2024/12/09 06:30 | メルマガ | コメント(0)
第278号 底堅い米労働市場、定まりつつある日米金融政策
●先週のマーケット
・思わぬ日本株上昇の背景
●今週の米国経済統計(予想)
●先週の米国経済統計(結果)
●経済統計分析
1. 底堅い米雇用関連統計
・JOLTS 10月
・米ADP雇用報告
・新規失業保険申請件数
2. 雇用統計 11月
3. 雇用統計総論
4. ISM指数 11月
・ISM製造業
・ISMサービス業
5. 利上げ判断迫る日銀
6. 利下げ判断迫るFED
●あとがき
それでは、さっそくまいりましょう。
あとがき
***************
先週は韓国が揺れました。夏の選挙で少数与党になった尹政権ですが、予算を通そうにも、改革をしようにも野党からの反対にあってなかなかうまくいかない。そこで3日深夜から4日未明にかけて、尹大統領が突如「非常戒厳」を宣布。軍の統制がより広範囲になる「非常戒厳」を宣布したことで、発動後は言論や集会の自由などが厳しく制限されることになりました。しかしその後、非常事態を解除する決議が採択され、6時間ほどで解除。寝ている間に「何があったの?」という方も多かったのではないでしょうか。
週末には、大統領の弾劾訴追案を採決するも、投票数が規定に満たず廃案になっており、尹政権は継続し、政局の混乱が長期化する見通しです。そもそも、非常戒厳を出した理由が「汚職などの疑惑がかけられた夫人を守るため」とも言われているこの一連の動き。夫人特権でやりたい放題だったという話もあり、まるで韓流ドラマのようです(韓流ドラマは見ないので、あくまでもイメージです(笑))。しかし、韓国与党代表でさえも「大統領は退陣時まで事実上職務から排除される」と述べるなど、任期の2027年5月までもたない可能性は濃厚。まだまだ波乱の展開です。
しかし、フランス然り、ドイツ然り、韓国然り、世界を見渡すと唐突な政情不安が目立ちます。いまや多くの日本人が気軽に旅行するようにもなった韓国で、突然、戒厳令なんて聞くと、とんでもない時代になったなと思いますが、世界を見渡せば世界大戦かと見紛うような紛争がそこらじゅうで起きている始末。それに比べれば韓国の件は茶番といえますが、なんだかヤバい時代になってきたなと思う今日この頃です。
さて、東京も週末は少し気温が下がり、例年並みの冬の寒さが顔をのぞかせました。しかし、日本海側はすでに大雪や吹雪のニュースも目にします。気になるのはやはり、能登半島の状況。政府は一般会計総額13兆円9433億円の2024年度補正予算案を本日、国会に提出する予定です。その中では国土強靭化関係に2兆2035億円を計上し、その中に1月の能登半島地震を踏まえた「緊急防災枠」を新設し2500億円充てていますが、既に1年も経ってまだこんな状況なのかと愕然とします。
彼の政治理念の全てがよいとは思いませんが、復興についてよく勉強されている、れいわの山本代表が予算委員会の席で、政府の能登半島の復旧の遅れを強く非難しました。それを座って聞いている石破首相は下から睨みつけるような表情で、さらに委員会が終わって山本代表が呼びかけてもうるさそうに無視して議場を後にしていましたが、国民の「納得」からは程遠い行動です。また、予算委員会があるので仕方ないとはいえ、トランプ次期大統領がノートルダム大聖堂の再開を祝うイベントに出席し、そこでマクロンやメローニ、ゼレンスキーらと懇談しているシーンを見るにつけ、石破首相が「就任前に民間人であるトランプ氏は他国と交渉しない」と米国訪問を断られていたのは何だったのか・・・?
石破首相についても、7月の参院選の顔には到底なり得ないとして、3月の予算成立で退陣するという噂がまことしやかに流れています。そりゃ、そんな短期政権の首相に会うために、トランプも時間を確保しませんよね。とはいえ、こんなにすぐにバレる嘘はつかないで欲しかったなどと思ったり。アジアの政治的な情勢もなかなか不安定になりそうです。
さて、編集部からお知らせしていた真鯛の炊き込みご飯、ご注文いただいた皆様ありがとうございます。ご希望の方はクリスマス前後を目途に販売しますので、お試しください。私は土鍋で炊くのですが、炊いていると良い香りが食欲をそそります。そして、炊いたご飯をおにぎりにして冷凍しておくと、ちょっと小腹が空いたときに贅沢な間食にもなりますね(まぁ、保存するほど残らないのですが・・・)。
■ 【グッチーポスト限定】一尾仕立ての豪華天然真鯛炊き込みご飯
いよいよ今年もあとわずかです。忙しい日々をお過ごしの読者の方も多いと思いますが、くれぐれもご体調に気を付けて、よい1週間をお過ごしください。
The Gucci Post(Copyright 2024 グッチーポスト株式会社)
■ 編集部お問合せ
■ メール
■ ブログ
■ X(旧Twitter)
■ Facebook
※本メルマガの内容は、筆者の個人的な見解であり、他のいかなる個人の見解を代表ないし代理するものではなく、他の個人または組織がその内容に対して責任を負うことはありません。
※本メルマガは投資を推奨するものではありません。
ログインしてご確認ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。