそ日本の未来を見据えて必要な事を迅速に行う事が大事だと思います。
最後にJALは半官半民で生い立ちが国策会社なので、一度下野して頂いて再生して頂く事が良いと思いますが。
助ける価値はないと私も思う。
今ではDRAMなんて先進的でもない。
だからQimondaも引き取り手がない。
フラッシュと製造装置もそう変わらない。
東芝もあるし、日本唯一とも言えない。
半導体製造装置の方が重要では?
工作機械、露光、ロボット等々。
この辺の優秀な企業が買われると、技術移転
してしまう。
電器、自動車のように、メーカー自体の技術
とソフトノウハウがないと、製造装置を導入
しても良い製品にならない世界もあるが、
DRAMはそうでもないのでは。
自動車も電機自動車になると、相当敷居が
低くなると思う。
世界的な金融恐慌の最中、日本の国家財政すら危機的状況なんだから、民間企業を救う余裕があるのかと言えば、あるとも言えるし、ないとも言える。
まあ、高々、数百億円なんて大した金額でもないから、それほど大切な企業なら救ってやっても宜しい。
しかしねぇ、DRMは既にコモディティになっちまって久しい。近い将来、円高が更に進めば、更なる経営悪化も十分考えられる訳で、税金注ぎ込むんだからそれなりの経営改善策だって要求されたるだろうに、果たして応えられるのかね。できる事といえば、研究開発だけ国内において、んでもって国内工場を潰して海外生産しかねぇだろ。
けども、ぼちぼち表面化する金融大量破壊兵器の空恐ろしさから比べればエルピーダの破綻なんぞ・・・。
エルピーダを救済しちゃうと、もしかして他にもある意味凄い勢いのルネサステクノロジや、半導体部門へ「選択と集中」してしまったお馬鹿な東芝とかを救済するだけじゃ済まなくて、7000億赤字出してどうにもならなそうな日立製作所本体も救済せざるを得なくなったりするんじゃないだろうか・・・。
日本じゃメーカーBig3救済という悪夢を無駄に抱えるハメになるのかも。
マイクロソフトが今年度中にWindows7を投入するでしょうから、不況にもかかわらずPC市場はある程度回復します。ネットブックがあれだけ売れたのは、サイズの問題だけでなく、WindowsXPを搭載しているからです。VistaはノートPCでの使用は不向きで、それを毛嫌いして買い控えしているユーザーが相当います。
DRAMの需要はなくなることは当面ないので、エルピーダは絶対潰すべきではないです。
私が見る限りエルピーダは極限に近い水準で効率を高めた経営をしている企業です。組合・派閥争いなど昭和的問題で自滅しているJALと一緒にされたら、エルピーダ社員は激怒するでしょう。